アラフォーからの正しい韓国語習得の方法

韓国語、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

韓国語は今では多くの人に学ばれている人気の外国語になりました。

韓国語学習者の特徴としてアラフォー以上の比較的年代が上の学習者が多いことが挙げられます。

これは今から20年以上前に始まった韓流ブームによる韓国ドラマがきっかけで韓国に興味を持ち、韓国ドラマを理解できるようになりたいと思ったり、韓国旅行に行くようになった人たちも多いと思います。

これらのアラフォーから韓国語を勉強している人たちの中には順調に学習が進む人がいる一方で、他の外国語習得と同じようにいつまでたっても初級から抜け出せずにいる人が多いです。

こういった人の中には韓国語学習歴が既に5年以上、中には10年になるのに会話がほとんどできるようになっていないという人も一定数おり、私のところにも相談が来ます。

韓国語習得は正しい考え方を元にした正しい勉強法と練習法を実践すれば成果は出ます。それはアラフォー以上の世代でも同じことが言えます。

今回の記事ではアラフォー以上の学習者向けに韓国語習得に成功するための考え方、学習法についてご紹介しますが、アラフォーでなくても当てはまる内容もあります。そのため、アラフォーでない場合でもぜひ参考にしてください。

なぜ勉強しても韓国語習得ができないのか?

まず、多くのアラフォー世代以上の学習者が悩んでいることが、勉強を一生懸命にしているのに一向に話せるようにならない等なかなか韓国語を習得できないという悩みです。

既に書いた通り、5年以上や10年経っても旅行会話も難しいという人がいます。この悩みの原因は次の通りです。

明確な目標を設定しないまま勉強している

韓国語など外国語習得はやろうと思えばどこまでやっても終わりのないものです。

そのため、明確な目標を設定せずに勉強をすると何をどこまでやれば良いのかが分からず終わりのない勉強をする感覚になりモチベーションが続きません。

そのため、どれだけ勉強しても成長を感じないとか先が見えなくなってしまい挫折しやすくなります。

アラフォー以上であれば、若い時のように長い時間をかけて韓国語を学ぶ時間もなく、老化の影響もあり若い頃と同じ感覚で広範囲に勉強しようとすると習得が難しくなります。

目標に合った勉強をしていない

これは先の項目とも関連しますが、目標が設定されていない場合であれば何をどうやって勉強すべきか決められません。

また、目標設定が出来ている場合でもその目標を達成するための勉強をしていなければ成果は出ません。

例えるならば、体の具合が悪い場合その症状を改善するために合った治療を受けたり薬を飲むから効果があるわけですが、合っていなければ改善されません。

韓国語習得もこれと全く同じです。そのため、自分がやりやすいとか好きな勉強をしていてもそれが自分の目標と合っていなければ成果には繋がりません。

知識を増やすことが目的の勉強になっている

外国語習得を大人になってからする場合、子供のようにその言語が使われている環境に入ることで自然に習得できることはありません

そのため、単語や文法を学ぶなど知識習得は必ず必要です。

ですが、それらの知識習得は韓国語を手段として使えるようになるためのものであって学習の目的ではありません。

学校英語の知識偏重の教育や受験勉強の影響で日本人はとにかく覚えることをしがちですが、アラフォーからとなればそれらの多くの知識習得をする時間はありませんし、必要もありません。

勉強をしても練習をしていない

韓国語など語学は勉強だと思われがちですが、実際は技能の習得であるためどちらかと言うとスポーツのような実技に近いです。

そのため、単語暗記や文法を知識として勉強するだけでは、話したり書いたりといった自分から発信することはできるようになりません。

アラフォーから習得する場合には若い頃に比べ記憶力が低下するなど習得する上で不利なことがどうしてもあります。それらを補うためにも練習をしっかりする必要があります。

勉強と練習を習慣化できていない

既に触れた通り韓国語はスキルの習得であるため、勉強や練習を毎日継続して習慣化する必要があります。

「韓国語は趣味程度でしています」という学習者がいますが、このように週1回の韓国語教室でのレッスンの時だけ勉強するとか、気が向いたら勉強するという考え方だと韓国語の習得はいつまでもできないです。

なぜなら、私たちは前の日に学んだことでも翌日になれば個人差があるとはいえ74%は忘れていると言われているからです。

アラフォー以上の学習者が韓国語習得に成功するためには?

