
留学中に、異文化体験ができて生きた語学を学べる滞在方法として人気の高いホームステイですが、費用がどれくらいかかるのか気になる方は多いでしょう。
そこで今回の記事では、ホームステイ費用について詳しく解説します。
- ホームステイとは?
- ホームステイのメリット
- ホームステイのデメリット
- 【国別】ホームステイの費用目安
- ホームステイ費用の内訳
- ホームステイ費用を安く抑えるコツ
- ホームステイは留学生活をより充実させるチャンス
留学費用の中で大きな割合を占める宿泊費で、ホームステイは費用を抑えて滞在できる方法です。しかし、ホームステイにはメリットとデメリットがあり、費用以外も考慮する必要があります。国別のホームステイの費用相場やホームステイにかかる費用の内訳、ホームステイ費用を安く抑えるコツなどを詳しく解説するので、ホームステイに興味のある方はご一読ください。
ホームステイとは?
海外留学中は寮に入ったりアパートを借りたりなどいろいろなオプションがありますが、一般家庭に滞在するホームステイは人気の滞在方法です。
ホームステイとは、留学先の国の一般家庭から一部屋を間借りし、家族の一員として生活を共にするシステムです。留学生を受け入れてくれる家族はホストファミリーと呼ばれます。
ホームステイでは、留学生には個室が与えられるのが一般的ですが、他の留学生と一部屋をシェアすることもあります。部屋にはベッド、机、クローゼット、寝具など、生活に必要なものは揃っており、通常エアコンやWi-Fi環境も整っています。シャワーやトイレ、キッチンなどは家族と共有することが多く、食事の時間、シャワー、門限、洗濯機の使用などは家族のルールに従って生活します。
ホームステイのメリット
留学中の滞在方法は、寮、アパート、シェアハウスなどいろいろありますが、ホームステイは留学生活をより充実させられる滞在方法として人気があります。ここでは、ホームステイのメリットについて詳しく紹介します。
異文化体験ができる
ホームステイの最大の魅力は、その国のリアルな生活を体験できることです。ホストファミリーとの生活を共にすることで、その国の文化や習慣、価値観をより深く理解することができます。
教科書やインターネットでは学べない、生きた異文化体験は、視野を広げ、国際感覚を養う上で貴重な経験になります。
生きた語学を学べる
ホームステイでは、ホストファミリーと生活を共にする中で、日常的な会話をする機会が増やせます。教科書では学べない自然な語学表現やスラング、イディオムを学ぶことができます。また、ネイティブスピーカーとの日常的なコミュニケーションを通して、ネイティブの発音や会話のスピードに慣れたりと、実践的な語学力を高めることができます。
渡航後の手間が少ない
自分でアパートを借りる場合、契約や家具の準備など、様々な手続きが必要になります。
しかし、ホームステイでは一般家庭の一部屋を間借りするため、必要なものは自分の身の回りのものだけで、家具や生活用品を準備する手間が省けます。到着後すぐに海外生活をスタートできます。
海外生活をサポートしてくれる
ホストファミリーは、留学生活の中で困った時に相談したり頼ったりできる「第二の家族」です。病気や怪我をした時や災害があった時などの緊急時にも、ホストファミリーが対応してくれるので安心です。また、勉強で悩みがあった時、生活の中で困ったことがあった時なども、ホストファミリーに相談できるので、精神的な支えにもなってくれるでしょう。
ホームステイのデメリット
ホームステイにはメリットが多く、成功すれば留学生活を豊かにする素晴らしい選択です。しかし、デメリットもあります。ホームステイを成功させるためにも、デメリットを理解しておくことが大切です。
ホストファミリーとは相性がある
ホームステイを成功させるためには、ホストファミリーとの相性が良いことが大切です。お互いの性格、生活習慣、価値観、食事の好みなどが合わないと、ストレスになることがあります。ホストファミリーと留学生のマッチングでは、プロフィール、ペットやアレルギーの有無、性格、趣味、家族構成などを考慮しますが、どうしても相性が合わないというケースもあります。その場合は、ホストファミリーを変えるという選択肢もあります。
自由度が低い
ホームステイ中は、家族の一員としてホストファミリーと生活を共にするため、日常生活の中で制約を受ける可能性があります。自室は個人的な空間ですが、その他は家族と共有スペースとなるため、いつでも自由に使えるわけではありません。また、家にいる間はホストファミリーとの交流を大切にする必要があるため、一人の時間を取りにくいと感じることもあるでしょう。
交通が不便なことがある
寮やアパートは大学の敷地内や隣接地にあることが多く通学には便利ですが、ホームステイ先の家は、学校や街の中心部から離れた住宅街にあることが多く、交通の便が悪い場所が少なくありません。特にアメリカやオーストラリアなど車社会の国では、公共交通機関も少ないため不便さを感じやすいでしょう。通学には自転車を使ったり、バスを利用したりしますが、不便に感じる留学生も少なくありません。
