英語で「コラボする」って何と言う?共同する英語表現をまとめて紹介!

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「コラボする」という日本語は、日本人であればだれでも通じるでしょう。 「時代を代表する2人のアーティストがコラボした」というように使われますね。

最近ではYouTubeやSNSで、アーティストや芸能人でない一般の人が共同でコンテンツを作成することも増えており、コラボという単語を使う頻度は増えています。

今回の記事では、この「コラボする」というフレーズを、英語でどう言うのかを解説していきます。

状況によって使う単語や、品詞、前置詞が異なるので、しっかりと覚えておきたいところです。

「コラボ」は英語で?

「コラボ」というカタカナの単語は、「共同して働く、合作する」という意味のcollaborateが由来です。

そのため当然、collaborateという動詞を使うと、ピッタリの表現を作ることができます。

それ以外にも、togetherやwithなどの基本的な単語を使っても、同じような表現ができます。シチュエーションに合わせた言い回しを、いくつか見ていきましょう。

〜と共同する

コラボするときには必ず相手がいるので、~とコラボする・共同する、というコラボ相手を言及する言い方はマスターしておきたいです。

ここでは3パターン紹介します。

collaborate with

1つ目はcollaborate withです。

collaborateという自動詞に、withを付けることによって「~と共同して働く」という言い方ができます。例文を見てみましょう。

I’d love to collaborate with you sometime.

いつかあなたとコラボできればと思っています。

It was common for artists to collaborate with other artists.

アーティストが他のアーティストとコラボすることは、普通のことであった。

They are the best to collaborate with.

彼らが最高のコラボ相手です。

I collaborated with him last year.

去年彼とコラボしました。

The Gold company was collaborating with the Silver company.

ゴールド会社は、シルバー会社とコラボすることを決定した。

collaborate withの後には人が来ることが一般的ですが、会社名や団体名が入ることもあります。

また、時制に縛りは無く、現在形、過去形、現在進行形、過去進行形などでも使用可です。

work together with

work, together, withという小学生で習う英単語でも、「~とコラボする」を表現することができます。

Michael worked together with Stevie to create a new album.

新しいアルバムを制作するために、マイケルはスティービーとコラボした。

I had to work together with so many people to finish this project.

このプロジェクトを完成させるために、たくさんの人と協力しなければいけなかった。

We should work together with biologists.

生物学者と共同しなければいけません。

Working together with the police might not be a good idea.

警察と共同するのは良いアイデアではないかもしれません。

work together withはcollaborate withよりも業務的です。Collaborate withは、「何か作品や事業を完成させるために共同する」というニュアンスになるのに対し、work together withは単純に、「同一の目的を持って作業をする」というニュアンスが出ます。

Work together withの方が広い意味を持っているため、collaborate withをwork together withで代用することはできますが、逆はやや不自然になるでしょう。

team up with

team up withでも「コラボする」のニュアンスを出すことができます。

このフレーズではどちらかというと「コンビを組む、協力する、同盟を組む」といった雰囲気が強く出ます。

Brown University teamed up with White University in their new project.

ブラウン大学は、自身の新しいプロジェクトのためにホワイト大学と共同した。

I would team up with my brother and try to steal snacks from the pantry.

(昔は)兄と協力して、パントリーからお菓子を盗もうとしたものです。

They got no one to team up with.

彼らには、協力者がいなかった。

「対等な関係で同盟関係を組む」というニュアンスになります。また、競争相手や共通の敵がいる場合には、collaborateやwork togetherよりも、team up withがしっくりきます。

〜を共同で制作する

作品や企画など、何か共同で制作する対象がある場合には、前置詞で対応できます。

その他の表現も見ていきましょう。

collaborate on

1つ目はcollaborate onです。Onの後に、共同で取り組む作品や企画が入ります。例文を見てみましょう。

We collaborated on this research.

私たちはこの調査を共同で行った。

I collaborated on this project with Sunshine Company.

サンシャイン会社と協力してこのプロジェクトを進めた。

Two of my favorite YouTubers are going to collaborate on a new video.

私のお気に入りのユーチューバー2人が、新しい動画でコラボする。

They all have access to that file to collaborate on the document.

彼らはみんな、文章を共同で進めるために、そのファイルへのアクセス権を持っている。

collaborate onの後には、projects, research, video, program, painting, documentなどの名詞が入ります。

また、collaborateという単語自体に「作業を行う、進行する」という意味合いがあるので注意しましょう。

collaborate on A with B、もしくはcollaborate with B on A「Bと一緒にAを行う」、という言い方もできます。コラボする人と対象をいっぺんに説明できる便利な言い方なので、ぜひ覚えておきましょう。

collaborate in

collaborate inも、「~を共同で行う」という意味の句動詞です。

Collaborate onとほとんど同じように使うことができますが、collaborate inは「~の分野で、~の方法で」など、共同制作する対象以外について言及するときにも使うので、文脈に注意しましょう。

Mark and Ethan are collaborating on the design of the new poster.

