「don't you」の使い方とは?意味をおさえて上手に使い分けましょう!

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否定疑問文の1つとして頻繁に使われる「don’t you」。通常の「Do you 〜?」と異なり、文字通り否定の意味を持つ疑問文に使う形です。

しかし、同じ「don’t you」でもいくつか異なる使い方があり、知っておかないと相手が言ったことを勘違いしてしまう可能性も。また、「don’t you」が使えるようになるだけで、より言いたいことを英語で伝えられるようになります。

そこで今回は、「don’t you」の意味と使い方を解説していきたいと思います。例文や類似表現も紹介するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!

don’t youの意味と使い方

「don’t you」には複数の使い方があり、それぞれでニュアンスが少しずつ異なります。

ここでは「don’t you」の使い方を、代表的な以下4つに絞って解説していきます。
①〜ですよね?
②~しないのですか?
③~ではないですか?
④~したらどうですか?

~ですよね?

「don’t you」の1つめの使い方は、付加疑問文「〜ですよね?」です。相手に対して同意を求めたり、念を押したりといった役割をします。

例えば、「あなたは普段、山手線を使いますよね?」や、「あなたが最初にやるんですよね?」といった文章に「don’t you」が使えます。なお、文章の形は以下の通り、「肯定文, don’t you?」の順番が基本です。
You usually take the Yamanote line, don’t you?
You go first, don’t you?
なお、be動詞が付いている文章では「肯定文, aren’t you?」、「can」などの助動詞が付いている文章では「肯定文, can’t you?」といった形になります。

ただ、1文章の中に肯定文と否定文がどちらも出てくるため、混乱してしまいがち。自分で使うのが難しいと感じる方は、「〜, right?」のほうが楽に使えるでしょう。

You want to eat ramen, don't you?
あなたはラーメンが食べたいんですよね?
You went to Kyoto last week, didn't you?
あなたは先週、京都に行ったんですよね?
You're going to study abroad, aren't you?
あなたは留学する予定ですよね?
You can speak English, can't you?
あなたは英語を話せますよね?

~しないのですか?

「don’t you」の2つめの使い方は、否定疑問文「〜しないのですか?」。単純に「〜しますか?」の疑問文を否定形にし、「do you」の真逆の意味にしたものです。

例えば、「東京に住みたくないのですか?」や、「もう野球はやってないんですか?」のような文章で使えます。

文章の形はシンプルで、以下のように「Don’t you 〜?」から始めるだけです。
Don’t you want to live in Tokyo?
Don’t you play baseball anymore?
もし「〜しなかったのですか?」と過去形で聞きたい場合は、「Didn’t you」という形になります。

その他、be動詞が付いている文章では「Aren’t you 〜?」、「can」などの助動詞が付いている文章では「Can’t you?」といった形になります。言い方によっては「〜しないの?」「〜できないの?」など、ぶしつけな響きになってしまうので、相手やシーンを考えて使うようにしましょう。
Don't you want to get the new iPhone?
新しいiPhoneは欲しくないんですか?
Don't you go to the gym tonight? Then let's go drinking!
今夜はジムに行かないんですか?じゃあ飲みに行きましょう!
Wow, you're still working! Aren't you tired?
わぁ、まだ仕事してるんですか!疲れてないんですか?
Weren't you in Osaka? Then, where were you?
大阪にいなかったんですか?じゃあどこにいたんですか?

~ではないですか?

「don’t you」の3つめの使い方は、否定疑問文「〜ではないですか?」です。相手が「Yes」と肯定するのを想定または期待しての質問時に使えます。

当てはまるケースとしては、「あれは馬鹿げていると思いませんか?」や、「この方法がベストだと思いませんか?」といったような文章です。

文章の形は「〜しないのですか?」と同じように、「Don’t you 〜?」から始めます。動詞「think」を伴って、「Don’t you think 〜?」になるパターンが多めです。

Don’t you think that the way he talks sounds a bit rude?
彼の話し方は少し無礼だと思いませんか?
Don’t you think that life is always unfair?
人生はいつも不公平だと思いませんか?
Don’t you think that she is in a good mood today?
彼女は今日は機嫌が良いと思いませんか?

~したらどうですか?

「don’t you」の3つめの使い方は、否定疑問文「〜したらどうですか?」です。相手に何か具体的にすることを提案するときに使います。

当てはまる例としては、「少し昼寝をしたらどうですか?」や、「彼女に電話してみたらどうですか?」といった文章です。

基本的に、疑問詞「Why(なぜ)」を文頭に付け、「Why don’t you 〜?」という形で使います。日本語で直訳すると「なぜ〜しないんですか?」と強い口調に聞こえますが、そこまでぶしつけに聞こえることはありません。

また「don’t you」を抜いて、「Why not 動詞?」というカジュアルな言い方もあるので、一緒に覚えておきましょう。

Why don’t you write a script for your speech first?
まずはスピーチ用にスクリプトを書いてみたらどうですか?
You look really tired. Why don’t you take a day off and get some rest?
あなたは凄く疲れているように見えます。一日仕事を休んで、少し休息をとってみてはどうですか?
Why don’t you start your own business? Is there anything you want to do?
自分のビジネスを始めてみてはどうですか?何かやりたいことはありますか?

“don’t you”に似た英語表現

次に、「don’t you」似た英語表現を、以下2つに絞って紹介します。

①right / Is that right?
②you know

right? / Is that right?

「right?」や「Is that right?」は、付加疑問文「〜ですよね?」と同じような意味で使える表現です。

「don’t you」を使う場合との違いを、以下の文章で見比べてみましょう。

You usually take the Yamanote line, don’t you?
You usually take the Yamanote line, right?
You usually take the Yamanote line. Is that right?
「肯定文, don’t you?」よりも文法的に簡単で使いやすいので、付加疑問文を言うのが苦手な場合は「right?」や「Is that right?」を使うのがおすすめです。
You like hiphop music, right? Who is your favorite rapper?
あなたはヒップホップが好きですよね?お気に入りのラッパーは誰ですか?
You started kickboxing, right? What made you want to do that?
キックボクシングを始めたんですよね?何がきっかけでやりたいと思ったのですか?
You shut down the computer because you thought the doctor wouldn't use it anymore. Is that right?
ドクターがもうパソコンを使わないと思って、あなたはシャットダウンした。そうですよね?

you know?

「you know?」も、付加疑問文「don’t you?」 や、「right? / Is that right?」と同じような意味で使える表現です。

文章の形は、肯定文・否定文に関わらず最後に「you know?」とするだけで、「right?」のように簡単に使えます。

He should work harder, you know?
彼はもっと頑張って働くべきですよね?
It's not that easy to quit smoking, you know?
タバコを辞めることはそんなに簡単なことではないですよね?
As long as you feel excited, you should continue doing it, you know?
ワクワクする限り、それを続けた方が良い、そうだよね?

まとめ

最後に、本記事のまとめです。「don’t you」の使い方は、以下の4つ!

〜ですよね?:肯定文, don’t you?
~しないのですか?:Don’t you 動詞?
~ではないですか?:Don’t you think 〜?
~したらどうですか?:Why don’t you 動詞 〜?
今回紹介したように、「don’t you」にはいくつかの異なる使い方があるので、自分でシーンを考えながら使い分けの練習をしてみましょう。

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