「話せる英語ドリル300文」の英語力が伸びる使い方をご紹介!

「話せる英語ドリル300文」の英語力が伸びる使い方をご紹介!

英語の勉強をもう一度やりたいと思う人の多くは、リーディングでもライティングでもなく、リスニングとスピーキングが上手くなりたいと思います。つまり、英会話の上達を目指したいわけですね。

これは、日本の英語教育があまりに文法に偏りすぎており、会話を勉強してこなかったからでしょう。そんな皆さんに朗報です!今回は「話せる英語ドリル300文」という書籍をご紹介していきたいと思います。

タイトルに既に「話せる」とあるので、会話ができるようになる専用の本であることはおわかりでしょう。では早速、この本の特徴と使い方を説明していきます!

「話せる英語ドリル300文」の特徴

「話せる英語ドリル300文」の使い方を知るためには、まずその特徴を知らなければいけません。

どのような著者により、どのような特徴があるのかをチェックしていきましょう!

スピーキングビギナー向け

「話せる英語ドリル300文」は、スピーキングビギナー向けですのでまだまだ英語が話せないという方でも気軽に手に取ってもらえるものです。

初中級以上ならOKとされており、英検で言えば中学卒業レベルである3級、TOEICであれば400点からが目安です。

1日最短15分で勉強終了

今までまったくしてこなかった英会話を始めるとなると猛勉強になるのかと思いきや、「話せる英語ドリル300文」なら1日の最短所要時間はなんと15分とかなり短め!

受験勉強などで1日10時間ほど費やしてきた方も多いですから、これで本当に英会話力がつくのかなと疑問に思うかもしれませんね。しかしご安心を。英会話に必要なリスニングやスピーキングは、量も大切ですが質が優先されるという考え方もあります。

効率的な勉強方法を求めている方にとってはうってつけではないでしょうか。仕事をしながら、家事育児をしながらでもこれなら継続できる時間です。

大切なのはできるだけ毎日続けて英語に触れることなので、短い時間でもそれを継続して積み重ねていくことが大事なのです。

一応300文なので、1日10文×30日の音読プログラムであることを考えると最短15分、最長30分と考えておきましょう。

スマホで音声を聞ける

今時の書籍は語学を勉強する用に作られている場合、スマホを使わないと売れません。

いつも手に取るスマホがあるからこそ、億劫にならず継続できるからです。もし、このテキストがいつも常に机に向かってきちんと座らなければできない勉強なら、早いうちから挫折して三日坊主で終わる人も多いことでしょう。

しかし、スマホに音声をダウンロードできるので、すきま時間で本格的な英語に取り組めるようになっています。

著者紹介

「話せる英語ドリル300文」を書いたのは2人です。

浅場眞紀子さん

こちらの方は、英語研修会社「Q‐Leap」の代表取締役社長CEOという大変立派な肩書をお持ちです。

慶應義塾大学卒で、コロンビア大学ティーチャーズカレッジにて英語教授法(TESOL)修士号を取得。TESOLは、ただ英語力が高いだけでなく、英語を母語としない人たちに英語を教える資格があることを示すものです。

つまり、英語力があるだけでなく教えるのも上手いということですね。計10年海外勤務も経験しており、現在は企業のエグゼクティブのプライベートレッスン、企業研修などで英語指導に従事しているとのことです。

愛場吉子さん

こちらの方も、英語研修会社「Q‐Leap」代表取締役副社長COOです。

筑波大学卒で、同じくコロンビア大学ティーチャーズカレッジにて英語教授法(TESOL)修士号を取得。英語の教育で有名なアルクにて企業研修英語講師を務めた経験をお持ちで、その後はアメリカの大手ファッション企業のニューヨーク本社に勤務されていました。

現在は、企業やビジネススクールで新入社員からエグゼクティブまで幅広いビジネスパーソンの英語指導に従事しているそうです。

「話せる英語ドリル300文」の使い方

それでは、「話せる英語ドリル300文」の特徴がわかったところで具体的な使い方を説明していきましょうか。

効率良く、かつ継続できる方法を自分なりにアレンジしてみてくださいね。

イントネーションを意識して声だしをしてみる

「話せる英語ドリル300文」の良いところは、イントネーションが可視化してある点です。

英語は日本語と違ってかなりの強弱がありますよね。しかし、どこを強く読んでどこを弱く読めばいいのか、これがなかなかわかりづらい。それこそ音声を何度も何度も繰り返し聞いてやっと慣れていきます。

「話せる英語ドリル300文」では、そのイントネーションが可視化してあり、文として発する時に随分英語っぽく発音できます。

よって、この本を使うのであればイントネーションを常に意識して実際に発音しないと損!平坦な言い方だとどうしてもカタカナ英語になってしまうので、発音矯正の意味合いも持っています。

