
セブ島への旅行の玄関口、マクタン・セブ国際空港(Mactan-Cebu International Airport)。
透き通るような海と白い砂浜、ジンベイザメと泳ぐことができるなど、魅力あふれるセブ島へと繋ぐこの空港は、近年リニューアルされ、より快適な空間へと生まれ変わりました。
初めて訪れる方にとっては、入国手続きや空港からの移動手段、出発前の空港内での過ごし方など、気になる点も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「マクタン・セブ国際空港」を徹底解説します!
到着後の入国から市内へのアクセス方法、空港ラウンジやレストランなどの施設情報、知っておくと便利な豆知識まで、セブへの到着時もセブからの出発時も快適に過ごすための空港情報を余すところなくお届けします。
このブログを読めば、空港での不安を解消し、セブ島での素晴らしい体験への準備万端で出発できるはずです!
- マクタン空港(セブ空港)の概要
- マクタン空港(セブ空港)到着から入国の流れ
- マクタン空港(セブ空港)での両替
- マクタン空港(セブ空港)からセブシティまでの移動方法
- マクタン空港(セブ空港)の荷物一時預かりサービス
- マクタン空港(セブ空港)での時間つぶし方法
- まとめ
マクタン空港(セブ空港)の概要
フィリピン・セブ島の玄関口であるマクタン・セブ国際空港は、フィリピン国内でマニラのニノイ・アキノ国際空港に次ぐ規模を持つ重要な空港です。
まずは、空港の概要からご紹介します。
マクタン空港(セブ空港)基本情報
マクタン・セブ国際空港は、セブ島の中心部「セブシティ」から車で約30〜45分の距離にあり、セブ島の隣のマクタン島(セブ州ラプ=ラプ市)に位置しています。
この空港は、IATAコードが「CEB」、ICAOコードが「RPVM」として登録されており、国内外を結ぶ多くのフライトが運航する空港です。
1956年に設立され、近年では2018年の拡張によってさらなる利便性が提供されています。
第1ターミナルを国内線専用、第2ターミナルを国際線専用として、セブ島の観光地やリゾートホテルへの玄関口として多くの旅行者に利用されています。
マクタン空港(セブ空港)利用者数
この空港の利用者数は、2024年時点で国内線が850万人以上、国際線が280万人以上となり、合計1,100万人を超えています。
実は、国際線の利用者数はまだコロナ禍前の水準まで戻っていません。
そのため、利用者数は今後さらに増えることが予想され、観光客やビジネス旅行者にとって欠かせない交通拠点です。
マクタン空港(セブ空港)運航路線数
2025年10月現在、国内線直行便が28路線、国際線直行便が19路線運航され、セブパシフィック航空やCebgoがマクタン空港を拠点としています。
この空港を発着する日本直行便路線には、セブパシフィック航空・フィリピン航空・ユナイテッド航空があり、利便性が高いフライトスケジュールを提供しています。
また、日本路線以外の国際線に関しては、韓国、中国、マレーシア、シンガポールなど、アジア各地との接続が充実しています。
また、平日、特に月曜日は出発便が多い傾向があるため、フライトを予約する際にはスケジュールを確認することをおすすめします。
マクタン空港(セブ空港)の充実した設備
空港内では無料Wi-Fiが利用できるほか、カフェやレストランといった飲食施設、両替所やお土産物店、ラウンジなどもあり、到着時や出発前の時間を快適に過ごすことが可能です。
また、荷物預かりサービス、仮眠やシャワーが利用できる施設なども充実しています。
このように、便利な施設とアクセスの良さを兼ね備えたマクタン・セブ国際空港は、フィリピンを訪れる旅行者にとって非常に重要な拠点といえるでしょう。
セブ島の観光や地元ホテルへの移動計画をしっかり立てて、快適な旅行をお楽しみください。
マクタン空港(セブ空港)到着から入国の流れ