【国別】ホームステイの費用目安
ホームステイの費用は国や地域によって大きく異なります。以下に、主な留学先で1カ月間のホームステイにかかる費用の目安を示します。
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国 |
費用目安(1カ月) |
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アメリカ |
16万~32万円 |
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イギリス |
10万~21万円 |
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カナダ |
11万~17万円 |
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オーストラリア |
15万~26万円 |
アメリカ
アメリカは英語圏の中でも物価が高いため、ホームステイ費用も高額になりがちです。しかし、アメリカは物価は地域によって大きく異なるため、費用に大きな差が出やすいという点も考慮する必要があります。
一般的に、カリフォルニアやニューヨークなどの大都市は物価が高く、ホームステイ費用も高額になる傾向があります。物価の高い都市部では、食費付きのホームステイ費用が月2000ドル(約32万円)以上になることも珍しくありません。一方、物価の安い南部や地方都市の郊外などでは、月1000ドル(約16万円)程度に抑えられる場合もあります。
アメリカ留学を検討する際は、都市部の利便性と地方の費用を比較検討し、自分の留学スタイルに合った地域を選ぶことが重要です。
イギリス
イギリスはアメリカと同じくらい物価の高い国ではありますが、ホームステイに限って言えば、アメリカよりも割安感があります。
イギリスのホームステイ費用は、アメリカに比べて比較的リーズナブルです。例えば、ニューヨークやロサンゼルスなどアメリカの都市部でのホームステイ費用が月2000ドル(約32万円)以上になることがある一方、ロンドンのホームステイ費用は月1000ポンド(約21万円)程度です。イギリスでも、地方都市の場合は、月500ポンド(約10万円)程度でホームステイできることもあります。
ただし、イギリスは学費が高額な傾向にあります。イギリス留学を検討する際は、ホームステイ費用だけでなく、学費や生活費など、留学に必要な費用全体を考慮し、他の国と比較検討することが重要です。
カナダ
カナダは、アメリカやイギリスよりも物価が安めな国として知られており、ホームステイ費用も比較的安価です。例えば、カナダの主要都市であるトロントやバンクーバーの平均的なホームステイ料金は、月1200~1500CANドル(約14~17万円)で、アメリカの都市部でのホームステイに比べると格安です。中規模の都市ではさらに安く、月1000ドル(約11万円)ぐらいからホームステイが可能です。バンクーバーもトロントもアメリカとの国境まで車で1~2時間程度の距離にあるので、アメリカへの留学が費用面で難しいという方におすすめの留学先です。
オーストラリア
以前は物価が安い国として知られていたオーストラリアですが、現在は物価の上昇にともなって、ホームステイ費用が高くなっています。
オーストラリアのホームステイ費用は週ごとに計算されることが多く、一週間に350~600AUSドル(約3万7千円~6万4千円)が目安です。オーストラリアでは長期滞在でホームステイをするのが一般的ではないためか、一週間単位での料金設定が多く、長期間のホームステイの場合は費用がかさみがちです。
例えば、2~3週間の短期留学であれば費用は抑えられますが、数ヶ月以上の長期留学となると、ホームステイ費用が割高になり、シェアアパートに住む方が安くなる場合があります。
オーストラリア留学を検討する際は、滞在期間に応じて最適な滞在方法を選ぶことが重要です。
数週間以内の短期留学であればホームステイ、数ヶ月以上の長期留学であればシェアアパートなど、自分の留学プランに合わせて検討しましょう。
ホームステイ費用の内訳
ホームステイの費用には、主に以下のものが含まれます。
費用について深く理解することで、費用を抑えるための工夫や選択肢も見えるため、しっかり把握しましょう。
滞在費
ホームステイの滞在費は部屋のタイプによって異なり、一般的にシングルルームはシェアルームよりも高額になります。
シングルルームは一人で部屋を占有できるため、プライバシーが確保される分、費用が高くなる傾向があります。
一方、シェアルームは他の人と部屋を共有するため、一人当たりの費用が抑えられます。
食費
