
みなさん、こんにちは。
今日は、アメリカファッションと日本の違いについてご紹介します。
日本と海外では着ている服の色や形が異なり、とても興味深いです。
留学すると、「その国の服装になって帰ってくる」人も多いですが、それは、その国の気候やその国でしか手に入らないブランド服など、様々な要因があります。
それもまた、文化の違いを感じられて面白いです。
また、ファッションに関する英語フレーズも紹介していきます。
留学や観光などでこれからアメリカへいく人も、アメリカ文化に興味があってアメリカ人のような服装になりたいと思っている人も、アメリカと日本のファッションの違いについて勉強していきましょう。
- アメリカと日本のファッションの最大の違いは「個人主義」か「同調性」か
- アメリカと日本のファッションの違いを7つの視点で比較
- アメリカの学生のファッションの特徴
- 実は、和製英語が多いファッション用語
- アメリカのファッションを取り入れる2つのポイント
- まとめ
アメリカと日本のファッションの最大の違いは「個人主義」か「同調性」か
アメリカと日本のファッションにおける最大の違いは、「個人主義」か「同調性」かの価値観にあります。
アメリカのファッションは個人の表現を何よりも大切にする傾向があり、周囲の目よりも自分が着たいものを優先するのが基本スタイルです。
個人の表現を重視する傾向は、多様な人種や文化が共存するアメリカ社会ならではの特徴です。
一方、日本のファッションは周囲との調和や同調性を重んじており、TPOをわきまえて場にふさわしい服装を選ぶことを大切にしています。
また、多くの人がトレンドを意識して雑誌やSNSで流行をチェックし、周囲の変化に合わせて服装を変えていくのも特徴です。
アメリカと日本のファッションの違いを7つの視点で比較
ここでは、 アメリカと日本のファッションの違いをさらに細かく7つの視点で切り分けて比較していきます。
季節の違い
日本とアメリカは四季が異なるので着るものも変わります。
日本には四季が存在します。
また、冬になると一部地域では雪が降ります。 季節に合わせた服を着ます。
一方、アメリカでは地域によっては年中暖かい地域があります。
ロサンゼルスやマイアミなどは年中夏のような気候です。
一方、ニューヨークなどには四季が存在します。
アメリカ人も基本的には気候にあう洋服を着ますが、中には寒い時期なのに半袖Tシャツを着ている人もいます。
日本人とは肌の厚さや気温の感じ方が違うのかもしれません。
ルールの違い
日本人は、一般的に着るものを考える時に、場に応じた服装を心がけます。
例えば、服は誰のために着るのでしょうか。
日本では、常に誰かに見られているという意識で服装を選ぶ傾向があります。
そのため、会社や学校にいく時は自分を表現することよりも、周りを意識します。
その結果、「おしゃれ我慢」といった単語が生まれるほどです。
一方で、アメリカの人は自分を基準として服装を選びます。
自分が今日1日快適に過ごすことのできる服装を選ぶのです。
そのため、職場でも必ずしもスーツとは限りません。
スウェットなどのカジュアルが許容されていることもあります。
トレンドの違い
日本ではトレンドが常に変化します。
今年のトレンド傾向がメディアでも紹介され、若者などは意識して洋服を決めます。
トレンドにあった服を着ているとおしゃれで、トレンドを意識していないと「流行遅れ」という感覚が芽生え、恥ずかしいという気持ちにさえなることもあります。
アメリカではトレンドを気にしません。
アメリカでは一般的にトレンドを気にせず、その服を自分が着たいかどうかで判断します。
ブランド文化の違い
日本はアメリカと比べて、ブランドへの価値観が強いです。
ブランド品を身に付けることが一種のステータスでもあります。
これは、日本のみならず多くのアジアである傾向だと思います。
一方、アメリカにもブランドは存在しますが、ブランドよりも個々のスタイルやクリエイティビティの方が重要です。
そこにたまたま必要なのがブランド品だったといった感覚でしょうか。
以上、ざっくりとアメリカと日本のファッションの違いについて様々な理由をあげてきました。
さらに、詳しく違いについてみていきましょう。
美的感覚の違い
アメリカと日本の美的感覚にも違いがあります。
もちろん、人により個人差はありますが、一般的にアメリカでいう美の考え方は、グラマラスではっきりとした顔だちを好む印象が強いです。
そのため、メイクも派手になる傾向があるように思います。
一方で、日本の美的感覚は、華奢でかわいらしさや清潔感といったことが重視されているように思います。
そのため、メイクもナチュラルメイクの方が好まれます。
サイズ感の違い
アメリカと日本のサイズ感にも違いがあります。
アメリカの服のサイズは、アメリカンサイズともいわれ、日本で同じサイズを買うよりワンサイズ大きいです。
例えば、アメリカでLサイズのメンズ服は、日本ではLLサイズ相当になります。
日本と比べて全体的に大きめでゆったりしたサイズ感です。
また、靴のサイズ表記はアメリカと日本で異なります。
アメリカで靴を購入する時は、サイズに気をつけて購入してください。
筆者も留学をした際、靴のサイズが日本のサイズ表記と異なっていて苦労しました。
アメリカ表記ではどの大きさなのか調べておくと安心かもしれません。
ファッションの歴史の違い
