「苦い」の英語表現とは?食べ物の味や苦い経験の表現についても紹介

苦い、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

語学学習において、その語学で会話ができるようになるというのは学習の魅力の1つだと思います。英語学習においても同じことが言えますよね。

カッコよく英会話を話したい!と勉強を頑張っているあなたに今回は、英会話でもよく出てきそうな単語や英語表現をご紹介します。

今回ご紹介するのは「苦い」という表現です。

英語に限らず母国語である日本語でも、「味」や「味覚」を表現する機会は多いですよね。

美味しいものを食べること、その土地ならではの食事を味わうことも多いはずです。

海外に出れば、国によって食文化が違います。

旅行に行けばその国の美味しいものを食べに出向く機会も多いでしょう。

私たちにとって切っては切れない「食事」という習慣において、味覚の話題は必ずと言っていいほど話す機会があるはずです。

さらに、今回ご紹介する「苦い」は味だけではなく経験を伝える時にも使いますよね。

「苦い経験」なんてフレーズを聞いたことがあるのではないでしょうか。

こうした英語表現を知ることも英語力をアップさせるいい機会ですので、ついでに覚えて英会話で使ってみましょう。

今回も例文を紹介しながら解説しますので参考にしてみてくださいね!

「苦い」は英語で?

さて、まずは「苦い」という英単語を和英辞書で引いて英単語を知るところから始めましょう。

語学学習ではまず単語を調べるという行動からすべてが始まります。

今回のテーマである「苦い」は、味覚をメインに使われることが多いと思います。

自分が美味しいと感じたものでも、相手にとっては苦みを感じる場合もありますよね。

そういった際に会話として「苦い」という表現が出てくるはずです。

日本でも冒頭で紹介したようにカタカナで「ビター」と使われるくらいですから、意味と単語を知っている方も多いと思います。

一方で、「経験」を語る際にあまりいい方向でなかったことを伝える際にも使われています。

苦い / bitter

bitter / 苦い・苦しみの・つらい・苦痛な・辛辣な・痛烈な・冷酷な

和英・英和と時点を両方引いてみました。

まず「苦い」という単語の英語はbitterです。

この英単語は日本語としても「ビター」とカタカナで使われているので馴染み深い単語だと思います。

今更言われなくても「苦い」くらい知ってるよ。という方も多い「ビター」はこの英語のbitterから来ています。

次に英和辞書を引くと、なかなか字面だけみるとちょっと心なしか「痛み」を感じるような単語も複数ありますね。

味覚の意味ではなく「痛み」の様な表現の単語はまさに「経験」を表現する「苦い」を表現する時に訳される意味です。

コーヒーの苦さ

「苦い」を表現するのに使われる代表格が「コーヒー」かもしれません。

このコラムを読んでくださっている読者さんも、まさに今これを読みつつ片手にはコーヒーがある‥なんて状況ではないですか?

ちなみに筆者はこのコラムを執筆しているまさに今、真横にホットコーヒーが鎮座しております。

仕事場・お家時間などで必ずといっていいほど大多数の方が飲んでいるコーヒー。

このコーヒーにも数多くの種類があり、それぞれに苦み・酸味・まろやかさなど味の種類が豊富ですよね。

海外ではコーヒーの祭典が開かれるほどポピュラーな国も多く、筆者が留学していたオーストラリアでもラテアートの祭典が開かれるほどコーヒーの消費が多い国です。

コーヒーこそ、各個人の好みが大きく分かれる数少ない飲み物ではないでしょうか。

日ごろ、出かけて休憩しようとするとカフェに入る方も多いですよね。

日本でもコーヒーは年々消費率が上がっており、今ではカフェ巡りとしてお好みのコーヒーを探しに歩く方も増えているそうです。

もしあなた自身や相手がコーヒーが好き・コーヒーを飲む方なら、英会話上でコーヒーの「苦み」について話す機会がやってくるはず。

好みが分かれるからこそ、飲み比べなんて機会もあるはずです。

コーヒーを飲みながらコーヒーの話題になることだってしばしば。

コーヒー豆専門店・コーヒーが売りの純喫茶店なんてまだまだたくさんありますし、海外のコーヒーが有名な国から輸入されたカフェも近年増えていますよね。

例文もコーヒーの話題を多めに紹介していますのでぜひ会話に取り入れてみてはいかがでしょうか?

Tell me how you like your coffee to taste.

/ あなたのコーヒーの味の好みを教えてよ。

Well, I like my coffee a little bitter. But I like it less acidic.

/ まあ、少し苦いのが好きかな。でも、酸味は少ないほうが好きだよ。

I like coffee that's not too bitter and has a strong acidity.

/ 僕は苦すぎず、酸味のしっかりしたコーヒーが好きなんだ。

Isn't this coffee too bitter?

