アメリカでインターンするには?必要な準備・ビザ・応募方法を徹底解説

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ネイティブキャンプで英語を学んでいる方や、ネイティブキャンプブログをご覧の方のなかには、「将来は海外で働きたい!」「外国で暮らしながら現地の企業で採用されたい!」このように、世界で働くことを目標にしている方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回の記事では、アメリカインターンシップをする方法をご紹介していきたいと思います。

アメリカをはじめとして、インターンシップが就職の第一歩となる国も多いです。

アメリカでインターンシップをする魅力や、アメリカのインターンシップ制度の概要、ビザと労働許可の取得方法、インターンシップの探し方と応募プロセス、インターンシップ後のキャリア展望などについてていねいにわかりやすく解説していきます。

アメリカで働きたいと思っている方、アメリカでのインターンシップに興味がある方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

アメリカでのインターンシップの魅力

まずは、アメリカでインターンシップをすることの魅力をご紹介していきたいと思います。

ビジネスでの英語コミュニケーションが学べる

英語を学ぶだけであれば、アメリカでインターンシップをしなくても、語学学校に通ったり、大学に留学したりといった方法があります。

また、国も必ずしもアメリカである必要はありません。

インターンシップをすることで、実際のビジネスの場で使われている英語を身につけることができます。

どのようなメールを送るのか、ミーティングでの自分の意見の言い方、同僚や上司とのやりとりなど、ビジネスにおける英語コミュニケーションが学べるのは大きな魅力でしょう。

ミスマッチを防げる

インターンシップは、正社員として働く前の「研究生」のような立ち位置で、職業経験を積むことが目的です。

そのため、インターンシップに参加することで、さまざまなビジネス経験を積むことができます。

実際の仕事を経験することで、SNSや求人情報サイト、会社説明会、人から聞いた話などでは得られなかった「生の」企業文化や風習、仕事のやり方・すすめ方、仕事内容をしっかり理解することができます。

そのため、正社員として働く前にインターンシップをすることで、「思っていたのと違った」「イメージと違う」といったミスマッチを防ぐことができるのです。

就職活動に役立つ

アメリカでのインターンシップの経験は、アメリカで就職する場合でも、日本に帰国して就職する場合でも役立ちます。

アメリカでは、大学を卒業してすぐに正社員として働くというよりは、インターンシップを経ることが多いです。

また、英語がネイティブでない人の場合は、特別なスキルがあったり、高度な英語力があったりする場合を除き、アメリカの現地企業にいきなり正社員として採用されることは難しいでしょう。

そのため、インターンシップをしたという経験は、「ビジネスの基本を身につけている」と評価され、アメリカの現地企業でも有利に働くでしょう。

また、日本で就職する場合でも、アメリカでインターンシップをしたということは、語学力、チャレンジ精神、ビジネススキルやマナーがあるとみなされ、高い評価を得られるでしょう。

アメリカのインターンシップ制度の概要

ここからは、アメリカのインターンシップ制度の概要をご説明します。

ちなみに、アメリカには、いわゆるワーキングホリデービザのようなものはありません。

短期インターンシップ型企業研修 “Global Career Training Program”

1~3ヶ月という短期でインターンシップができるものです。

以下にご紹介するような長期インターンシップの前の「お試し」としても人気があります。

なお、こちらはアメリカインターンシップ専門サイト “america-intern.com”で提供されているプログラムです。

Optional Practical Training(OPT)

こちらは、アメリカで留学生向けに作られた制度です。

アメリカの大学や大学院などを卒業したあと、専攻した分野と関連のある職種で、最長1年間の企業研修を行うものです。

日本からいきなり参加できるものではなく、OPTを利用するためには、まずはアメリカの大学へ進学することが必要です。

なお、このインターンシップでは、有給・無給どちらもあります。

J-1ビザ・インターンシッププログラム

J-1ビザとは、アメリカ国務省(USIA)がインターン生に発給するビザです。

J-1ビザには「トレーニー」と「インターン」という2つのカテゴリーがあり、それぞれ異なる条件があります。

期間は1年~1年半ほどであること、研修先企業の業種と大学の専攻が関連しているかどうかや、大学卒業者は関連性のある専攻で1年以上の職務経歴が必要(関連性がない場合は2年以上)などが条件です。