アメリカと日本では、ファッションの歴史にも大きな違いがあります。日本では、長い間着物や袴といった和服が主流でした。
日本で洋服が流行したのは、第一次世界大戦後のことです。
そして第二次世界大戦の後、アメリカの占領下であった時に、アメリカのファッション文化が日本に入ってきたといわれています。
理由は様々ですが、洋服を着ることが先進国のように強くなるために必要だという意識も一つの理由でした。
今では、ジーンズやTシャツ、ストリートファッションなどが日本だけでなく、世界各国で主流の服装になっています。
アメリカも元々は、19世紀までヨーロッパの影響を受けていたようですが、第二次世界大戦が終了したのを機に、ジーンズやTシャツなどアメリカ独自のファッションスタイルが確立したといわれています。
アメリカの学生のファッションの特徴
日本の学生は私立か公立かの学校にもよりますが、「制服を着る」のが一般的です。
一方、アメリカの学生は「私服を着る」のが一般的です。
日本と比べてカジュアルで実用的なスタイルが主流です。
つまり、楽で動きやすい服を好む傾向があるということです。
日本のように「おしゃれ」を意識するというよりは、「シンプル」で快適な服装が中心になりやすいです。
ブランドに関しても、ないわけではありませんが日本ほど重視しません。
機能性と価格のバランスを重視します。
例えば、スポーツブランドの靴などは欧米でも人気があります。
また、特に女子はアメリカでは、ドレスを着る機会が多いです。
アメリカではクラブにいったり、パーティーにお呼ばれしたりなんてことがよくあります。
そこで着る機会が増えるのがドレスです。
アメリカの学生になるチャンスがあれば、日本では着れないようなドレスに挑戦するのも良いかもしれません。
実は、和製英語が多いファッション用語
ファッション用語は、カタカナであることからもわかるように海外からきた言葉が多いです。
例えば、日本人でも使うスカートは、英語でも「Skirt」と言います。
また、「ベスト」も英語では「Vest」とそのまま表現されています。
しかし、ファッション用語には和製英語も多いです。
和製英語ではなくても、日本語と英語では多少ニュアンスの違う単語もあります。
「通じなくて恥ずかしい思い」をしないですむように、今から覚えておきましょう。
海外で洋服を購入したい場合などに覚えておくと便利です。
コート
アメリカ人の同僚に「コートを着た」と一生懸命説明したことがあるのですが、アメリカ人には理解してもらえなかった記憶があります。
日本語と英語のコートには多少表現の違いがあります。
コートの説明をしたい場合は、正式にはダウンフェザーコート「Down feather coat」やパフコート「Puff coat」といいます。
コートは、何か前に単語をつけて使うことでわかりやすい表現になります。
また、大きく捕らえてジャケット「Jacket」や「Parka」と表現しても良いでしょう。
パーカー
次に、海外の人に理解してもらえない単語が「パーカー」です。
「パーカー」といっても、海外の人には日本人が伝えたい意味がわからないでしょう。
英語でパーカー「Parka」は「レインコート 」を意味するからです。
日本語の感覚でパーカーのことを説明したい場合はフーディ「Hoody」「Hoodie」と表現します。
英語表現は難しいですね。 覚えておきましょう。
ジャージ
また、通じない和製単語としてありそうなのが「ジャージ」です。
日本人相手であれば、ジャージで一発で理解してもらえますが、海外の人には通じません。
ジャージのことを伝えたい時は、「トラックパンツ(Track pants)」などで説明すると良いでしょう。
「Track」は、「陸上競技」や「走るための道」を意味する単語です。
ワンピース
ワンピースは、英語では全て「ドレス(Dress)」で表現されます。
日本でドレスというと、パーティーなどで着るものを主に想像しますが、英語ではカジュアルに普段着るものも、パーティーなどに着ていくものも全てドレスと表現します。
スパッツ
運動したり、防寒の時に使うことができるスパッツは、英語では「レギンス(Leggings)」といいます。
英語で「スパッツ(spats)」は、泥除けの靴カバーのことを指します。
意味が変わってしまうので気をつけましょう。
パンツ
アメリカ英語では、パンツ「Pants」は「ズボン(Trousers)」と同じ意味になります。
下着のパンツのことをいいたいのであれば、アメリカでは「Underwear」を使用します。
直訳すると「下に着るもの」という意味です。
パンツは英語では少し複雑な単語です。
イギリス英語だとパンツ「Pants」は下着を意味します。
誤解がないよう、使い分けには注意が必要です。
トレーナー
英語で「トレーナー(Trainer)」は、スポーツジムのトレーナーや調教師さんのことを指します。
フードがついていないトレーナーは英語では「スウェットシャツ(Sweatsshirt)」と表します。
ジーパン
最近は、あまり聞かなくなった単語ですが、ジーパンも和製英語です。
ジーパンではなく「Jeans」と表現すると通じるでしょう。
たくさんの和製英語がありました。 使い分けは難しいですが、慣れていきましょう。
ちなみに、相手の服を褒めたい時は英語でどう表現すると良いのでしょうか。
着ているもの、そのものを褒めたい場合は、シンプルに「I like 〜」をつけて表現します。
I like your dress.
