
セブ島は、美しいビーチや多彩なリゾートが魅力の、フィリピン有数のビーチリゾートとして日本人にも人気です。
また、成田空港からは直行便で約5時間で行くことができるアクセスの良さと、物価が安い国であることから、他国に比べ滞在費を安く抑えられることも大きな魅力です。
ですが、初めて訪れる場合、どのエリアに滞在すれば良いのか、自分の目的や予算に合ったホテルはどのホテルなのか、悩む人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、セブ島のエリア別の特徴や目的に応じたおすすめホテル、また知っておきたいセブ島のホテル事情について詳しく解説します。
セブ島エリアの特徴と選び方(目的別ガイド)
リゾート地として世界的に知られているセブ島ですが、実はその多くのリゾートは、セブ島本島のすぐ隣にある、セブ島の一部のマクタン島にあります。
セブ島は、いくつかの主要エリアに分かれており、エリアごとに雰囲気や目的が異なることが特徴です。以下で主なエリアの特徴を詳しく解説します。
マクタン島:空港直結の観光拠点
セブ国際空港が位置するエリアで、高級リゾートホテルが集まる観光の拠点となるエリアです。
アクセス方法
・タクシー(Grabアプリ推奨):空港からホテルまでの料金は300〜500ペソ(約790〜1,320円)。
・ホテル送迎:一部の高級リゾートでは送迎サービスが含まれている場合があります。
特徴
多くのホテルがプライベートビーチやインフィニティプールを持ち、リラックスして過ごすのに最適です。ホテル内にレストランやバーを始め、ジムやショップなど多くの施設が完備されているため、外出せずにホテル内で全てを完結させることもできます。
周辺環境の特徴
・良い点:空港からのアクセスが良い。リゾートホテルの施設が充実している。
・悪い点:都市エリアのセブシティまでの移動がやや不便。 ホテル周辺はローカルエリアのため夜間の外出は注意が必要。
セブシティエリア:買い物・グルメ・観光向け!
ショッピングモールやナイトライフを楽しみたい旅行者におすすめの都市エリア。セブシティには多くのレストラン、ショッピングモール、マッサージやスパ、バーやナイトクラブがあります。
また、ローカル市場のカルボンマーケットやサントニーニョ教会などの観光スポットもありますよ。
アクセス方法
早朝や深夜を除き交通渋滞が多いため、移動時間には余裕を持つ必要があります。
・タクシー:空港からセブシティ中心部まで約1時間、料金は300〜400ペソ(約790〜1,052円)。
・バス:MyBusを利用すれば、空港からSMシティセブまで片道50ペソ(約132円)。
特徴
アヤラセンターやSMシティセブなどの大型ショッピングモールが充実し、食事や買い物に便利です。ビーチステイを目的としない人向けのエリアです。
周辺環境の特徴
・良い点:SMシティセブやアヤラセンターなどのショッピングモールが充実しており、食事や買い物に困らない。
・悪い点:ビーチまでは渋滞時は1時間以上かかるため、リゾートステイを目的とする旅行者には不向き。
モアルボアルエリア:ダイビング・シュノーケリングの聖地
ダイビングやシュノーケリングが楽しめるエリアで、美しい珊瑚礁やサーディンランが魅力です。
アクセス方法
・タクシーや専用車のチャーター:約3~4時間、料金は3,000~4,000ペソ(約7,890~10,520円)。
・バス:サウスバスターミナルから出発し、片道150~200ペソ(約395~526円)。
特徴
海のアクティビティに特化したエリアで、初心者から上級者まで楽しめます。高級ホテルは少なく、ローカルな雰囲気が漂う地域です。
周辺環境の特徴
・良い点:美しい海と豊かな海洋生物に恵まれ、ダイビングやシュノーケリングに最適。
・悪い点:セブシティからの移動が長く、日帰り旅行には不向き。
【予算目安付き】失敗しない!目的別セブ島おすすめホテル
セブには滞在目的や予算に合わせて選べるホテルが数多くあります。 ここでは目的別のおすすめホテルをご紹介します。
なお、宿泊料金はシーズンや部屋のタイプ、ホテル予約サイトにより変動するため、あくまで目安として参考にしてみてください。
【最高級リゾート】一生に一度は泊まりたいラグジュアリーリゾート
とにかく高級なリゾートに滞在しリゾート気分を味わいたい人向けのラグジュアリーホテルです。
・シャングリラ マクタン リゾート&スパ
ラグジュアリーホテルチェーンのシャングリラが運営する豪華な施設と広大な敷地が特徴の最高級リゾート。プライベートビーチや複数のプールがあり、ファミリーやカップルに人気です。
