英語初心者必見!不定代名詞の基本ルールと使い方を解説

不定代名詞, オンライン英会話, ネイティブキャンプ

皆さん、こんにちは。今日は、不定代名詞の基本について考えていきます。

「不定代名詞」とは何か、皆さんは、答えられますか?私も、不定代名詞と聞いて、すぐにはピンッときません。なぜなら、不定代名詞に入る単語は、とても多いからです。そして、日本語に似たような概念がないことも、不定代名詞がわからないという原因としてあげられます。

不定代名詞とは、日本語で言えば、「あれ」、「それ」、「どれ」といったアバウトな答え方に似ているような気がします。しかし、この不定代名詞は、試験などで穴埋め問題にされやすいです。不定代名詞を制するものは、穴埋め問題を制すると言っても過言ではないでしょう。

受験生の皆さんや、学生の皆さんには必見なトピックかもしれません。今日は、不定代名詞について例文を交えながら徹底解説していきます。この記事では、不定代名詞をわかりやすいと思ってもらえるよう皆さんにお伝えしていきます。

不定代名詞の基本理解

まず、はじめに不定代名詞についておさらいしましょう。きっと、不定代名詞と思わず自然に使用している方が多いと思います。

代名詞とは、「he」、「she」、「they」などのことを指します。英語は、繰り返し単語を使用することが嫌いです。そのため、一度出てきた登場人物に対して、これらの単語が代わりに使われています。このような代名詞は、具体的な一人、もしくは一つを思い浮かべることができます。一方で、特定できずにもっとぼんやりしたイメージが、不定代名詞です。

不定代名詞とは

不定代名詞とは、不特定の物や人を指す時に使われる代名詞のことです。そのため、文全体がぼんやりしたイメージになります。英語は、不定代名詞が好きなので、よく使われます。代表的な不定代名詞として、「one」、「every」、「some」、「any」、「no one」、「both」、「each」、「all」、「none」などがあげられます。一度は聞いたことがある単語もあるでしょう。

不定代名詞の種類

不定代名詞は、普通、人や場所、物に対して説明したい時に使用できます。たくさん種類がありますが、代表的な物をここでは紹介していきます。

「全て」を表したい時は、「every」を用いて「everyone」,「everywhere」, 「everything」と使うことができます。

肯定的な文章で「一部」を表したい場合は、「some」を使います。「Someone」もしくは「somebody」、「somewhere」、「something」と使えます。

否定的な文章で、同様に「一部」と表現したい際は、「anyone」もしくは「anybody」、「anywhere」、「anything」を使いましょう。

「全くない」と表したい時は、「no one」もしくは、「nobody」、「nowhere」、「nothing」を用いて文章を作ります。

他の種類についても後ほど詳しく紹介していきます。まずは以上の代表的な種類を覚えておくといいでしょう。

不定代名詞の用法

不定代名詞は、文法的に名詞と同じ位置で使うことができます。

肯定文、否定文、疑問文など、どんな文章にも使うことができます。しかし、文章の方向によって使う単語を間違えたり、意味が異なったりするので注意が必要です。

また、可算名詞で使用するのか、不可算名詞で使うのかにおいても注意が必要です。英語は、曖昧でもいい日本語と違い、数を気にする言語です。そのため、常に主語の人数や個数などを意識しておくといいでしょう。それでは、具体的な単語と共に、不定代名詞について詳しく見ていきたいと思います。

OneとIt

I have a new pen. Would you like to use it?

「私は新しいペンを持っています。あなたはそれを使いますか?」

I lost my hat, so I must buy one.