ホームステイでは食事が含まれることが多く、一般的には朝食と夕食の2食付きプランが多いです。ホームステイによっては、食事なしプランや、昼食も含まれる3食付きプランもあります。
食事なしのプランを選ぶ場合は、ホームステイ先のキッチンを使わせてもらって自炊をしたり、学校のカフェテリアで食事をしたりします。生活スタイルに合わせてプランを選びましょう。
滞在先手配料
ホームステイ先を自力で探すことは困難なため、学校や留学エージェントが提携しているホームステイ先を紹介してもらうのが一般的です。
留学エージェントの中には、パック料金を設定している会社があります。ホームステイの手配を依頼する際には、手数料がかかることを念頭に置いておきましょう。
ホームステイ費用を安く抑えるコツ
ホームステイの費用を抑えるためには、いくつかの方法があります。留学を成功させるためには、費用をしっかり理解し、ご自身の予算に合った計画を立てましょう。
物価の安い国を選ぶ
留学費用を全体的に抑えたいのであれば、物価の安い国を検討することをおすすめします。
留学費用の中では、学費と生活費が大きな割合を占めます。学費は国や大学によって大きく異なりますが、生活費はその国の物価に大きく左右されます。
物価の高い国では、家賃、食費、光熱費などが高額になるため、ホームステイ費用も高くなってしまいます。
地方都市を選ぶ
ホームステイ費用を抑えたいのであれば、都市部よりも地方都市を選ぶことをおすすめします。どの国でも都市部では家賃や物価が高いため、ホームステイ費用も高くなる傾向があります。一方、地方都市は家賃や物価が比較的安いため、ホームステイ費用も抑えることができます。
シェアルームを選ぶ
留学中の滞在費を少しでも抑えたいのであれば、一人部屋よりもシェアルームのあるプランを選ぶことをおすすめします。
一般的に一人部屋よりもシェアルームの方が費用を抑えられるからです。一人部屋は、プライベートな空間を確保できますが、費用は高くなります。シェアルームの場合は、他の留学生と部屋を共有することになりますが、海外の大学では寮などでルームメートと部屋をシェアすることが一般的です。一人部屋よりもホームステイ費用が安い上に、他の国から来た留学生とルームメートとして生活することも、留学を豊かにする貴重な体験となるでしょう。
ホームステイは留学生活をより充実させるチャンス
ホームステイの費用について、留学先として人気の高い英語圏4か国の費用相場も合わせて解説しました。
1カ月のホームステイ費用相場は10万円程度から30万円以上と、滞在先の国や地域によって大きく差があります。
ホームステイ費用を抑えたい場合は、物価の安い国や地方都市を選び、シェアルームのあるプランを選ぶことが有効です。
しかし、留学中の滞在方法としてホームステイを選ぶかどうかは、費用面だけで決めるものではありません。留学先の国の一般家庭に滞在し、家族の一員として生活することは、異文化理解や語学向上に大いに役立ちます。また、ホストファミリーは留学中は第二の家族として、困ったことがあった時や緊急の時などにサポートしてくれるという強みもあります。ホストファミリーと良好な関係を築き、留学期間が終わった後もホストファミリーと交流を続ける留学生も少なくありません。
一方で、ホームステイには、ホストファミリーとの相性の良し悪し、プライバシー確保の難しさ、家の立地によっては交通が不便であるなどのデメリットもあります。ホームステイのメリットとデメリットを知り、ホームステイの目的を理解した上で、自分の望む留学スタイルに合った滞在方法であるかを検討してみましょう。
◇経歴
3年間、海外の協力会社とシステム開発作業を協業しております。
◇資格
TOEIC 830点
◇留学経験
合計1年間 アメリカ(サンフランシスコとニューヨーク)
Embassy CES サンフランシスコ校
ELS Language centers/ College of Mount Saint Vincent
◇海外渡航経験
1年間アメリカ在住。2ヶ月間カナダ在住。
◇自己紹介
私は異文化理解と交流が好きで、英語学習への強い意欲を持っています。カナダの短期留学を契機に、1年間のアメリカ留学を決意しました。現在では、アメリカ留学で得た経験を糧に、現在は日本で海外との協業に携わっています。
◇経歴
東京出身。アメリカの大学を卒業後に現地企業にて12年勤務。子育てを機に退職し、現在はフリーライターをしています。
◇英語に関する資格
英検準1級
TOEIC875点
◇留学経験
アメリカ高校交換留学、アメリカの4年制大学卒
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
アメリカに住んで20数年!アメリカ以外にもカナダ、イタリア、フランス、スペイン、モロッコ、メキシコなど旅行経験あり。
◇自己紹介
高校での交換留学を機に、アメリカの大学へ進学、そのままアメリカで就職し、いつの間にかアメリカ在住20数年。趣味はガーデニングと美術館巡り。