アメリカの運転免許事情は?日本と違う交通ルールもあわせて覚えておこう!

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「アメリカの運転免許はどうやって取るのだろう」「日本の運転免許を持っていれば運転できるって本当?」

アメリカで運転しようと考えている人は、運転免許事情を知りたい方もいるのではないでしょうか。

アメリカで運転するには、国際運転免許証を申請するか、アメリカで運転免許を取得する必要があります。

この記事では、アメリカで運転する魅力日本の免許との違い、免許取得方法や交通ルールなどを分かりやすく説明します。

アメリカで運転する予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。

アメリカで車を運転する魅力

まずは、アメリカで車を運転するメリットを3点紹介します。

雄大な景色を楽しめる

アメリカで車を運転する1番の魅力は、ドライブ中に自然の雄大な景色と出会える点でしょう。地平線まで続く1本道や、果てしなく広がる大地などは、写真で見るのとはまったく違う迫力があります。

アメリカの田舎道を走れば、広い空や山、谷などスケールの大きい風景ばかりが広がっています。同じ車の運転でも、日本では味わえないような開放感を感じられますよ。

まるで映画のワンシーンに入り込んだような気分で、ドライブを楽しめます。

高速道路が無料

アメリカの高速道路は、基本的に無料で利用できます。アメリカでは、燃料税や車両税、道路利用者税などで高速道路の整備費用を賄っているからです。

高速道路には日本のような料金所はないので、行き先を決めずに気軽にドライブを楽しめるのも魅力的なポイント。長距離移動だとしても、費用をそこまで気にする必要がないのは、大きなメリットですよね。

ただし、高速道路の一部の区間では「トールロード」と呼ばれる有料道路もあるので、事前に確認しておくと安心です。

道路や駐車場の幅が広い

道路や駐車場の幅が広く、運転や駐車がしやすいのも魅力的なポイントです。

アメリカの道路の広さは、日本とは比べ物にならないほどです。特に、大都市近郊の高速道路は、片側3車線や4車線は当たり前。

場所によっては5車線や6車線もあり、まるで空港の滑走路のような広さがあるのです。

車線の多さは最初は戸惑うかもしれませんが、運転に余裕を持てるのでだんだんと慣れていくでしょう。駐車場も広いので、車の出し入れも楽に感じられますよ。

アメリカで車を運転できる免許は2種類ある

アメリカで車を運転するには、国際免許またはアメリカの運転免許証が必要になります。

国際運転免許証

日本の運転免許を持っている人であれば、渡米前に国際運転免許証を取得するだけで、アメリカで運転可能です。一般的には国際免許と呼ばれていますが、正式名称は「国外運転免許証」といいます。

国際免許の取得は簡単で、住んでいる地域の警察署や運転免許センターにて申請できます。この免許証があれば、アメリカだけでなくジュネーブ条約に加盟している196の国で運転できます

ただし、国際免許の有効期限は1年間なので、1年以上滞在する場合は、アメリカの免許証が必要になります。

アメリカの運転免許証

アメリカの運転免許証を取得する方法は、日本の免許を持っているかどうかで大きく変わってきます。

日本の免許証を持っている場合

日本の免許を持っている場合は、比較的簡単に取得できます。

まず、「DMV(Department of Motor Vehicles)」と呼ばれる運転免許センターのWebサイトで、筆記テストと免許申請の予約を取ります。当日、日本の免許証を持参し、筆記試験を受けて合格すると免許が取得できます。

なお、州によって異なりますが、筆記試験に加えて運転の実技試験を行う場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

日本の免許証が無い場合

日本の免許を持っていない場合は、一からの取得になります。最初にDMVで筆記試験を受け、合格すると仮免許を取得可能。

その後、正式な免許を持つ人が助手席に座り、一般道で練習をします。そして練習を積んだ後、実技試験を受けるという流れです。

実技試験に合格すると、正式な免許証が後ほど郵送で届きます。

アメリカと日本の運転免許の違い

アメリカと日本の運転免許にはさまざまな違いがあります。

運転免許の取得年齢

アメリカと日本の免許制度の違いの1つは、取得できる年齢です。

アメリカでは、基本的に16歳から運転免許を取得できます。これは、広い土地を持つアメリカならではの事情によるもの。

車がないと学校にも通えない場所が多かったり、治安の面からも徒歩通学よりも車通学が推奨されていたりといった理由があるからです。

州によっては、14歳から条件付きで免許を取得できる場合も。日本人でもアメリカに住んでいる場合、その州の法律に従えば未成年でも運転できるようになります。

運転の練習方法

免許取得前の運転練習の方法は、アメリカと日本で全く違います。

アメリカでの運転練習として一般的なのは、免許を持っている家族や友人に教えてもらう方法です。教習所のインストラクターに頼むこともできますが、それは免許を持っている人が身近にいない場合のみ。