「私は帽子をなくしました。そのため、新しい物を買わなければいけません。」

「One」と「it」は、2つとも「それ」という意味があります。文章の中で前に出てきた単語を指し示しています。しかし、この2つの単語には少しだけ違いがあります。その違いについて例文を見ながら解説していきます。

「I have a new pen. Would you like to use it?」 では、私が新しいペンを持っていてそれを使うかどうか他の人に聞いています。この時の「it」は、「pen」を指し示していますが、これは、私が持っている「それ」です。つまり、どのペンかを特定できます。このように、指し示している物が特定できる際は、「it」が使われます。

一方で特定できない「それ」に使うのが「one」英語 不定代名詞です。

「I lost my hat, so I must buy one. 」では、私が帽子を無くしてしまって、新しい帽子を買わなければならないと解釈できます。この際、帽子は無くした帽子と全く同じとは限りません。フワッとしたイメージでの「それ」を表す必要があります。このように、特定できないものを表したい場合は「one」を使いましょう。

Every (Everyone, Everybody, Everywhere, Everything)

「Every」「全ての」という表現です。「全ての」という意味でありながら、イメージは一人一人に焦点を当てているため単数形で通常使われます。

Good morning, everyone! 「おはようございます。皆さん。」

You can sit everywhere. 「どこに座っても良いです。」

Please get everything. 「全てとってください。」

Some (Someone, Somebody, Somewhere, Something)

不定代名詞「something」という言葉を聞いたことはありますか?

「Some」 には「いくつかの」 という意味があります。ある程度の数もしくは数量がある場合によく使われます。

「Some」は、数えられる名詞にも数えられない名詞にも両方ともに使用することができるため万能です。基本的には、数量を表す単語のため複数形で用いられます。しかし、例外として「知らない物」 という意味で使用される際には単数形で使われるので使い分けに注意してください。

There is something in the kitchen. 「台所にいけば何かしらある。」

There is someone in the garden. 「庭に誰かいる。」

I would like to go somewhere in the winter. 「冬にどこか行きたいです。」

Any (Anyone, Anybody, Anywhere, Anything)

「Any」は、「何か」という意味です。

一般的に、疑問文もしくは否定文で使用できます。

Any 疑問文

「Any」を疑問文で表す場合は、何かあるかというイメージで聞きます。

Does anyone know about this question?「この問題について誰かわかりますか?」

Any 否定文

「Any」を否定文で表すと、何もないというイメージで伝わります。

I don't have anything to see. 「見る物は何もありません。」

He didn’t go anywhere last summer. 「彼は夏休みにどこにも行きませんでした。」

Some か Any か

筆者は昔、疑問文なら「any」、通常の文には「some」を使えと覚えた記憶があります。今でも、「some」の意味を疑問文で使いたい場合、「any」に切り替えようと無意識に働くことも多いです。間違ってはないのですが、厳密にいうと、「some」は、疑問文でも使用することができます。

「Some」は、何かがあって、相手のyesの回答を想定して質問する時、もしくは何かをおすすめする際には疑問文として使用することができます。

Would you like some water? 「お水は入りますか?」

No one, Nobody, Nowhere, Nothing

「No」「全くない」 という意味です。「No」 は否定的な意味で実際、より強調して強く、絶望感や怒りと言った感情 と結び付けて表すことができます。しかし否定文ではありません。

No one knows about it. 「それについては誰も知りません。」

There is nowhere to sit on the train. 「電車で座るところはどこもないです。」

He has nothing to do today. 「彼は今日一日何もすることがないです。」

OneかBodyか

ちなみに、今説明してきた、「every」、「some」、「any」、「no」は、その後に、「one」もしくは「body」を組み合わせることが可能です。どちらも同じ意味になり、対して違いはありません。しかし、厳密にいうと、「body」は、フレンドリーな表現なので友達や親しい人に対して使用します。一方「one」「body」に比べてフォーマルなイメージとして使われます。会社などではこちらの表現を使えると良いですね。

Both

「Both A and B」「AとBの両方とも」と覚えた人も多いのではないでしょうか。

「両方」という意味に使える表現です。

「Both」は2つの物を表すため、複数形が後に続きます。

Both of them are my daughters. 「彼女らは、2人とも私の娘です。」

I need both of you to carry boxes. 「私には、箱を運ぶためには2人とも必要です。」

Both my sister and I are busy today. 「私の姉と私は今日はどちらも忙しいです。」

Each

「Each」は、「それぞれ」という意味を表します。

2つ以上の複数の人や物を1つ1つで表したい際に使える表現です。

「Each +名詞」で表し、単数扱いになります。

Each cat has its favorite food. 「それぞれの猫はそれぞれにお気に入りの食べ物があります。」

All

「All」は、「全て」という意味を表します。

3つ以上の物や人を「全て」と一括りにしたい際に使える表現です。

「All of 可算名詞」の場合は複数形、「all of 不可算名詞」の場合は、単数形として扱うので注意が必要です。

All of the information is helpful for me at the airport. 「空港での全ての情報は私にとってためになる物です。」

