オーストラリアへの留学やワーキングホリデーを考えている人たちの滞在方法として、
ホームステイが多く利用されます。
慣れない異国の地での生活ですし、現地の方と住めて食事も付いているとなれば少しは安心して向かうことができるでしょう。
さらにネイティブスピーカーと英語を学ぶ機会にもなり、文化の違いを体験することもできます。それも海外生活の醍醐味ですよね。
今回はオーストラリアでのホームステイに関する費用や注意点、おすすめのお土産まで解説していきます!
- オーストラリアのホームステイ事情
- ホームステイ先の探し方
- オーストラリアのホームステイにかかる費用目安
- ホストファミリーへのおすすめのお土産
- オーストラリアでホームステイする際の注意点
- まとめ ホームステイでオーストラリア滞在の思い出を作ろう
オーストラリアのホームステイ事情
オーストラリアは移民国家としても有名で、多くの留学生やワーホリを受け入れています。そのため、ホームステイをしている家庭もたくさん存在します。
親日文化もあり、比較的多くの人が日本人をフレンドリーに受け入れてくれるでしょう。
オーストラリアの土地は広いため、家の特徴として平屋が多く、庭にプールやバーベキュースペースがあることも多いです。
ホームステイ先の家族構成や雰囲気
ホームステイ先の家族構成は様々です。小さな子供がいる家庭から、シニア夫婦、シングルマザー、おばあちゃん1人など幅広い受け入れ先があります。
どのタイプの家族構成でも、それぞれ良い点や悪い点を感じることはあるでしょう。
基本的に出発前にホームステイ先の家族の詳細情報を知ることができます。
加えてホームステイ先に滞在するのが自分だけの場合と、他の学生も一緒に暮らす場合があります。
ホストファミリーの方々は留学生など異国の人と生活することに慣れていますし、仲介を頼む場合は手配先からの審査基準を満たしているので心配しすぎないでくださいね。
ホームステイ先の探し方
実際にホームステイ先を手配する方法は3つあります。
日本のホームステイを手配するエージェント会社に頼む
ホームステイ先の斡旋を専門としているため、優良な家庭が多いことが考えられます。クレームが多数ある家庭は登録解除されたり、徹底的に品質を保っているでしょう。
また全て叶うわけではありませんが、可能な限り細かい希望にも沿ったホームステイ先を探してくれます。
日系の会社だからこそ日本人の感覚を理解し、日本人が過ごしやすいファミリーが用意されていることも多いです。何かトラブルがあったときでも、相談しやすいでしょう。
学校が手配
語学学校などに通う場合は、基本的に学校が滞在先の手配をしてくれます。
エージェント同様、ホストファミリーの家庭環境やクレームチェックなどにおいての安心感があるでしょう。
学校で手配してもらう場合も、ペットや食物アレルギーの有無や喫煙可否など希望を伝えることができます。
またエージェントや学校手配であれば、耐えられないほどホームステイ先の環境が合わない際に相談が可能です。ホームステイ先と自分の間に仲介者がいることで安心できますよね。
自分で探す
自力でインターネットなどを駆使して探す方法もあります。最大のメリットは、手配してもらう手数料がかからないということです。また自分の細かい希望に沿って、納得いくまで探せます。
ただし、何かトラブルが発生しても全て自己責任というのが注意点です。
特に怖いのは金銭トラブル。家賃の支払い方法や家庭内での決まり事など、確認できることはしっかり聞き、書面やメールで残すなどしましょう。
また自力で探す場合、なかなか見つからず時間がかかる可能性があります。
オーストラリアのホームステイにかかる費用目安
オーストラリアでのホームステイにかかる費用の目安は、大体1週間250〜350豪ドル(2万4千円〜3万4千円)です。
さらに学校やエージェントに手配を頼む際は、手配料が平均200豪ドル〜350豪ドル(1万9千円〜3万4千円)程かかります。
宿泊代と食事 (朝食と夕食の2食タイプが多い)が含まれた値段で、基本インターネット料金は含まれていません。インターネットの使用料は1週間10豪ドル程度が相場でしょう。また中にはネット環境がない家もあります。
しかし食事提供の回数やインターネットに関してはホームステイ先やエージェントによっても変わるので、契約前にしっかりと確認してください。
ホームステイ費用の地域による差
住む地域によってホームステイ費用は変わります。大都市かそうでないかで物価による変動があるので以下、都市ごとの平均価格をご参照ください。
都市 | 1ヶ月のホームステイ平均価格 |
シドニー | 1400豪ドル(約13万円) |
メルボルン | 1400豪ドル(約13万円) |
ブリスベン | 1300豪ドル(約12万円) |
ゴールドコースト | 1300豪ドル(約12万円) |
パース | 1200豪ドル(約11万円) |
ケアンズ | 1200豪ドル(約11万円) |
※上記平均価格の為替レートは常時変わるので、都度ご確認ください。またあくまでも価格は平均で、ホームステイ先やエージェントによっても変わります。
ホームステイ費用の他に、空港からステイ先までの送迎代や日々の交通費がかかることも考えておきましょう。
