「bad words」とは?使用NGな言葉とslangとの違い

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英会話を学んでいるみなさんは普段、海外ドラマや映画、ポッドキャストや動画などをみる機会はどれくらいありますか?

普段からよくドラマや映画、ポッドキャストなどで英語をインプットしているよー!と言う方であれば、英語のslang (スラング)についてすでに知識がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

slangとは、ネイティブスピーカーたちは普段から頻繁に使う、日本で使われている英語の教科書にはあまり乗っていない砕けた表現のことを言います。

日本語でも、書き言葉やフォーマルななで用いるべき日本語の表現と、友達や家族、親しい人と話すときなどに用いる表現が存在していますよね。それと全く同じことを、英語のネイティブスピーカーも行います。

slangを用いることで、雰囲気がカジュアルになり話している相手が親近感を感じたり会話が弾みやすくなるなどの効果があります。

日本の英語教育でならう英語の表現で話すことは基本中の基本なのでとても大切ですが、英語での会話に慣れてきて語彙力も高くなってきたらネイティブスピーカーたちが実際に会話で使うslangを勉強するのもおすすめなんです。

しかし、注意するべき点がいくつかあります。それは、英語のネイティブスピーカーが使っている表現だからといって非ネイティブスピーカーが使ってもいいとは限らない表現が存在することです。

実際にどのような表現を使うのは控えたほうがいいのかは、事前に知っておかないと防ぐことができません。そこでこの記事では、会話で使うことを控えるべき・使用してはいけない表現「bad words」について紹介していきます。

bad words (swear words, curse words)とは

bad wordsとは、公共放送では放送が禁止とされている単語や表現のことを指します。

俗に言うf**kなどのFワードやS**tなどの、激しく強い怒りや嫌悪、驚き等を表現するときの言葉です。bad wordsにはswear wordsやcurse wordsも含まれています。

bad wordsを使うとかっこいいと思ったり、おしゃれだと思って頻繁に使う英語学習者や英語の上級者がいますが、今一度この言葉についてしっかり考える必要があります。

ドラマや映画を見ているとネイティブスピーカー同士の会話でbad wordsが使われていることがありますね。確かにネイティブスピーカー同士の会話に入ってみると、ナチュラルにbad wordsを使用していることがあります。

実際に、私のネイティブスピーカーの友達たちも、友人同士の会話ではバンバン用いていることも...(笑)。でも、彼らはしっかりと用いてもいい状況とそうではない状況を判断しながら会話を楽しんでいます。

では、非ネイティブスピーカーである私たちがbad wordsを用いることはどうでしょうか?実は、自分がネイティブスピーカーでない限り、bad wordsを使ってもいいニュアンス・状況を判断して使用するのは非常に難しいと言えます。

例え英語がネイティブレベルに到達したとしても、英語のネイティブスピーカーでない限りはbad wordsを使用するのは避けるべきです。

slang (スラング)とは?

bad wordsとslangを混同させて使用してしまっている人もいます。

slangとは、日本でいう「流行語」「若者言葉」「流行りの言葉」と言う感覚で使うことのできるカジュアルな表現です。slangとbad wordsのような汚い・下品な言葉は全く種類の違う言葉です。

slangもまた、海外ドラマや映画、ポッドキャストやYoutubeの動画などでナチュラルの使用方法を学ぶことができます。

slangをナチュラルに用いることができると、非ネイティブスピーカーでもネイティブスピーカーに匹敵する会話力をつけることができるのでとてもおすすめです。

slangを学ぶためにおすすめの海外ドラマとして、人気シットコムのf.r.i.e.n.d.sやHow I met your mother、gleeなどが挙げられます。どれもテーマが日常生活をベースにしているため、そのまま私たちの日常生活で応用できるslangが習得できますよ。

人気海外シットコム「f.r.i.e.n.d.s」からよく使うslangを抜粋!

