英語学習者の皆さん、こんにちは!
今回もこの記事では、実際の英会話の場面で役に立つ、ネイティブスピーカーたちが使用する英語表現を取り上げ、ご紹介していきたいと思います。
今回フォーカスしていくのは、「Classic」という英語表現です。
「Classic」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?
「クラシック音楽」「クラシックバレエ」などの娯楽、芸術関連のものを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?
日本語ではカタカナ表記で「クラシック」を音楽やバレエなどについて話す際に使用するイメージが強いですよね。
また、「クラシックな装い」「モダンクラシックなソファ」のように、見た目や装いが「クラシックである」と表現することも。
しかし、英語で「Classic」の意味を聞くと、少々驚く方もいらっしゃるかもしれません!
それもそのはず、実は英語の「Classic」には日本語のクラシックとは少々異なる意味があるのです。
そこでここからは、「Classic」の基本的な意味からさまざまな用途を例文を参照しながら学習していきましょう!
Classicの意味
まずは英語の「Classic」の基本的な意味を辞書で確認してみましょう。
英和辞書によると、「Classic」の意味は主に
①傑作の、古典的な
②典型的な
③よく知られた、有名な
④(洋服が)クラシックな
⑤(芸術が)古典的な、古典主義の
⑥(主に話)普及の名作
の6つの意味があるとされています。
どれも少しずつニュアンスや使用する対象物が異なりますが、基本的には「古く、有名で傑作」のような意味を持つ単語です。
ここからは、上記の6つの意味の中でも頻繁にネイティブスピーカーたちの会話の中で使用される「不朽の名作」「典型的な・よくある」「古典の」の意味と会話の中での具体的な使用方法を確認していきたいと思います。
参考資料:
classicの意味・使い方・読み方 | 英辞郎 on the WEB
https://eow.alc.co.jp/search?q=classic
最高傑作 / 不朽の名作
まず確認したいのが「最高傑作・不朽の名作」という意味の「Classic」です。
「最高傑作」や「不朽の名作」と呼ばれるものは、何年経ってもその良さが色褪せず、たくさんの人に愛され続けていますよね。
例えば有名な画家が描いた絵画や天才ピアニストが作曲した名曲、たくさんの人に観られた名作映画など、「不朽の名作」と呼べるものはこの世にたくさんあります。
英語で自分が愛してやまない映画や小説、絵画や名曲について友人や会社の同僚、家族と話す機会は数え切れないほどたくさんあります。
そんな時に便利なのが「不朽の名作」という意味の「Classic」。例文を確認してみましょう。
例文:
The song "Let it be" by the Beatles is such a classic!
ビートルズの「レット・イット・ビー」って、ほんとに名曲だよね。
One Piece is a classic manga in Japan.
ワンピースは日本の名作漫画です。
「若草物語」って見たことある?あれは名作だよ。
典型的、よくある
続いて紹介する「Classic」の意味は「典型的、よくある」です。
何度も何度も起きていて予想がつくことや、予想のつくことについて話す際に多く用いられます。
例えば、「ロスはまた学校の授業に遅刻だって。ロスらしいわ。」のようにいうことが可能です。
同じ意味を持つ表現に、「typical」がありますね。例文を確認してみましょう。
例文:
Did you know that Ross is going to be late for today's lecture again? That's a classic Ross.
ロスがまた今日のレクチャーに遅刻するって知ってた?全く、ロスらしいよね。
My mother used to get so upset when she found someone who didn't pay any tip when they left the restaurant. It was a classic mum.
私のお母さんはよく、レストランにチップを払わないで出ていく人を見つけるととても苛立っていたよ。私のお母さんらしいわ。
参考資料:
classicsの意味と使い方 | That's classic は褒め言葉?けなし言葉?
https://eigo.plus/vocabulary/classics
古典の
「Classic」を「古典の」という意味で用いる場合、「Classical」という形で用います。例えば「Classical music」や「Classical ballet 」のように昔の文化や娯楽、風習、また芸術作品を指す際に使用されます。
日常会話中ではほとんどの場合、Classic musicとClassic Ballet意外に使用することはあまりありません。
日本語ではカタカナ表記で「クラシック音楽」や「クラシックミュージック」「クラシックバレエ」のように「クラシック」という単語で表現しますが、英語で表現する際は「Classical music」や「Classical ballet」となることが注意点です。
例文:
I will go to listen to classical music at the Opera house.
