「失言する」の英語表現を例文と一緒に分かりやすくご紹介♪

gaffe

皆さんは失言をしてしまったことはありますか?
おそらく、仕事での上司や同僚との関わり合い、プライベートでの友人との会話の中で、言うべきではなかったことを言ってしまったことがある人は多いのではないでしょうか?

また、ニュースを見ていると、よく政治家の人たちが失言して撤回や謝罪を求められているシーンを目にしますし、TwitterのようなSNSでも伝え方を間違って失言扱いされてしまったことがある人もいると思います。

もちろん失言の概念は日本のものだけではありません。
英語で話しているときにこの話題になることはありえるので、「失言してしまった!」や「前言を撤回したい」といったようなことをさらっと言えるといいですよね。

そこで今回は、「失言する」の英語表現と、実際の会話で使える例文もご紹介します!

「失言する」って英語でなんて言う?

ここでは、「失言する」の英語表現を3つご紹介します。

make a slip of the tongue

「slip」は「滑る」、「tongue」は「舌」という意味です。「舌を滑らせる=失言する」と考えると覚えやすいでしょう。

ケンブリッジ英英辞書には以下のように説明がされています。

slip of the tongue
“something that you say by accident when you intended to say something else”
他のことを言うつもりだったときに、意図せずに言ったこと
(ケンブリッジ辞書より英文引用)

何かを言おうとしたのに、意図したこととは違うことを言ってしまうことを意味しているのがわかると思います。まさしく失言のことですね!

put your foot in your mouth

「put your foot in your mouth」を直訳すると「足を靴に入れる」となります。これだけだと何を意味しているのかがさっぱりわからないですよね。

これもケンブリッジ英英辞書で調べてみると、以下のように説明がされています。

“to say something by accident that embarrasses or upsets someone:”
誰かを当惑させたり恥をかかせる何かを、意図せずに言うこと

“to say or do something that you should not have, esp. something that embarrasses someone else:”
言うべきではないことを言ってしまう、またはするべきではないことをしてしまうこと。特に誰かに恥をかかせること
(ケンブリッジ辞書より英文引用)

上記の説明から、この表現も「make a slip of the tongue」と同じような意味であることがわかりましたね!

make a gaffe

「gaffe」は「失言」という意味の名詞で、「make a gaffe」とすることで動詞的に「失言する」という表現になります。

ケンブリッジ英英辞書では以下のように説明があるので、念のため確認しましょう。

gaffe
“a remark or action that is a social mistake and not considered polite:”
社会的な過ちであり、礼儀正しいとは見なされない発言または行動

なお、発音はカタカナで書くと「ギャァフ」となるので覚えておきましょう。

「撤回する」って英語でなんて言う?

ここでは、「撤回する」の英語表現を2つご紹介します。

take back

「take」は「取る」、「back」は「後ろに」、つまり「後ろに戻す=撤回する」ということになります。

例えば、「take back one’s words」や「take back what one said」のように言うことができます。代名詞を使う場合であれば、「take it back」や「take that back」のようになります。

(例)
Let me take it back.
それ、撤回させて。

I’d like to take back what I said.
前言を撤回させてほしい。

withdraw

「withdraw」は「取り下げる」や「引き下げる」という意味の動詞なので、「撤回する」という意味で使うこともできます。

使い方は 「withdraw one’s words」
「withdraw what one said」 のように、「take back」と同じように使うことができます。

なお、銀行から「(お金を)引き出す」というときなどにもよく使われます。

例えば、
I withdrew money from the bank.
銀行からお金を引き出した。

というように、「withdraw A from B」という形で、「AをBから引き出す」と言うことができます。

また、名詞「withdrawal」を使った表現で、「withdrawal symptoms(禁断症状)」や、「nicotine withdrawal(ニコチン禁断症状)」という言い方もあるので、ついでに覚えておきましょう。

「ヘマをする / しくじる」って英語でなんて言う?

