今回は、日常会話に欠かせないと言っても過言ではないテレビに関する英語表現を解説していきます。
テレビそのものを英語でどういうのかおさらいし、普段使える会話例を見てみましょう。
また、テレビ内で使われる表現も学習し、海外のテレビを見てもわかるレベルにまで英語力を引き上げていきましょう。
テレビに関連する英語表現
まずは、テレビに関連する英語表現をいくつかご紹介していきます。
すべて重要な表現で、海外でも日常会話の中でよく出てくるためしっかり覚えましょう。
テレビは英語で?
まずはおさらいから。テレビは英語でtelevisionです。
しかし、一般的には略語であるTVが使われますね。
また、スコットランドではtellyということもあります。いずれにせよ、長いtelevisionの方は口語では特にあまり使いません。丁寧すぎるので、TVと言うようにしておけば間違いありません。
televisionの語源は「遠隔で見る事象」です。最近家にいながら会社の会議に出席したりするようになりましたが、あれはテレワークといいますよね。
この「テレ」というのはラテン語で「遠隔操作」という意味なのです。遠くのことを表すときに使われるので覚えておくと初見の単語の意味もある程度推測できますよ。
そしてvisionは「見る」という意味なので、televisionは「遠隔で見る事象」となるわけです。
中学生のときから普通に使っているためあまり意識しないかもしれませんが、TVは冠詞がつかない名詞です。
不可算名詞であり、普通はつけるはずの冠詞がないことに違和感すら抱かなくなるほど使い続けています。あえて使うこともあるのですが、あまりそこまで細かく気にしなくてもよいでしょう。
ただ、例外として受信機としてのテレビを言いたい場合は可算名詞扱いになるため、a TVであったりtwo TVsと言ったりします。
また、テレビといったら動詞は「見る」を使うことが多いですが、このときに注意しなければいけないのがwatchを使うことです。
日本には、「見る」を日常の中でそこまで細かく分けて使いませんよね。しかし、英語では普段から使うwatch, see, lookなどが代表的です。
watchは、基本的には動いているものをじっと見るときに使います。そのため、以下のような例文となります。
昨日の夜テレビ見た?
お母さんが返ってきたとき、私はテレビを見てたんだ
では、Look at TVやSee TVは絶対に使わないのでしょうか。普通にテレビ番組を見るときにはwatchしか使いませんが、lookやseeを使うシチュエーションも考えられなくはありません。
lookは、基本的には「意識的に対象物に目を向ける」ことであり、その対象物は静止していることが多いです。テレビの中は動いているため、番組を見るときには使いません。
そしてseeは、基本的には「意識せずに自然と目に入る」ことです。テレビは意識して見るものですから、普通は使いません。
しかし、lookは、例えば家のテレビに傷がついていると伝えたいときなら使えますよね。静止しているテレビであり、番組を見ているのではなくテレビ本体を見ているのですから。
また、seeは、テレビがあるお店に行き、それがとても大きかったと伝えるときなら使えます。サッと通りすがりにテレビが売られている場所を見て、その感想を伝えるのであればさほど意識して見てはいませんからね。
テレビ番組
「テレビ番組」は英語でTV showまたはTV programといいます。
どんなテレビ番組が好きなの?
最近はテレビ番組を見るというよりも、アマゾンプライムビデオやネットフリックスなどを見る家庭が増えているため、そちらの番組を指すこともあります。
テレビを見ることをやめなさいと子供に言うときは、stop watching TVよりもstop watching screensの方が時代に合っているかもしれませんね。
どちらにせよ言いたい内容は伝わりはしますが、テレビをインターネットにつないでYouTube動画なども見られるため、画面を見るなと言った方が正しくはあります。
テレビCM
テレビCMのことは、television advertisementと言います。ちょっと長いですが、commercialよりも使われる表現です。
commercialでも伝わりはしますが、ホームステイ先で母語が英語でない人が言えばホストファミリーはわかってくれるという感じです。ネイティブスピーカーならtelevision advertisementの方を使うでしょう。
豆知識ですが、実はcommercialは「commercial message」の略です。
テレビCM大嫌い。長すぎるしイライラするわ
家族でリビングにいるときに、どこの家庭からも聞こえてきそうですよね。
ちなみに、同じような広告でもネット広告はtelevision advertisementではなくonline advertisingと言うので、使い分けましょう。ネットに当たる部分はnetではないため、暗記して気を付けなければ伝わらないかもしれません。
他にも、online marketingと言ったりInternet advertisingにしたり、web advertisingと表現したりします。いろいろな言い方がありますが、基本的な単語なので正しい組み合わせで最低ひとつは覚えておきましょう。
ただし、相手がどれを使ってくるかわからないため、ベストはすべて覚えることです。
番組表
テレビの番組表を和英辞書で調べてみると、program guide; (TV) channel guideと出てきます。
こちらもテレビCMと同じように複数の言い方があるので、どちらも覚えておくと良いですね。
番組を表す英語がprogrammeとchannelで、チャンネルの方は日本語として使っているため覚えやすいですね。
どこで番組表をチェックすればいいの?
テレビに関する会話例
では、テレビに関する会話例をいくつかご紹介しましょう。
自分なりにアレンジし、オリジナリティーあふれる文章を作ってみてくださいね。
B: Okay.
A: Oh, Turn down the TV and turn to channel 8.
B: Why do you ask me? You can do it.
A: Sorry mum. Oh no, this is a rerun.
A: お母さん、テレビつけて
B: わかった
A: おっと、音量下げて。そんで8チャンネルにして
B: なんで私に頼むのよ。自分でやれば?
A: ごめん。ああ、これ再放送だわ
テレビでよく聞くフレーズ
では、ここからはテレビでよく聞くフレーズをご紹介していきます。
番組内容によって使われやすい表現が異なるため、自分がよく見るチャンネルから覚えていくのがおすすめですよ!
政治のニュースでよく聞くフレーズ
選挙をすることにする
明快な説明をするよう求める
税金の使い方
総理大臣
経済のニュースでよく聞くフレーズ
物価は以前に比べて高くなった
株価
平均株価は今年最安値まで落ち込みました
世界のニュースでよく聞くフレーズ
スキャンダルをもみ消す
デモが行われています
銃撃事件がありました
社会のニュースでよく聞くフレーズ
今月、インフルエンザが流行るようです
殺人事件がありました
彼らは一連の銀行強盗事件に関与していました
麻薬所持で逮捕されました
このような英語のフレーズがテレビではよく使われますね。もし英語力をさらに上げたいのであれば、BBCなど、日本でも聞けるテレビ番組を見てリスニング力を鍛えてみてくださいね。
まとめ
英語で映画を見るのも良いですが、テレビ放送でないとあまり聞かないフレーズもあります。
英単語力をさらに伸ばすためにも、普段はあまり触れない内容をあえて聞いてみるのも良いですね。
いきなり政治的なニュースに挑戦するのは海外の背景を知らないとなかなか難しいので、バラエティー番組や天気予報などから見てみることをおすすめします。

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.