みなさん、こんにちは。
日本もようやく寒くなり、冬がやってきました。12月はクリスマスシーズン。街は、クリスマスツリーやイルミネーションで彩られています。
「クリスマス」というワードを聞くだけでなんだかわくわくする気分になる人も多いのではないでしょうか。
元々はキリストのお祭りですが、今では宗教関係なく一年に一度のイベントとして楽しんでいる人も多いです。仏教人口が多い常夏のタイでもこの時期は大きなクリスマスツリーが各所で見られます。
今日は、日本以外のクリスマスものぞいてみましょう。イギリスでのクリスマスの過ごし方についてご紹介します。
イギリスのクリスマスについて
イギリスでは、クリスマスは最大のイベントです。世界各国同様、イギリスの子供達もサンタさんからのプレゼントを待っています。お家にはクリスマスツリーが飾られます。
年越しはそこまで盛大に行わないイギリスですが、クリスマスは盛大にお祝いをします。イギリスのクリスマスは、日本のお正月のようなものと考えてください。
アメリカでは、クリスマスの前にハロウィーンやサンクスギビングの行事を盛大に祝います。しかし、イギリスにはそのような文化は存在しません。
そのため、このクリスマスの行事がとても重要というわけです。イギリスのクリスマスはイブより当日が盛り上がるようです。家族で25日にディナーを楽しむのが一般的と言われています。
また、これは余談ですがクリスマスの後にはボクシングデーというものが存在します。イギリスが発祥と言われています。
今日ではイギリスに限らず、世界の各地で開催されているもので年に1度のビックセールが開催されます。これはボクシングをするのではありません。
元々は、クリスマスにもらった箱を翌日教会に持っていくという意味や、貧しい人に贈り物の箱を寄付するという意味に由来します。
現在は、ショッピングのバーゲンセールという印象の方が大きいです。ショッピング好きのみなさんは、このボクシングデーを逃さないようにしてください。
イギリスのクリスマスの過ごし方
イギリスの人たちは、クリスマスはアメリカと同様、家族と過ごすことが多いようです。クリスマス当日は、日本のお正月と同様にお店や公共交通機関などが閉まり、家族と過ごす時間を優先する時間です。
そのため、クリスマスを味わうためにイギリスまで行ったのにどこのお店が空いていなかったとなっても仕方ありません。
観光地であれば、営業しているお店もあるかもしれませんが、クリスマスシーズンに観光で訪れる際は営業など情報をよくチェックすることをおすすめします。
お店は空いていて当たり前、カップルや友達とクリスマスパーティをしてワイワイ過ごすイメージの日本のクリスマスとは全く異なります。
そして、イギリスのクリスマスの食べ物と言えば、七面鳥です。
有名なイギリスのクリスマス映画「クリスマスキャロル」にも七面鳥が登場します。実は、イギリスで七面鳥を食べるのが一般的になったのはこの映画がきっかけとも言われています。
その他にも、芽キャベツやデザートにはミンスパイと呼ばれるものやクリスマスプディングがテーブルに並びます。
ミンスパイとは、ドライフルーツやシナモンなどを加えて焼いたパイのことです。
また、クリスマスプディングも「プディング」というと「プリン」を連想するかもしれませんが、ここではお酒味の強いクリスマスケーキのことを指します。イギリスのクリスマスケーキとしてかかせません。
イギリスのクリスマスの伝統
イギリス人は、クリスマスにむけてアドベントカレンダーを楽しみます。最近では、日本でも流行を見せています。
アドベントカレンダーとは、主に12月の1日から毎日何かしらの形でプレゼントなどをゲットし、クリスマスまでのカウントダウンを行うものです。チョコレートなどのちいさなお菓子から、ケア用品など内容は様々です。
またもう一つ、イギリスのクリスマスの伝統として、サンタクロースのプレゼント運びを手助けするトナカイのためにミルクとミンスパイのおやつを用意しておくのも定番です。
人気のクリスマスマーケット
一度は憧れる海外での本場クリスマスマーケット。イギリスにも11月から1月にかけてたくさんのクリスマスマーケットがオープンします。
イギリスでも人気のクリスマスマーケットですが、本場はドイツです。今日は、その中でも人気のクリスマスマーケットを紹介します。
Christmas in Leicester Square
ロンドンにあるクリスマスマーケットです。規模は他のクリスマスマーケットに比べ小さいですが、ロンドンにあるためアクセスが良く、気軽に立ち寄ることができます。
クリスマスマーケットと言えば、ドイツ発祥のホットワインであるグリューラインです。暖かい赤ワインにドライフルーツが入っているのが特徴です。イルミネーションを見ながらグリューワインを飲むだけでクリスマスマーケットの気分を味わうことができます。
また有料ですが、同クリスマスマーケットではキャバレー・ショーを観ることもできます。多くのクリスマスマーケットが、クリスマスイブ周辺で店を閉じる中、このクリスマスマーケットは翌年の1月最初まで楽しむことができます。
公式HP: https://underbelly.co.uk/festival/christmas-in-leicester-square
Hyde Park Winter Wonderland
次に紹介するクリスマスマーケットもロンドンにあります。ロンドンのシンボルとも言われている公園、ハイドパークウィンターワンダーランドで開催されています。
アイススケートのリンクやクリスマスショーなど様々なイベントが行われています。こちらも1月まで開催しています。こちらのマーケットは事前に入場チケットを購入する必要があります。
