LearnEnglish Kidsの使い方。子どもがイギリス英語でディスカッション可能に!

Englsih

ブリティッシュ・カウンシルのことは皆さんご存知かもしれませんね。

イギリスの公的機関であり、英会話スクールを運営していたり、各種試験やイベントを開催したり、またイギリスへの留学に関する情報を集めるときに便利な機関です。

このブリティッシュ・カウンシルが運営する子ども向けの英語学習サイトがあります。それが「LearnEnglish Kids」です。

世界中の子どもたちのために工夫を凝らした内容で英語を学ぶ機会を作り出しています。
ブリティッシュ・カウンシル運営ということで安心感を持った人がいらっしゃるかもしれませんね。

今回の記事では、小さい頃からイギリス英語に触れるための「LearnEnglish Kids」を紹介します。内容や使い方を説明しながら、子供がどのように英語を学べるのか解説していきましょう。

子どもが楽しむコンテンツが揃うLearnEnglish Kids

LearnEnglish Kidsのオフィシャルサイト(https://learnenglishkids.britishcouncil.org/ja)からまずは内容をご紹介しましょう。

世界的にも英語指導のエキスパートであるブリティッシュ・カウンシルによるサイトのコンテンツは以下になります。

・Listen and Watch
・Read & Write
・Speak and Spell
・Grammar and Vocabulary
・Fun and games
・Print and make

英語4技能に加えて、ゲームや工作など子どもが喜びそうなコンテンツが揃っていることがわかります。

ここからは、それぞれを詳しくみていきましょう。

LearnEnglish Kidsの内容と使い方

LearnEnglish Kidsは無料で利用できるとは言え、楽しみながら英語を学ぶためのコンテンツが多く揃っています。

サイトをみるとオレンジ色のデザインが面白そうとワクワクする雰囲気をだしています。登録も不要、サイトにいくとどなたでもすぐに利用できます。

・Listen and Watch

このページにはリスニングと発音を鍛えるため、歌、ストーリー、ポエム、ビデオ鑑賞そして工作の動画が載っています。

子どもが盛り上がりそうなガイコツやドラゴン、面白いキャラクターたちが歌を唄う2分ほどの動画やストーリーを音声とともに見たり、ネイティブスピーカーの英語発音に親しみます。

→ドキュメントを利用する

動画を見たらサイト上にある各種ドキュメントをみてみましょう。

ページ上にそれぞれの歌詞やセリフのドキュメントが添付されていますので、印刷をして親子で歌ったりキャラクターになって声色を変えて読んだりするのもおすすめです。

→Discussionをしてみよう

さらに、「Discussion」というパートがあり、見た動画についてお子さんと話しをする提案が載っているところも英語に親しむ工夫がされています。

例えば、ガイコツの歌の動画を見た後には「Is a skeleton scary? Or is a skeleton just like you?」(ガイコツは怖い?それともガイコツは○○(子どもの名前)みたいかな?)といったかんじです。

シンプルな質問ですが、さて、お子さんはなんと答えるでしょう!動画から単語やフレーズを拾えていたり、ネイティブスピーカーの発音を真似したり少しづつでも会話に使えるようになっていくと素晴らしいですね。

・Read & Write

このページでは英語の読み書きの勉強をすることができます。

Your turnでは料理・洋服などテーマに沿って質問が出ます。興味のあるテーマを選んで英語でコメントし書く練習をします。

Reading practiceでもワールドカップ・いじめなどのテーマを選び音読をします。そして、Writing practiceではお手本を見ながら書く練習をします。ゲームもあるので楽しみながら学習できます。

→ドキュメントを利用する

Reading practiceWriting practiceにはエクササイズやタスクが載っているドキュメントが用意されています。題材を読んだらぜひ利用します(解答も用意されています)。

例えばReading practiceにある”Helping others”(助け合い)を選ぶと、イラストと単語を結び付けて書く練習をするワードマッチング、英文があり、その内容が本当かウソか選ぶエクササイズができます。

最後には助け合いについてどう思う?という質問があり、自分の意見を表現するタスクがでます。

これらの練習を続けていくことで得る英語力のアップは将来、人との英会話や、英検やTOEICなど英語試験の準備に自然とつながっていくでしょう。

→Discussionをしてみよう

このコンテンツも最後はDiscussionの提案があります。

”Helping others”では、”Tell us some ways you have helped others or would like to help others.”というものです。

子どもだけでなく大人にも関わるものであり、このやりとりは大切な過程になるでしょう。

英語モードで親子でのディスカッションができるところまで用意されているのはこのサイトの素晴らしいところと言えます。

・Speak and Spell

もしお子さんがノリよく英語を話していたら嬉しいですね。

このパートでは、宇宙からきたスパイのサムとパムが登場します。彼らとともに、Sounds, Speak, Spell, Tricky wordsを勉強します。

プログラムはイギリスのフォニクスプログラムである「letters and Sounds」をもとに開発されており、彼らと一緒に面白い音を聞いたり、動作をすることによって英語の読み方や話し方を練習します。

例えば、Speakでは”sh””ch””zh”などそれぞれの動画で取り上げる単語の発音を学んだり、サムとパムと一緒にそれらを聞き取れるかチャレンジします。

Spellでは、”ing””ed””ly”を体育の日という設定で動画を見ます。

Tricky wordsとは、”th””ng””ght””gh”などが含まれる似通った単語のスペルを学べるゲームです。イラストが並んでいますので、適切な英単語を見つけます。それぞれのイラストには音声の聞けるスピーカーマークがありますので、クリックするとネイティブスピーカーの発音を聞くことができます。