ではここで、筆者もslangの勉強としておすすめする人気シットコム「f.r.i.e.n.d.s」より、ネイティブスピーカーが頻繁に使う表現をピックアップしてみたので紹介していきたいと思います。

フレンズは全部で10シーズンあり、今回紹介するのはその中のシーズ4の「The one with Chandler crosses his line」と言うエピソードです。

このエピソードの中で、ロスは高校・大学時代にハマっていたキーボードを友人のチャンドラー・ジョーイ・フィービー・レイチェル・妹のモニカの前で演奏します。ロスの面白すぎる演奏に注目のシーンです。ものすごく独特なキーボードの演奏に一同は驚きと笑いが隠せず、キャストが実際に笑いを堪えている表情が面白いです。

ネットフリックスやHuluを契約している方は全てのシーズンとエピソードを視聴が可能です。また、Youtubeで「Learn English with f.r.i.e.n.d.s」と検索するとこのエピソードで英語を学習できる動画が出てきますよ!ぜひ視聴してみましょう。

さあ、このシーンで使われている便利なslangをみていきましょう。

I really got into it (keyboards) in college.
大学の時キーボードに夢中になったんだ。

got into 〇〇=〇〇に夢中になる、熱中する

Alright. Bring it on!
早く、弾いてみせてよ!

Bring it on=Come on, Start playing!
 
自信を持って何かに挑戦するときや意気込んでいるとき、相手に「さあやってみせてよ!」と声がけするときに使います。

I left my helicopter sounds on another disk. I'll be right back, okay.
他のディスクにヘリコプターの音声を入れてあるんだ!すぐ戻る(待ってて)。

I'll be right back/ Be right back.=すぐに戻ると言う意味で用います。急いで忘れ物を取りに行くときなどに使うことができますね。

bad wordsやF ワードの言い換え表現

さて、先ほどお伝えしたように、FやSから始まるbad wordsの使用は普段の英会話の中では使用を避けるべきです。

では、ものすごく驚いたことがあったとき、興奮するような出来事に遭遇したとき、何かを強調して伝えたいときにbad wordsを使わないでどうやって伝えればいいのでしょうか?

そんなときに便利なのが、bad wordsの言い換え表現です。例えば、Fから始まるワードやSから始まるワードを以下のように言い換えることができます。

F**k⇨Fudge/ Frick

Today is fricking cold outside!
今日、外めっちゃ寒いよ!

S**t⇨Shoot

Shoot! I forgot my mask at home!
やば!マスクを家に忘れちゃった!

Shoot! I spilled coffee on my jacket!
やば!ジャケットにコーヒーをこぼしちゃった!

Hell⇨Heck

What the heck is going on!?
一体何が起きているんだ!?

上記のように言い換えて使用するのであれば、ものすごくフォーマルな場・状況 (面接中や式典中など)出ない限り誰も怒らせることはないですし、怖がらずに会話に用いても大丈夫です。

親しい間柄の会話中であれば特に、安心して使うことができます。年上の人や出会って間もない人の前では頻繁に用いると教養のない人と思われてしまう可能性もあるので、頻度には気を使うといいでしょう。

相手を尊重して会話しよう

ここまで、英語のネイティブスピーカー同士の会話で耳にすることのある「bad words」について実際の使用についての注意点と代わりに用いることができるslangや英語表現を紹介してきました。

例文の一緒に記載してあるため、文章の中でどのように用いればいいのかもわかったのではないでしょうか?

slangを学習し、習得するためにはこの記事で紹介したアメリカのシットコムの「フレンズ」のような海外ドラマ、そして映画、ポッドキャストを用いてリアルなシチュエーションの中でそのフレーズをインプットすることが効果的であり、実際に使うことができるようになるまでの近道でしょう。

そのslangのスペルと音声、フレーズそのものをまるまる暗記するのではなく、一体どのようなシチュエーションで、どんな気分の時に使用されるのかに注意を向けながらインプットすると記憶に残りますよ。

非ネイティブスピーカーであるならばbad wordsを使ってもいい状況を瞬時に判断するのは至難の技。そのため無闇に使用するのは避けましょう。

その代わりに、slangや代わりに使える表現をたくさん身につけてネイティブスピーカーのような自然なコミュニケーションに近づく努力をするのが大切ですね!

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