Trip, Travel, Journeyの違いとは?「旅」を意味する英語の使い分け

「旅」に関する英語でも、ニュアンスに違いがある

Trip, Travel, Journeyの違いとは?「旅」を意味する英語の使い分け

Trip, Travel, Journey…、皆さんはこれらの違いは何かを聞かれて答えることができますか?訳せばすべて「旅」になってしまうので、自分では的確に英語が使えたと思っていても、ネイティブスピーカーからするとなんだか変な文章になっていることも…!それだけ英語には旅という言葉のイメージが広く、逆に日本語にはそのイメージが狭いことがわかります。今回は、Trip, Travel, Journeyなどの、「旅」という言葉をきちんと使い分けられるように説明していきますね!

1:短い旅行の「Trip」

最初はTripについて説明しましょう。Tripは「短い旅」を意味します。日本語ではわざわざ旅の期間の長さによって単語を使い分けたりはしませんが、英語ではそれが一般的です。

ですから、Tripを使うのはすぐ帰ってくる小旅行で、ビジネスでも使えるのでちょっとした出張のようなニュアンスが含まれています。旅は旅でも、Tripなら「ああ、すぐ帰ってくるんだな」と相手が予想できるので今からあなたもこのイメージに慣れておきましょう。

日本でよく使うシチュエーションなら、週末や連休にお出かけすることでしょう。国内でも国外でも場所は問いません。

例文)

・I’m going on a business trip to Scotland next week.

「来週、スコットランドに出張に行ってきますね。」

・How was your trip?

「旅行はどうだった?」

このHow was your trip?はよく使いますし、英会話スクールなどを受講していると講師が聞いてきたりします。特に土日明けは旅行をしたと切り出すと、必ずといっていいほど帰ってくる表現で、スモールトークに一役買ってくれます。最近はあまり遠出や長い旅行はできませんから、Tripを含む表現は覚えておいた方が良いですね。決まり文句として覚えちゃいましょう!

ちょっと余談ですが、Have a safe trip!もよく聞きます。こちらは日本語では「いってらっしゃい」に相当しますね。直訳すると「安全な旅を!」という感じです。

Tripを含む名詞も覚えちゃおう!

先ほど例文の中で「出張」という言葉がありましたが、このようにTripは名詞として使うこともできます。頻繁に使う単語をここでまとめて覚えておきましょう!

Business trip「出張」

Field trip「遠足・見学」

School trip「修学旅行」

Field tripとSchool tripは中学生の教科書にも記載されています。ということは、比較的出現頻度が高いものということになるので、会話に限らずTOEICや英検の受験を考えているのなら覚えておきましょう。「修学旅行」を訳せと言われたらなんだか難しく考えがちですが、知るとこんなにも簡単な単語を組み合わせるだけなのかと拍子抜けしてしまうかもしれませんね。

2:一般的な旅行の「Travel 」

英語で「旅」といえばTravelを思い浮かべる人も多いと思いますが、こちらは日本人がイメージする「一般的な旅行」です。Tripよりは長期間だけれど、明確な期間がわからない、そんな時に使えます。長期間の旅行のニュアンスなので、場所的には遠くに出かけるイメージをよく持たれます。ですから、間違って遠い場所へ「Trip(すぐ帰ってくる短い旅行)」をするんだと言った場合は、もしかしたら超弾丸旅行なのだろうかと思われてしまうかもしれませんね。

例文)

My hobby is to travel.

「趣味は旅行です。」

I am going to travel to Africa for two months.

「2ヶ月間アフリカを旅行しに行ってきます。」

Do you like to travel?

「旅行は好きですか?」

例文のように、Travelは数か月間に及ぶような長期の旅行にも使えます。世界一周旅行などにも使えるため、短期ならTrip、長期ならTravelと覚えておくのが簡単でしょう。

これまた豆知識なのですが、先ほど紹介したようにHave a good travel.「良い旅行を!」「いってらっしゃい」と言いたいところなのですが、Travelはこのような表現で使いません。たとえ相手がTravelに行くと言っても、やはり使うのはHave a good trip!となるので注意してください。

Travelを含む名詞にはどんなものがある?