セブ島への到着後、マクタン・セブ国際空港でスムーズに移動するには、入国手続きや交通アクセスについて把握しておくことが大切です。
マクタン島に位置するこの空港は、国際線専用の第2ターミナル(T2)と国内線専用の第1ターミナル(T1)で構成されています。
ここでは、セブ空港に到着してから入国審査、荷物受け取り、税関申告までの流れをご紹介します。
マクタン空港(セブ空港)到着後~入国審査
マクタン・セブ国際空港に到着したら、飛行機から降りた後、指示に従って入国審査エリアへと進みます。
入国審査では、パスポート、到着カード、そして場合によっては事前に申請したビザの提出が求められます。
セブ島はフィリピンの中でも観光客が多い地域で、特に日本人旅行者がよく訪れるため、日本語を話せるスタッフも稀に見かけることがあります。
列に並ぶ際には、観光客用の列とフィリピン国民用の列が分かれている場合があるので、案内指示に注意してください。
スムーズに進むためにも、パスポートや必要書類をあらかじめ取り出しておきましょう。
観光目的での入国の場合、観光ビザが30日間まで免除されるため、特別な準備は必要ありません。入国審査を終えると、次に向かうのは荷物受け取りエリアです。
預け荷物の受け取り~税関申告
預け荷物の受け取りエリアにあるモニターで自身のフライト番号が表示されているターンテーブルを確認し、スーツケースや荷物を回収してください。
万が一荷物が出てこない場合は、すぐ近くにある航空会社のカウンターで報告しましょう。
荷物を受け取った後は税関手続きに進みます。税関申告書は飛行機内で配布されますので、記入済みのものを提出する必要があります。
セブ空港では特に現金や購入した品物の価値に関するチェックが行われやすいので、必要に応じて証明できる書類を持参してください。
税関を通過し空港の到着ロビーに出ると、すぐに移動手段を選ぶフェーズに入ります。
マクタン空港(セブ空港)での両替
フィリピンでは現地通貨であるペソの持ち込みに制限があり、50,000ペソを超える金額の持ち込み・持ち出しが禁止されています。
そのため、日本から大量のフィリピン・ペソの現金を持参するのではなく、現地到着後に必要に応じて両替しましょう。
空港周辺にも両替カウンターが充実しており、フィリピン・ペソへの両替が可能です。
ただし、レートが市内に比べて高いこともあるため、空港周辺では必要最低限の金額だけ両替することをおすすめします。
マクタン空港(セブ空港)からセブシティまでの移動方法
マクタン空港からセブ島の中心地「セブシティ」まで、空港送迎の予約などをしていない場合に利用できる移動方法は、以下のとおり3つあります。
ここからは、空港から市内への移動方法を解説します。
タクシー、Grab
タクシー乗り場は到着エリアを出てすぐに見つけることができます。
セブ空港では「ホワイトタクシー(一般タクシー)」のほかに、やや料金が高めですが安全性やサービスが良い「イエロータクシー」が利用可能です。
Grabなどの配車アプリを利用したい場合は、アプリを使用して指定の乗車場所で車を待ちます。
アプリを利用する際は、目的地の正しい住所やホテル名を事前に登録しておくとスムーズです。
空港Wi-Fiに接続してアプリを開き、目的地を指定するだけで簡単に車を手配できるようにしておきましょう。
バス
バスで移動したい場合は、空港外に出て右手側に進むとSMシティ・セブ行きの公共バス「MyBus(マイバス)」が停まる乗り場があります。
料金は40〜50ペソと非常に経済的なので、節約したい旅行者におすすめです。
レンタカー
マクタン・セブ国際空港からの移動手段では、レンタカーの利用も選択肢の一つです。
レンタカーは自由度が高く、観光スポットを効率良く回りたい人に最適です。
空港内にはレンタカー会社のカウンターがいくつかあり、事前予約をしておくことでスムーズに手続きができます。
