れんこんの煮物、れんこんのきんぴら…日本の食卓によく登場する「れんこん」。英語で何と呼ばれるのか知っていますか?
この記事では「れんこん」の英語表現や、れんこんを知らない外国人に向けた説明の仕方を紹介します。
また、れんこんの特徴である食感にちなんで、英語でのさまざまな食感の表現方法もまとめました。日常の英会話の中で活用できる情報ばかりです。毎日の英会話学習にお役立てください!
【れんこん】について
れんこんは、食用に用いられるハスの根茎(ねっけい)部分です。よく知られている和名は「蓮根(れんこん)」ですが、「はすね」「はすのね」と呼ばれることもあります。
れんこんの大きな特徴は、大小さまざまな穴があいた独特な形状です。これらの穴は、日本では「先を見通す」という意味合いから縁起が良いとされています。そのため、新年のおせち料理や節句などの特別な料理によく使われますね。
れんこんは、日本だけでなく、中国、韓国、台湾、ベトナム、タイなど、アジア各国で広く親しまれています。欧米でもあまり一般的ではないものの、一部のスーパーマーケットやアジア食材専門店で入手できます。
れんこんは、シャキシャキとした独特の食感と風味が特徴的。生でサラダに加えたり、煮物や炒め物、揚げ物などにして食べられます。食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、健康に良い食材として人気です。
【れんこん】の英語表現
ここからは、いよいよ「れんこん」の英語表現をみていきましょう。「れんこん」は英語で「lotus root」です。
「Lotus」と「root」にわけて詳しく解説していきます。
lotus root
れんこんは英語で「lotus root」と言い、直訳すると「ハスの根っこ」です。「Lotus」は、水中に生息する植物「ハス」を指す名詞です。花の色は白やピンクが一般的で、優雅で独特の形状をしています。
「Lotus」は多くのアジアの文化で、純潔、誠実、美、または悟りを象徴するシンボルとされています。仏教やヒンドゥー教においても、「lotus」は聖なる花とされており、神聖な存在と結びつけられています。アジア圏では庭園や池、寺院などで観賞用として栽培されることも多い花です。
ちなみに、「lotus」の名前は、古代ギリシャ語で「忘れられないもの」や「忍耐」を意味する言葉に由来しています。これは、ハスの花が時折泥水に咲くにもかかわらず、美しい花を保つ特性にちなんでいるそうです。
もう一方の「root」は、「根」を指す名詞です。れんこんはハスの根であることから、この単語が用いられています。
【れんこん】を英語で説明
続いて、れんこんを英語で説明するための表現方法をいくつか紹介します。
日本では一般的な食材ですが、欧米人にとってはあまり馴染みのない野菜なので、れんこんを知らない外国人もいるかもしれません。
そんな時に、れんこんについて説明ができるといいですよね。ぜひこの機会に説明の仕方も覚えてみましょう!
A: Hey, what’s this?
B: It's called "lotus root," and it's part of the lotus plant. Give it a try.
A: ねえ、これ何?
B:これは「れんこん」と呼ばれるもので、ハス科の植物の一部です。試してみたら?
This root vegetable is commonly used in Asian cuisine.
この根菜はアジア料理でよく使われます。
※root vegetable:根菜
Lotus root is crunchy and delicious.
れんこんはシャキシャキしていて美味しいよ。
Lotus root is known for its unique appearance with multiple holes and a crisp texture.
れんこんは、多数の穴が開いた独特の見た目と、シャキシャキした食感が特徴です。
おまけ 食感を表す英語表現
れんこんはしゃきしゃきとした食感が特徴的な野菜ですよね。ここでは、様々な食感を表すための英語単語を複数紹介します。
覚えておくと表現の幅が広がる英語ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
やわらかい
「やわらかい」は英語で「soft」です。あまり噛まなくても食べられ、口当たりの良い食べ物に対して使われます。例えば、ケーキや蒸しパンなどがあるでしょう。
日本語ではお肉を「やわらかい」と表現することがありますが、英語ではどんなに柔らかいお肉でも「soft」とは言いません。なぜなら、「soft」はあまり噛まなくても食べられることが前提なためです。「お肉が柔らかい」と言いたい場合は、「tender」を使いましょう。
This pancake has a soft texture and melts in your mouth.