→ドキュメントを利用する

このパートにも歌詞や動画のすべてはドキュメントで保存されています。

不明なところを確認するのに便利ですね。動画を見た後にできる、ゲーム形式のドキュメントもあります。

・Grammar and Vocabulary

子ども向けと言っても、LearnEnglish Kidsでは文法学習をすることもできます。

英文法のルールを読んでからゲームで楽しく学ぶGrammar practice、キティやグランといったキャラクターの動画を見ながら文法を学ぶGrammar videos、chants(チャンツ=単語や文をリズムに乗せて言うこと)を動画で聞きながら文法を学べるGrammar chants、そしてWord gamesとWord of the weekが用意されています。

Word of the weekではイギリスの小学生くらいの子どもたちが選ばれた単語をどのように使っているか動画で見ることができ、日本の子どもたちが同年齢ということから興味を持つことができるでしょう。

また、文法や単語を学ぶためにワークシートやテストが利用できます。また復習カードを印刷すれば何度も練習することができます。

・Fun and games

Fun and gamesは子どもたちが最も楽しめるパートかもしれません。

というのも、子どもたちはこのパートでGames, Jokes, Tongue twistersで遊べるからです。

Gamesではキャラクターに好みの髪型やアウトフィットなどを選んでいき、自分だけのオリジナルヒーローやモンスターを作ったりすることができます。あれこれ差し替えていくのは楽しいですし、表示はもちろん英語ですので自然と関連する単語などに触れることができます。

Tongue twistersとは早口言葉です。例えばTricky frisky snakeだとこんな感じです。

A tricky frisky snake with sixty super scaly stripes!
うろこ状のきれいなシマシマ模様が60本あるずるくて元気なヘビ!

皆さん、スラスラ言えますか?

このパートにはぬり絵、ワークシート、ピクチャーカード、加えて動画を見ながらできる工作のアイデアが利用できます。

それぞれは以下のような感じです。

Flashcards: 料理・イースター・宇宙・夏休みと冬休み・乗り物・鳥

テーマに関するいろいろな単語がイラストで分かりやすく用意されています。印刷すればいつでも使える単語帳になります。

Crafts: 中国の新年・楽器・ヘビのゲーム・秋のかざり・雪の結晶・スパイダーモビール

子どもの大好きな工作も、英語に関連させたもので学びができる一石二鳥です。

Worksheets: スポーツ・色・料理・家族・お年寄り・宿題

好きなテーマを選び、関連したドキュメントを使って英語を読んだり書いたりすることができます。

Coloring: カラーリングとはぬり絵のことです。冬・夏・海ぞくなど他の良い素材が揃っています。英語で指示が書いてありますのでそれに従って色を塗ります。

ここまで、LearnEnglish Kidsの内容や使い方をご紹介しました。

最後にLearnEnglish Kidsを使うメリットについてみていきましょう。


ここで少し余談!

下記記事では、英語学習に最適な「NHK WORLD TV」の効果的な使い方についてご紹介しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


LearnEnglish Kidsのメリット5選

数ある子ども向けの英語学習サイトのなか、LearnEnglish Kidsを使う大きなメリットは何なのかまとめてみます。

1. ブリティッシュ・カウンシルだから安心感と安定感

子どもがイギリス英語を学ぶとき、イギリスの公的機関であるブリティッシュ・カウンシルが運営している安心感と安定感を持って基礎英語を勉強することができます。

プログラムはイギリスのフォニクスプログラムである「letters and Sounds」をもとにしっかり開発されています。

2. 楽しめるビジュアルコンテンツがたくさん

カラフルでヴィジュアルに訴える楽しい動画やドキュメントで子どもたちが楽しく取り組めるように工夫されています。

また、いくつかのキャラクターを登場させているところも子どもが夢中になって英語に親しめるアイデアになっています。

3. やりっぱなしにしないドキュメントやDiscussion

単語や発音を学んだ後、それらを確実にしていくための素材ドキュメントやDiscussionが用意されています。

ドキュメントを十分に利用し、その後で親子でディスカッションするお題まで用意されているのはLearnEnglish Kidsならではでしょう。

4. 保護者のサポートを考えた提案

子どもが楽しみながら英語を学ぶだけでなく、サイトページには保護者がどのようにサポートするかの具体的なアイデアや提案もあります。

子どもと親が一緒に英語学習に取り組むことが大切ですが、保護者は自信を持ってLearnEnglish Kidsに関わっていけるでしょう。

5. 次のレベルが準備されている

LearnEnglish Kidsを十分に利用した後、LearnEnglish Teensというレベルに進むことができます。ティーンのためのページはスクリーンのデザインもグッと大人っぽくなります。

英語学習に加え、試験に備えるためのコツ、今現在のイギリスを動画で観る、ブレイクのためのコンテンツなど盛り沢山の内容です。

小学生から中学、高校生と成長していくなか、次のレベルがすでに用意されていることは英語学習への意欲を後押ししてくれます。


ここでまた少し余談!

下記記事では、TOEIC学習におススメのアプリ「SANTA TOEIC」についてご紹介しています!これからTOEICに挑戦される方はぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


LearnEnglish Kidsまとめ

メリットを含めLearnEnglish Kidsをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

様々な素材を自分で準備するとなると大変ですが、英語指導のエキスパートであるブリティッシュ・カウンシルがすべて用意してくれています。あとは見て聞いて書いて話して、とにかく楽しく続けることですね。

英語を習うならイギリス英語と決めている方には大変おすすめです。LearnEnglish Kids、そしてLearnEnglish Teensと進んでいくなか、もしかしたら将来イギリスの大学へ進むという選択肢まで出てくるかもしれませんね!