英会話力を身につけると同時に正しい発音も学びたいのであれば、こちらは一石二鳥になっています。

1日10文の例文を耳でキャッチ

声だしをするのはもちろん、英会話なら相手の言っていることがわからなければいけません。

リスニングスキルを強化するなら、1日10文の例文をじっくり聞いてみましょう。自然は発音ではどう言うのかがわかり、文字を見ているだけではわからない発音がキレイに身につきます。

聞けば聞くほど今までわからなかった英語も聞き取れるようになるので、とにかくここで挫折せず継続できるような量に留めておくのがポイントです。

一気に詰め込もうとしても人間の脳には限界があるので、1日10文というのはあえてそうしているのでしょう。

瞬間文構築でトレーニング

「話せる英語ドリル300文」には、瞬間文構築というトレーニングがあります。

例文が3つに分けてあるのですが、これを聞いてフレーズを記憶し、正しい順序に並び変えるという練習です。

要は、中学生の時などによくした語順並び替え問題が、フレーズ並び替え問題に変わっただけですね。そして、それを今までは目で見て解いていましたが、耳で聞いて解くようになっています。これぞリスニング力強化のための問題!

英会話でありがちなのが、語順がわからなくなって結局言いたいことを途中で諦めてしまうこと。

単語だけでも伝わるものなら良いですが、そのような会話ばかりしていたらいつまで経っても上達しませんよね。だからこそ、ここで英語の語順を瞬時に掴む練習をしておくのです。

瞬間空所補充でトレーニング

「話せる英語ドリル300文」には瞬間空所補充トレーニングもあります。

脳に残るように作られているなと感じるのは、その日に覚えた例文がベースになっていること。その例文が少しわざと間違って書いてあるので、それを正すというトレーニングです。

トレーニングの名前に「瞬間」と入っているように、これらの問題はその場でサッと解けるのが理想です。なぜなら英会話はいつだってアドリブだから。

受験勉強や入学テストの時のように、じっくり考える時間があるわけではありません。

英会話ができるということは、頭の中をできるだけ英語で満たし、日本語で考えずとも言えるようになったということ。でないとスムーズに会話はできません。

寝る前に知らなかった単語を暗記

ここからはオプションなのですが、「話せる英語ドリル300文」でその日に習った10文の例文の中で、知らなかった単語やイディオムがあればそれを寝る前に覚えましょう。

日常会話であれば実は中学英語だけで喋れるのですが、やはり語彙力があるのとないのとでは言いたいことが100%伝わらないのも事実。

英会話の練習をしつつ、しっかり基礎力を付けていくためにも単語は覚えましょう。その日に出てきたものだけで良いので、暗記のゴールデンタイムを逃さないようにしてくださいね。

寝る前というのは暗記にぴったりの時間で、記憶をつかさどる海馬がそれを必要な情報として処理してくれるため脳に定着しやすくなるのです。

暗記は嫌いな人が多いですし、単調な作業なので飽きてしまうのも事実。出来る限り同じことを繰り返さないでいられたらいいなと思いませんか?

そのためにはいかに効率的に暗記を進めていくかが鍵です。寝る前に英単語を暗記するという習慣、ぜひ付けてみてください。

2週目に突入!

ひとつの本をやり切ったら達成感はありますが、本当に油断してはならないのは実はここなんです!

その時は英語力が上がった、聞ける単語も多くなったし以前よりスムーズに英語が出て来るようになったと思うのですが、残念ながら人の脳というのは覚えたことを忘れていきます。

天才型であっても時間の経過とともに忘れることはあるので、ここで大切なのは繰り返すこと。

「話せる英語ドリル300文」を一度やり切ったら、少し時間を置いてから2週目をしてみましょう。すぐに繰り返しても良いのですが、記憶力が良い人の場合はそのまま覚えているのであまり効果がありません。

一番良いのは、自分が少し内容を忘れたかなと思った時に再開することです。

勉強が苦手な人の多くは、その時にはわかっても忘れるからテスト本番で解けないと言います。中学卒業レベルのこの書籍に取り組むのであれば自分を過信せず、とにかく繰り返して定着させることを意識しましょう。

まとめ

「話せる英語ドリル300文」で英会話を強化する方法を説明してきましたが、これならやれそうだと思えたところはありましたか?

1日に15分から30分と無理のない勉強ができるものではありますが、自分なりの勉強法が既にあるなら、それも踏まえて日々努力を重ねて英語がペラペラになるよう頑張っていきましょう!


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