ただし、フィリピンでの運転は道路状況や交通ルールが日本と異なるため、運転に慣れていないと難しい場合があります。
特に市内は交通量が多く渋滞が発生しやすいため、運転中は十分な注意が必要です。
また、レンタカー会社によって保険内容が異なるので、保険がどこまでカバーするかについては契約時にしっかり確認しましょう。
マクタン空港(セブ空港)の荷物一時預かりサービス
マクタン空港では、到着後に荷物の一時預かりサービスを利用できます。
「ホテルのチェックインまで時間がある」「乗り継ぎ時間が長い」などの理由で、大きな荷物を預けて時間を有効利用したいという方は、空港で荷物を預けるのがおすすめです。
■荷物預かりサービスの基本情報| 場所 | ターミナル1 南ウィング 到着エリア |
| 営業時間 | 24時間、年中無休 |
| 料金(1個あたり) |
■小~中サイズ(203cm未満) 4時間未満:300ペソ 4時間~10時間:400ペソ 10時間~24時間:500ペソ ■大サイズ(203cm以上) 4時間未満:495ペソ 4時間~10時間:595ペソ 10時間~24時間:795ペソ |
※2025年5月31日時点の情報
マクタン空港(セブ空港)での時間つぶし方法
マクタン・セブ国際空港を利用する際には、フライト前後の待ち時間を有効に活用できる施設やサービスが豊富に揃っています。
ここからは、セブ島での旅行やビジネスの間に、空港内で快適に時間を過ごす方法をいくつかご紹介します。
空港内での待ち時間を快適に過ごしたい方や、時間つぶし方法を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
カフェやレストランの利用
マクタン・セブ国際空港では、さまざまなカフェやレストランが営業しており、フィリピンならではの食事を楽しめます。
セブ島で人気のローカルフードを提供する店から、国際的な有名チェーン店まで多岐にわたり、出発前のひとときを快適に過ごすことが可能です。
第1ターミナルと第2ターミナルの両方で飲食施設が充実していて、利用者の幅広いニーズに応えています。
例えば、早朝のフライトに合わせたモーニングメニューを提供するカフェや、スターバックスなどの日本でもお馴染みのチェーン店など、フライトの待ち時間中に軽食やコーヒーを楽しむには十分なラインナップです。
また、フィリピン料理を提供するレストランでは、アドボやレチョンといった地元の味を堪能できます。
お土産購入
セブ島旅行の思い出やフィリピンの魅力を日本に持ち帰るなら、マクタン・セブ国際空港内にあるお土産売り場がおすすめです。
空港内には多種多様なお土産店が揃っており、地元フィリピン産のユニークな商品が手に入ります。
旅の終わりに余ったフィリピン・ペソ紙幣や硬貨を使い切るためにも、空港でのお土産の買い物が役立ちます。
まず注目したいのが、セブ島で人気のドライマンゴーやマンゴーチョコレートです。これらは軽く持ち運びやすいため、日本へのお土産として定番です。
さらに、現地のカラバオミルクを使用したお菓子や、フィリピン名産のココナッツ製品(石鹸やオイル)は、健康志向の家族や友人にぴったりのギフトになります。
また、空港内の一部店舗では、伝統的なフィリピンの手工芸品を購入できます。
特に人気なのが、竹やアバカを使ったバッグやインテリア雑貨です。これらの商品は、セブの文化を感じられる実用的なアイテムとして喜ばれています。
さらに、ローカルアーティストがデザインしたグッズや、島の風景を描いたポストカードも旅の記念に最適です。
高級感を求める方には空港内にある特選ジュエリーショップもおすすめです。
ここでは、セブが誇る真珠や貴金属を使用したエレガントなアクセサリーを取り扱っています。
マクタン・セブ国際空港のお土産店は、搭乗前の時間つぶしにも最適で、ついつい買い物を楽しむうちに時間が過ぎてしまうこともあります。
ぜひ時間に余裕を持って訪れて、フィリピンの魅力が詰まった商品をお探しください!