Travelは動詞としてだけではなく名詞としても使えますが、基本的には何かを修飾して使われることが多いことが特徴です。

Travel agency「旅行代理店」

Travel cost「旅費」

Travel alert「渡航勧告」

Tripと違って、名詞の前に来ることが特徴的ですよね。よく使われるのはこちらの3つくらいなのでこの際ササッと覚えてしまいましょう!

3:長い旅の「Journey」

Tripが短期間の旅行、Travelが中期間の旅行なら、Journeyは長期間の旅行になります。Travelでも何ヶ月もかけるような旅行に使えるのですが、Journeyはもっと長い道のりになることを示します。また、他の単語と違うのは、その道中のことを指すことです。日本語では「旅行」というよりまさに「旅」であり、旅する途中で起こったことに焦点を当てます。

例文)

How long did your journey take?

「到着するまでにどれくらいかかったの?」

The journey took eleven hours by bus back and forth.

「移動に往復で11時間もかかっちゃったよ。」

Life is a journey.

「人生は旅である。」

まさしく旅の目的地ではなくその道中に焦点を当てていることがよくわかるのが、Life is a journey.という表現!人生の最終目的地と言えばそれは死になりますが、それを言っているのではなく、生まれてから死ぬまでの人生をどう生きるかに着目しています。もしこれをTripで表したなら人生はとても短いものになってしまって変な文章になりますし、Travelを使ったとしても目的地である死の方が重視されているようなイメージになります。ここでまさにぴったりなのがJourney!どう生きるかが大事であると、一言で言い表してくれていることがわかります。

これまたちなみに、How was your trip?と似たHow was the journey?という表現についても見てみましょう。この表現自体はあるものですが、How was your trip?が旅そのものはどうだったかを聞いているのに対し、How was the journey?は移動はつらくなかったか、道中はどうだったかを聞いているという違いがあります。もし聞かれたら、ニュアンスの違いがあることを思い出して適切に返しをしましょう!

4:船で旅する「Voyage」

旅といえばTrip、Travel、Journeyの3つですが、今回は追加でVoyageをご紹介しましょう!こちらは辞書などで引くと「航海」や「船旅」といった意味が出てきます。確かに船旅に使われる単語ではありますが、なんというか、ちょっとドラマチックなイメージになります。よって、ちょっとした旅行でも船を使うからといってVoyageを使うと、大冒険のようなニュアンスを相手に与えてしまうことがあります。

例文)

This ship is making a long voyage across the sea.

「この船は長い航海を続けているのです。」

My parents went on a voyage around the world.

「私の親は世界一周の船旅に出ました。」

Her voyage took three years.

「彼女の航海は3年かかりました。」

なかなか船での大掛かりな旅に出ることがなかったり、周りにもそのような人がいない場合はそう出て来る単語ではないでしょう。日本は島国で海に囲まれているとはいえ、時間とお金に余裕がないと難しかったり、仕事であっても長い船旅をする人は少数でしょうからね。ただ、「ボン・ボヤージュ!」という言葉は有名ですし、日本人がまったく知らない言葉でもありません。映画の中やドラマのシチュエーションでは出て来るかもしれませんね。例えば…アニメ「ワンピース」だったり、「モアナと伝説の海」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」なんかに出てきそうです。

またまた豆知識!船旅はこのようにVoyageを使いますが、では飛行機はどうでしょうか。間の良い人なら気付きますね、そう、Flightを使います。ですから空港などで海外から来た友達などを迎える場合はHow was your flight?と言いましょう。

「旅」に関する英語のまとめ

単に「旅」と言っても、英語では単語によってニュアンスが様々です。短期間の旅行はTrip、長い旅行、一般的な旅行はTravel、長期間の旅行でかつその旅路に焦点を当てたJourney、そして船旅を意味するVoyage。それぞれの単語のニュアンスがわかれば、1語だけでどれくらいの期間の旅行なのかわかるのが、英語を理解した時の喜びになります。間違った単語を使えば相手に予想外のイメージを持たれてしまうので、自分が使う時にも注意してみましょう!