なぞなぞを使った楽しい英会話学習方法ご紹介!

riddle

英会話を習うなら、もっと楽しくなぞなぞを織り込みながら学習してみるのはどうでしょう。

なぞなぞは出題された側は考えることができますし、出題した側は相手が何と答えるのかを想像して双方楽しめるものです。

しかし、意外と英語のなぞなぞを知らない、出題できないという人は多いです。

ならば、このブログを読んで、なぞなぞを覚えて誰かに出題してみましょう!会話を弾ませるきっかけとなりますよ。

なぞなぞは英語で何と言う?

そもそもなぞなぞという言葉自体を英語で何と言うのか、これも結構上級者しか知らなかったりします。

答えは”riddle”、読みは「リドル」です。

単に謎という意味でも使われており、小説では筆者が物語の中の謎の答えを用意せず、読者にその答えを想像させるという「リドルストーリー」なんて風に使われたりしています。

小説好きな方だと聞いたことはあったかもしれませんね。

レベル別英語のなぞなぞ紹介!

それでは、実際に英語のなぞなぞをご紹介していきます!

使われている単語や表現を考えるとレベル別にした方が良いので 初級編
中級編
上級編
と3つに分けました。

それぞれ面白そうだなと思うものを覚えてみてくださいね。

英語のなぞなぞ初級編

それでは、なぞなぞの文の理解、答えの理解がしやすい初級編をご紹介します。

・What is the longest word in the dictionary?

「辞書の中でもっとも長い単語は何?」

こちらは最上級の文法を使ったなぞなぞで、中学生で習う基本文法のため初級編になります。

これをそのまま考えてしまうとなぞなぞの答えには辿り着きませんよね。では答えを言いますよ。

正解は ”smiles”です。

理由は、”s”と”s”の間に”mile”=1マイルがあるからです。

スマイルが複数形になっていることが少し悔しいところですが、1マイルは約1.6キロなので確かに長い単語ですね。

それでは次のなぞなぞに行きましょう!

・What ant is the largest?

「どんなアリが一番大きい?」

こちらも最上級を使った文ですから、訳自体はひねらずともできるレベルです。

このなぞなぞの正解は ”elephant”です。

理由は、”〇〇ant”という形の単語になっているからです。アリと対極にいるゾウを思い浮かべたとしても、それがなぜなぞなぞの答えになるのかまでわからなければきっぱり答えられませんね。

英語のなぞなぞ中級編

初級編より少し難易度を上げたなぞなぞ、あなたは解けますか?

・What does this say?

「これは何と読むでしょう?」

Pot oooooooo

ポットという単語の後にoがたくさん並んでいますが、これは普通に読めば「ポットオオオオオオオオ」ですね…。

しかしこれは答えではありません。
本当の答えは…Potatoes 「ポテト」です。

なぜかというと、ポットの後に8つのoがあり、これを英語表現にするとPot 8 Osとなります。

これをそのまま声に出して読んでみてください。

そう、「ポテイトゥ」となりますよね。

文法は関係ない分簡単ななぞなぞではありますが、Pot 8 Osという英語的な表現方法が身についていないと閃きにくい問題でした。

それでは次のなぞなぞです。

・What begins with T ,ends with T, and has T in it?

「Tで始まりTで終わり、中にTが入っているものは?」

こちらも文法的にはそこまで難しくなく、単純な疑問詞を含む疑問文でできています。

だから意味は理解できるかもしれませんが、これがなぞなぞであることが厄介ですね。

普通であれば、何かしらの単語で、上記の訳の通りTで始まりTで終わり、その中にもTがある単語を探しますが、これはなぞなぞなので真に受けてはいけません。

このなぞなぞの答えは、Teapotです。

単語を見るとTは最初と最後にしかありませんが、ティーポットの中には何が入っていますか?Tea、つまりお茶が入っていますよね。

これが中に入っているTなのです。このように、アルファベットで遊ぶなぞなぞは多くあります。

英語のなぞなぞ上級編

ではいよいよ英語のなぞなぞ上級編です!

こちらは英語だけでなく英語圏の文化を知っている必要があったり、そこで使われる私たちが中学英語で習わないような日常会話が入ってきたりします。

ぜひ挑戦してみてください。

・What has a head and a tale but no body?

「頭としっぽがあるのに体がないものなんだ?」

和訳してしまうと余計難しくなってしまうかもしれないのがこのなぞなぞです。先に答えを言いましょう。

正解は、coinです。

これは英語圏の文化を知っているかどうかで解けるか解けないかが変わってくる上級のなぞなぞです。

日本では、物事を決める際によくじゃんけんをしますよね。しかし、海外ではコイントスが使われます。

この時、「表か裏か」と言うのですが、その表現が英語では"Heads or tails?"なのです。

英語圏での予備知識が必要なものなので、出題する人を選ぶかもしれませんね。

では次のなぞなぞはどうでしょうか。

・Why is the river rich?

「川はなぜお金持ちなのですか?」

これは語彙力を問われる問題です。

あなたの頭の中の辞書はどれだけ充実しているでしょうか。

こちらの答えは、Because it has two banks. 「なぜなら2つ“バンク”があるから。」です。

Bankには2つの意味があり、一つは皆さんご存知の「銀行」です。しかし、「土手」という意味もあります。

これを知っていれば答えに近づきますね。

このなぞなぞに出てくる川には土手がある設定なのでしょう。

だから川は銀行を2つ持っていてお金持ちなのです。

いかにもなぞなぞらしいですね。

二重の意味の言葉のなぞなぞなら他にもあります。

・What did the beach say when the tide come in?