公式HP: https://hydeparkwinterwonderland.com/
Manchester Christmas Markets
ロンドンから電車で約2時間の距離にマンチェスターという有名な街があります。その街の中心で行われているクリスマスマーケットです。
市内を中心に6つのストリートに広がって開催されています。街全体がクリスマス一色になり、クリスマスデコレーションで彩られます。200以上の店が並ぶモールも隣接しています。
アイスリンクやクリスマスの飾りが施された巨大な風車もあります。店自体は、クリスマスイブ前までの営業日ですが、それ以外のアイスリンクやガーデンでのデコレーションはその後の期間も楽しめるようです。
公式HP:
York Christmas Market
同じくロンドンから電車で約2時間で、ロンドンより北の位置にあるヨーク地域で行われるクリスマスマーケットです。過去には、受賞歴もあるクリスマスマーケットとして知られています。
街自体が石畳のせまい小道があるのが特徴です。そのため、飾り付けを少しするだけで、クリスマスの雰囲気にぴったりの街になります。
80パーセントがヨークを代表する食品や工芸品を販売していて、地域のビジネスにも良い影響を与えています。ギフトとしてお土産に何か買うのも良いかもしれません。
公式HP:https://visityork.org/christmas
Birmingham Frankfurt Christmas Market
ロンドンから車で約2時間の場所で行われています。
本場ドイツを味わうことのできるクリスマスマーケットで本場に劣らない最大規模のマーケットです。そのため、ロンドンなど遠方からわざわざ足を運ぶ旅行観光客も多いです。ここでは、ドイツ名物の料理を堪能することができます。
公式HP: https://www.thebfcm.co.uk/
クリスマスカード英語フレーズ
クリスマスに家族や友達にクリスマスカードを送る文化が海外にはあります。イギリスもその一つです。
最近は、デジタル化が進み日本では年賀状をハガキで送る文化は薄れつつあります。しかし、デジタル化が進んでもイギリスではクリスマスカードを送る文化は失われていません。
筆者も学生時代、留学した友達からクリスマスカードが送られてきました。きっと、海外のクリスマスカード文化を知って送ってきてくれたのでしょう。デジタルが進んだ今でもカードをもらうとなんだかほっこりしませんか。
ここでは、クリスマスカードに使える英語フレーズをご紹介します。
Merry Christmas!
定番のフレーズです。日本でも「メリークリスマス!」というフレーズはよく聞くと思います。英語で書く場合は、スペルミスに注意をしてください。
Merry Xmas!
こちらも「Merry Christmas」と同じ意味です。若い世代などSNSなどのメッセージでやりとりをする場合は「Christmas」を省略して少しおしゃれに「Xmas」と書くこともあります。
Happy Holidays!
クリスマスは、元々キリストのお祭りです。そのため、「Merry Christmas」は少し宗教的表現にも受け取られることもあるようです。その場合は、単純に休暇を楽しむという意味もこめて 「Happy Holidays!」と使うこともできます。
I hope you have a wonderful Christmas!
この表現は、メッセージの最後などで使うことができます。意味は「すばらしい クリスマスを送ってね」です。「あなたの幸せを願っているよ」というイメージで伝えたい時に使うことができます。
このように、英語ではよく「I hope〜」で文を締めくくることも多いです。
Merry Christmas and a Happy New Year!
最後に紹介するのは、クリスマスと新年を一緒にしてしまったバージョンです。日本のように新年に年賀状を送るような文化は海外にありません。そのため、期間も近いことから2つのフレーズを合体させてメッセージにいれることも多いようです。
まとめ
いかがでしたか?今日は、イギリスのクリスマスについて学習しました。
日本でもクリスマスマーケットをする場所が最近では多く見られるようになってきました。マーケットのお店に並ぶ輸入雑貨などは見ているだけでもワクワクして楽しくなります。
いつか冬にイギリスを訪れる際は、ぜひクリスマスマーケットにも足を運んでみることをおすすめします。日本とは違った本場ならではの雰囲気を感じられること間違いなしです。
また、留学の際にはクリスマスと新年の過ごし方の文化の違いにも気をつけましょう。クリスマス期間は、日本に帰れず少し家族が恋しくなるようなそんな気持ちにもなるかもしれません。留学生どうし、パーティなどをして楽しく過ごしてくださいね。
◇経歴(英語を使用した経歴)
学生時代に、デンマークのど田舎で交換留学を経験。ヨーロッパ中から集まる学生と寝食を共にし、英語漬けの日々を送った。
タイで現地採用として3年勤務。
タイ語が一向に上手にならず、英語で生活。
現在私立の小学校で英語講師として勤務している。
◇資格
TOEIC、TOFELiBTなどの受験経験あり。
◇留学経験
デンマーク:デンマーク南大学(UC SYD)に5ヶ月間
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
ケニア、カナダ、フィリピンなど
仕事、留学、旅行合わせて計21か国の渡航経験あり。
◇自己紹介
英語は決して得意な方ではありませんでした。だからこそ、今日まで続けてきたのかもしれません。苦手だったからこそ、みなさんのお悩みに寄り添える記事を書きたいと思っています!「英語は一生」です。共に頑張りましょう。