日常生活で「よく頑張ったね!」「すごいね!」と相手を褒めたい場面は多くあります。
特に欧米は「褒め文化」。褒めることで、良い関係を作るきっかけになることも珍しくありません。また、自然な褒め言葉は、円滑なコミュニケーションづくりに欠かせない要素です。
この記事では、褒める際に使えるさまざまな英語表現を紹介します。ネイティブスピーカーが日常で使うフレーズばかりなので、英語学習の参考にしてください。
よく頑張ったねの英語表現
欧米はよく褒める文化のため、日常で頻繁に褒め言葉が使われます。英語を学習している方にはこのような文化を知っておくことをおすすめします。
「よく頑張ったね」の英語での言い方をいくつか覚えておくことで、複数のバリエーションで話せるため便利です。ここでは、シンプルで活用しやすい3つの表現を紹介します。
Good job!
You did it!
Way to go
以下、それぞれ例文を交えて詳しく解説していきます。
Good job!
ひとつ目の「よく頑張ったね!」の定番フレーズは”Good job!”です。直訳すると「良い仕事」ですが、意味は「よく頑張ったね」「お疲れさま」となります。
最近は日本語でも、友達や仕事仲間に対して「グッ(ド)ジョブ!」と言うため、英語初心者でも使いやすいでしょう。
“Good job”の意味を辞書で調べると以下のように紹介されています。
“good job”は、親から子、教師から生徒、上司から部下に対して使うことが一般的です。また、友達同士や同僚にも使える表現です。
ただし、日本語の「よくやった」のニュアンスに近く、カジュアルで上から目線の印象があるため、フォーマルな場面や目上の人には使わないようにしましょう。
“good job”を文章にすると”You did a good job.”となります。省略せずに、文章で使うこともできます。”good”を”great / nice / excellent / fantastic”などの形容詞に変えて活用することも可能です。同じ表現を繰り返さないためにも、さまざまな単語に置き換えて言いましょう。
また、”good job me!”や”We did a good job!”と応用すると、自分を褒める表現になります。自画自賛したい時や、自分が属するチームをねぎらいたい時に最適ですね。LINEや英語メール、SNSで”good job”と伝えたい時は、”GJ”と省略して書く方法も覚えておくと便利ですよ。
Good jobを使った英語例文
Finally, you stopped smoking. Good job!
やっと禁煙したんだね。頑張ったね!
We did a good job.
私たちはよく頑張ったよね!
That must have been tough. Great job!
大変だったでしょう。よく頑張ったね。
You’ve done an excellent job.
お疲れ様。とてもよく頑張ったね。
You did it!
ふたつ目の「よく頑張ったね」の英語“You did it!”も褒める際によく使われるフレーズです。直訳すると「あなたはそれをやった」ですが、和訳は「よくやった!」「頑張ったね」です。
このことから、良い結果などで喜んでいる相手に、その人の頑張りに対して気持ちを伝えるフレーズになります。こういったコミュニケーションができ、一緒に喜んでいることを伝えられれば相手との距離も近くなります。英語が楽しいと感じられる瞬間です。
“You did it!”を辞書で調べると以下のように紹介されています。
“good job”はさまざまなシーンで使えるのに対し、”You did it”は、成功したときや勝負に勝った時など、明確に良い結果だと分かることに対して使われるフレーズです。
成し遂げたことを褒めるため、”did”の過去形が使われます。現在形の”You do it”にすると「やりなさい!」と叱るニュアンスになるため注意しましょう。
“We did it”や”I did it”と主語を変更すると、自分達のチームや自分自身を誉め称えることができます。
You did itを使った英語例文
Way to go!
「よく頑張りました!」の“Way to go!”は、何かを達成した相手を褒める表現です。和訳は「やったね!」「よくやった!」となります。”That’s a way to go.”という文章が省略された形です。
Way to go!を別表現にすると、皆さんにとって親しみのあるWell done!になります。例えば、イギリスではWell done!は頻繁にネイティブに使われますが、その際、こぶしを握って親指を上に向けて立てる動作Thumbs-upを同時にして言うことが多いです。
“Way to go”を辞書で調べると以下のように書かれています。
和訳からも想像できる通り、もともとはスポーツ選手が良いプレイをした時に使われていたフレーズです。現在は、スポーツの場以外でも、ポジティブな声がけをしたい時に使われています。
日本人にはあまり馴染みのない表現ですが、ネイティブスピーカーは日常的に使います。カジュアルな印象なため、友達同士でねぎらう時に使うと自然です。
Way to go!を使った英語例文
I heard you won the contest. Way to go!
コンテストで優勝したと聞いたよ。よくやったね!
Way to go! I’m glad to hear that!
よくやったね!わたしも嬉しいよ。
Way to go on that piano recital, Anne!
ピアノの発表会、よくやったね!アン!
頑張ったねのスラング表現
ここからは、「頑張ったね」を意味するスラングを2つ紹介します。
Attaboy! / Attagirl!(アメリカのスラング)
Good on you!(ニュージーランド・オーストラリアのスラング)
スラングというと品がないイメージがありますが、以下で紹介するフレーズはどちらもネイティブスピーカーがよく使う親しみのこもった口語表現です。
相手がスラングを交えて話している時は、ぜひ積極的に使ってみてください。
Attaboy!
“Attaboy(発音:アタボイ)!”はアメリカで頻繁に使われる「頑張ったね」や「よくやった」などの称賛や励ましを意味するスラングです。“That’s boy”の激励の言葉がなまって”Attaboy”となったことが語源です。
辞書で調べると以下のように書かれています。
スラングのため改まった場面では使いませんが、親しい間柄や友人間であれば問題なく活用できます。良い仕事をした部下や、スポーツで良いプレイをした仲間などに使うと自然です。
男性に対しては”Attaboy!”、女性に対しては”Attagirl!”と使い分けることがポイントです。
Attaboy! / Attagirl!を使った英語例文
Good on you!
“Good on you!”はオーストラリやニュージーランドで日常的に使われているスラングです。「よかったね」「よくやったね!」など、”Good job!”と同じニュアンスで頻繁に使われます。Well done!(よくやった!)やWell said!(よく言った)などの英語に置き換えることができます。
“Good on you!”を辞書で調べると以下のように紹介されています。
アメリカではあまり使われない表現のため、アメリカ人には前述した”Attaboy / Attagirl”、オーストラリア人には”Good on you!”と使い分けると自然です。
”good on you!”をよりカジュアルにした”Good on ya(グッドゥンヤ)!”もよく使われるため、覚えておくと良いでしょう。また、本人が目の前にいなくても褒めたい時は、“you”を”him”や”her”に変えて使うことができますよ。
Good on you!を使った英語例文
You really tried your best until the very end. Good on you!
最後までよく頑張ったね。よくやった!
「よく頑張ったね!」の英語 まとめ
英語で「よく頑張ったね」「やったね!」と褒めたい時に使える英語表現を紹介しました。どれもネイティブスピーカーが日常でよく使う表現のため、積極的に使ってみてください!
本記事で紹介したフレーズを言うときには、笑顔で相手とのアイコンタクトをとって明るく元気に言うことで相手へ一緒に喜んでいるあなたの気持ちがさらに伝わります。
また、アメリカとオーストラリア・ニュージーランドで一般的に使われる褒め言葉のスラングも紹介しました。スラングを使うことで、より親しみがこもったコミュニケーションに近づきます。ぜひ参考にしてください。
今回の記事で学んだ表現をしっかりと定着させるには、ぜひオンライン英会話「ネイティブキャンプ」を活用してください。レッスンは受け放題なので、たくさんアウトプットしてくださいね!

◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.