セブ島旅行でいつものようにスマホを使いたい。
でも現地のSIMカードって難しそう、と思う方も多いことでしょう。
この記事では、初めてのセブ旅行でも迷わず使えるSIMカードの選び方、購入方法、プラン例をやさしく解説。
現地でスムーズにネットを使えれば旅がもっと快適になりますよ。
- セブ島旅行に必須。SIMカードの基礎知識
- セブ島滞在日数別に比較。5日間プランの活用法
- セブ島の空港ですぐ使える。購入場所と手順
- 無制限プランも選べる。通信容量の選び方
- セブ島での現地購入と通販。それぞれの注意点
- まとめ
セブ島旅行に必須。SIMカードの基礎知識
SIMカードとは
SIMカードは、スマートフォンをネットワークに接続するための小さなカードです。
カードに付いているICチップで加入者を識別します。
SIMカードをスマホに挿入することで、インターネットや通話ができるようになります。
皆さんは「ローミング」という言葉を聞いたことがありますか。
ローミングとは、携帯電話やインターネット接続サービスなど、利用者が契約している通信事業者の提供サービス範囲外の場所で、他の事業者の設備を通じて音声通話やインターネットなどのデータ通信を利用できるようにする仕組みです。
引用:ソフトバンクニュース
国際ローミングを使うことで、国内の通信事業者をそのまま海外でも利用できるのですが、料金は割高。
そこで現地のSIMカードを使うことにより、費用を安く済ませることができるのです。
セブ島現地で購入したSIMカードは、日本での契約や手続きは必要ないので、簡単な登録をしてすぐに使い始められます。
SIMカードを選ぶメリット
・現地で安くインターネットや通話ができる
旅行中、データ通信や通話が高額にならず、安く利用できます。
・自由にインターネットが使える
Wi-Fiがない場所でも、スマホでインターネットを使えます。
旅行中、行きたい場所を調べたりマップを見たり、ネット接続がないと不便なことが多いですよね。
私も海外旅行に行くと、いつもGoogleマップにお世話になっています。
日本での生活のように、常にインターネットに接続できる状態でいられるのは安心です。
SIMの種類
SIMカードは、機能面で3つの種類に分かれています。
・音声通話SIMカード:通話もデータ通信も使える
・データ通信専用SIMカード:通話機能はなく、モバイル回線を利用したインターネットのみ利用できる
・SMS機能付きデータSIM:インターネットとSMS(ショートメール)が利用できる
また、SIMのサイズにはnanoSIM、マイクロSIM、標準SIMの3種類があります。
現在の主流はnanoSIMカードです。
SIMカードの種類 | 特徴 |
標準SIM | サイズが一番大きいSIMカード、3G世代のスマホで主流だった |
microSIM | 標準SIMの次世代規格として作られたSIMカード、2010年以降に販売されたスマホで広く採用 |
nanoSIM | サイズが一番小さいSIMカード、現在多くのスマホで採用されている |
日本出発前に確認しておくべきこと
・自分のスマホに合うSIMカードのサイズ
先ほどご説明した通り、SIMカードのサイズは3種類あります。
サイズが合っていないSIMカードを選ぶとスマホに挿入できず、契約したSIMを使えません。
契約前に必ず自分のスマホのSIMカードのサイズはどれなのか?確認しておきましょう。
スマホの製品情報を調べておくと間違いないですね。
・SIMロック解除が必要かどうか
SIMロックとは、特定のキャリア以外のSIMカードを使った通信を制限する機能です。
あなたのスマホがSIMフリーの端末ならば問題ありません。
しかし2021年10月1日以前に発売されたスマホの場合は、SIMロック解除が必要な場合があります。
SIMフリーでない場合は、通信会社に連絡してSIMロックを解除してもらう必要があるため、早めにチェックしておきましょう。
セブ島滞在日数別に比較。5日間プランの活用法
セブ島でおすすめのSIMカード会社
フィリピンの大手通信会社(キャリア)が、GlobeとSMARTの2社です。
日本のdocomoとauみたいな感じですね。
どちらもフィリピン国内に多く普及しているため、セブ島でも安定した通信速度や広範囲の利用エリアが期待できます。
セブ島の玄関口であるセブ・マクタン空港にも、GlobeとSMART両社のSIMカウンターがあります。
海外旅行でSIMカードを初めて使うから不安……という方は、まずは大手のGlobeかSMARTを選んでおけば安心でしょう。
旅行日数別の料金プラン参考
フィリピンで主流のプリペイドSIMカードは、プランがとても細かく分かれています。そして安い!