「ヘマをする/しくじる」の英語表現はたくさんありますが、ここでは最もよく使われる2つの表現をご紹介します。

screw up

「screw」は「ネジ」という意味の名詞で覚えている方も多いと思いますが、動詞としても様々な意味を持ち、「screw up」とすることで「ヘマをする/しくじる」といった意味になります。

例えば、
screwed up and S V(やらかした内容)
と表現したり、

screw up on 〜
〜でやらかす

と言うことができます。

ちなみに「screw」の発音は「スクリュー」ではなく、「スクルー」なので気をつけましょう。

mess up

「mess up」は「screw up」とほとんど同じ意味で、使い方も同じと覚えて大丈夫です。

「mess」は「台無しにする」という意味の動詞として使え、「up」を繋げることでめちゃくちゃな様を表現することができます。

ちなみに、「mess」は「混乱」や「散らかっていること」という名詞で使うことも多いです。

例えば、何かの事情で「もうズタボロだ」とか「終わってる」と表現したいときは、
I’m such a mess.
というフレーズを使うことができるので、覚えておきましょう!


ここで少し余談!

下記記事では「話が違う」の英語表現についてご紹介しています!買い物などをして最初と話が違う時にしっかりと自分の意見を言えるようにしておきましょう♪♪

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「失言する」に関する英語例文

ここでは、「失言する」に関して実際の会話で使える例文をいくつかご紹介します。

Oh no..I made a slip of the tongue. I just wanted to give him some advice though, I made him so angry. I think it’s too late to take it back.
あぁ…失言しました。私は彼にアドバイスをしたかっただけなのに、彼をとても怒らせてしまいました。もう撤回するには手遅れです。


Why does that politician often put their foot in their mouth? I’ve seen him apologize for what he said so many times. A lot of people are sick and tired of him.
なぜあの政治家はよく失言するのだろうか。彼が言ったことについて謝るのを何度も見てきました。多くの人々が彼にうんざりしています。


Let me take back what I said yesterday. I was wrong. Even though they seem to be doing better than us, we shouldn’t give up till the end.
昨日言ったことを撤回させてください。私は間違っていました。彼らは私たちよりもうまくやっているように見えますが、私たちは最後まで諦めるべきではありません。


I think he should withdraw his words. I admit that he is smart, charismatic, and talented. But what he said is not ethically acceptable.
彼は前言を撤回すべきだと思う。私は彼が賢く、カリスマ的で、才能があることを認めます。しかし、彼が言ったことは倫理的に受け入れられません。


I’m so nervous about talking to my client today. What if I said something wrong? I don’t want to screw up, because today’s meeting is so important for our business.
今日クライアントと話すことにとても緊張しています。何か間違ったことを言ったらどうしましょう?今日の会議は私たちのビジネスにとってとても重要なので、私は台無しにしたくありません。


My mind completely went blank during the presentation, and no words came out. I felt like running away from there. My boss is furious about that now. I’m such a mess.
プレゼンテーション中、私の頭は完全に真っ白になり、言葉が出ませんでした。そこから逃げたくなりました。私の上司は今それについて激怒しています。私はもうズタボロです。


ここでまた少し余談!

下記記事では、「さすがだね!」の英語表現をご紹介しています!この記事を読んで、相手のことを英語で褒められるようにしていきましょう♪♪

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まとめ

では今回の記事のまとめです!

・「失言する」は英語で「make a slip of the tongue」「put your foot in your month」

・「撤回する」は英語で「take back」「withdraw」

・「ヘマをする/しくじる」は英語で「screw up」「mess up」


いかがでしたでしょうか?失言に関する様々な表現が学べたと思います。

もし生活の中で誰かが失言してしまったところを目撃したり、自分自身が失言しまったことがあれば、まずはその状況を英作文し、それからそれを口から出して話す練習をしてみましょう。

また、覚えた表現を実際の会話の中で使うことで、さらに記憶に定着しやすくなるので、ぜひネイティブキャンプのレッスンも使って練習してみてくださいね!