英語で「反省」は何と言う?反省していることを伝えるフレーズも紹介

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今回は、「反省」にまつわる英語をご紹介します!日々、学校や仕事などをしていると自分が反省すべきこともありますし、他人に反省してほしい点も出てきますよね。日常会話でも出てきやすい単語なので、フレーズも交えてご紹介していきます。

「反省する」の英語表現

まずは、「反省する」という英語の動詞にはどんなものがあるのか確認していきましょう。今回は、代表的なものを1つご紹介するので、この1つを使いこなせるようにすることを目標としてみてください。

reflect

「反省する」は、英語で最も有名かつ使いやすい単語を挙げるとreflectになります。なんとなくあまり反省の意味合いとつながらないかもしれませんね。

そんなときは、名詞のreflectionの意味、「反射する」を思い浮かべてみましょう。反射するから派生し、過去のことを振り返るという意味につなげることができます。つまり、それは反省するという意味にもなりえますよね。

ただ、ここで注意点があるので気を付けてください。

reflectの日本語訳は「反省する」がふさわしいのですが、実はこの単語にネガティブなイメージがありません。日本語で「反省する」というと、「あのときああすべきだった」など、後悔する気持ちがついてくることも珍しくありません。ときには誰かに謝ったり、改善するための方法を探すこともあります。

しかし、reflect自体にそのような意味合いはなく、ポジティブかネガティブかは関係なく、ただ過去を振り返るニュアンスがあります。

「反省する」という単語は今回1つだけだったので、以下で名詞となる「反省」を含む、覚えておきたい単語をご紹介しましょう。日本語では「反省」という文字が入っていても、必ずしもreflectにまつわる単語がついてくるとは限りません。

イディオムのように覚えて、どの単語にはどの単語を使うと良いのか、単語と単語の相性を見て覚えてみてください。

・「反省会」:evaluation meeting

evaluationは「評価」という意味です。ただし、英語圏では日本のように皆で集まって反省会を開く文化はないようです。使うとしたら、日本のビジネスシーンで行われたことを英語圏の人にわかりやすく紹介するときなどですね。

・「反省点」:point to look back

反省するべきところが複数あるなら、pointsと複数形にするのがポイントです。また、look backは「振り返る」という熟語で、reflectと置き換えることができます。

・「反省文」:apology letter, apology essay

apology letterは「謝罪の手紙」という意味もあるため、もしどこかで出てきたら謝罪文と置き換えて考えるのもOKです。

・「反省から学ぶ」:learn from lesson

こちらは熟語ですね。このような表現がもともとあるため、セットで覚えてしまいましょう。直訳すると、「レッスンから学ぶ」です。人生の中にある授業=反省と表現します。

・「反省の色が見られない」:show no remorse

remorseは「悔い」という意味です。英語学習者の中でも知っている人は少ない上級レベルの英語なので、熟語と一緒に覚えておきましょう。

・「反省日記」:reflective journal

ここで、先ほど習ったreflectがようやく出てきましたね。反省日記をつけているならこのように表現しましょう。ちなみに、journalはdiaryに置き換えることもできます。こちらの方が日記という意味合いがわかりやすいですね。

反省の英語フレーズ

ここからは、反省に関する英語フレーズをいくつかご紹介していきます。単純に一語でreflectを使っても良いのですが、それ以外にもフレーズを使いこなせるようになれば様々なニュアンスを伝えることができます。文法色の強いフレーズがあるので、文法的な解説もしていきますね。

I should(n’t) have

I should(n’t) haveは、助動詞を使った表現です。日本語訳は「~すべきだったのに(しなかった)」となります。否定形で表せば、「~すべきではなかったのに(やってしまった)」となります。

「~すべきである」という意味の助動詞 shouldを使っていることがポイントですね。そしてその後にはhave+過去分詞をつけます。

have+過去分詞は現在完了の形ですよね。用法は3つありますが、ここで使う場合は完了用法で、「~してしまった」という過去の終わった出来事を示す働きがあります。ここに、「~すべきだ」という意味の助動詞、shouldを追加しているイメージととらえればわかりやすいのではないでしょうか。

この形は高校で習うので、高校を卒業している方であればそつなく使えるのが理想です。忘れてしまっていても、そこまで難しい文法ではないのでじっくり覚えていきましょう。

例文を見て、具体的な使い方を覚えてみてくださいね。

I shouldn’t have watched a horror film last night.

