英語学習者の皆さん、こんにちは!今回この記事では英語による日常会話で役に立つ表現を①意味、②発音、③例文、④その他の似た意味を持つ表現それぞれにフォーカスしながら解説していきたいと思います。
今回フォーカスする英語表現は、「I'm on it」という表現です。ぱっと見、この表現を直訳してみてもいまいち意味がわからないですよね。「私がそれに乗っている...?」が直訳になりますが、本当の意味は異なります。
この表現をビジネスの場や友人、家族、同僚との会話の中でサラッと使えたらとてもかっこいいので、今回この記事でぜひ覚えていってください。
I'm on itの意味は?
それではまず、「I'm on it」という英語表現の基本的な意味について確認しておきましょう。
「I'm on it」は、「(問題や課題に)今取り掛かります!」や「今(その課題や問題に)取り組んでいます」という意味を持ちます。
I'm on it の使い方
例えば、会社で上司から「丸々さん、先週話したクライアントの対応をお願いしてもいいかな?」といわれたとしましょう。
その応答として「はい、今すぐ取り掛かります!」と発言する場合、「I'm on it」という表現を使用することができます。
また、「I'm on it」は比較的カジュアルでインフォーマルな表現ではあるので、ものすごくフォーマルな場や会った事のない目上の人などに対してはあまり使うことをお勧めしません。日本語でニュアンスを表すとすると、「了解!」「任せて!」という感じに聞こえるようです。
例文で解説
それではここで「I'm on it」という英語表現が実際の英会話の中でどのように使われているのかを確認するために、具体的な例文を確認していきましょう。
注目すべきは「I'm on it」を言っているタイミングと、会話をしている相手のどのような発言に対して「I'm on it」と答えているのかどうかです。
上司:Hey, Tom. I was wondering if you could rearrange the schedule for our next field trip.
Aさん:Oh, of course. I'm on it!
上司:ねえトム、君に次のフィールドトリップの予定の変更を行ってもらいたいんだけど...。
Aさん:ああ、もちろん、やっておきますよ!
Aさん:I guess we'd better book a hotel room for the next weekend as soon as we can.
Bさん:Oh, sure! I'm on it.
Aさん:次の週末のためにホテルを早めに予約しておいた方がいいと思うな〜。
Bさん:確かにそうだ!私がやっておくよ。
母親:Have you done your homework yet?
Aさん:I'm already on it, mom!母親:宿題はもうやったの?
Aさん:もうやってるところー!
Aさん:Oh, shoot! We're running out of coffee. Could you buy coffee beans at the supermarket?
Bさん:Sure, no worries. I'm on it.
Aさん:あ、やっちゃった!コーヒーのストックが切れちゃった。スーパーでコーヒー豆を買ってきてもらえるかな?
Bさん:もちろんいいよ!行ってくる。
参考資料:
"I'm on it"の意味は?「私はその上にいる」じゃない表現 |英語たいむ
https://eigotime.net/im-on-it-im-working-on-it#index_id2
「I'm on it」ってどういう意味?直訳では意味不明な英語表現
https://eigo.plus/englishphrase/im-on-it
I'm on it.の意味と使い方は?発音付き例文で解説 |ベタエリ英語
https://peta-eri.com/i-am-on-it
I'm working on it
ここまで解説してきた「今取り掛かるよ」「今取り掛かっているよ」という意味を持つ「I'm on it」というフレーズ、実は「I'm working on it.」という英語表現の省略版なのです!
「I'm working on it.」として使っても伝わる意味は全く同じ。直訳すると「私はそれに今乗っています。」と変な表現に聞こえますが、実際は「私は今まさに取り掛かっています。」「これからすぐ取り掛かります。」と訳されます。「I'm working on it.」についての例文も確認しておきましょう。
Aさん:I guess we better ask someone in charge.
Bさん:Okay, I'm working on it.
Aさん:責任者の人に頼んでみた方が良さそうだな。
Bさん:そうですね、責任者の方に当たってみます。
Aさん:I want you to find someone to look after our dog while we are on our vacation in the UK.
