英語で「めっちゃ」ってなんと言う?強調したい時に使える英語表現について

めっちゃ、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

あなたは何を目的として英語を勉強していますか?英語学習をしている理由の1つとして、挙がるのは「英語で会話ができるようになりたい!」という理由ではないでしょうか。

英会話ができるとカッコいい!というイメージがありますよね!実際に英会話ができると、ネイティブスピーカー達と楽しく会話ができて友人や知人が増え、人間関係が豊かになるのも事実です。

英語学習と一言にいっても勉強法は様々で、もくもくと英単語を覚える方法・文法を徹底的に勉強する方法・とりあえずビール片手に会話する!という方法など‥実は様々です。どれが正解かというと、どれも正解です。

しかし、英会話となると頭と口を同時に動かす必要があるのが大きな壁かもしれません。英会話を少しでも出来るようになりたい!という方は、英単語と英語フレーズを覚えることも重要なステップです。

今回は、英会話の中でも日本語の中でも5本の指に入るくらいなのではないかと思われる「めっちゃ」「とても」という表現についてご紹介します。

比較的簡単に覚えられて使える単語とフレーズなので、文章への入れどころやフレーズを覚えることで、英会話力をアップできます。なるべく、丸ごと覚えられるような英語フレーズの例文を紹介しますのでぜひ丸ごと覚えてそのまま口に出して復習してみてくださいね。

「めっちゃ」の英語表現

「めっちゃ」という言葉に関しては、意味も言わずと知れた言葉です。日本語でも、かなり使用頻度が高い単語の1つではないでしょうか。

「めっちゃ」や「とても」は、何かを強調したい場合に使いますよね。有名どころとしては、この後に紹介する「very」や「so」では無いかと思いますが、何でもかんでも「very」と「so」を使ってはいませんか?

「very」や「so」も、とても・めっちゃを表す英単語なのは間違いありません。しかし、もう1歩先に進むためには「very」と「so」以外の英単語も知っておく必要があります。

覚えるだけではなく、その意味合い・ニュアンス・使い時を知ることも英語学習です。実は「very」を使う場面ではない・不適切な場面もあるのです。

使うべきではない場面を知っておくことで会話の幅が広がり、理解度も深まりますのでぜひ覚えておきましょう。

very / so

まずは馴染みの深い「very」と「so」から解説していきます。

このveryは、ネイティブスピーカー達も私たちも非常によく使う英単語で間違いありません。

veryは副詞・形容詞、名詞の前に付けることでveryの後に来る言葉を強調できる便利な言葉ですが、その他の強調される表現とは一緒に使うことができません。

例えば、great/fantastic/wonderful/awful/hugeといった言葉にはveryは使えないということです。

しかし、ある疑問が浮かびませんか?very goodはなぜveryと一緒に使えているのかということに気付いた方が居れば、貴方は素晴らしい着眼点を持っているのかもしれません。

goodも強調される英単語ではあるのですが、goodが持つ「良い」という意味合いには段階的なレベルがニュアンスとして含まれているからです。

しかし、goodと似ているgreatには「とっても良い」というveryを上回るほどの「良い」という意味合いを持つため、基本的にはveryを上回る意味合いを持つ英単語はそれ以上の強調表現は不要ということなのです。

そのため、上記に羅列したfantasticやwonderfulはその1単語でveryを既に上回っているため、もしveryを付けてしまうと重複した表現となり不自然になってしまうという訳です。使いやすいveryにも、同時に使えない言葉があるということを覚えておきましょう。

一方の「so」という言葉ですが、veryに比べて少しカジュアルな表現となります。

soの場合は副詞や形容詞の前に用いる副詞で、veryは真実を述べる時などに使われることが多いため、冷静なのに対しsoは感情を乗せて表現するときに使われます。

「very」と「so」の違いとして

very 冷静で少し冷たく、事実を述べる時、他人が知らない情報を述べる時、フォーマルな場念
so カジュアルな表現、感情をこめている

このような点が挙げられ、veryは少々冷たいイメージを相手に与えsoは感情がこもったニュアンスを相手に与えることになります。

例えば、Thank you very much. Thank you so much.で考えてみると言葉の発声トーンにも寄りますが相手に感謝の気持ちを込めてお礼を述べるのであれば、soを使うのがベターです。ただし、ビジネスシーンはveryを使いましょう。

ちなみに、soの場合はveryでは使えなかったgreat/fantastic/wonderful/awful/hugeといった強調表現と一緒に使うことができます。

soとveryを使いこなすことができれば、会話のレパートリーが増え語彙力も増えますね!

