ワーホリとは?滞在できる国やメリット、できる仕事などを簡単に解説します!

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ワーホリとは簡単にいうと日本と協定を結んだ国·地域での休暇や就学、就労が認められるビザのことです。

この記事ではワーホリとはなんなのかその概要や対象国、利用できる年齢などについて解説しています。また、ワーホリを利用するメリット·デメリットや現地でできる主な仕事についても取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

ワーホリとは?

ワーホリとは何か、簡単にいうと、休暇や就学、就労が認められるビザのことです。

正式名称は「ワーキングホリデー」といい、
2つの国や地域の取り決めによって、対象となる青少年が一定期間の休暇を過ごしながら現地での滞在をカバーするために就労を認める制度のことです。

ワーホリの協定を結んでいる国であれば、 どの都市に滞在しても、勉強しても、仕事をしてもいいため自由度の高いビザだといえます。

このワーホリ制度の背景には、各国·地域が自国·地域の文化や生活様式を理解してもらう機会を提供するという目的があります。そのため、制度の主な趣旨としては就労ではなく休暇です。それでも現地で仕事をすることは可能です。

日本におけるワーホリ制度は、1980年にオーストラリアとの間で開始したことをきっかけに1985年にニュージーランド、1999年に韓国とフランス、2000年にドイツ、2001年にイギリスと徐々に各国·地域との間で協定が広がっていきました。

ワーホリで行ける国

2024年6月時点で、ワーホリで行くことのできる国は以下の30カ国です。

オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、アルゼンチン、チェコ、チリ、アイスランド、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダ、イタリア、フィンランド、ラトビア、ルクセンブルク

アジア、ヨーロッパ、オセアニア、南米、北米を中心とした幅広い国や地域でワーホリが利用可能です。

自分の興味のある国に気軽に滞在できるのはワーホリの魅力です。ぜひ活用してみてください。

ワーホリで滞在できる期間

ほとんどの国では、ワーホリで滞在できるのは最長1年となっています。

また、1年を迎えると延長はできません。

1つの国や地域で利用できるワーホリビザは1回のみとなっているため、それより長くその国や地域に滞在したい場合は他の滞在方法を検討しなければなりません。

ただし、一部の国に関しては1年以上の滞在が可能です。例えばオーストラリアは条件をクリアすれば最長で3年間の滞在ができます。

また、ニュージーランドは最長で1年3ヶ月まで滞在可能です。さらにイギリスのワーホリ制度である「ユース·モビリティ·スキーム(YMS)」は2年間の滞在が認められています。

少しでも長く海外に滞在したいといった方はこれらの国でのワーホリを検討してみるといいでしょう。

また、ワーホリは18歳から30歳までであれば申請できるため、例えば最初の1年でカナダにワーホリでいき、その後オーストラリア、ニュージーランドと英語圏の国で連続してワーホリをすることは可能です。

ワーホリは30歳のうちに申請すれば31歳になってから現地に渡航しても問題ないため、18歳からワーホリを毎年すれば14年近く海外で過ごし続けることも不可能ではありません。

ワーホリのメリット

ここではワーホリをすることでどういったメリットが得られるのか解説します。ワーホリに興味があるものの迷っている方はぜひ参考にしてください。

海外で生活できる

ワーホリは休暇や文化交流を目的としたビザであり、基本的に1年間の滞在が認められているため、海外で生活を送ることができます。

ビザなしの場合、日本人の場合は大体90日までしか滞在できないことを考えると大きなメリットだといえるでしょう。

「異国の地で生活してみたい!」
「海外の雰囲気を味わいたい!」
「日本とは違った生活を送ってみたい!」

と言った人にとってワーホリはぴったりです。

海外での就労経験

ワーホリビザは海外での就労が可能となっているため、海外で就労経験を積むことができます。

海外に行くこと自体は観光でもできますが、観光では就労が認められていないため、現地社会の様子を経験したり、外国語を使って仕事をしたり、現地通貨で稼ぐ喜びを感じたりといったことはできません。

また、ワーホリビザは企業が雇用してくれればフルタイムで働くことも可能です。これは就労が認められているものの働ける時間に限りがある学生ビザとは大きな違いだといえます。

現地での就労経験を積むことで 帰国後のキャリアに繋げることも不可能ではありません。

語学習得

ワーホリでは現地の学校に通うこともできるため、例えば語学学校に通って語学習得に努めることも可能です。

ワーホリに興味を持っている人の中には英語を喋れるようになりたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

現地で英語を使って生活しながら学校に通うことで語学力を高めていけます。また、一定以上の語学力を身につければ現地で仕事を見つけ、英語を使って仕事をすることもできるでしょう。高い語学力は帰国後の仕事探しにおいても役立つ可能性があります。