Bさん:Sure, I'm working on it.
Aさん:イギリスでの休暇中にうちの犬をみてくれる人を探して欲しいんだけど...。
Bさん:オッケー、探してみるよ。
Aさん:Could you set up my new laptop while I'm cleaning our room for me?
Bさん:Sure, I'm working on it.
Aさん:私が部屋の掃除をしている間に、私の新しいノートパソコンのセットアップをしてもらえる?
Bさん:もちろん、やっておくよ。
ちなみに、「I'm working on it.」という表現は「already 」や「still」などの副詞と相性がいいです。「I'm already working on it.」で「もう取り掛かっているよ。」と言えたり、「I'm still working on it.」で「まだ取り掛かり中だよ。」などと言えたりします。
似たような表現も紹介
最後に、「I'm on it」や「I'm working on it」と同じような場面でしようできて同じような意味を持つ英語表現を複数紹介しておきたいと思います。
英語では同じ表現を何度も使うことを避ける傾向にあるため、もし「I'm on it」や「I'm working on it」 を会話中に使いすぎてしまったな...。と思った時はこちらの表現も参考に使ってみてください。
①「I can do it.」
「I'm on it.」や「I'm working on it.」には「今から取り掛かります。」「今取り掛かっているよ。」という意味があるよという説明をしましたよね。
これらを言い換えると、「任せてください!」という言い方にも変換できます。そこでここでは「私に任せてください!」という意味を持つ英語表現をみていきましょう。
「I can do it.」=「私ならできます。」
上司や同僚、誰かに何かをお願いされた時に「私だったら力になれますよ。」という意思を伝えたい時、便利なのが「I can do it.」という表現。「can」を使うことで「〜できる」という意味を表します。
Aさん:It would be great if you could help me rearrange this schedule.
Bさん:Sure, I can do that.
Aさん:この予定を調整するのを手伝ってくれたらとても助かるんだけど...。
Bさん:もちろん、できますよ。
②「I'll handle it.」
自分から何かを進んで引き受けるようなことがあれば、「I'll handle it.」という英語表現が便利です。
「handle」という英語にはもともと「処理する」「対処する」という意味があることから、「I'll handle it.」で「私に任せてください。」「私が引き受けます。」という意味となります。
Aさん:I would like you to be in charge of this new project, Jane.
Bさん:I would be honored. Let me handle that.
Aさん:ジェーンに、新プロジェクトの責任者になってもらいたいと思っているの。
Bさん:とても光栄です。ぜひやらせてください。
Aさん:I can't stand her anymore! I'll tell her to leave my apartment.
Bさん:Alright, Carry, just calm down. I'll handle it.
Aさん:もう、彼女には耐えられない!私のアパートから出て行ってと伝えるわ。
Bさん:わかったよキャリー、私が対処するからとにかくまず落ち着いて。
参考資料:「任せて」の英語表現!頼ってもらいたいときのフレーズ9選!|英トピ
https://eitopi.com/makasete-eigo
まとめ〜I'm on itを英会話の中で使ってみよう!〜
この記事ではここまで、「I'm on it」というとても便利な英語表現を特集してきました。主に、その基本的な意味と使い方を具体的な例文とともに学習してきましたね。いかがでしたでしょうか?
「I'm on it.」とは「I'm working on it.」の省略版であることも学び、加えて「任せてください。」「私にやらせてください。」などという「I'm on it.」と似たような意味を持つ英語表現も紹介してきました。
これらの表現は実際の英会話の中で使用できるととってもかっこいいです。海外ドラマや海外の映画の中でも頻繁に使用されている表現ですので、視聴する際にはぜひこの表現が使われている場面やシチュエーションにも注目を。
場面設定やそのときの状況を把握しながら学習することで、よりその英語表現が記憶に焼き付きます。今回ならった「I'm on it」という表現、ぜひ活用してみてくださいね!

◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.