日本のように、教習所内の決められたコースで基礎から学ぶことはしません。初めから一般道を実際に走りながら練習するためより実践的な運転を学べるのです。

運転免許試験のやり方

運転免許試験のやり方も異なり、アメリカの免許試験は、日本と比べてとてもシンプル
まず、交通ルールの基本的な知識を確認する筆記テストがあり、その後で警察官とともに実技試験を行います。

アメリカでは、日本のように何ヶ月も教習所に通ったり、合宿に行ったりする必要はありません。とはいえ、教習所のようにプランや日程が決められているわけではないので、自発的に学習や運転練習に取り組む必要があるのです。

免許取得の費用

アメリカの免許取得にかかる費用は、かなり安め。日本では教習所に通うので、20〜30万円程度はかかります。

アメリカでは、基本的な費用だけであれば1万円程度で済むのです。

運転の練習は、知り合いに協力してもらえれば、ほとんどお金をかけずに済ませられます。プロのインストラクターに教えてもらう場合でも、5回程度のレッスンで6〜8万円ほどなので、日本より費用をかけずに取得可能なのです。

運転免許の有効期限

日本の運転免許の有効期限は、全国どこでも5年と決められていますが、アメリカは、住んでいる州によって異なるのが特徴です。

たとえば、ニューヨーク州では4年と8年の更新期間を選ぶことができ、ニュージャージー州では4年、ワシントン州では6年など、州によってそれぞれ独自のルールがあります。

アメリカで運転免許を取得する方法

ここでは、アメリカで運転免許を取得する方法を手順に沿って説明します。

免許センター(DMV)を探す

まず、日本でいう運転免許センターのような存在であるDMVを探しましょう。施設はアメリカ全土にあるので、自宅から通いやすい場所を選びましょう。
そして、公式サイトにて試験の予約をします。

筆記試験を受ける

試験当日はDMVへ出向き、筆記試験を受けます。必要な書類は、パスポートI-20(留学生の場合)I-94(入国記録)などです。

手数料も必要なので、忘れずに用意しましょう。

申込書は当日会場で記入できますが、必要書類は州によって異なることがあるので、事前に確認しておくことが大切です。

試験は基本的に英語ですが、地域によっては日本語での受験が可能な場所もあります。合否はその日のうちに分かり、合格すれば免許用の写真を撮影します。

実技試験を受ける

筆記試験の後は、実技試験を受けます。

アメリカには教習所の車がないため、試験は自分で用意した車で受ける必要があります。多くの場合は、知人やホストファミリーの車を借りることになるでしょう。

実技試験も筆記試験と同じように、その場で合否が分かります。合格すれば手続きは完了で、後日DMVから正式な免許証が郵送で届きますよ。

アメリカと日本の交通ルールの違い

最後に、アメリカと日本の交通ルールの違いを説明します。

左ハンドル・右側走行

アメリカの車は道路の右側を走りハンドルも左側です。

また、高速道路の出口も右側にあるので、降りる時は余裕を持って右車線に移動する必要があります。追い越しは左車線で行い、左側の車線が1番速い車両用となっていますよ。

日本と真逆なので、慣れないうちは大変ですが、集中して運転していれば徐々に慣れていくでしょう

赤信号でも右折可能

日本とアメリカの交通ルールの違いとして1番大きいのが、赤信号でも右折できるという点です。ただし、右折する際は必ず一時停止をして、左からくる車に十分注意を払って進む必要があります。

なお、「NO TURN ON RED」という標識がある場合は、赤信号での右折は禁止です。最近では特に都市部を中心に、安全の観点から右折を禁止するケースも増えてきています。

運転する際は、その地域のルールを事前によく確認しておきましょう。

特定の車両専用の車線有り

アメリカの大きな道路や高速道路では、特定の車両のみ通行できるレーンがあります。このレーンは、複数人が乗っている車だけが使える車線で、道路上に菱形のマークが描かれています。

渋滞を避けられることも多いので、利用できる場合はぜひ活用してみてください。

なお、このレーンを一人乗りの車で使用してしまうと、300ドル(約4万円)もの罰金が科せられることもあるので、注意しましょう。

スクールバスの乗降中は停止

アメリカでは、スクールバスの停止中は、後ろを走る車と対向車は止まらなければならないというルールがあります。スクールバスで通う子どもが多いので、子どもたちの安全を守るためにルールとして決められているのです。

黄色い車体が特徴的なスクールバスは、朝と午後の通学時間帯に頻繁に停車します。バスが停止して赤い信号が点滅し、側面のストップサインが開いたら、周辺の車は必ず停止しなければなりません。

そのため、学校が多い地域では朝の通勤時間帯に渋滞の原因となることもありますが、子どもたちを守るルールとして大切にされています。

まとめ

今回はアメリカの運転免許事情について、日本の運転免許や交通ルールとの違い、免許取得方法などについて分かりやすく説明しました。
アメリカには自動車教習所がなかったり、車の走る道路が右側だったりと日本とはさまざまな違いがあります。そのため、運転免許を取得して運転するためには入念な準備が必要です。

アメリカで運転する予定の方は、この記事を参考に免許取得事情を学んでおきましょう。

 

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