意外とたくさんある「待つ」の英語表現をシーン別で解説「ちょっと待って」など

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日常生活で、ちょっと待って!などと言うことは多いですよね。それゆえに、英語学習をしているならぜひ知っておきたい表現があります。

シンプルに言えるものももちろんありますが、実は意外と「待つ」という英語表現は多いのです。

以下で、どのような表現があるのか、どんな単語を使うのか見ていきましょう!

待つの英語表現

まずは、待つの中でもスタンダードな表現を3つ学んでいきましょう。

wait / await / standbyの3つは、どれも待つという意味を含んでいるので使い方さえ覚えればサッと言えるようになります。

また、せっかくなのでこの3つ以外でも使える表現を簡単にご紹介しますね。

wait / await / standby

wait / await / standby は、どれも待つという意味を含みます。

ただし、品詞が異なるためどうやって使うか知っておく必要があります。

waitは、名詞でもあり動詞でもあります。中学英語ですが、動詞として習うためあまり名詞のイメージはないかもしれませんね。動詞なら待つ、名詞なら待つことと訳します。

awaitは、待つという動詞のみです。waitと比べるとよりフォーマルなニュアンスを持っており、wait forの代わりとして使うことが多いです。

standbyは日本語にすると待機ですが、スタンバイと言った方がわかりやすいですよね。こちらも名詞です。

その他に、待つという意味を持つ英語として使えそうなのはこちらです。今回は深掘りしませんが、中級者以上の方は覚えてみてくださいね。

look forward to …楽しみに待つ

expect 待つ、期待する

待つという意味を含む英単語の品詞を確認したので、以下ではどのように語順を作るのか見るため例文で感覚をつかんでいきましょう!

wait の例文

Wait a sec.

ちょっと待って

こちらは中でも友達などにカジュアルに言える表現です。日常会話で、家族や友達に対して使うことも多いので覚えておくと便利です。

ちなみに、ここで使われているsecはsecondの略で、秒という意味です。それが略されているためよりカジュアルなイメージになります。

I cannot wait to see her!

彼女に会うのが楽しみ!

waitと言えば、cannot waitで楽しみという表現もよく使われます。楽しみであると訳するのは、楽しみで待ちきれないという心情がこもっているからです。何か楽しみで待っていられないほど興奮するようなことがあるときに使います。

await の例文

I’ll await you at the ceremony gate.

セレモニーの入口でお待ちしています

awaitは、期待されているけれど今すぐには実現しそうにないこと、なんて意味合いがあります。

しかし、基本的にはwaitよりフォーマルな言葉と覚えておけば問題ありません。あまり難しく考えるとパッと英語を言えなくなってしまいますからね。

We must await our boss here.

ここで上司を待たないといけません

awaitの使い方で迷ってしまったら、wait forと入れ替えができると覚えておくだけで大丈夫です。言い換え問題などにも出てくるかもしれないので、TOEICや英検などの英語の資格を取ろうと思っているなら重要事項ですね。

standby の例文

Be on standby.

そのまま待機

standbyは、任務などで使われる命令が多いですね。ですから、こちらの例文は命令文で端的に要件だけを伝えています。

日本語のスタンバイは、何かのために準備をして待機していることなので、英語のニュアンスとほぼ同じです。

Police are on standby.

「警察が待機しています」

任務という意味合いを持っているため、standbyを使う例文はちょっとお堅くなってしまう傾向があります。名詞なので、動詞として使わないように注意しましょう。

ちょっと待ってというとき

では、同じ待つでもちょっと待ってと言うときにはどんな英語表現が良いのでしょうか。

先ほど少しご紹介しましたが、それとは少し違った表現があるのでスタンダード表現として覚えておきましょう。

Wait a minute

Wait a minuteは、一番知られているちょっと待ってという英語ではないでしょうか。

直訳すると、1分待ってとなります。ここでは本来使われる時間の単位としての分というよりは、ちょっとの間という意味が強く出ます。

また、minuteの他にmomentやsecondもよく使われますね。secondは上記でご紹介したものでした。どれを言っても同じ意味なので、3つすべて覚えちゃいましょう!もともとmomentは一瞬、secondは秒という意味です。

他にも、以下のような言い方もあるのでついでにセットで覚えましょう。

Just a second.

