「背中で語る」は英語でなんていう?言えたらかっこいいフレーズを紹介

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今回は、「背中で語る」という表現を英語でどう言うのか解説していきますよ!

日本語的なこの表現は、英語で直訳しても通じるのでしょうか。それとも、ニュアンスだけ切り取って別の英単語を使った方が良いのでしょうか。以下で見ていきます。

「背中で語る」の英語表現

「背中で語る」とは、言葉より態度で相手に伝えることです。

英語でそのまま訳すこともできますが、よりかっこいい表現や自然なフレーズがあるので、以下でいくつか覚えてみてくださいね。

lead by example

lead by exampleは、「手本を示して指導する」という意味です。

「先頭に立つ」と訳してもいいですよ!leadは「先導する」という意味で、「リーダー」という日本語でもよく使われています。リーダーとしてexample、つまり「例」を示すということです。言葉ではなく行動で他を導く様子を表しています。

Our supervisor rarely tells us what to do. She leads by example.
うちの上司はめったに口で指示しないんだ。背中で語るってやつ

Show, don’t tell.

Show, don’t tell.は、「示して、言うな」という意味ですね。

「背中で語る」は行動で示して口では言わないという意味ですから、似ているフレーズであると言えます。

最初のshowは動詞で、コンマがあることに注意しましょう。これが名詞で冠詞がついており、「公演」という意味だったら「ショーは伝えない」と意味が変わってしまいます。コンマの重要さがわかりやすい表現でしょう。

If you want your students to be considerate, show, don’t tell.
生徒たちに思いやりを持ってもらいたいなら、口で言わず背中で語るべきだよ

walk the talk

Walk the talkは意味が取りずらいかもしれませんが、「言ったことを行動で示す」という意味です。

自分で言ったことを実行することから、日本語だと「有言実行」の方が合っているとも言えます。

Do you think it’s important to walk the talk?
言ったことを自らの行動で示すことは大切だと思いますか?

practice what you preach

Practice what you preachは、「人に説くことを自分でも実践する」という意味です。

practiceは、アメリカ英語の場合、動詞の名詞もpracticeですが、イギリス英語では動詞のみpractiseとなります。イギリス英語では、このように-ceが-seになる単語は多く特徴的です。

また、皆さんが中学生のときに習うpracticeの意味は「練習する」ですが、「実践する」という意味もあります。TOEICでは高得点を狙う人向けの単語帳に「実践する」が頻出単語として出てきますよ!ちなみに、名詞だと「慣習」という意味もあります。

She is a reader who practices what she preaches.
彼女は人に説くことを自分でも実践するリーダーだよ

Actions speak louder than words.

Action speaks louder than wordsは、「行動は言葉よりも強力に、意図や考えを伝えられる」という意味です。

割と直訳的なので、フレーズとして知らなくてもわかりますね。基本的な比較級が用いられています。

People say actions speak louder than words, but I want them to tell me clearly.
行動は言葉よりも強力に、意図や考えを伝えられるって言うけど、私ははっきり言ってほしいな

says in the back.

Says in the backは、その名の通り「背中で語る」です。この表現でも文脈によってはきちんと伝わりますよ!

動詞にはtalkを使うこともできますが、コミュニケーションではないためsayの方がしっくり来ます。前置詞にはinを使います。

withを使うと、その後に来る名詞を道具として使うイメージができるため、本当に背中で何かを言っているような意味合いとなり適していません。

You may think he is odd, but he says in the back.
彼のことを変だと思うかもしれないけど、背中で語る人なの

自分や他人の性格を英語で言ってみよう!