ラウンジ利用
ラウンジの利用は、クレジットカードラウンジアクセス特典や有料プランでの利用となることもありますが、荷物の整理や両替と合わせて一息つくには最適な選択肢です。
セブ島に位置するマクタン・セブ国際空港には、旅行者が出発前や到着時に快適に過ごせるよう複数のラウンジが用意されています。
国際線専用の第2ターミナルには、セブ空港の中でも特に豪華なラウンジ「プラザ プレミアム ラウンジ」が設置され、出発を待つ時間を優雅に楽しむことができます。
エコノミークラスやLCC利用の方でも、有料プランで事前予約できれば利用可能です。
プライオリティ・パスを持っている方もこのラウンジを利用できますが、特に旅行客が多いシーズンには事前予約をおすすめします。
ラウンジでは通常、快適な座席、無料Wi-Fi、軽食やドリンクのサービスが提供されており、飛行機の乗り継ぎや長時間の待ち時間をリラックスして過ごすことが可能です。
特にセブ空港のラウンジは、フィリピン特有の明るくフレンドリーなホスピタリティを感じられるサービスが充実しているのが魅力です。
ラウンジを活用することで、ストレスを減らしながら安心して出発までの時間を過ごすことができるでしょう。
シャワー利用・仮眠をとる
マクタン・セブ国際空港は長時間のフライトや早朝・深夜便を利用する旅行者のために、仮眠をとるための施設が整っています。
移動や待機で疲れた体を休めるには、空港内の快適な空間を活用するのが便利です。
空港内には、短時間でもリラックスできる休憩スペースがいくつか設けられています。
前述のラウンジ「プラザ プレミアム ラウンジ」にも、有料のシャワー設備があります。
また、国際線ターミナルに直結しているトランジットホテル「AEROTEL(エアロテル)」は、仮眠やシャワーの利用が可能な施設として人気があり、フライト前後に快適な環境で休憩を取ることが可能です。
清潔感があり、荷物を預けてリラックスできるこのホテルは、到着時間やフライト予定に合わせて短時間ステイの予約ができます。
特に夜間便を利用する人やトランジットで数時間空港内に滞在する人におすすめします。
また、予算を抑えたい方には、空港内の椅子やラウンジスペースでの仮眠も検討できます。
第2ターミナルには、比較的新しい施設や座り心地の良い椅子が設置されているエリアがあり、多少快適に休むことができます。
無料Wi-Fiも利用可能なため、必要に応じてスマートフォンでアラームを設定するのも良いでしょう。
もし時間と予算に余裕があれば、マクタン空港付近のホテルを利用するのも選択肢の一つです。
セブ島やマクタン島にはリーズナブルな価格帯からラグジュアリーなホテルまで幅広く揃っています。
なかには、カジノがあるホテルもあります。多くの施設が空港近くに位置しているため、移動時間を短縮しつつゆっくり休むことが可能です。
さらに、ホテルによっては空港へのシャトルバスを提供している場合もあるため非常に便利です。
また、フィリピン・セブ島は熱帯性気候のため、施設内は冷房が効いています。仮眠時には薄手のジャケットやショールを持参すると快適に過ごせます。
まとめ
セブ島の玄関口であるマクタン・セブ国際空港は、2018年の新ターミナルオープンにより、施設が充実しました。
入国手続きは比較的スムーズで、タクシーやGrabなどの交通手段の利便性も心配ありません。
空港での時間つぶしも快適に過ごせるため、待ち時間を有効に活用できるでしょう。
そして、滞在中の両替や現地の安全対策などを忘れずに確認しておくことで、よりスムーズな旅行体験を実現できます。
セブ島での旅が充実したものになるよう、マクタン空港の設備や利便性をぜひ最大限活用してください。
◇経歴
高校は日本国内の文部科学省グローバル教育指定校に通学。
高校卒業後、タイの国立タマサート大学に1年間正規留学。
その後、転入先であるチェコの国立マサリク大学で政治とメディア学を専攻。
イギリスの企業でマーケティングインターンを経験し、その後ジュニアマーケターとして採用され、英語での実務経験もあります。
◇資格
・TOEIC 800(高校2年次取得
・ IELTS 6.5(高校3年次取得
・ CEFR C1 (大学2年次取得)
◇留学経験
・アイルランド・ダブリンで2週間のホームステイ (高校2年次)
・タイ国立タマサート大学(1年間正規留学)
・チェコ国立マサリク大学(現在3年目で政治とメディア学専攻)
◇海外渡航経験
・25カ国訪問済み(例:ギリシャ、ベトナム、アルバニアなど)
・現地での留学やインターンシップの経験あり
・現在は30歳までに30カ国訪れることが目標
◇自己紹介
旅行が大好きで、異文化交流や新しい経験を大切にしています。これまでの経験を活かし、留学の良さを伝えていけたらと嬉しいです。