I need all of them. 「私には、これら全部必要です。」

None

「None」「何もない」という意味です。

「None of 名詞もしくは代名詞」で使うことができます。

「All」と同様、「none of 可算名詞」は複数扱い、「none of 不可算名詞」は単数扱いなので注意しましょう。

None of them can speak Japanese. 「ここにいる全員が日本語が話せません。」

Other

英語 不定代名詞「other」は、「他の」という意味を表します。冠詞をつけるか、複数形をつけるかで意味が少し変わるので注意して見ていきましょう。

The other

2つの物があり、もう片一方を表したい場合は、冠詞「the」をつけて「the other」「もう一つの」と表すことができます。

I have two apples. One is mine. The other is yours. 「2つのりんごがあります。一つは私の物でもう一方はあなたのです。」

The others

物が多数あって、別の何個かを表したい場合は、「others」と複数形にします。

物が多数あって、別の何個かを全部表したい場合は、冠詞「the」をつけて「the others」と使うことができます。

Three of the apples are red, the others are blue. 「3つのりんごは赤色で、その他全ては青色でした。」

このように、「other」は、使い方によって制限する範囲が異なるので数を意識をしながら使ってみましょう。

Another

「Another」は、「もう一つの」という意味を表します。先ほどの「other」に、似た表現です。An other が組み合わされて「another」という意味ができました。

3つ以上の物がある際、別の何個かのうち、一つだけ表したい場合に使用することができます。

それでは、the other とどう違うの?と思う人も多いと思います。

The other は、2つの物しかなく、そのうちの「もう一つ」です。

Another は、3つ以上物があって、残っている物もたくさんある状態です。そのうちの「もう一つ」を表すことができます。

Can I have another piece of pizza?「ピザをもう一切れもらえますか?」

Either

「Either」「どちらかの」という意味になります。先ほどの「both」が両方とるとすれば、この「either」は、両方ではなく2つあればどちらか1つをとるといったイメージです。

「Either A or B」で「AかBのどちらか」という表現を覚えたことがある人もいると思います。

この「either」は、肯定文と否定文で使う際には大きな違いがあるので注意が必要です。

肯定文で使用する際は、2つの物のどちらかを選ぶ、もしくはどちらでも 良いという意味になります。

しかし、否定文で使うとこの「どちらか」という意味は、どちらも当てはまらないという意味になります。

You can take out either book. 「どちらかの本を持っていって良いです。」

I couldn’t get either of the tickets. 「どちらのチケットも取ることができなかった。」

Neither

「Both」が2つある物のうち「両方」

「Either」が2つある物のうち「どちらか」とすれば

「Neither」は、2つある物のうち「どちらでも ない」時に使用できます。

この「neither」は肯定文で使用しても否定の意味になります。

また、単数扱いにもなるので注意が必要です。

Neither of my sisters likes Natto. 「私の姉たちは納豆が嫌いです。」

まとめ

今回の記事は、不定代名詞 英語について学習しました。皆さんいかがでしたか?種類が多すぎて混乱している人もいると思います。

不定代名詞として括ることで見えてくることもあります。しかし、理解が難しいと感じれば、必ずしも不定代名詞に当てはめて考える必要はないと思います。

英語 不定代名詞に 覚え方はそれぞれあるものの、統一したものはありません。記事をみてお分かりのように型に当てはめるのが難しく、単語によって使い方も覚え方もバラバラです。まずは、自分がよく使うだろうという単語をそれぞれでピックアップして、使い慣れていくことをお勧めします。

日本語ではない表現ばかりです。英語は単数か複数かどうか、疑問か否定かどうかをとても気にします。ゲーム感覚で使いこなしていきましょう。

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