このパンケーキは柔らかくて口の中でとろけます。
The slow-cooked meat is incredibly tender and flavorful.
ゆっくりと調理された肉は非常に柔らかで風味豊かです。
もちもち
「もちもち」は「chewy」と表現します。
柔らかすぎず噛み応えがあるような食べ物を表す英語です。餅やガム、パン、うどんなど、もちもちした食感を形容する際に便利な形容詞です。
The dango has a chewy texture that I enjoy.
もちもちした食感のお団子が好きです。
I like chewing on soft candy because it's so chewy.
ソフトキャンディーを噛むのが好きです。なぜならとても噛み応えがあるからです。
ふわふわ
「ふわふわ」は英語で「fluffy」です。
膨らんで軽い食感を示す形容詞で、空気を含んでいるようなものに対しても使われます。例えば、綿あめやホイップクリーム、シフォンケーキ、卵料理などがあるでしょう。
The omelet is fluffy and perfectly cooked.
オムレツはふわふわで完璧に調理されています。
These sponge cakes are so fluffy. They practically melt in your mouth.
これらのスポンジケーキはとてもふわふわしていて、口の中でとろけるようです。
弾力
「弾力」は英語で「chewy」です。「もちもち」と「弾力」は同じような食感のため、同じ単語で表現できます。
The gummies are so chewy.
このグミは弾力があるね。
サクサク
「サクサク」は英語で「flaky」や「crispy」「crunchy」と表現します。食べ物が軽くてサクサク、パリパリとした食感を表現するのに使われます。
「Flaky」は焼き菓子やパイのような層が重なった食べ物に対してよく使われます。「Crispy」は、揚げ物のように外側が軽くてサクサクした食べ物を表現するのに最適です。「Crunchy」は、食べたときに明確な音がするような硬く、サクサクとした質感を指す英語です。ナッツやクッキーチップスなどがあるでしょう。
The pie crust is so flaky.
このパイ生地はとてもサクサクしています。
The pork cutlet is crispy on the outside and juicy on the inside.
とんかつは外側がパリパリしていて、中はジューシーです。
※pork cutlet:とんかつ
I prefer crunchy snacks like pretzels and chips.
わたしはプレッチェルやチップスなどサクサクしたスナックが好きです。
カリカリ
「カリカリ」は英語で「crunchy」です。
「Crunchy」は前述した通り、明確な音がなるほどサクサク、カリカリした食べ物に対して使われる英語です。他にも、おせんべいを食べたときの「ボリボリ」や「バリバリ」などの食感を表したいときにも活用できますよ。
She likes to add crunchy croutons to her salad for extra texture.
彼女はサラダにカリカリとしたクルトンを加えて、食感をプラスするのが好きです。
とろける
「とろける」は英語で「melt」です。
柔らかく、口の中で簡単に解けるような食感を指す英語です。例えば、チョコレートやチーズなどがあるでしょう。
The chocolate truffle was so rich and velvety. It melts in your mouth like butter.
そのチョコレートトリュフはとても濃厚でなめらかで、口の中でまるでバターのように溶けます。
ぷるぷる
「ぷるぷる」は英語で「jiggly」です。
「Jiggly」は軽く揺れたり、柔らかい動きをする食べものに対して使われます。例えば、ゼリーやプリンなどがあります。
The freshly made grape jello is so jiggly.
出来たばかりのぶどうのジェロはとてもプルプルしています。
The pudding is so creamy and jiggly.
このプリンはとてもクリーミーでぷるぷるしています。
まとめ
この記事では「れんこん」の英語表現を解説しました。外国人にはあまり馴染のない食べ物なので、説明の仕方もぜひ参考にしてくださいね!
また、食感をあらわす英語もたくさん紹介しました。英語の表現を広げるためにも、併せて覚えておくと便利でしょう。
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◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.