Globeを例にすると、1ヶ月10GBのデータ通信プランが999ペソ(約2,500円)で使えてしまうのです。
【Globeの料金プラン参考例】
Go59:3日間で5GBのデータ通信プランが59ペソ(約150円)
GoEXTRA99:7日間で8GBの通話・データ通信プランが99ペソ(約250円)
【SMARTの料金プラン参考例】
ALL DATE: 3日間で2GBのデータ通信プランが50ペソ(約125円)
ALL DATE :7日間で6GBのデータ通信プランが99ペソ(約250円)
上記は一例で、他にもたくさんのプランがあります。
期間限定のお得な料金プランやプラン内容もこまめに変わるため、渡航前にチェックしてみてください。
また、日本で買えるSIMカードの5日間プラン料金も参考までにご紹介します。(2025年4月時点の金額)
Amazonで購入する場合。
【Globe】
4G-LTE対応 データ通信専用SIMカード:5日間4GB 1,830円(税込)
【SMART】
4G-LTE データ通信使い放題 プリペイドSIMカード:5日間 1,480円(税込)
ただし空港でSIMカードを購入する場合、料金プランはわりとシンプルなので選びやすいと思います。
なぜなら、旅行者向けに滞在日数に応じたプランが用意されているからです。
データ通信が定額契約されているプランのため、旅行者にも分かりやすく、プラン日数も1日・3日・5日などに分かれています。
また、空港のSIMカウンターの店員さんは多くの観光客に対応しているため、設定にも慣れていてスムーズなやり取りが行えるでしょう。
セブ島の空港ですぐ使える。購入場所と手順
SIMカードはどこで買える?
セブ島現地では、下記の場所でSIMカードを購入できます。
・空港
セブ島のマクタン・セブ国際空港に到着すると、到着ロビー内にSIMカードを販売しているカウンターがあります。
フィリピンの2大キャリアである「Globe」「SMART」のカウンターがあります。
初めてのセブ島旅行者には安心して利用できる購入場所です。
・ショッピングモール
セブ島のアヤラセンターなどの大型モール内の携帯ショップでSIMカードを購入できます。
SIMカードの購入手順
1.SIMカードの購入カウンターでプランを選ぶ
滞在日数やデータ容量に応じて、自分に合ったデータプランや通話プランを選びます。
英語にはなりますが店員さんに相談もできますよ。
2.身分証の提示
フィリピンでは、観光目的で訪れる外国人旅行者も含め、すべてのSIMカードの登録が義務化されています。
そのためSIMカードを購入する際は、旅行者でも本人確認が必要です。
登録する際には身分証(パスポート)の提示や滞在予定先の住所が必要になるので準備しておきましょう。
3.支払いをする
使用するプランの料金を支払います。
4.SIMカードの設定作業
スマホを渡せば、店員さんがSIMカードを挿入してパパッと設定作業をしてくれます。
自分でやると面倒なので、ここはスタッフさんにお任せしましょう。
無制限プランも選べる。通信容量の選び方
滞在日数別 必要な通信データ容量
自分の利用シーンに合ったプランで、コスパの良い選択がしたいですよね。
ここでは、セブ島に滞在する日数に合わせた通信データ量を参考までにお伝えします。
・1〜3日滞在:1GB〜3GB
・4〜7日滞在:3GB〜5GB
・8日以上滞在:6GB〜10GB以上
上記はあくまで目安で、滞在中にどれだけインターネットを使うかで必要なデータプランは当然変わってきます。
ホテルでリラックスして過ごすことがメインになる場合、ホテル内のWi-Fiも使えるため、データ容量が少ないプランを選ぶとコストも抑えられます。
旅行中の調べものやSNSを見るなど、ちょっとしたデータ使用なら1GB〜3GBくらいの少なめで十分でしょう。
マップの利用や、動画の視聴、写真のアップロードなどの利用が多くなる場合は、3GB以上のデータ容量があると安心できます。
長期滞在者や毎日インターネットを多く使う方は、5GB以上のプランがおすすめです。
友達や家族とシェアしたい場合は、データを分け合えるプランを選ぶとお得になるので、検討してみるのもいいですね。
セブ島旅行で無制限プランは必要?