Give me a second.

ここで使われているsecondも、momentやminuteに置き換えてOKです。

そのまま待ってというとき

では、そのままの状態で待ってと言いたいときにはどのような英語を使うのが適切なのでしょうか。

言えそうで言えない英語の中のひとつかもしれませんね。

hold  on

時間を稼ぐためにちょっと待ってと言うのではなく、そのままで少し待ってと言いたいならhold onです。

Hold on.

ちょっと(そのまま)待って

holdには、抑えるとか、保つといった意味があります。ですから、日本語では同じ待つでも、そのままの状態でじっと動かないでという意味を付与できるのです。

使う場面として多いのは電話中などですね。相手に電話を切らず、そのまま少し待っていてと伝える場合などには便利な表現です。

ビジネス関係の電話などでは、命令形で言ってしまうのは少々まずいので、pleaseなどを使い少し丁寧に言いましょう。

他にも、似たような表現にこんなものがあります。

Hang on.

hangはぶら下がるという意味なので、直訳はぶら下がったままでいて、です。

なんとなく変な言い回しに思えるかもしれませんが、Hold on.と同じように使えますよ!Hold on.と比べると少々カジュアルなイメージです。友達に対して使えます。

少々お待ちくださいと丁寧にお願いする時

少々お待ちくださいと丁寧にお願いする場合は、英文が少し長くなります。

敬語がないと言われている英語ですが、丁寧な言い回しとカジュアルな言い回しの差はありますからね。ビジネスシーンや、お客さんを相手するウェイター、ウェイトレスなどが使います。

Could you wait a minute?

少々お待ちいただけますか?

ちょっと待ってと言いたいときに使うWait a minute.は先ほど習いましたよね。

それを疑問文にし、許可を求める言い方にしています。普通は誰も否定しないので疑問文にする必要はないのですが、それでも相手に主導権を握らせている点において丁寧になっています。

Could you ~?は、丁寧にお願いをする際にとても便利な表現なので覚えておきましょう。

Please give me some time.

少しお時間をください

moment / second / minuteの3つほど短い時間ではなく、もう少しだけ長い時間がほしいというときにはsome timeを使うと良いでしょう。

職場で会議をしており、判断をその場で下すことができない場合などに使えますよね。pleaseを使っているのでより丁寧さが増しています。

Could I have a moment, please?

少々お時間いただけますか?

先ほど出てきたCould you ~?と少し違うCould I~?が出てきました。Could I~?は私に~できますか?という意味で、やはり相手に許可を求めています。CouldはCanの過去形で、助動詞は過去形にすることによって丁寧な表現になります。

考えさせてくださいというとき

考えさせてくださいと言うときにも、相手に待ってほしいと伝えなければなりませんよね。そういった時に使えるフレーズを見ていきます。

Let me think about it.

考えさせてください

ストレートに考えさせてほしいと言いたいのならこちらの表現が便利です。

Letには~させるという意味があり、文頭に置いて文を作ることも多いです。これで相手に考える時間がほしいと伝えられます。

Let me sleep on it.

考えさせてください

こちらもLet me think about it.と訳は同じになりますが、意味的には一晩寝て考えさせてと、じっくり考える時間がほしいニュアンスになります。sleepという単語が入っているのはこのためです。

一応そのままの意味合いでは、言われた方はその日中に答えが来るというよりは、明日以降答えが来ると受け取ることになります。

オンライン英会話などのレッスン中にも、ちょっと待ってと言いたいときは多々あると思います。そんなときには、今回習ったWait a minute.やJust a second.を使いましょう。

まだ先に進まないでほしいと言いたいときには、Hold on.やHang on.の方が適していますね。

ただ、熟考しなければ答えが出せないような問題はオンライン英会話中にはそうないでしょうから、Let me sleep on it.などはリアルな日常会話や深刻な話、ビジネスシーンなどで使うことになりそうですね。

このように、普段から英語に触れていると日本にいても使う表現なのでとても重要です。簡単で短いので今から覚えてしまいましょう!

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