A:She's very good at playing the piano.
B:She plays the piano so well, doesn't she?

A:彼女はとてもピアノを演奏するのが上手なんだよ。
B:彼女はピアノがとても上手なんですね。

上記の使い分け場面としては、Aは彼女がピアノの演奏がうまいことを知らない相手に伝える場面でBは既に彼女のピアノの演奏が上手いことを知っている状態での会話の場面です。違いが何となく分かるでしょうか。

A:The curries he makes are very good!
B:The curries he makes are so good!

A:彼の作るカレーはとてもおいしいよ!
B:彼の作るカレーってめっちゃおいしいよね!!
She's a very famous actor worldwide.
彼女は世界的にめっちゃ有名な女優さんだよ。
This food is so delicious!
この料理めっちゃおいしいよ!
The work she creates is so wonderful.
彼女の作る作品は、とても素晴らしいです。

Extremely

次にご紹介するのはExtremelyです。

このExtremelyも「めっちゃ」を意味しますが固い表現に直すのであれば「極めて」という表現になります。

日本語ではどのレベルでも「めっちゃ」「とても」と使ってしまいがちですが、その「めっちゃ」や「とても」には、この「極めて」も含まれていることが多いと思います。

「極めて○○である」「極めて○○だ」と表現されている本・新聞・ネットニュースの文章を見たこと・読んだことがあると思います。こういった場合に使うのがExtremelyです。

ちなみに、後ほど出てくる「Excessively 過度な」との違いはExtremelyは「限度内だけれども極度」というニュアンスです。限界値を超えてはいないけれども限界値が近いほど高いレベルといった具合です。

Extremelyは、Extreme(極度の)という形容詞の副詞版です。このExtremelyは、veryよりも強い意味の強調表現を持っているのでもちろんveryとの組み合わせは不可です。

そもそも、Veryの持つ「とても」よりもExtremelyが持つ「極めて」の方がより強力な強調を表現する言葉です。

It became extremely difficult to carry out work during the typhoon.
台風の影響で、仕事を進めるのが非常に難しくなりました。
It is an extremely difficult decision to make here.
ここは非常に難しい判断になります。

awfully

次にawfullyです。この英単語も「とても」という意味がありますが、ネガティブな表現の場合に使われます。

「とてもひどい」「とても恐ろしい」「とてもうんざり」など、こうしたニュアンスをもつ英単語なのです。

awfullyは、すでにこの1つの単語で「very bad」の意味合いを持っているのでveryを付けて表現はできません。

最近ではあまり使われなくなったようで、awfullyを使うよりも「very bad」と使う機会の方が多いかもしれませんが、知識として覚えておきましょう。

Yesterday's restaurant food was awful.
昨日のレストランの料理はひどかった。

Excessively

最後はExcessivelyです。こちらの単語は、聞き馴染みが無いかたも多いかもしれません。

Excessivelyが持つ意味合いは「過度な」という意味です。では「Extremely/極めて」と何が違うのかというと、Excessivelyは既に限界値を超える程に限度を超えているレベルにあるというニュアンスの違いです。

限界値の枠を大きく超えて限度を既に超えてしまっているというニュアンスがあり、「ちょうど良い程度をはるかに超えて、悪い方へ」というネガティブなニュアンスの場合に使われています。

This means it was excessively complex.
この手段はあまりに複雑でした。

まとめ

今回は「めっちゃ」「とても」についてご紹介してきました。veryとsoに関しては、再三このコラム内でも伝えている通り非常に利用頻度の高い英単語です。

使い分け・違い・ニュアンス・それぞれが持つ意味合い

これらをしっかりと理解しておけば、英会話の中で正しく相手に意味・ニュアンスが通じるはずです。

そのため、今回の記事ではveryとsoをかなり詳しく掘り下げました。ぜひ違いを知って、今後の英語学習に役立てて欲しいと思います。そして知った知識を忘れぬよう、口に出して練習し英会話力アップに繋げていってくださいね。

nativecamp.net

nativecamp.net