カナダは、留学やワーキングホリデーの渡航先としても常に人気が高い国のひとつです。
しかし、長期滞在で気になるのが気候ですよね。一般的に、カナダは夏は日本と比べて過ごしやすいものの、冬の寒さはとても厳しいです。
そこで今回の記事では、カナダの冬の気候や天気についてご紹介していきます。またあわせて、カナダの冬におすすめの服装、カナダの冬の人気アクティビティ、カナダの冬の絶景スポット、カナダの冬を乗り切るおすすめの過ごし方、冬のカナダで気をつけることなどもわかりやすく丁寧に解説していきます。
留学やワーキングホリデー、旅行でカナダに行きたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
カナダの冬の気候・気温
カナダは国土が広い国(ロシアに次ぐ世界2位)のため、地域によっても冬の気候に違いがあります。
カナダ北部
カナダ北部は、ツンドラ気候や亜寒帯気候に属しています。そのためカナダ国内でも特に冬の寒さが厳しいです。気温が-40度ほどになることもあります。厳しい自然環境のため農業にも適しておらず、人口もとても少ないです。
カナダ南部
カナダ南部は人口の多くが暮らす地域です。冬の寒さが厳しく、雪も多く降りますが、特に大西洋沿岸地方は海流の影響で北部や内陸部よりは厳しくありません。
カナダ内陸部
カナダ内陸部は高山気候・山岳気候に属しています。冬は豪雪となることが多く、-20~30℃まで下がることもあります。
カナダ西海岸地域
カナダ国内では冬の寒さがそこまで厳しくないのがカナダ西海岸地域(バンクーバー、ビクトリアなど)です。冬は雪よりも雨が多いので気をつけましょう。
カナダの冬におすすめの服装
ここからは、カナダの冬におすすめの服装をご紹介します。先ほどご紹介したとおり、カナダは国土が広いため、地域による差はあります(西海岸に比べて東部は寒さが厳しい)。
また、同じ場所であっても寒さの感じ方は個人差がありますので、ここからご紹介する服装はあくまで参考としてとらえてくださいね。
コート類
ウールのコートやダウンジャケットなど、しっかり防寒できるコートを選びましょう。冬場はほぼ毎日着る、また一年を通して着る時期も長いことが予想されるため、質の良いものやお手入れがしやすく長持ちするものを選ぶのがポイントです。
また、フード付きもおすすめです。防寒だけでなく、防風性や防水性も大切です。日本から持って行っても良いですし、現地で購入するという手もあります。
トップス・ボトムス
トップスは、セーター+インナー(ヒートテックなど)がおすすめです。ボトムスは、長い丈のパンツやジーパン+ボトムスの下に履くスパッツ・タイツがおすすめです。
ただし、カナダでは冬場、屋内が暖房であたたかくなっていることも多いため、インナー類は人によっては暑く感じてしまうかもしれません。
靴
滑りにくいスニーカー、またはしっかりと防寒できるブーツがおすすめです。カナダでは日本のようなおしゃれなブーツというよりは機能性に優れたブーツを履いている人の方が多いです。また、厚手かつ足首が隠れる靴下もあると良いですね。
凍っている地面ではヒールは滑りやすいので、履かない方が良いです。
小物類
ニット帽、手袋、マフラーといった小物類も用意しておくと安心です。耳あてでも良いですが、おでこや耳も隠れるニット帽がおすすめです。マフラーは、保温性の高いウールやカシミヤ素材のものを選ぶと良いでしょう。
カナダの冬の人気アクティビティ
続いてここからは、カナダの冬の人気アクティビティをご紹介します。冬の寒さが厳しいカナダならではのアクティビティがたくさんありますので、興味がある人はぜひチャレンジしてみてくださいね。
スキー・スノーボード
カナダはスキー王国と呼ばれるほど、世界屈指のスキーリゾートが多くあります。たとえば、ウィスラーブラッコム(WB)は、北米最大級のスキーリゾートです。また、カナディアンロッキーの中央に位置するバンフの周辺には、レイク・ルイーズ、サンシャイン・ビレッジ、マウント・ノーケイの3スキー場があります。
アイススケート
スキーやスノーボードをするには少し遠出が必要ですが、アイススケートは住宅街の近くにある公園やコミュニティセンターなどに設置されることも多いので、気軽に楽しめるウインターアクティビティとして人気があります。
犬ぞり体験
カナダ北部のイエローナイフの名物が犬ぞり体験です。極寒地域ならではのアクティビティで、乗るだけのもの・操縦体験ができるもの・オーロラ観測キャビンまで移動するものなど、さまざまなツアーが用意されています。
プール
