「お祭りのくじ引きで当たりが出た!」
「飲み会の席順はあみだくじで決めよう!」
「神社ではおみくじを楽しみます。」
日本では、お祭りや商店街の催しものなど、さまざまな場所でくじ引きを楽しむ機会がありますよね。あみだくじやおみくじなども、日本人にとって馴染み深いでしょう。
「くじ引き」を英語で言いたいとき、どう表現すればよいのか知っていますか?
この記事では「くじ引き」に関するさまざまな英語を紹介します。「くじ引き」とセットで使える「当たり」「ハズレ」や、くじ引きの一種である「あみだくじ」「おみくじ」などの英語もまとめました。
ぜひ英語学習にお役立てください!
「くじ引き」の英語表現
一口にくじ引きといっても、宝くじ・おみくじ・あみだくじ・福引きなど様々な種類があります。大金が当選する大規模なくじ引きもあれば、対戦相手や席順を決めるために行われる、景品が出ないくじ引きもあるでしょう。
英語では、くじ引きの規模や景品の種類・有無によって、使われる英単語が異なります。ここでは、以下3つの英単語を紹介します。
drawing / drawing lots
raffle
lottery
それぞれ英語例文とともに解説します!
drawing / drawing lots
1つ目の英単語はdrawing (発音:ドゥロイング)です。景品の有無や開催規模にかかわらず、くじ引き全般を指す便利な英単語です。辞書では次のように紹介されています。
和訳から分かる通りdrawingは、箱から何かを引き出すイメージです。くじを引くことをより的確に伝えたい時は、drawing lotsと言いましょう。lot(発音:ラト)は「くじ券」「抽選券」を意味する名詞です。
景品が当選した場合は、won 景品 in a drawing と表現します。「ワインが当選した」であればI won a bottle of wine in a drawing.となります。
drawingは、席替えやスポーツのトーナメントなど、お金を払わないようなくじ引きにも使えることがポイントです。
英語例文は次のとおりです。
<drawing / drawing lotsを使った英語例文>
I won a bicycle in a drawing at the shopping arcade.
商店街のくじ引きで自転車が当たった。
I have never won anything in a drawing.
くじ引きに当選したことが一回もないんだ。
Let’s draw lots to decide who should go first!
誰が一番に行くかをくじで決めよう!
How did you make the decision?
どうやって決断したの?
Actually, I drew lots.
実はくじを引いたんだ。
Why don't we draw lots?
くじ引きしたらどう?
We draw lots for who fights whom.
誰が誰と戦うかについてはくじを引きます。
raffle
raffle(発音:ラフル)は、教会やチャリティーイベントなどの慈善活動として実施されるくじ引きを指します。辞書には次のように紹介されています。
お金を払ってくじを買い、当選者には景品が当たることが通例です。景品は、手作りのものやお菓子など、安価なものが多い印象です。日本ではあまり馴染みのないくじ引きの種類ですが、欧米では一般的に広く行われています。
景品が当たった場合は、drawing同様、won 景品 in a raffle と表現します。
英語例文は次のとおりです。
<raffleを使った英語例文>
I won a TV in the raffle.
くじ引きでテレビが当選しました。
I won a bottle of champagne in the office New Year’s raffle.
会社の新年会の抽選会でシャンパンボトルが当たりました。
lottery
lottery(発音:ラタリィ)は、くじを購入し、当選者には賞金が贈られる「宝くじ」に対して使われる英単語です。日本の年末ジャンボやロト6、スポーツくじ、スクラッチくじなどはlotteryが適切です。辞書には次のように紹介されています。
Lotterは、政府主催で大規模な宝くじなどにも使われます。当選者がいないキャリーオーバーが発生することが特徴です。キャリーオーバーは英語でもcarryoverと言いますよ。
英語では「宝くじをする」と言うため、playを使うと自然です。購入することを伝えたい場合は、lottery ticketを使い、I bought lottery tickets.と表現します。
「宝くじに当選した」は、I won the lottery. と言い、「当選しなかった」はI didn’t get the lottery.と言います。
英語例文は次のとおりです。
<lotteryを使った英語例文>
My brother won 100,000 yen in the lottery.
わたしの兄は宝くじで10万円が当選しました。
Do you think winning the lottery would make you happy?
宝くじに当選すると幸せになれると思いますか?
There is a 3 hundred million yen carry-over on Lotto6.
ロト6のキャリーオーバーが30億円らしいよ!
What is the winning number for the 100 million yen lottery?
一億円の当選番号はなに?
その他の関連表現
ここからは、くじ引きの関連表現を2つ紹介します。
Ghost leg / amidakuji / ladder lottery :あみだくじ
Fortune slip / fortune-telling slip:おみくじ
それぞれの英語例文とともに詳しく解説します。
あみだくじ
あみだくじは英語でghost leg、amidakujiまたはladder lotteryと言います。それぞれの由来は次の通りです。
・Ghost leg :あみだくじの中国語である「畫鬼腳」を英語にした単語です。
・Amidakuji:ShushiやYakinikuなど日本独自のものはそのまま英語になることがあります。「あみだくじ」は欧米では知られていないため、そのままamidakujiと言ってもよいでしょう。
・Ladder lottery:和訳すると「はしごくじ」となります。あみだくじの見た目がはじごに似ているためladder lotteryとも呼ばれています。ただしladder lotteryを知らない人がほとんどのため、一から説明する必要があります。
あみだくじは、日本・中国・韓国などの東アジアでは親しまれていますが、欧米ではほとんど知られていません。そのため、上記の英単語を使っても、どのようなくじ引きなのか説明しなければ伝わらない可能性があります。
シンプルな作りにもかかわらず、絶対に答えが重ならないあみだくじは、欧米諸国の人にとって新鮮に映るそうですよ。自分の言葉で説明できるように練習しておくと、ちょっとした話題になりそうですね!
英語例文は次のとおりです。
Let's decide who sleeps where by amidakuji!
部屋割りはあみだくじで決めよう!
Do you know what amidakuji is? It is one of the common methods of decision-making in Japan.
あみだくじって知ってますか?日本で一般的な意思決定方法の一つです。
おみくじ
おみくじも日本人が日常的に楽しむくじのひとつです。おみくじは英語で、fortune slipやfortune-telling slipと表現します。
おみくじは、当選結果がはっきりしているようなくじではなく、占いの要素が強いことが特徴です。そのためlotteryやraffleではなく、運勢を意味するfortune(発音:フォーチューン)を使います。
「おみくじを引く」はdraw a fortune-telling slipやpull a fortune slipと表現します。おみくじの結果は、それぞれ次のように表現します。併せて覚えておくと便利でしょう。
大吉:excellent luck
中吉:very good luck
吉:good luck
小吉:slightly good luck
末吉:uncertain luck
凶:bad luck
英語例文は次のとおりです。
Your fortune-telling paper says you’ll have good luck!
おみくじに吉と書いてあります!
I want to try a fortune slip to see if I will have good luck this year.
今年の運勢をみるためにおみくじを引きたいです。
まとめ
この記事では「くじ引き」と言いたい時に使える英語表現について解説しました。くじ引きの種類や開催規模、景品の有無によって適切な英単語を使い分けることがポイントです。
欧米人にはあまり馴染みのない「あみだくじ」や「おみくじ」と言いたい場合は、どのようなくじ引きかを説明することが大切です。
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◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.