国際的なネットワークの構築

海外で生活しているとさまざまな国の人と出会う機会があるため、国際的なネットワークの構築が期待できます。

日本では外国人の方を見かける機会がそれほど多くはありませんが、海外に行くとさまざまなバックグラウンドを持つ人たちが生活しています。

学校や職場の中にも国際色豊かなケースがあるため、
さまざまな国の人との繋がりを作りたい人にとっては大きなメリットです。

将来そのネットワークを活かして勉強や仕事に取り組むこともできるでしょう。

ワーホリのデメリット

メリットの一方でワーホリには少なからずデメリットもあります。ここでは具体的にどのようなデメリットがあるのか解説します。メリット·デメリットの双方を踏まえたうえでワーホリを利用するのかどうか検討してみてください。

希望の仕事が見つからない可能性もある

ワーホリは現地での就労が可能ですが、必ずしも希望する仕事が見つかるわけではありません。

例えば、語学力が不十分であれば現地企業での就職は難しいでしょう。また、日本食レストランなど、日本語を使って働ける職場でも応募者が多数で選考に落ちる可能性があります。

現地での賃金を生活費として考えていると、仕事が見つからないために早い段階で帰国する羽目になったといった事態にもなりかねません。

ワーホリが利用できない国もある

2024年6月時点でワーホリが利用できるのは30の国や地域です。そのため全ての国·地域で利用できるわけではないと理解しておきましょう。

例えば自分が好きな国、興味のある国ではワーホリをしていないといったケースもあります。そのような場合、その国と似ている国でワーホリをするのか、それともワーホリ以外の方法で自分の興味のある国に行くのか検討しなければなりません。

経歴に空白期間ができる

ワーホリをしている間は経歴に空白ができるため、帰国後の就職で苦労する可能性があります。

人によってはワーホリと聞いて休暇を楽しんでいたと思う人もいるため、ワーホリをしていたということが再就職の面接で不利に働く可能性はゼロではないでしょう。

このような事態を回避するためにも、
ワーホリ中に何をして何を学んだのか
といった点を明確にし、詳しく説明できるようにしましょう。

また、現地企業で就業していた場合は具体的な仕事内容などを説明し、その経験がどのように活かせるのかについても言及できるといいでしょう。

ワーホリでできる主な仕事

就労が可能なワーホリではさまざまな仕事をすることができます。ここでは日本人がワーホリ中に行うケースが多い仕事を紹介します。自分がワーホリをするときにどんな仕事をするのか、ぜひ参考にしてください。

日本食レストラン

ワーホリでできる仕事の代表格ともいえるのが日本食レストランです。

「ジャパレス」と呼ばれることもある日本食レストランは、世界各国にあります。

中には経営者が日本人のケースもあり、そのような職場では、日本語を使って仕事をすることも珍しくありません。

英語をはじめとした外国語を使って仕事をしたいと思う人が多いかもしれませんが、渡航直後で語学力が低い段階では仕事がすぐに見つからない可能性が高いです。そのようなときに日本語で働ける日本食レストランであれば収入に困る心配がありません。

ただし、スタッフの多くが日本人というレストランだと日本語ばかりを使ってしまい、日本にいるのと変わらないため、働く期間を決めるなどしておきましょう。

カフェ

レストランと似ていますが、現地のカフェでバリスタとして働く人も少なくありません。

オーストラリアなど、カフェ文化が発達しており、各地にカフェがあるような場所だと
バリスタとして働くことを目指してワーホリをする人もいるほどです。

カフェでコーヒーを淹れてお客さんとの会話を楽しむ姿を想像している人も多いのではないでしょうか。カフェが多い国であれば、バリスタとしても挑戦しやすいでしょう。お客さんとの会話を通してコミュニケーション能力を伸ばすことも十分可能です。

ベビーシッター

住み込みのベビーシッターとして働く人もいます。

ワーホリビザがあれば海外に自由に滞在できますが、家探しに苦労する人は少なくありません。また、家が見つかっても家賃が高くて生活に余裕がないといった人もいるでしょう。

そのようなときに住み込みのベビーシッターであれば、 ステイ先の部屋を貸してもらえ、食費がかからないケースも多いため、生活費を最小限に抑えつつ収入を得られます。

住み込みですが、ベビーシッターとして1日中仕事をするわけではなく、自由な時間も確保できます。また、ステイ先の家族との会話を通して語学力を伸ばしたり、現地の生活を体験したりすることも可能です。

まとめ

今回はワーホリとは何なのか、その概要や利用できる国、年齢制限、メリット·デメリットなどについて解説しました。ワーホリとは簡単にいうと休暇や就学、就労が認められるビザのことです。

2024年6月現在30の国や地域で利用可能となっており、基本的には1年間その国·地域に滞在できます。現地では語学学校に通っても、仕事をしても、休暇を満喫しても構いません。

1年間自由に過ごせるビザは他にはないため、海外生活に憧れている人、海外経験を積んでみたい人などはぜひ利用を検討してみてください。

 

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