ここからはアラフォー以上の学習者が韓国語習得に成功するために必要なことについて挙げていきます。

学習目的を明確に設定する

まずは韓国語学習を何のためにするのかという目的を明確に設定します。

自分が韓国語習得をしてしたいことやできるようになりたいことをハッキリさせます。

例えば、「今より会話ができるようになる」のような漠然としたものではなく、自分が話している場面を想像できるくらいにハッキリさせます。どんな時にどんな状況で誰に対しどんな会話をしたいのか等を決めます。

これをすることにより、自分の目的を果たすために必要なやることが見え、無駄な勉強に時間や労力を費やすことがなくなります

韓国人のように話せるようになろうとしない

韓国語に限らず何語でも、その言語を話せるという状態をネイティブスピーカーのように話せることだと無意識にでも思っていないでしょうか。

韓国語であれば、韓国人のようなきれいな発音やイントネーション、韓国人のような言い回しで話せることです。

これは、SNSなどの影響で韓国語そのものをうまく話せることが良いことであるとか、うまいことの定義が韓国人のように話せることだというような考え方を知らぬ間に植え付けられていることも原因のひとつです。

もちろん、韓国語をできるだけ上手に話せるようになりたいと思うことが悪いことではありません。

ですが、そこを目指して韓国語習得をしようとすると一生かけて勉強しても到達できるか分からないとても難易度の高い目標になります。

既に触れた目標を明確にするということと関連していますが、韓国語習得の目標はSNSや世間一般で信じられていることを自分の目標にするのではなく、自分が韓国語で何をしたいのかやできるようになりたいのかを元に自分なりに決めることが大事です。

そして、その目標を達成するために必要なことに絞って勉強や練習をしていくことが韓国語習得の近道です。

アラフォーからの韓国語習得ではいかに範囲を狭めて、そこに集中して取り組めるかということが習得に成功できるかのカギになります。

勉強と練習を習慣化する

繰り返しになりますが、韓国語など外国語習得はスキルの習得です。

仕事でもスキルを要する専門職がありますが、それと本質的には同じことで、スキルの習得はそれを習得するまで必要な知識を学んだり使えるようになるための練習を繰り返しする必要があります。

つまり、気まぐれでやってできるものではなく、勉強や練習を毎日少しずつでも良いので継続してするのが当たり前の習慣にすることが必要です。

学習者の中には学習時間がなかなか取れず、休みの日にまとめて勉強する、その代わり忙しい日は全くしないといったムラのある勉強をしている人がいます。

ですが、そのような勉強だと習慣化ができないため、一日に30分でも良いので毎日継続する方が学習効果が高いです。

初めは少し大変でも、毎日続けることで逆にそれをしないことに違和感をもってくるようになり自然に毎日できるようになってきます。

学習内容を関連付けて勉強する

韓国語を一生懸命に勉強しているのになかなか成果が出ないと悩む人には共通点があります。

それは、あれこれと色々な教材やコンテンツを同時にやり、やる事を増やしてしまっていることです。

具体的には、単語は単語集、会話は会話用テキスト、文法テキストも2冊使うといったような勉強です。

学習段階によっては、よりフォーカスする技能に合わせてこれらの特化した教材を使って勉強することが必要になりますが、少なくとも初級段階では必要がありません。

初級段階では、ひとつひとつの項目に関して深く理解したり高いレベルでできるようになる必要はなく、まずはベースとなる部分を一定のレベルでできるようになっている状態にすることが最も大切だからです。

実際にアラフォーからであれば、あれこれやっても多くのことを覚えたりできるようになることは若い人に比べると難しいです。

具体的な勉強法としては、一冊で一通り学べる総合書を使います。

単語や文法をまずはしっかりと知識として学んだら、出ている例文や会話文を書く、読む、聞くことをテキストの内容でしっかりとします。

書くことであれば綴りを見なくても間違えずに書ける、読むことであればスラスラと文を見なくても読むことができる、聞くことも聞いたらそれを自分で言うことができるレベルまでにします。

このレベルになるまでしようとするとそれだけでも結構な勉強量と練習が必要で他のことをやる余裕はありません。

このようにまずは、あるものをそのまま真似て基本を固めることをやり、次に応用として基本を元に少しだけアレンジをして自分が使う文にして書いて読めるように練習をします。

最終段階として、自分でオリジナルの文を作りそれを読む練習をすることで多くの学習者ができずに悩む会話も少しずつできるようになります。

まとめ

ここまでアラフォー以上の学習者向けに韓国語習得に成功するための考え方、学習法について書いてきました。

アラフォーからの韓国語習得でカギになるのは、自分が韓国語でできるようになりたいことを元に明確な目標設定をすることです。

そして、勉強することをなるべく絞り、そこに集中して取り組むことと学習や練習の習慣化です。

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