「あなたのドレス素敵ね。」
もっと強い表現で褒めたい場合は、「I love〜」を使用すると良いでしょう。
I love your pants!
「そのパンツ(ズボン)とっても素敵よ!」
その他にも、スタイル全体や色の組み合わせなどを褒めることもあります。
I like your style today.
「今日のあなたのスタイルいけてるわ」
I love the color combination.
「その色の組み合わせがすごくいいよね。」
その時、感じた自分の感覚と似ているものを使ってみてください。
アメリカ人も他人の服を褒めることがあります。 日本よりもカジュアルで、友達や知り合いの幅を超えて、洋服のセンスが良いと道端で知らない人にも声をかけてしまうなんてこともあります。
アメリカのファッションを取り入れる2つのポイント
アメリカのファッションに憧れるけれど何から始めれば良いかわからない方のために、普段のスタイルに上手に取り入れる2つのポイントを紹介します。
定番アイテムから挑戦する
まずは、着回しやすくアメリカ文化に根付いた定番アイテムから試しましょう。
例えば、シンプルな白Tシャツは代表的なアイテムで、体にフィットしすぎない少しゆとりのあるサイズ感を選ぶのがポイントです。
また、リーバイスに代表されるストレートシルエットのジーンズも欠かせず、少し色落ちしたものやダメージ加工があるとこなれた雰囲気になります。
他にも、カレッジロゴのスウェットやパーカー、コンバースやVANSのスニーカーなどの定番品も日本のファッションとも相性が良いです。
参考にしたい海外セレブやインフルエンサーを見つける
着こなしのヒントを得るために、海外セレブやインフルエンサーのSNSをチェックするのもおすすめです。
SNSで「LA fashion」「NYC street style」と検索してみると、着こなしのアイデアが見つかります。
なお、有名モデルの私服は良い参考になりますが、大切なのは自分の体型や年齢、雰囲気に近い人を見つけることです。
自分に近い体系の人を見つければ、より似合うスタイルを具体的にイメージしやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?この記事では、アメリカのファッションと日本のファッションの違いについてご紹介しました。
言語だけでなく、着る服が異なるのも興味深いですね。
日本のように四季があって、トレンドを意識した格好をする国はそう多くないと思います。
日本の繊細で器用な文化が服装に出ているなと感じます。
一方で、海外のように、周りを気にせず、自分が着たいものを着る文化も素敵だなと思います。
どちらが良いか悪いかではなく、どちらの良さも取り入れてファッションにもこだわると楽しめるかもしれません。
留学する気分を感じるためにも、まずはファッションから変えていくというのも良いでしょう。
それぞれのファッションの楽しみ方を意識して過ごしてみてください。
◇経歴(英語を使用した経歴)
学生時代に、デンマークのど田舎で交換留学を経験。ヨーロッパ中から集まる学生と寝食を共にし、英語漬けの日々を送った。
タイで現地採用として3年勤務。
タイ語が一向に上手にならず、英語で生活。
現在私立の小学校で英語講師として勤務している。
◇資格
TOEIC、TOFELiBTなどの受験経験あり。
◇留学経験
デンマーク:デンマーク南大学(UC SYD)に5ヶ月間
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
ケニア、カナダ、フィリピンなど
仕事、留学、旅行合わせて計21か国の渡航経験あり。
◇自己紹介
英語は決して得意な方ではありませんでした。だからこそ、今日まで続けてきたのかもしれません。苦手だったからこそ、みなさんのお悩みに寄り添える記事を書きたいと思っています!「英語は一生」です。共に頑張りましょう。