「Binge」の意味とは?日常英会話で使われる表現もご紹介!

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「Binge」という言葉は、元々は特に使用頻度が高いわけではなかった英単語です。そのため、一見シンプルな単語の割に、聞いたことがないという人もいるでしょう。

元々はそれほど日常英会話の中で使われていたわけではない「binge」ですが、ここ最近はよくネイティブスピーカーたちの会話や英語のニュース・情報サイトの記事などで見聞きするようになりました。

ですから、この言葉の意味や使い方を知らなければ、英語で会話をしている時に、相手の言っていることがわからない…なんてことも起こるかもしれません。

そこでこの記事では、「binge」の意味と日常会話の中でも使い方をご説明します。特にNetflixなどで映画や海外ドラマをよく見るという人は、こちらを参考にして「binge」を使った英語表現を覚えてくださいね。

「Binge」の基本的な意味

まずはbingeの基本的な意味を確認してみましょう。「binge」を和英辞典で調べると、以下のような単語が出てきます。

名詞
•どんちゃん騒ぎ
•ドカ食い
•(楽しいことへの)熱中
自動詞
•大酒を飲む、飲み騒ぐ、どんちゃん騒ぎをする
•(楽しいことに)熱中する、ふける

【参考元】英辞郎 on the WEB(https://eow.alc.co.jp/search?q=binge

また、Cambridge Dictionaryでは、「binge」をこう定義しています。

名詞
“an occasion when an activity is done in an extreme way, especially eating, drinking, or spending money”
(ある行為・行動が極端に行われる機会。特に食事・飲酒や浪費など)
動詞
“to eat too much of something”
(何かをたくさん食べる)
“to do something in a way that is extreme and not controlled”
(コントロールできないほど、何かを極端に行う)

【参考元】Cambridge Dictionary(https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/binge

なんとなく、「binge」の持つ意味が見えてきたでしょうか。

「Binge」という言葉は、何かに熱中しすぎたり、やりすぎたりする時に使います。しかも、それが自分で節度を守るようにコントロールできていないような状態です。

食べすぎ・飲み過ぎなどでも使えますし、お金を使いすぎたときや、大騒ぎしすぎたときにも使えます。また、何かに没頭しすぎて、なかなかそこから抜け出せないような時にも使える表現です。

この「binge」の持つニュアンス理解しつつ、日常会話でどう使われているのかをみていきましょう。

「Binge」の使い方と頻出表現

ではここからは実際の会話の中で「binge」がどう使われているのか、例文とともに説明していきます。

よく使われる口語表現も紹介するので、ぜひ使ってみてくださいね。

「Binge」の基本的な使い方

まずは単純に「binge」だけを使った例文をみてみましょう。

(例文1)
I can’t stop eating sweets once I start! I tend to binge on sweets.
甘いものを食べ出したら、止められないの!ついつい甘いものをむさぼり食べちゃうんだ。

「Binge」をこのように動詞で使う場合は「binge+on+名詞」とすることで、何を食べすぎてしまうのか、またはやりすぎてしまうのかを表すことができます。

ここでは「お菓子(sweets)」としてしるので、この話者はお菓子を食べ始めると、手を止めることができずに食べ続けてしまうということです。

(例文2)
A: Do you know that Maria bought tons of makeup again?
B: Yeah but she actually regrets about it. She knows that she often has a shopping binge.

A:マリアがまた大量に化粧品を買ったこと知ってる?
B:うん、でも彼女は実は後悔してるよ。彼女は自分でもよく買い物に夢中になってしまうことを知ってるんだ。

この例文ではマリアという人物が化粧品の買い物に出かけて、ついついあれもこれもと大量に買ってしまったというシチュエーションです。

「動名詞 or 名詞 + binge」とすると、「〇〇を過度にやりすぎる行為」というような名詞にすることができます。

少し日本語に訳しづらいのですが、例えばこの例文中の「a shopping binge」なら、「買い続ける行為」「大量に買いすぎる行為」という感じです。

また、上記の(例文1)で使ったシチュエーションなら「a sweets binge」として「お菓子を食べすぎる行為」と言い表すことができます。(ただa sweets bingeという表現は、通じますがあまり耳にはしません)

(例文3)
A: I’ve been working very hard for so long! I think I deserve a reward.
B: Let’s go on an eating binge!
A: Hmm… I don’t wanna get fat. What about a gaming binge at my place?

A:長い間、頑張って仕事してるから、何かご褒美があってもいいと思うんだ!
B:ドカ食いしようよ!
A:うーん、太りたくないからなぁ。私の家でゲーム三昧はどう?

「動名詞 or 名詞 + binge」という表現は(例文2)でご紹介しましたが、この表現のように「go on」をつけると能動的に何かを過度にやったり、夢中になって続けることを表します。

(例文2)では「have + 動名詞/名詞 + binge」となっていますが、こちらの表現だとコントロールできていないようなニュアンスが出るのですが、「go on」をつけた場合は、自ら進んでやっているようなイメージです。

「Binge-watching」

「Binge」という単語が以前よりもよく日常会話の中で聞かれるようになったのは、この「binge-watching」という表現の影響かもしれません。

この表現は、複数回に渡って話が続くドラマなどを、一気見する時に使います。

Netflixなどの動画配信サイトを使う人だとイメージがつきやすいかと思いますが、テレビ番組だと1週に1エピソードで放映されるものが、動画配信サイトなどでは全編一気に見られるようなシステムになっています。その一気見する行為を「binge-watching」と言います。

Since I started using Netflix, I’ve been binge-watching.
Netflixを使い始めてから、ずっと一気見してる(続け様に見ている)
I binge-watched the drama Friends last weekend.
先週末、ドラマの「フレンズ」を一気見しました。

といった感じですね。「一気見する=全部見る」ではなく、沢山のエピソードを一気に見るという意味なので、全編見終わっていなくてもこの表現が使えます。

また「binge-watching」と似た表現では、「binge-drinking」という表現も使われます。こちらも終わりなく飲み続けるようなイメージの表現です。「binge-watching」ほどではありませんが、こちらの表現が日常会話で出てくることもあるので、覚えておくと良いでしょう。

まとめ

「Binge」という単語は、そのニュアンスも使い方も比較的捉えやすい単語ではないでしょうか。

これまで「binge」を知らなかった人も、使ったことがない人も、ぜひこの便利な単語を会話の中で使ってみてくださいね。

NetflixやHuluといったサービスを使って、ドラマやアニメを一気見したことがある人は、そんな話をネイティブキャンプの講師相手にしてみてはいかがでしょうか。

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