カナダには屋内プールもあり、冬も水泳を楽しむことができます。地域のコミュニティセンターなどにプールが設置されていることも多いです。
温泉
特にバンクーバー周辺、ユーコン州、アルバータ州には温泉スポットがいくつもあります。ちなみに、カナダの温泉は男女共用で水着の着用が求められます。どちらかというとプールに近い感覚だと言えるでしょう。
カナダの冬の絶景スポット
ここからは、カナダの冬の絶景スポットをご紹介します。
イエローナイフのオーロラ
カナダでは、オーロラ鑑賞も人気があります。特に、北部のイエローナイフやホワイトホースがおすすめです。
イエローナイフは、北緯60~70度付近のオーロラベルトのほぼ真下に位置しているため、3日間あれば90~95%の確率でオーロラを見ることができると言われています。
ホテルからのオーロラ鑑賞やバスツアーなどもあるため、快適な環境でオーロラを見ることができます。
オーロラの発生条件については解明(雲1つない日が最適と言われています)されていませんが、ガイドの予想を聞いたり、オーロラ予報アプリを活用する方法もあります。
カナディアンロッキーのアイスバブル
アイスバブルとは、湖の底にある落ち葉などから発生する気泡・ガスが、湖面にあがってくる前に水の中で凍ってしまう現象のことを指します。北海道の十勝地方などでも見られることがありますが、カナディアンロッキーのアイスバブルも有名です。
気泡の数や重なり方によってまったく違う姿を見せるアイスバブル。なんとも言えない幻想的な風景を楽しむことができます。
ナイアガラの滝
ナイアガラの滝は有名なので多くの方が知っていると思いますが、実は冬は凍ってしまい、それ以外の季節とは別の姿を見せてくれます。日没後からライトアップもあるので、とても美しいですよ。
カナダの冬を乗り切るおすすめの過ごし方
ここからは、カナダの冬を乗り切るおすすめの過ごし方をご紹介します。
屋外でアクティブに過ごす
これまでご紹介してきたように、冬のカナダではさまざまなウインタースポーツが楽しめます。また、カナダの冬だからこそ見られる幻想的な風景、絶景も多くあります。防寒対策をしっかりして、アクティブに過ごすのも良いですね。
家でのんびり過ごす
もちろん家でのんびり過ごすのもおすすめです。映画やドラマを見たり、カードゲームやボードゲームを楽しむのも素敵ですね。
カナダの冬で気をつけること
最後に、安全面で冬のカナダで気をつけるべきことをご紹介します。屋内・屋外どちらも危険がありますので、しっかりと対策をしましょう。
屋内で気をつけること
屋内でも寒さ対策をしましょう。ドアや窓をしめ、スキマがないか確認します。重ね着をしたり、ブランケットを活用するのも良いですね。ただし、暖房代を節約するためにろうそくを使うのは火災の恐れがあるため、注意が必要です。
温かい飲み物を飲めば、水分補給もできますし、身体も温めることができますよ。
また、冬の嵐で停電になることもあります。前もって懐中電灯などを用意しておくと良いですね。
屋外で気をつけること
まず、急いでいると滑ってしまう危険性が高まります。予定があるときは、時間に余裕を持って出かけるようにしましょう。また、天候によって電車やバスなどが遅れることもあります。
車を利用する際には、冬用タイヤを装備しておきましょう。また、万が一立ち往生してしまったときに備え、毛布、食料、水、シャベルなども車に乗せておきましょう。
まとめ
今回の記事では、留学やワーキングホリデーの渡航先としても常に人気が高いカナダの冬の気候や天気についてご紹介していきました。またあわせて、カナダの冬におすすめの服装、カナダの冬の人気アクティビティ、カナダの冬の絶景スポット、カナダの冬を乗り切るおすすめの過ごし方、冬のカナダで気をつけることについてもわかりやすく解説していきました。
記事のなかでもご紹介したとおり、地域によって差はあるものの、カナダの冬は一般的にとても寒いです。適切な服装をしたり、屋内・屋外それぞれで対策をしたりと、厳しいカナダの冬を乗り切るためにできることはたくさんあります。ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
また、ご紹介したカナダの冬について、「もっと詳しく知りたい」「ネイティブの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。
カナダ出身やカナダに滞在経験のある講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!