平日・通常期 16,000~19,000ペソ(約42,000~50,000円)
年末年始・ピーク期 20,900~24,700ペソ(約55,000~65,000円)
・デュシタニ マクタン セブリゾート
タイブランドのデュシタニが運営するセブの新しいモダンリゾートです。エントランスから入ると目の前にバーがありその先に海が一望できます。また、ブルーが目に鮮やかなインフィニティプールとヨガクラスが魅力で、シャングリラより価格を抑えつつリゾート感を満喫できます。
平日・通常期 9,195~19,000ペソ(約24,244~50,000円)
年末年始・ピーク期 16,111~24,700ペソ(約42,479~65,000円)
宿泊費を抑えてリゾートを満喫!コスパ最強お手頃リゾート
リゾートに滞在したい人のなかで、宿泊費を抑えたい場合におすすめのホテルです。
・パーム ビーチ リゾート&スパ
静かな環境でリラックスした滞在が可能なリゾート。客室はシンプルながら清潔感があり、長期滞在やコストを抑えてリゾート体験を味わいたい人に最適です。
平日・通常期 3,096~6,000ペソ(約8,144~15,780円)
年末年始・ピーク期 5,215~10,000ペソ(約13,724~26,300円)
・ブルーウォーターマリバゴビーチリゾート
中規模のリゾートホテルで、落ち着いた雰囲気と手頃な価格が魅力です。広々としたプールや地元の素材を活かしたレストランがあり、家族連れやカップルにも人気です。また敷地内にスパも併設されており、リラックスした滞在が楽しめます。
平日・通常期 6,000~8,000ペソ(約15,780~21,040円)
年末年始・ピーク期 6,000~10,000ペソ(約15,780~26,300円)
家族全員で楽しめるアクティビティ充実リゾート
家族旅行や子連れでの滞在に最適な、充実した施設と安心感を備えたホテルです。
・ジェイパーク アイランド リゾート&ウォーターパーク
広大な敷地を持つ5つ星ウォーターパークリゾートです。6つのテーマプールや3つのウォータースライダーを備え、家族全員で楽しめる充実した施設が魅力です。多彩な客室やプライベートヴィラもあり、幅広いニーズに対応しています。
平日・通常期 9,800~12,000ペソ(約25,810~31,560円)
年末年始・ピーク期 11,000~16,000ペソ(約29,030~42,080円)
・プランテーション ベイ リゾート&スパ
広大なラグーンプールを中心にした美しいリゾートで、子どもから大人まで楽しめるアクティビティが充実。プライベート感のある敷地とフレンドリーなスタッフのサービスが特徴です。水辺のヴィラや広々としたファミリールームなど、家族で快適に滞在できる客室を用意しています。
平日・通常期 9,000~16,000ペソ(約23,670~42,080円)
年末年始・ピーク期 15,000~25,000ペソ(約39,450~65,750円)
ショッピング好き必見!便利なシティホテル
セブ島でのショッピングに便利なアヤラモールから徒歩圏内のおすすめホテルです。アヤラモールのあるビジネスパークは治安も良好で安心して滞在できます。
・レッド・プラネット セブ
アヤラモールからすぐ近くの徒歩圏内で、清潔で機能的な客室を提供しています。リーズナブルな価格で、観光やショッピングに便利な立地です。
平日・通常期 1,500~2,000ペソ(約3,945~5,260円)
年末年始・ピーク期 1,700~2,500ペソ(約4,471~6,575円)
・クエスト ホテル&カンファレンス センター
アヤラモールから徒歩5分の場所にあり、白を基調とした清潔でモダンな客室を提供しています。
観光やショッピングに便利な立地です。
平日・通常期 2,800~4,500ペソ(約7,400~11,800円)
年末年始・ピーク期 3,800~6,500ペソ(約10,000~17,100円)
カップル向け!非日常を演出する大人向けリゾート
高級リゾートは全般的にカップルにもおすすめですが、その中でも特にカップル向けのおすすめホテルです。
・クリムゾン リゾート&スパ
プライベートビーチや青く広がるインフィニティプールがあり、リラックスしたひと時を過ごせます。客室はヴィラタイプになっており専用プールが付いているものもあります。レストランでは、新鮮なシーフードを使った料理や多国籍料理が楽しめますよ。贅沢なスパや多彩なアクティビティも提供されており、カップルや新婚旅行に最適です。
平日・通常期 10,600~18,000ペソ(約27,880~47,340円)
