英語学習者の皆さん、こんにちは!
今回の記事ではズバリ、英語によるアウトプットに必要不可欠であると言われる「英語脳」の作り方について特集していきます。
「英語脳」とは、耳にした英語の音や文字を一度日本語を介さずにそのまま英語でのイメージや感覚で捉えて、意味まで理解できるような脳の状態のことを指します。
このことは、自分の母語である日本語に例えてみるとわかりやすいかと思います。例えば、私たち日本人は生まれた時からほとんどの方が日本語環境に囲まれ、常に日本語を話す人たちに囲まれ育った人が多いと思います。物心ついた時には自然と相手の言っていることを日本語で理解し、それに対して日本語で反応することができます。
これと同じことを英語でもできるようになることで、英語のネイティブスピーカーたちのようなナチュラルなアウトプットを行うことができるのです。
100%ネイティブスピーカーのように英語脳になることは難しいとしても、不自由なく英語で会話ができるようにするためのレベルを目指すことは可能です。今回は、英語で不自由なく会話を楽しむことができるようになるための「英語脳」の作り方のコツをいくつか紹介していきたいと思います。
英語脳になることで得られるメリットとは
英語を使ってコミュニケーションを取る際や英語の情報をインプットする際に自分の脳が英語脳になっていれば得をすることがたくさんあります。まずは、英語脳であることによるメリットについて見ていきましょう。
メリットその① 会話中のテンポが良くなる
まだ英語脳ではない人が英語で会話をする際に困るのが、相手の問いかけに対して答えるまでに間が生じることです。母語である日本語で会話をしていると無意識に行っているため気づきにくいですが、ある程度考えてから答える場合を除いて私たちは相手の発話に対して相当な短い時間で応答しています。
ネイティブスピーカーたちの間で行われるような会話でも、同じことが言えます。何かを考えているそぶりでもない限り、数秒間の間を作ってしまうと、なんだか不自然なコミュニケーションとなってしまうのです。
英語脳になっていないと、一度相手が発話した内容を脳内で日本語に翻訳し、内容を理解した上で自分が返したい内容を考えます。そして、その内容を英語に翻訳したらやっとのことで相手への応答が完了します。
英語での会話中、毎回このプロセスを辿っていたら会話に多くの間が生まれてしまいますね。
英語脳になれば、いちいち翻訳をする作業を挟む必要がないためこの微妙な間を作ることなく、スラスラとテンポのいい会話をすることが可能になります。
メリットその② ニュアンスが掴みやすくなる
実は、英語には日本語には訳すことのできないフレーズや表現がたくさん存在しています。代表的なものに、「Sweetherat」、くしゃみをした後に言う「Bless you!」などがありますね。
これらは会話の中で翻訳が不可能なため、英語のみで理解して反応する必要があります。英語脳が備わっていれば、日本語に訳すことのできない表現もそのニュアンスを理解して相手に反応することが可能です。
メリットその③英語でのインプットが楽になる
TOEICやTOEFL、IELTSなどの英語の技能試験を受験したことのある方は多いかと思います。普段英語環境にいない分、苦労するのがリーディング問題とリスニング問題ではないでしょうか。
英語脳があれば、リーディングとリスニングの試験も簡単に感じることができるでしょう。上記の通り、英語脳が備わっている人は聞こえてきた音声や読んでいる文章をいちいち日本語に訳して考えることをしないため、その分格段と聞いて理解するスピード、読んで理解するスピードが上がります。
また、会話中や情報を吸収している最中に日本語と英語に脳を何度も切り替える作業は脳に負担がかかると言われています。英語のみ、一つの言語を使って物事を理解し、コミュニケーションを取ることができたら疲労感も少ないですし、効率の良い会話ができそうですね。
参考資料:
【体験談】英語脳とは?メリット・デメリットは?僕の感想をご紹介! |エイゴリラ
https://mr-gorilla.com/eigonou-merit/#i-2
コツその① 日々の小さなインプットを全て英語に変えてみる
母語である日本語を介さずに物事を考える際に英語で考えられるようになるためには、日々目に入る情報を英語に変えてしましょう。
例えば手軽に挑戦できる日々の工夫として、「スマホの言語設定を英語に変更する」というものがあります。
スマートフォンやiPhoneの設定から言語設定を選択し、日本語を選択している場合はそれを英語に変更してしまいましょう。ちなみに、iPhoneの場合はアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語など複数の英語圏の英語を選択することが可能です。特定のアクセントや綴を習慣化したい方は、ぜひ好みのものを選択してみましょう。