マークとイーサンは新しいポスターのデザインを共同で行っている。

Mick and Paul want to collaborate in making a new album.

ミックとポールは、新しいアルバムの制作を一緒にやりたがっている。

We should collaborate with ABC company in this process.

私たちは、ABC会社にこのプロセスに協力してもらうべきだ。

Police and a local government collaborated in finding victims of the landslide.

土砂崩れの被害者の発見において、警察と地方自治体が協力した。

collaborate onとの微妙なニュアンスに注意しましょう。Collaborate inの方がやや使い方に幅が出ます。

in a joint effort

joint「結合される」という意味の形容詞で、effortは「努力」という意味の名詞です。

これら2つの単語が一緒になり「結合された努力」つまり「協力、提携、共同努力」という意味になります。

このフレーズを使って、「コラボする、共同で制作する」という意味の文章を作ることができます。

This project was a joint effort between the composers and performers.

このプロジェクトは作曲家と演奏家たちの共同作品だ。

People recognized it as a joint effort of several universities.

人々は、それをいくつかの大学の共同努力として認識した。

Agricultural development of this region is a joint effort by the townspeople and one economist.

この地域における農業の発展は、町民と1人の経済学者の共同努力だ。

例文から、様々な前置詞が使えることが分かります。シチュエーションに合わせて使い分けるようにしましょう。

コラボに関する表現

collaborate以外にも、「コラボ」を表す単語がいくつかあります。

それぞれが違うニュアンスや、使うのに適したシチュエーションを持っているので、これらの関連表現を上手く使い分けられるようになると良いでしょう。

cooperation

cooperationは、「協力、提携、援助」という意味の名詞です。

この単語を利用して、「コラボする、共同する、協力する」という意味になるフレーズを作ることができます。

That research was done in cooperation with South University.

その研究は、サウス大学の協力のもと完成した。

in cooperation withで、「~との協力によって、~との協力のもと」という意味になります。

Thanks to your cooperation, my new project was successful.

あなたの協力のおかげで、私のプロジェクトは成功した。

Thanks to one’s cooperationで、「~の協力によって、~の協力のおかげで」という言い方ができます。

Their collaboration in the physics area was a big part of this project.

彼らの物理学分野のコラボは、このプロジェクトにとって大きな存在であった。

cooperation inで、「~(の分野)での共同、コラボ」という意味になります。

他にもFinancial cooperation(経済協力)、technical cooperation(技術協力)など、cooperationを使った「協力」を表す言い方はたくさんあるので、いろいろと使ってみましょう。

teamwork

Teamworkは、「共同作業」という意味の名詞です。「チームワーク」という和製英語と意味はほとんど同じです。

Teamworkを使って、遠回しに「コラボ」を表すことができます。

They showed great teamwork in their new album.

彼らは新しいアルバムで、素晴らしいチームワークを見せた。

It takes a lot of teamwork to create good products.

よい製品を作るには、たくさんのチームワークを必要とする。

They were amazed by the teamwork between humans and dogs.

彼らは人間と犬のチームワークに驚いた。

teamworkは、チームワークという言葉が日本語でも使われているので比較的使いやすいでしょう。工夫して使うことで、「コラボする」というニュアンスを簡単に出すことができます。

partnership

Partnershipは、「共同、協力」を表す名詞です。「合名会社」という意味になることもあります。Partner(パートナー)の派生語ですね。

この単語を使って「コラボする」のニュアンスを出してみましょう。

Our company is now in a partnership with Suzuki cooperation.

私たちの会社は今、スズキコーポレーションと提携関係にある。

in a partnership withで、「~と協力する、提携する」という意味になります。

They had a work partnership.

彼らは業務提携を行った。

work partnershipで、「業務提携」という意味になります。

Beetle company and Rolling company formed a partnership.

ビートル会社とローリング会社は提携を結んだ。

form a partnershipで「提携を結ぶ」という意味になります。ビジネスバージョンの「コラボする」の言い方ですね。

partnershipは、前後に名詞や形容詞を付けることで様々な用語になることができます。ビジネスシーンで英語を使わなければいけない人は、いろいろ調べて覚えておくと良いでしょう。

まとめ

「コラボ」を表す英語表現は、collaborateが一般的ですが、それ以外にもたくさんあります。文脈や、自分が出したいニュアンスによっていろいろな表現を使いまわすと良いでしょう。

また、「コラボする」というフレーズはカジュアルなイメージがありますが、記事中の英語例文からも分かる通り、ビジネスシーンでも頻繁に使われます。カジュアルな英会話を楽しみたい人から、海外の企業相手に英語を使う場面がある人まで、幅広いイングリッシュスピーカーが覚えておくべき表現なのです。ぜひもう一度復習して、脳に定着させておいてください。

新しい表現を定着させるには、やはり実践で使うのがもっとも効果的です。実際の会話や誰かに見せる英作文などで「コラボする」のフレーズを使うことで、そのフレーズが記憶に強く残ります。誰かに見られているという緊張感とプレッシャーが大事なのです。

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