テニス用語を英語で説明しよう!テニスについての英会話例も

テニス用語の英語を用いて英会話をしてみよう

英会話の話題としてスポーツの話題をすることも多くありませんか?自分の趣味であったり、学生時代のスポーツ経験、スポーツ観戦が好きであったりと相手にスポーツについて話す機会が多いこともあると思います。

今回は、テニスにスポットを当てて使えるテニス用語をご紹介していきます。日常テニス英語を使った英会話も幾つかご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

共通の話題で盛り上がれるよう、学習していきましょう!

知ってる?テニスの歴史

テニスといえば、テレビ中継やネット配信でテニス観戦も大いに盛り上がるスポーツですが、そんなテニスの歴史ってご存知でしょうか?

今回は、少しテニスの歴史についてご紹介していきます。

普段、私達が何気なく口にしている言葉には、必ず由来・歴史が存在しています。学習を始める前に、歴史・由来・語源を知ることはとても大事なことなので覚えておきましょう。

テニスの起源と原型

テニスの起源は諸説あるとされています。

古代エジプトで行われたボールゲーム説や、ペルシャ地方の古い球技の1つから派生したという説など。中でも、有名な説は古代エジプトの起源説は信憑性が一番高いと言われています。

紀元前3000年、ナイル川のデルタ上にあったチニスまたはタミスと呼ばれた街で複数人が集まって球を打ち合うボールゲームが、テニスの起源と言われているようです。さらに、その様子を描いた壁画がエジプトに残っているというのです。

その様子から読み取ると、当時はスポーツとしてではなく宗教儀式の一つとして行われていたと考えられています。

では、スポーツとして今の原型になったのはいつ頃のことなのでしょうか。
現在のテニスの原型となったのは、11世紀にフランスの修道院で考え出された「ジュ・ドゥ・ポーム(てのひらのゲームという意味)」です。

このゲームは、中庭や室内に線を引いてエリアを作って、手のひらやグローブをはめた手を使ってボールを打ち合うというものだそうです。
こちらは、宗教的な意味合いはなく娯楽や遊戯の一つとして行われていたようです。

さらに、このゲームは賭け事も伴っていたという記録が残っています。当時の多くの王はポーム禁止令を出して貴族階級以外の人々によるプレーを禁じていたそうです。しかし、日曜日だけは賭けの対象として認め、掛け金の一部を国に納めさせていました。

これをきっかけに、フランスからイギリスやスペインなどヨーロッパ各国へ広がっていったようです。

テニスの語源

テニスの語源にも由来があり、諸説あります。

最も有力とされているのは、フランス語の「tenez(つかむ)」という命令系の言葉です。前項で出てきた「ポーム」のゲームでは、サーバーが「ボールを落とさずに取ってみろ」という意味で使った事が「テニス」の語源となったという説です。

このほかにも、イギリスの詩人が評した「平和を讃えて」の詩の中に記載されている「TENETZ」が語源になったとも言われているようです。

日本の伝来

テニスが日本へ伝わったという明確な文献は発見されていません。

しかし、1873年にイギリスで近代テニスが始まった数年後には、神戸にある外国人居留地にテニスコートがあったといわれています。

有力な説としては、1878年に文部省体育伝習所が開設され米国人の教員のリーランド氏が赴任した際にテニス用具を取り寄せ、学校教育の一環として指導したのが始まりという説があります。

当時は、用具も高価だったため一般の日本の人々には普及するに至らなかったそうですが、その後「硬式テニス」が広まった理由は、1913年に慶応義塾大学が採用をしてからだと言われています。

日本では、「軟式」テニスが普及しました。

当時の玩具用のゴムまりを製造していた会社にゴムボールの製造が依頼され、このゴムボールが硬式テニスのボールの代用として利用され、軟式テニス(ソフトテニス)が全国的に広まったようです。

ちなみに・・日本のオリンピックの初メダリストは、「軟式」テニスの選手だそうです。

テニスとオリンピック

テニスがオリンピックの正式種目となったのは、オリンピック第1回目である1896年のアテネオリンピックからです。

この当時の大会では、男子のみが競技として開催され初の金メダリストはイギリスの選手でした。

しかし、テニス界ではプロトーナメントが発展したため、アマチュアリズムを重視していたオリンピックからは正式種目として1928年から1984年まではオリンピック競技から外されていたという歴史もありますが、1988年のソウルオリンピックから大会に復活して今に至っています。

ちなみに・・4大会オリンピック金メダルを獲得することをゴールデン・スラムと呼びますが、現在までにたった一人の選手しか成し遂げていません。

今では、大坂なおみ選手や錦織選手など日本人の目覚ましい活躍が期待できる種目となっているテニスの試合は、長時間に及ぶので感染している側にも熱が入る種目の1つとなっているのです。


ここで余談!

下記記事では、駅伝に関する英語表現をご紹介しています!日本の風物詩である駅伝を是非英語で紹介してくださいね♪

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テニスの用語とルール

テニス用語と併せて少しルールも知っておきましょう。英語も踏まえてご紹介しますので英単語として覚えておくといいですね!