こうすることで、スマホやiPhoneを使用している間は常に英語に触れていることになります。最初は多少不便に感じますが、わからない単語や表現を見つけるたびにGoogleなどの検索エンジンを開いてその表現を検索、調べるようにすると徐々に使い勝手も良くなってきますよ。
コツその② ラインを使って英語脳を作る練習
日本に住んでいる方の多くが連絡手段にLINEを使用しているのではないでしょうか。もはや使用していない人はいないのではないかと言うくらい、みなさんが当たり前に使っていますね。
実はこのLINEで、英語脳を作るための英語学習の習慣を身につけることができるんです!使う機能は、なんと「グループチャット機能」のみ。グループチャット機能を使うと聞くと、誰かを招待して会話をすると思われがちですが、LINEのグループチャットは1人のみでも使用することが可能です。
普段グループチャットを作成する手順でルームを一つ作成します。このルームには英語学習専用のものだと言うことがわかりやすいような名前をつけておきましょう。これで、自分専用の英語学習チャットルームが出来上がりました。
このチャットルームは、日々生活する中で新しく知った英語表現や単語をメモしたり、それを使って文章や会話文を作ってアウトプットの場としても利用できます。
また、ラインのチャットルームには検索機能もついているため、以前書いた単語や文字まで遡りたいときには検索バーにそれらを打って検索、その場所まで自動で遡ることができます。
ノートを持ち歩いて新しい英単語を知るたびにメモを取る方法もありますが、ペンとノートを常に肌身離さず持つのは難しいこともありますよね。それに比べてスマホやiPhoneであればいつも持ち歩いているものの一つなので手軽に英語学習を続けることが可能です。
コツその③ SNS (Instagram)を活用した英語脳づくり
SNSの中でも、Instagramは英語脳を作るための英語学習に最適です!その理由はなんといっても、自分が興味のある投稿やリール動画をAIが勝手に選別して表示してくれるから。
Instagramの「虫眼鏡マーク」をタップすると、私たちが普段Instagram内で検索したりフォローしたりして閲覧している投稿に関連性が高い投稿を自動的に表示してくれるんです!
まずは自分の興味のある海外のアーティストや俳優さん、インフルエンサーや英語学習用のアカウントを気軽にたくさんフォローしてみましょう。たくさんフォローをしているうちにInstagramのAIがみなさんの好みを「海外」や「英語学習」「ハリウッドセレブ」などと分析、理解して「虫眼鏡マーク」の部分にたくさんの関連動画や画像を表示してくれます。
こうなったらあとはそのページをスクロールしてピンときた投稿を開いてみるだけ!そこには自分の興味のある魅力的な画像とそれを説明する英語表現が溢れています!自分が興味のある物事に関する英単語や表現は自然と頭に入ってくるもの。画像や動画がとにかく楽しくて魅力的なので、無意識のうちに日本語を介さずとも内容が理解できていることに気がつくはずです。
仕事や学業の合間にInstagramを開いて、「虫眼鏡マーク」をタップすれば、自然と楽しく英語脳作りの時間を作ることができますね。
参考資料:
【英語脳に切り替え】英語で考えるための6つのコツ |EF English Liveの公式ブログ
https://englishlive.ef.com/ja-jp/blog/study-tips/6-tips-for-learning-to-think-in-english/
まとめ〜英語脳を作って楽しい英会話を目指そう!〜
ここまで、英語での円滑なコミュニケーションや英語の情報を効率よく収集する際に役に立つ「英語脳」を持つことのメリットと、その具体的な作り方について特集してきました。いかがでしたでしょうか?
英語脳が備わることで、リスニングやリーディングによる英語の情報のインプットをストレスなく効率よく行うことが可能になるため、TOEFLやIELTS、TOEICなどの英語試験で高得点を取りやすくなります。
また、英会話中に無駄な間を取ることなくコミュニケーションを行うことができたり、相手の行っていることのニュアンスまで理解ができるようになるなどメリットがたくさんあります。
少しでも英語脳を育てたいと思っている方は、今回紹介した方法をぜひ実践してみてくださいね。
出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.