今回は、人を何かに招待したいときに使える英語表現をたくさんご紹介します!
誕生日会や懇親会、結婚式などには、友達や同僚などを誘うこともありますよね。もし、それが英語を母語としている人たちなら英語で招待しなければなりません。
そんなシチュエーションを思い描きながら、以下のフレーズを覚えていってくださいね。
「招待」は英語で?
「招待」は英語で invitationと言います。発音記号は「ìnvətéɪʃən」です。
このinvitationですが、もしかしたら動詞のinviteの方が親しみがあるかもしれませんね。というのも、中学生のときに習う動詞としてポピュラーなものだからです。
名詞も習いますが、動詞で英文練習をしたのであれば、「招待する」という意味でinviteを習っているはずです。この名詞形が、invitationというわけです。
覚えにくければ、inviteを分解してそれぞれの意味を理解することをおすすめします。
in-は「中に」という意味がありますよね。それから「声」を表すvoiceと語源が同じ-viteに分かれています。つまり、「中に呼び込む」のです。これが意訳されると、「招待する」になります。
ちなみにinvitationは、家族ぐるみでのパーティーでも、大規模な懇親会でも、規模に関係なく幅広く使えますよ!使い分けを意識せずに使える英単語なので便利ですね。
招待状をもらったの!パーティーに何着てこう!
「招待状」についてはこのすぐあとに英語での言い回しをご紹介するのですが、ここで先取りです。ちなみに、inviteも普通の一般動詞として使えるので、名詞も動詞も両方セットで覚えてみてくださいね!
ということで、先ほど出てきた招待状ですが、こちらは英語でもinvitationという単語を使って表します。文脈ではinvitationのみでも「招待状」という意味になるのですが、きちんと言いたいのであれば以下のような英単語を使いましょう。
invitation letter招待状(手紙、封書)
invitation mail
e-mail invitation
カードやハガキなのか、それとも手紙や封筒なのか、それによって少し言い回しが異なりますが、cardもletterもどちらも既に日本語として広く使われているので、間違えることなく使いこなせるでしょう。
誰かを招待する時のフレーズ
では、ここからは誰かを招待するときのフレーズについて、カジュアルなものとフォーマルなものとに分けてご紹介していきます!
相手と自分の立場や、プライベートなのかビジネスなのか考えて使い分けてみてください。
How about ~?
How about ~?は、招待する際に使える最も簡単なフレーズのひとつです。
中学英語であり、相手の意見を促したり、相手の都合を聞くために使えます。日本語に訳すなら「~はどう?」ですね。カジュアルな表現なので友達を誘う場合にぴったりです。
使い方の注意点としては、aboutが前置詞なので、後にくるのは名詞、あるいは動詞の場合はing形となります。名詞なら変形させることはないので大丈夫ですが、動詞はうっかり原型のまま入れてしまうと文法ミスになるので気を付けましょう。
リナの誕生日パーティー行く?
Why don’t you ~?
Why don’t you ~?も中学英語なので、使い勝手はかなり良く簡単です。
直訳すると「なぜあなたは~しないのですか?」となりますが、意訳では「~しませんか?」となります。
ちょっと飛びすぎていると感じた場合は、「なぜしないの?するに決まってるでしょ!」と理解してみましょう。疑問文に見せかけて、実際は相手に肯定の返答を求めているイメージです。つまり、招待している、何かに誘っているわけです。
~の部分には動詞を入れます。これは疑問詞を含む疑問文をわかっていればなんのためらいもないでしょう。こちらももちろん中1で習います。
誘いたいときはjoin「参加する」や come「来る」を使うことが多いので、これらの動詞までセットで覚えてみるのもおすすめです。
リナの誕生日パーティーに行こうよ
would like to invite you to ~
ではここからはフォーマルな招待の仕方をご紹介しましょう。
would like to invite you to ~ は、invite you to ~「~にあなたを招待する」をフォーマルにした表現です。
動詞から始まっている表現と思ってもらえば、あとは主語と、何に招待したいのかを追加すれば良いとわかるはずです。
そもそもwould like toは「~したい」のフォーマル表現なので「あなたを~に招待したい」という言い回しになります。
私たちの大規模なパーティーにぜひあなたをご招待したいのですが
would be pleased if you could come
こちらもフォーマルな表現で、和訳は「もしあなたが来られたら私はとても嬉しいです」となります。
pleaseという単語が入っていますが、こちらは「~してください」の意味では使われていません。なぜなら、be pleasedと2つセットになると「喜ぶ」という意味になるからです。
if you could comeは仮定法を使っており、「もし~できたら」という仮の話をしています。仮定法について詳しく学び直す場合は、高校生のテキストを見ると良いでしょう。仮定法について、詳しくは中学生では学びません。
もしそのパーティーにあなたが来られたら、私たちはとても嬉しいです
request the pleasure of your company at ~
ちょっと長いですが、こちらはよくかみ砕いて理解を試みてください。
request the pleasure of your company at ~ は、直訳すると「~にあなたが出席するという喜びを懇願します」という意味です。
わかりにくいので意訳すると「あなたが出席してくれたら嬉しいです」となります。
ここで多くの人が首をひねるのが、companyという単語でしょう。私たちが良く知っているのは「会社」という意味、あるいは「友達」という意味ですが、ここで使われているのは「出席」という意味の方です。
フォーマルな招待状などに使われる表現なので覚えておきましょう。知らなければ意味が取れませんからね。
私たちの特別な懇親会に参加いただきたく存じます
懇親会などの英語表現
ここからは、懇親会など、招待にまつわる英語表現を学んでいきましょう!
日本語では、懇親会の他に忘年会や新年会などに人を誘うことが多いのではないでしょうか。つまりは、「~会」と名の付くものですね。
こういった会は、それぞれ英語でどう言えば良いのでしょうか。
忘年会year-end party
新年会New Year’s party
飲み会drinking party
同窓会class reunion
歓迎会welcome party
これらがよく使う「~会」ですかね。それぞれの会の意味を考えたら、英語でもしっくり来るものは多いと思います。
忘年会は年の終わりにやるのだからyear-end party、同窓会はクラスがまた集まるのだからclass reunionなどなど、意味さえ拾えれば日本語に変換できます。
ちなみに、簡単な友達同士の集まりであれば、get-togetherをよく使いますよ!より身近な集まりを意識したければ覚えておいて損はありません。
比較的大きな懇親会などついては招待状も書きますが、実際に行う、あるいは招待されるとなるとライティングスキルやリーディングスキルが必要になりますよね。
口語と文語は英語でも違うのですから、どういった感じの招待状が届くのか例として見ておきましょう。
懇親会へのご招待をさせていただきます
このあと、招待日や会場などを書きます。わかりやすいように箇条書きでも良いですね。下手に英文を作ろうとしなくても大丈夫です。
参加していただければ幸いです
こんな感じで締めればバッチリです!
まとめ
口語で招待するにせよ、メールで招待するにせよ、英語での誘い文句を知っていなければ何も言えません。
カジュアルな方とフォーマルな方、両方を覚え、スッと口をついて出てくるように何度も練習しておきましょう。
英語圏の方と友達になり、誘い合える仲になれれば、英語の上達スピードもかなり速く、メキメキと頭角を現すのではないでしょうか。
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.