年末年始・ピーク期 23,000~35,000ペソ(約60,490~92,050円)
安心の日系ホテルも!セブ島で宿泊費を最優先する人向けホテル
宿泊費をなるべく抑えたい人向けにおすすめのホテルです。
・ABCホテル
キャピトル地区のオスメニアサークル付近にあるモダンなインテリアのホテルです。周辺にはナイトスポットとして有名なマンゴーストリートがあり、ナイトクラブやバーなどを楽しめます。
平日・通常期 5,700~9,500ペソ(約15,000~25,000円)
年末年始・ピーク期 7,000~12,500ペソ(約18,400~32,900円)
・東横INNセブ
日本の東横インが運営する清潔で機能的なホテル。ホテルのすぐ隣にJモールがあるため、食事や買い物にとても便利です。
平日・通常期 1,800~2,500ペソ(約4,730~6,575円)
年末年始・ピーク期 2,200~3,500ペソ(約5,786~9,205円) (※金額は2025年12月現在)
現地で困らないために!セブ島滞在で知っておくべきホテル事情と注意点
セブ島のホテル選びをする上で知っておきたいホテル事情や注意点について説明します。
1. 温水シャワーの有無
日本のホテルでは温水シャワーが出るのが当たり前ですが、セブ島の一般家庭では温水シャワーではないことも多いです。そのため、格安ホテルでは冷水シャワーのみの場合もあるので事前に確認が必要です。
2. 雨天時の移動リスク
セブ島やマクタン島では、雨が降るとタクシーを足止めするのが困難になります。ショッピングモールのタクシー乗り場などでは長蛇の列で1時間待ちになることも珍しくありません。
また雨により交通渋滞が悪化することがあります。
3. 高級リゾートの夜間移動
夜間の市内観光後、リゾートエリアに戻る際は交通手段が限られるため、戻る方法を事前に確認しておくとよいでしょう。
4. 高級リゾート内の価格設定
セブは日本に比べると物価が安いですが、高級リゾート内では観光客向けの価格設定であるため、飲食、サービス、買い物等の料金は安価ではないケースもあります。日本と同じくらいか、場合によっては日本以上になることもあります。高級リゾートに滞在する場合は、しっかり見積もっておくのがおすすめです。
5. 高級リゾートのデイユース利用
高級リゾートホテルでは、デイユースが可能なホテルもあります。デイユースとは、宿泊せずに料金を支払ってリゾート内のプールやプライベートビーチ、その他の施設を利用できるサービスです。宿泊費は抑えつつリゾートを楽しみたい人はデイユースを利用することも手段のひとつです。事前予約が必要なホテルもあるので、行く前に確認してください。
まとめ
今回の記事では、セブの目的別のおすすめホテルとホテル事情について説明しました。
ホテル選びは旅行の満足度を大きく左右します。本記事を参考に、自分に合ったホテルを選び、セブ島での滞在を楽しんでください。
◇経歴
日本、韓国の企業で通訳・翻訳、アシスタントとして勤務
日本にて韓国語講師として5年勤務
フィリピンにてフリーの通訳として英語、韓国語、日本語の3言語の通訳を担当
◇資格
・韓国語能力試験(TOPIK)6級
・延世大学校韓国語教員養成課程修了
◇留学経験
【オーストラリア】
・クイーンズランドカレッジオブイングリッシュ:3カ月
・ゴールドコーストカレッジオブビジネス:6カ月
【フィリピン】
・ファーストウェルネスイングリッシュアカデミー:3週間
【韓国】
・梨花女子大学校言語教育院:3週間
・延世大学校言語研究教育院(韓国語教員養成課程):5週間
【タイ】
・プロランゲージ(タイ語):1年6カ月
◇海外渡航経験
ワーキングホリデーにてソウルの企業数社で通訳・翻訳、セールス、マーケティングを担当
韓国語習得のための留学5回(一般韓国語、ビジネス韓国語)
延世大学校にて韓国人と共に韓国語教育について学ぶ
◇自己紹介
韓国語学習コンサルタント
韓国語講師
講座構築コンサルタント
オンラインで韓国語学習に悩みを持つ学習者の問題解決をする韓国語学習コンサルタント、韓国語講師として韓国語習得に成功する学習法や練習法も指導しています。
また、英語と韓国語習得に成功した経験とカリキュラム構築、教材作成の経験を活かし講座構築の方法をあらゆるジャンルのプロに指導するコンサルタントとしても活動しています。
海外就職でフィリピンのセブに移住して5年半在住、現在はタイのチェンマイに住んでいます。
外国語に興味があり、英語、韓国語(ビジネスレベル)、中国語(中級)、現在はタイ語習得を目標に勉強しています。