セブ島に短期滞在する場合、SIMカードの無制限プランはオーバースペックかもしれません。
しかしデータをたくさん使う予定のある人は、無制限プランを検討してみてもいいでしょう。
例えば
- SNSに写真や動画を頻繁にアップロードする人
- 旅行中に動画視聴(YouTubeなど)やライブストリーミングを多くする人
- リモートで仕事をする人
特にお仕事で使う方は、データ量を気にせずインターネットを使えるため非常に便利です。
セブ島での現地購入と通販。それぞれの注意点
セブ島での現地購入 メリットと注意点
・SIMカードを現地購入するメリット
現地でSIMカードを購入するメリットは、やはり店員さんと直接やり取りできること。
プランに迷ったり設定方法が分からなくても、英語にはなりますがその場で確認できます。
設定に不安があれば、スタッフに自分のスマホを渡せばその場で設定してくれるため、ストレスなくSIM設定ができます。
・現地購入する際の注意点
空港では観光客向けに料金プランが高くなる傾向があります。
しかし観光客に慣れている店舗スタッフが設定サポートしてくれたりと、スムーズなやり取りができるため、SIMカード設定に不安がある方は空港で購入することをおすすめします。
通販でのSIMカード購入 メリットと注意点
・通販でSIMカードを購入するメリット
フィリピン旅行用のSIMカードは、日本出発前にAmazonなどで前もって購入できます。
出発前にSIMカードを購入して登録も済ませておけば、空港に到着してすぐにインターネットに接続できます。
また通販サイトで購入する場合、日本語サポートが受けられる場合もあり安心感があります。
・通販で購入する際の注意点
通販で購入したSIMカードは、設定を自分でする必要があります。
もし設定に不安がある場合は、現地で購入する方が安心です。
また配送となるため、余裕をもって注文しておくと焦らずに済みますね。
まとめ
セブ島旅行中のインターネット利用には、現地SIMカードの活用がおすすめです。
国際ローミングより安く、到着後もすぐ使える手軽さが魅力。
GlobeやSMARTといった大手通信会社であれば、空港やモールに販売カウンターがあるので安心です。
滞在日数や使いたいデータ量に応じて選べるプランも豊富。
日本で通販購入も可能ですが、海外で初めてSIMを使うなら現地購入の方が店員さんからサポートを受けられるのでおすすめです。

◇経歴
高校では、英語クラスに在籍。
大学では、英米文学を専攻。
営業事務として、メールや電話で英語を使いながら仕事をしていた経験があります。
◇資格
TOEIC 855点
◇留学経験
カナダで1年間の語学留学をしていました。
◇海外渡航経験
カナダ、アメリカ、メキシコ、台湾、韓国、タイ、カンボジアなど。
旅行・仕事・留学で、渡航した国々です。
◇自己紹介
学生時代から、なにかと英語に触れてきました。
子どもが産まれてからは、わが子に「おうち英語」をゆるーく続けています。
今は、子どもが英語を学んでいくプロセスに興味があり、フォニックスの教え方を勉強しています。
言語・文化・食事などを通して、その国の空気感を感じられる海外旅行が大好きです。
子どもと一緒に海外のさまざまな場所に旅行をすべく、計画中です。