少しでも費用を抑えたいという方は、大都市のシドニーやメルボルンは避けたほうがいいかもしれません。
短期留学ならホームステイ一択でもいいかもしれませんが、
長期滞在する方はホームステイ期間を2週間など短くして、すぐに安価なシェアハウスを探すというのも手です。
無料でホームステイする方法
「オーペア」や「ナニー」と呼ばれる制度を使えば、ホームステイの滞在費用を無料にすることができます。
・オーペア → 家主からの簡単な依頼や家事・育児を手伝うことで滞在費が無料
・ナニー → ホームステイ先の子どものベビーシッターをすることで滞在費が無料
どちらも報酬が発生するケースもあります。将来、保育士などを目指している方やすでに経験がある方には特におすすめです。
ホストファミリーへのおすすめのお土産
「お世話になるホストファミリーに何かお土産を渡したいけど、何がいいか分からない」と悩む方も多いですよね。
ちなみに必ずお土産が必要というマナー文化はないので、そこまで気張らなくて大丈夫です。ただ、日本でしか手に入らないちょっとした物でも持っていくと、コミュニケーションのきっかけにもなりますよ。
おすすめのお土産は、スーパーで買えるようなお菓子です。
好みは分かれるかもしれませんが、抹茶のキットカットなど抹茶味は日本っぽくていいかもしれませんね。他にも、おせんべいや駄菓子もおすすめです。
オーストラリアは食料品の持ち込み規制が厳しく、植物性や動物性の食品は持ち込めないので注意してください。
また「ザ・日本」の小物、箸や扇子などは定番なので、よく留学生を受け入れている家庭ではすでにいくつかもらっている可能性があります。
お菓子など消耗品が手頃で無難かもしれませんね。
オーストラリアでホームステイする際の注意点
ホームステイとは家族の一員として、共同生活に混ぜてもらうということです。
オーストラリア独自の文化や自分が滞在する家のルールを確認し、お互いが気持ちよく生活できるようにしましょう。
家のルールを聞く際は忘れないようにメモを取るのがおすすめです。
それではホームステイをする際の注意点を見ていきましょう。
食事
その家の食事時間のリズムを知ることは大切です。
朝食はパンやコーンフレークが用意されていてセルフサービスで食べるスタイルが多い傾向ですが、夕食はなるべくファミリーと一緒に食べましょう。
昼食は滞在費用に含まれておらず自分で用意するケースが多いので、夕食がホストファミリーと話す1番のチャンスなのです。
会話をして英語力をあげる機会にもなります。
苦手な食べ物がある場合は遠慮せずに、ホストファミリーに伝えましょう。また友人と外食をするときは必ず事前に伝え、心配や迷惑をかけないようにするのが大切です。
水事情
オーストラリアは
水不足の国です。
そのため、
水の無駄遣いには敏感なので注意しましょう。
家庭にもよりますが、シャワーの時間に5〜10分など制限を設けている場合もあります。ただし5分以内にシャワー室を出なければいけないという意味ではなく、水を流し続ける時間を指します。
またオーストラリアではトイレとシャワーが一室にあることも多く、あまり長居すると他の人がトイレに行けないので気をつけてください。
洗濯の回数も週に1〜2回程度の家が多いでしょう。
全ての家が制限を設けている訳ではありませんが、水不足の国ということを意識して節水を心がけることは大切です。
ドアを開けておく
「使用していない部屋のドアは開けておく」というのがオーストラリアでは普通です。
日本ではいつでもドアを閉める習慣がありますが、オーストラリアではドアが閉まっていると「使用中」もしくは「入らないで」という意味になります。
トイレなどを使用した後はドアを開けておきましょう。
また自分の部屋のドアも基本的に寝るとき以外は開けておきます。勉強中などで邪魔をされたくないときは完全には閉めずに、少し隙間を開けておきましょう。
その他ハウスルール
家庭ごとにルールは違いますが、到着したらその家のルールをしっかりと確認しましょう。
例えばオーストラリア人は就寝時間が早めの傾向があります。ホストファミリーがオーストラリア人じゃなくても小さい子供がいる場合もあるでしょう。
そういった場合、夜遅くに大きな声で電話するなどは控えなければなりません。
また門限があることもあります。成人している場合は無いことがほとんどですが、あまり遅くなると心配をかけるので必ず連絡をしましょう。また深夜に帰る際は、大きな音を立てないなどの配慮も必要です。
まとめ ホームステイでオーストラリア滞在の思い出を作ろう
知らない土地で何も分からない状態で生活をするのは不安なものです。
ホームステイを活用すれば、ホストファミリーの方から現地情報を得る機会にもなりますし、慣れない生活で食事を気にする負担も減ります。
ファミリーと積極的にコミュニケーションを取ることで英語力アップにも役立つでしょう。
加えて海外と日本の文化の違いや暮らしを体験できるのも魅力です。
オーストラリアは親日で、ホームステイ文化の根強い国というのも安心できます。
オーストラリアへの短期留学や語学留学、ワーホリなどを考えている方はぜひ、ホームステイを検討してみてください!