/ このコーヒー、苦みが強いね?

Is it? I like coffee with this bitterness.

/ そう?僕はこの苦味のあるコーヒーが好きなんだよね。

Are there coffee beans with less bitterness?

/ 苦みの少ないコーヒー豆はありますか?

I can't drink black coffee because it's too bitter for me.

/ ブラックコーヒーは私には苦くて飲めません。

食べ物の苦さ

一方で、食べ物の苦さはどうでしょうか?

食材などで苦みを上手く使った料理が出てくるお店もありますよね。

意外と身近に苦いと感じる食べ物は数多く存在します。

例えば、魚介類のミソを苦いと思う方もいるはずですし、沖縄ではポピュラーなゴーヤ。

ゴーヤは苦い食材ですが、ビタミンCが豊富な食材なのです。あとはピーマンも苦いと言われている食材ですよね。

野菜で言うと、葉物野菜は火を入れないと苦みが強いものが多いです。

他にも良薬は口に苦し(Good medicine tastes bitter.)と言いますが、これは身体に良い物は苦いという意味ですよね。

お薬が苦いだけではなく、漢方薬になる材料が人参だったり木の実であることもあります。

こうした食べ物の苦さはどういった英語表現ができるでしょうか?

食べ物の苦さももちろんbitterを使います。

I ate a vegetable called Goya (bitter gourd) on a trip to Okinawa and it was very bitter!

/ 沖縄旅行でゴーヤという野菜を食べましたが、とても苦かったです!

That vegetable is bitter when eaten raw.

/ あの野菜は生で食べると苦いんだよね。

My son does not eat paprika, saying it is bitter.

/ 息子はピーマンを苦いと言って食べません。

My daughter says the peppers are delicious and she eats a lot of them.

/ 娘はピーマンが美味しいと言って、たくさん食べています。

その他の関連表現

これまでは味覚の「苦い」についてご紹介してきましたが、次は経験を表す「苦い」についてご紹介します。

よく聞くのは「苦い経験」というフレーズではないでしょうか。

ここでいう「苦い」というニュアンスは、失敗というより計画していたものがうまくいかなかったというニュアンスが強いと思います。

もちろん失敗という意味を含んで「苦い」と表す人もいますし、あまり思い出したくない思い出の内容であることを意味する場合もあります。

どちらも間違いではありませんが、どちらかと言えばうまくいかなかったというニュアンスの方が近いかもしれません。

そして、せっかく味覚の話が出てきたので「苦い」だけではない味覚の表現もついでに覚えてしまいましょう!

冒頭で書いた通り、味覚の話題は頻繁に出てくる英語フレーズでもあるので活用する機会はどの単語よりも多いかもしれません。

せっかくなのでついでに覚えて活用してみましょう!

苦い経験

まずは経験として「苦い」を使う表現です。

これまでもお伝えしている通り経験を語る場合にも「苦い」を使うことがあり、これも今まで同様bitterを使うことで表現が可能です。

bitter experience または bad  experience

2つ程紹介しましたがbitterを使ってもいいですし、badを使ってもOK。

ニュアンスがちょっとだけ違うので軽く触れておきます。

bitterを使う場合

英和辞典の日本語訳にもあったように冷酷・苦痛などといった少々敵意などが強い表現を含む場合があります。

どちらかというと、badを使うよりも強いニュアンスが含まれます。

badを使う場合

badの場合は単純に「苦しい」「つらい」を表すことができるのでbitterを使うよりも軽いニュアンスで伝わります。

使い分けとしては、あなたが話す「苦い経験」の重さによって使い分けてみましょう。

重さの基準は自分次第なので伝えたい重さに比例させればOKです。

甘い・酸っぱい・塩辛い

最後は他の味覚の英単語を3つほどご紹介しましょう!

甘い   / sweet

酸っぱい / sour

塩辛い  / salty

どれも聞いたことある単語ばかりですね!

sweet最後にsを付けると「甘いお菓子」という意味に変わります。

さらには「苦い」と同じように、味覚だけではなく様々な場面で使うことができるのですが、それはまた別の機会に。

まとめ

今回は「苦い」についてご紹介してきました。

「苦い=bitter」という事は大半の方が知っていると思いますが、改めて知るいい機会になったのではないでしょうか。

英単語は1つのニュアンスだけに留まらず、1単語で複数のニュアンスを持つものがたくさんあります。

それは日本語でも同じことですが、外国語となるとこれがなかなかのハードルになるので多くの方が挫折してしまうのです。

語学学習の楽しいところは、覚えて使うこと。

まずは聞き馴染みのある英単語を覚えて、文章を組み立てる訓練をしつつ実際に喋ることで英語力・会話力はアップしていきます。

挫折しそうになったら、おいしいコーヒー片手にこのコラムで一息いれてくださいね。

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