「満潮になった時、浜辺はなんと言う?」

これはちょっと難しい単語が入っているため質問を理解するだけでも上級者向けと言えるでしょう。

正解は、 Long time no sea です。

こちら、正解の綴りが間違っていることに気づきましたか?

「久しぶり」という時のフレーズは“Long time no see”ですが、そのseeをsea「海」かけているのです。

このように、発音がまったく同じことからなぞなぞを解いていくものは他にもあります。解く時のヒントにしてみてはどうでしょうか。

次はちょっといじわるななぞなぞです。

・What do you call a fairy hasn’t taken a bath?

「お風呂にずっと入っていない妖精の名前は?」

こちらは疑問文の中に現在完了形の継続用法が入っているなぞなぞです。

中学3年生で習うものの、使い方を忘れてしまっている人も多いのではないでしょうか。

正しく訳ができれば意味がわかり、そこからようやくなぞなぞを解く段階に入れます。
そしてこの答えは…Stinker Bellです。

これはスティンカーベルと読みますが、このような言葉はありません。

どういうことかというと、ピーターパンに出てくる有名なTinker bell(ティンカーベル)という妖精と、stink(スティンク)、「臭い」という言葉を繋げているのです。

ダジャレ要素もありますが、くだらない答えで喜びそうなのは子どもでしょう。

最後に、熟語を知っているかを問えるなぞなぞを出題します。

・What can be big, white, dirty and wicked?

「大きくも、白くも、汚くも、邪悪にもなれるものは何?」

これは日本語で考えては答えは出ません。

正解はA lie「嘘」です。

嘘を一言で言っても、英語では多くの表現があります。

Big lie「大嘘」
White lie「優しい嘘」
Dirty lie「汚い嘘」
Wicked lie「邪悪な嘘」
などなど。

これらは熟語というほどでもないものもありますが、嘘と言えばこのように熟語的に頻繁に使われる形容詞があるので覚えておくと勉強にもなります。

なぞなぞは質問文こそ理解できても、答えに英語的要素が入っていることが多いので上級編が多くなりがちです。

英会話を習っているなら、ネイティブスピーカーの講師に出題してみるのも良いでしょう。

知っていないものだと案外答えに窮する姿が見られるかもしれません。


ここで少し余談!

この時代英語を学ぶ方法はたくさんあります!下記記事ではその中から、アプリを使った英語学習法方法をご紹介しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


なぞなぞで英語を学ぶメリットは何?

ここまで楽しくなぞなぞを見てきましたが、なぞなぞで英語を学ぶメリットには何があるのでしょうか。

楽しく学べることももちろんそうなのですが、別の理由としては語彙力が増えることや、なぞなぞを通してよく使われるフレーズを覚えられること、言葉遊びの中で二重の意味が捉えられるようになることなどが挙げられます。

海外でもなぞなぞは人気なので、英会話でひと盛り上がりさせたいなら上記でご紹介したものをどれか1つ言ってみてください。

有名なものだと既に知られている可能性もありますが、英語学習者なら良い勉強になるはずです。

先ほどご紹介したbankでは、銀行の他に土手という意味があることが学べましたし、コイントスをする際の表現はなかなか習う機会がないでしょう。

現地にいなくとも、なぞなぞならこれらの英語を覚えることができるのです。

これは大きなメリットではないでしょうか。

また、疑問文を理解する練習にもなります。

日本人の場合、ほとんどの人が文法から習い始めるため肯定文は理解できても疑問文や否定文になると形が変わることに対応できなかったりします。

なぞなぞは出題する側は常に疑問形で投げかけてきますから、それを文面ではなく耳で聞いて理解できるようになればかなり成長できるでしょう。

言葉を額面通り受け取らないなぞなぞでは、直訳ばかりに頼っていた人が意訳できるようになる良い練習にもなります。

日本のなぞなぞと海外のなぞなぞの違いは?

日本にもなぞなぞはあり、大人子ども問わず楽しめるものとなっていますが、海外のなぞなぞとの違いはあるのでしょうか。

日本で有名ななぞなぞ、「パンはパンでも、食べられないパンってな~んだ!」これを見てみると、答えがフライパンであることからダジャレが関係していることがわかります。

また、最後が〇〇パンとなっているものが答えであるところを見ると、英語のなぞなぞ初級編でご紹介したWhat ant is the largest?の答えが〇〇antになっていたこととまったく同じ原理であることもわかります。

こうして比較してみると、言葉の違いはあれど日本のなぞなぞと海外のなぞなぞには大きな違いがないように思えます。

時には言葉遊びで二重の意味がある単語が使われ、時にはダジャレがなぞなぞとして使われる、ここは共通しているようですね。


ここでまた少し余談!

下記記事では、なんとエクササイズをしながら英語学習ができる方法をご紹介しています!体を引き締めながら英語まで学べちゃうなんてすごいですよね!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

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まとめ

英語でのなぞなぞ、意外と知らない人も多いのですが今回で出題できるようになりましたね。

相手のレベルに合わせて出せば納得してもらいやすいので、初級、中級、上級編の中から適切なものを選んで楽しく話してみてください。

出題するにはその文を覚える必要があるので、それだけでも英語の勉強になります。