「要求する」と英語で表現したいと思ったときに、多くの英語学習をしている方にとってまず思いつく単語の1つが、「demand」ではないでしょうか?
しかし、実は「demand」以外にも「要求する」を意味する英語表現がたくさんあります。カジュアル・フォーマルさや、コアイメージ、文法などがそれぞれ異なるため、違いを押さえておくことは重要です。
そこで本記事では、「demand」以外にもある「要求する」の英語表現を、使い分け方や英文フレーズも含めて解説していきます!
「要求する」の英語表現
まず、「要求する」を意味する代表的な英単語が「demand」。何かを強く求めるときに使う表現です。しかし、他にも以下のような表現もよく使われます。
■request
■beg
■insist
■apply for
■require
それぞれ意味の違いや使い方を詳しく見ていきましょう。
ask for
「ask for」は、人に具体的な何かを求めることを意味する表現。
例えば「アドバイスを求める」や「お金を求める」など、誰かから何かを与えてもらいたい、というときに使うのが一般的です。
ちなみに「ask」だけだと単純に疑問を投げかけたり、答えを求めたりするという意味になるので、混同しないように注意しましょう。
⇨求める対象となる特定の人がいない場合
⇨求める対象となる特定の人がいる場合
たとえもし仕事を失ったとしても、私はお金を求めることはできないでしょう。だから何がなんでも失いたくないです。
私は上司にアドバイスを求めましたが、彼女は自分で考えるように言いました。彼女はその時機嫌が良くなかったんだと思います。
私は彼女に許しを求めましたが、彼女はとても怒っていて、私を完全に無視しました。どうすればいいでしょうか?
request
「request」も「要求する」という意味で、日本語で言う「リクエスト」の感覚と似ています。比較的フォーマルな表現で、丁寧または公式的に何かを求めるときに使うのが特徴です。
・request + 人 + to 動詞(人に〜することを求める)
・request + 人 + for 名詞(人に〜を求める)
なお「request」は動詞だけでなく、「要求」「リクエスト」という意味の名詞でも使える、ということも覚えておきましょう。
その製品について追加の情報を求めます。
社長は私たちのチームメンバーに、当日の終わりまでにタスクを完了させるよう求めました。
彼は彼の英語について私にフィードバックを求めましたが、彼の英語は完璧だったのでできませんでした。
beg
「beg」は日本語にすると、「懇願する」という訳が近い動詞です。
場合によっては、両手をあわせているところや、ひざまづいている情景が思い浮かぶ単語。とても強いお願いや、緊急を要する要求をすることを表現できます。
・beg + 人 + for 求める内容(人に〜を懇願する)
・beg + 人 + to 動詞(人に〜することを懇願する)
その時私はお金を持っていなかったため、通りで食べ物とお金を懇願しなければなりませんでした。
私が両親に猫が欲しいと懇願した日をまだ覚えています。その猫のことがとても恋しいです。
私は教授に課題の締切を延ばしてもらうように懇願しました。
insist
「insist」は、「主張する」という意味の動詞です。
誰かが自分の放った意見や起こしたアクションに対して反対されたときに、きっぱりと強く自分の主張を通すことを表します。
「要求する」という意味とはやや異なるものの、相手にしっかりと主張をぶつけることで、自分の要求通りに向かせるようなイメージです。
・insist + on + 〜ing(〜することを主張する)
彼は時間に間に合ってオフィスに到着していたと主張しました。
私の祖父は90歳ですが、彼は全てのことを自分でやるということをいつも主張します。
私は何も悪いことをしていないと主張しましたが、彼は全く私の言うことを聞きませんでした。
apply for
「apply for」は、「〜に申し込む」という意味の表現です。仕事や学校入学、奨学金・ローン、ビザ取得など、様々な物事への申し込みに使えます。
「apply to」という似たような表現もありますが、「apply for」と少し使い方が異なるので、以下で確認しておきましょう。
⇨応募することによって叶えたい物事(仕事や入学、奨学金・ローン、ビザ取得など)
⇨具体的な応募先(会社や学校、コースなど)
先週に1つ仕事に応募しましたが、その会社からはまだ返事をもらっていません。
仕事を変えるために、デジタルマーケティングのトレーニングプログラムに応募をしました。
留学するために奨学金に申し込むことを決めましたが、何から始めれば良いかわかりません。
require
「require」も日本語にすると「要求する」という意味になる動詞です。何かを必要としたり、必須条件であることを提示するときに使われます。
例えば、特定の仕事に関して求めるスキルやレベル、労働時間、プログラムの中で受講しなければならない必須科目などが挙げられます。
・require + 人 + to 動詞(人に〜することを要求する)
・be動詞 + required + to 動詞(〜することを要求される)※受動態
その仕事には最低3年の指導経験が求められます。
その学校の好きではないことの1つが、生徒に制服を着ることを求めることです。
新学期が始まる前に、オンラインでの登録手続きを完了することが求められます。
まとめ
今回は、「demand」以外の「要求する」を英語で表現する方法を、英語例文とともに紹介していきました。様々な言い回しがあり、それぞれで少しずつニュアンスが異なるので、しっかり整理しながら覚えてください。
また覚えた表現は、実際の英会話でも使っていきましょう。オンライン英会話「ネイティブキャンプ」ではレッスン回数が無制限。7日間の無料体験もあるので、ぜひ活用してくださいね!
◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.