「背中で語る」というのは、言葉数が少ない人のことを言いますよね。

では、人の性格は英語で他にどのように表現するのでしょうか。以下に、性格を表す形容詞をまとめたので、自分の性格や親しい人の性格を説明して英語学習に役立ててみましょう!

kind:親切な

「優しい人」と英語で表現したいのであれば、kindが適切です。他に、「思いやりのある」「優しい」などと訳しても良いでしょう。

注意すべき表現は、「あなたは親切ですね」と言う場合に、It’s kind of you.という表現を使うことです。主語をYouではなくItで始め、その人の性質を表す言葉をofの後に置く形です。

また、英語が苦手な中学生がよく間違える命令形「他の人たちに親切にしなさい」が、Kind to others.です。正解はBe kind to others.ですね。

命令形は動詞から始めますが、kindは動詞ではなく形容詞ですから、最初に来るのはbe動詞になります。注意しましょう。

reliable:信頼性のある

relyは「頼る」という動詞で、これに-able「~できる」という意味がついたものです。自分にとって信頼できる人物かどうか説明できます。

independent:自立している

independentは「独立した」「自立した」という意味の形容詞です。途中にある「ペンダント」は首からぶらさがっているものですよね。誰かにぶら下がっている状態を、否定形のin-で打消しています。

ちなみに、アメリカの独立記念日はIndependence Dayと言います。この日にはとんでもない量のホットドッグが消費されるそうです。

optimistic:楽天的な

こちらは性格を表す際に覚えておきたい形容詞で、有名な反対語はpessimistic「悲観的な」です。セットで覚えておきましょう。

active:行動的な

「アクティブ」はすでに日本語としても使われているため覚えやすいですね。休日はアウトドア派という人に使えます。他にも「積極的な」と訳せます。

SNS用語としては、「現在そのSNSにログインしている」という意味でも使います。逆に、ログインしていない場合はoffline「オフライン」です。ゲームでも使われますね。

responsible:責任感が強い

同僚や上司の性格を説明するときなど、ビジネスで付き合う人に使えたら嬉しい形容詞ですね。

仕事に対する責任をしっかり背負う人に使ってみましょう。自分の性格を説明する際に使うと、やや自慢気に聞こえるかもしれませんね。

frisky:陽気な

こちらなあまり見慣れない単語かもしれませんが、「元気に跳ね回る」という意味があります。

「(動物などが)じゃれる」という意味でもあるため、じゃれあえる中の友達などに使えます。知っていたら英語力が高いと思われる単語です。

talkative:話好きの

talkは「話す」という動詞ですから、容易に想像ができる単語ですね。読むのは簡単なのに、書いたり言うのは意外と難しいため要暗記です。

よりフランクにおしゃべりであることを説明するなら、chattyという形容詞も使えます。Chat「喋る」の形容詞バージョンです。

thoughtful:思いやりのある

「優しい人」を表すもうひとつの表現です。Thoughtは、動詞「考える」の過去形や過去分詞形ですよね。そこから連想できる形容詞です。考えたことがful、つまりたくさんある、というイメージで覚えましょう。

honest:誠実な

よく「正直な」という訳で覚えられますが、性格を表すために使うなら「誠実な」でも良いでしょう。Honestlyは「実のところ」という意味で、文の最初に置けば正直に語る前振りになります。

humble:謙虚な

日本人の性格は、世界から「謙虚な」「謙遜した」と思われています。学校生活では授業中に手をあげない、わかっていても答えないなど、あまり良い意味として捉えられないことも多いです。

良い意味として使ったつもりでも、国や地域によってはネガティブな意味として伝わることもあるので注意しましょう。

また、humbleには「卑しい」「身分の低い」という意味もあります。

frank:率直な

こちらも、ポジティブな意味で使われることが多いものですが、場合によってはずけずけとものを言うネガティブな性格として伝わることがあります。

このようなネガティブな意味合いにのみ使われる単語には、別にoutspokenというものがあります。

generous:気前がよい

「Generous」は「豊かな」という意味もあります。心が豊かなら余裕も出るため、「気前がよい」という日本語訳に言い換えることも可能です。

まとめ

「背中で語る」という表現は意外と多くありましたね。仕事をする中でこういった社会人に出会うこともあるため、ビジネス英語としても使えます。

紹介したフレーズのそれぞれに少しずつ違ったニュアンスがあるので、違いを意識しつつ使い分けてみましょう。ネイティブらしい言い方を目指して努力あるのみです!

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