ビザと労働許可の取得方法

つづいてここからは、アメリカでインターンシップをする際に必要なビザと労働許可の取得方法をご紹介します。

ほかの国々で一般的であるワーキングホリデービザとも少し異なりますので、ワーキングホリデービザなら知識がある!という方も、ぜひチェックしてみてくださいね。

※なお、ビザに関する情報は今後変更がある可能性があります。
こちらの記事はあくまで参考としてお読みいただき、実際に申請をする際には、必ずアメリカの公的なサイトをご確認ください。

OPT(Optional Practical Training)の申請方法

OPT(Optional Practical Training)を申請するためには、以下のような条件を満たしていることが必要です。

・学生ビザ(F-1)で就学していること
・1年間、もしくは9ヶ月間のFull Academic Yearを修了していること
・学位が取得できるプログラム、
もしくはCertificate of Achievementを受講していること
・有効なI-20、6ヶ月以内に失効しないパスポートを持っていること
・学校が実施するOPTのワークショップに参加すること
・仕事の内容は自分の専攻分野に関連するものであること
・研修先(雇用先)を自身で見つけること
・給与については有償でも無償でもOK

※準博士号の専攻が「一般教養(General StudiesやLiberal Artsなど)」の場合はOPTの申請資格が得られないため、注意しましょう。

OPTの大まかな申請の流れは以下のとおりです。
なお、OPT申請時期としては、プログラム終了の90日前から、修了後60日以内に申請が必要となります。

・OPT申請のワークショップに参加し、申請書類をもらう
・学校にOPTを申請する
・新しいI-20が発行される
・必要書類をUSCIS(移民局)に提出する
・EADカードが発行される
・雇用先を学校に伝える

J-1ビザ(インターンシップ)の申請方法

J-1ビザの申請方法は以下のとおりです。

・オンライン事前審査DS-160の登録をする
・面接の予約をする
・必要書類の準備をする
・大使館または領事館での面接を受ける
・ビザ申請料金を支払い、発給を待つ

インターンシップの探し方と応募プロセス

ここからは、インターンシップの探し方と応募プロセスをご紹介します。

探し方

雇用先を探す際、エージェントを利用する人も多いです。

有料であることがデメリットではありますが、企業も審査を受けているため、不当に労働を強いられるような企業を紹介されることはないでしょう。

大学や語学学校で紹介してくれる場合もあります。

そのほか、Webの求人情報サイトをチェックするのもおすすめです。

応募プロセス

応募したい企業が見つかったら、履歴書(レジュメ)とカバーレターを用意し送ります。

面接の連絡が来たら、日時や対面/オンラインなど、詳細のすり合わせなどをします。面接は1回の場合もありますが、2回以上が一般的なようです。

面接を終え、採用通知が届いたら終了です。

インターンシップ後のキャリア展望

インターンシップ後のキャリア展望としては、「アメリカの現地企業での就職を目指す」、または「日本に帰国して日本にある企業での就職を目指す」という方が多いです。

アメリカでは、どのような経験・スキルがあるのか、その経験をどのように活かすのかが重視されますので、インターン先と関連のある業界の方が採用されやすいでしょう。

日本で就職を目指す場合も、高い語学力を活かせるような業界・職種を選ぶと良いのではないでしょうか。

まとめ

今回の記事では、留学や旅行の渡航先としても常に人気が高いアメリカで、インターンシップをする方法についてご紹介していきました。

アメリカでインターンシップをする魅力や、アメリカのインターンシップ制度の概要、ビザと労働許可の取得方法、インターンシップの探し方と応募プロセス、インターンシップ後のキャリア展望などについてわかりやすく解説していきました。

記事のなかでもご紹介したとおり、アメリカではインターンシップが盛んであり、受け入れてくれる企業も多くあります。

しかし、それでも必要なビザや準備、応募方法など、インターン開始までのプロセスをスムーズにすすめるために知っておくべきことはたくさんあります。

ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

また、ご紹介したアメリカでのインターンシップについて、「もっと詳しく知りたい」「ネイティブの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!

レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。

アメリカ出身の講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。

ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。

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