まずは3つのテニス用語を押さえましょう。

Point/ポイント
得点の最小単位のこと。「1ポイント、2ポイント」と数えます。

Game/ゲーム
試合の最小単位のこと。4ポイントを先取した選手が「1ゲーム」を獲得します。

Set/セット
「ゲーム」より大きな試合の単位です。先に6ゲームを獲得した選手が「1セット」を獲得します。

基本的には、ポイントを相手より先に多く獲得した選手が勝つというのが得点の基本ルールです。テニスは、スコアの表示が言い方と違う所が難しいところですね。しっかり押さえておくといいですよ!

実際のポイント 0 スコア表示 0 コール ラブ(love)
実際のポイント 1 スコア表示 15 コール フィフティーン(Fifteen)
   〃    2   〃   30  〃  サーティ(Thirty)
   〃    3   〃   40  〃  フォーティ(Forty)
   〃    4   〃   G  〃  ゲーム(Game)

ポイントが2でも、スコア表示は30だったりとテニスを知らない方からすると混乱しそうなところなので注意してくださいね。

その他にも・・

Deuce(デュース)
 ⇒ スコアがマッチポイント同士になった場合(拮抗している場合に使う)
Breakpoint(ブレークポイント)
 ⇒ あと1ポイントでゲームを取れるポイントのこと
Rally(ラリー)
 ⇒ ボールを打ち合うこと
Fault(フォルト)
 ⇒ 1回目のサーブを失敗すること
Change over(チェンジオーバー)
 ⇒ コートチェンジのこと
Overhead(オーバーヘッド)
 ⇒ スマッシュ
Net player/Volleyer(ネットプレイヤー/ボレーヤー)
 ⇒ 日本語で言う、前衛をさします。英語ではポジションに適する単語はないようです。
Server(サーバー)
 ⇒ サーブする人 ⇔ (Receiver)レシーバー 受ける人
Forehand/Backhand (フォアハンド/バックハンド)
 ⇒ 利き手側で打つ ⇔ 逆手で打つ
Ace(エース)
 ⇒ サービスエースのこと。相手がボールに触れず決まったショットのこと
   英語では、Aceだけで言われています。
Dropshot(ドロップショット)
 ⇒ ネットのすぐ近くにボールを落とす技のこと
Singles(シングルス)
 ⇒ 文字の通りで、シングル(1人)のこと

書き出すとキリがないのですが、英語で観戦しているとよく聞こえてくる用語を紹介してみましたが、日本語でも同じ言葉を使っているものもありましたね。

テニスの話題で英会話をしてみよう

テニスの用語やルールをおさらいしたところで、次は実際に英会話でテニスの話題を話してみるというステップです。

簡単な会話表現にして記載してみます。気になった単語をピックアップして使いまわししてみましょう。

When I was in school, I was on the tennis team and played a lot of matches.
学生時代にテニス部に入っていて、試合にもたくさん出たの。

Sounds good to me! So, do you still play tennis?
じゃぁ、今でもテニスやってるのかい?

Yeah. I still practice once a week and have a practice game once a month.
ええ。今でも週に1度練習に参加して、月に1回練習試合してるわよ。

That's good! I actually have some tennis experience, but I'd love to join in on that practice!
それはいい!実は僕もテニスの経験があるんだけれど、その練習に参加してみたいな!

You should join us! Let's play tennis together!
ぜひ参加してよ!一緒にテニスやりましょう!

Hey! Did you see the game on TV last night? Naomi Osaka is amazing!
ねえ!昨日の試合中継みた?大坂なおみ選手すごいじゃないか!

I watched it! It was so amazing, I was speechless.
観たよ!すごすぎて、言葉を失ったよ。

I heard that the same racket as hers is selling well in Japan.
日本では、彼女と同じラケットが売れてるそうだよ。

That's a great influence. But I know how you feel because I've wanted one too.
それは凄い影響ね。でも私も欲しくなったから気持ちはわかる気がする。

That shot just short of the line was numbing.
あのラインぎりぎりのショットには痺れたよ・・。

Yeah. There is something mesmerizing about the way she plays and the spin she puts on the ball.
分かる。彼女のプレーには魅せられるものがあるし、ボールに掛けるスピンも最高よね。


ここでまた余談!

下記記事では、スポーツに関する英語表現をご紹介しています!実は和声英語だったものも多いので、是非確認してください♪

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まとめ

テニスの話題を英会話でする時は、ぜひTVやネット中継を英語で観てみるのもおすすめします。

実況者が用語をたくさん発言してくれるので、用語を知っていれば耳が自然と拾ってくれますし、スポーツ観戦というのは最高の英語教材です。

文字を追う勉強法ではなく、動きを実況している単語を映像と耳と言葉で拾うことができるので状況の判断がしやすいのです。

ながら勉強法とも言えるので、ぜひルールや用語を押さえて実際に観て話してみましょう。