私は明日、オペラハウスへクラシック音楽を聴きにいく予定です。I don't know so much about classical ballet.
私はクラシックバレエについてはあまり詳しくありません。My sister is really into classical music recently.
私の妹は最近クラシック音楽にとてもハマっています。参考資料:
「Classic」の意外な使い方 | 英語学習サイト:Hapa英会話
https://hapaeikaiwa.com/blog/2017/01/19/%E3%80%8Cclassic%E3%80%8D%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9/
スラング表現
ここまで、「典型的な」や「最高傑作の・不朽の名作」という意味を持つ「Classic」や「古典の」という意味として用いられる「Classical」の意味と使用方法を確認してきました。上記の表現は、カジュアルな場でもフォーマルな場でも使用することができますが、ここから紹介するのは「Classic」のスラング的使用方法です。
英語圏の若者の間やSNS、洋画や海外ドラマなどで耳にする機会もあるものなので、ぜひ覚えてみてください。
最高!/ 最悪,,,
なんと「Classic」という単語は「最高!」と「最悪...」という真逆の意味を持っているんです!それぞれを使用するタイミングは完全に文脈やその場の状況に依存します。
また、言い方や発音・ニュアンスによってどっちの意味で使われるかも決まってくるので例文をしっかり確認しておきましょう。
まずは「最高!」という意味の「Classic」から。
非常に嬉しいことが起こったり、愉快なことが起きた時に使用します。
例えば、友達や家族と話をしている際に、お腹が捩れるくらい面白いことを相手が言ったとします。
そんな時、「涙が出るほど面白い!」と相手に伝えるために「It's a classic!!!」のように使用します。
ポジティブな意味で使われるため、発音やニュアンスも明るく、語尾を上げていうといいでしょう。
また、スポーツ観戦をしていて最高な試合やゲームをみた際にも「It was a classic game!!」ということも可能です。
例文:
Oh my gosh, you!!! It is a classic! I just can't stop laughing!!!
ちょっともう!最高かよ!笑いが止まらないんですけど!!I went to see the Ranger's game last night and it was a classic one!
昨夜、レンジャーズの試合を見に行ったんだけど、今までで最高の試合だったよ!続いて紹介するのは「最悪...」という意味の「Classic」の使い方です。
上記とは打って変わって、何か嫌なことがあったときや落ち込むことがあったときに使用できます。
ちょっと皮肉の意味も込めてわざと「Classicだ」というところがポイントです。
例文:
I just got back home and I realized that my leftovers were all gone. I guess someone ate it. Such a classic.
今ちょうど家に戻ったところで僕の昨日の残り物がなくなっていることに気づいたよ。どうせ誰かが食べちゃったんだろう。最悪だ。I tried to find my bicycle everywhere but I can't find it. I got my bicycle stolen I guess. That's classic.
どこもかしこも探したんだけど、私の自転車は見つからない。多分誰かに盗まれたんだな。最悪だわ。Classicの意味 まとめ
この記事ではここまで、「Classic」という英語表現の基本的な意味、そしてその他の複数の意味と具体的な使用方法を例文を参照しながら学習してきました。いかがでしたでしょうか?日本語でもカタカナで「クラシック」という表現方法があるからこそ、英語で使用する際は気をつけたいポイントがあることがわかりましたね。
例えば、日本語では「クラシック音楽」と表現するところを英語では「Classical music」のように表現します。
また、「Classic」はスラングとして用いられる表現としても知られています。
何か嬉しいことや面白いことが起きた際に使える「最高!」と、反対に嫌なことや悲しいことが起こった時に使う「最悪...」の両方を「Classic」で表現できることがわかりました。
前者として使う場合は明るく調子を上げて、後者の場合は皮肉っぽくワードを発音することが意味をしっかりと文脈に合わせて使い分けるコツです。
「Classic」という英語表現は英語での日常会話に頻繁に用いられるものですので、ぜひこの機会に使えるようになっておきましょう!

出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.