「昨日の夜、ホラー映画なんか見るんじゃなかったよ」

I should have studied English harder.

「英語をもっと勉強すべきだった」

I should(n’t) haveで表されるのは、reflectと違って反省と共に後悔も感じているということですね。過去を振り返って、もっとこうしておけば良かった、ああしなければ良かったと後悔することがあれば、ぜひI should(n’t) haveを使って表してみてください。

I wish I had(n’t)

I wish I had(n’t)も、高校英語です。日本語訳としては、「~しておけばよかったのに」が近いですね。こちらも過去のことを反省し、後悔しています。

文法の作りは、動詞に「願う」という意味のwishを使います。このあとはthat節が続きますが、日常会話などでは通常省略して見えない状態になっています。

そしてこの後に、仮定法過去完了の形であるhad+過去分詞を付けます。とりあえず、反省していることを先だって伝えたいのであればこちらの表現は丸暗記してもらっても構いません。

しかし、文法をより理解していきたいのであれば、仮定法と過去完了の2つの文法を後で整理しておくことをおすすめします。

簡単に言うと、仮定法は仮定の話をするときに使う文法で、過去完了は、現在完了より過去に意識を置いた文法になります。

では、例文です。

I wish I had worked harder.

「もっと一生懸命働けばよかったと反省してるよ」

I wish I hadn’t spent so much money on this bag.

「このバッグにあんなにお金を使うんじゃなかった」

こちらの表現も、reflectと違って過去を振り返るときに後悔していますね。日本語で「反省する」というときにはどうしても後悔がついてくるので、こちらの言い回しの方が近い気がします。

examine one’s conscience

他にも、「反省する」というフレーズで決まり文句となっているものがあります。少し長いですが、examine one’s conscienceもそのうちのひとつです。

会話の中で使ったり、洋画や海外ドラマを見るときには瞬発的なリスニングとスピーキング能力が必要とされるので、このまま深く考えずに丸っと暗記することをおすすめします。

こんな感じで使ってみましょう。

Your presentation made me examine my conscience.

「あなたのプレゼンを聞いて私は反省したよ」

ここで使ったのは、meke A Bという文法です。「AをBにする」という意味で、もっと簡単な英文だとThe film made me happy.などになります。「この映画が私を幸せにした」つまり、この映画のことが好きだ、感動したと言っているのです。

日本語ではあまり物を主語にすることがありませんから、物事が人をどうにかするという表現は慣れないかもしれません。しかし、中学英語で出てくるよく使う表現ですから、いろいろなものと絡めて英文を作ってみてくださいね。

soul-searching

soul-searching は、直訳すると「魂の調査」です。これは反省と訳せますし、自己分析なんていう訳が適当な場合もありますね。

名詞として使うので、文法の中に入れ込むならどんな動詞を使いたいのか考える必要があります。

以下のような例文はどうでしょうか。

You need to do some soul-searching before you start job-hunting.

「就活を始める前に自己分析をした方がいいよ」

Did you do soul-searching? Our teacher said it was better to do so.

「自己分析した?先生が分析するのがいいって言ってたよ」

動詞はどんなことを伝えたいかによって異なるものを選べますが、今回はわかりやすいようにdoを取り入れてみました。自己分析や反省を「する」という意味ですね。参考にしてみてください。

「反省する」の英語表現 まとめ

「反省する」を英訳するとreflectが適切です。単語ひとつで表せる動詞ですからね。しかし、日本語には反省することに後悔することも入っているので、これを表すなら別のフレーズで表現した方が伝わることもあります。いろいろな熟語、文法があるので、今回習ったことを駆使していきましょう!

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