日本で生活していると日常生活の中で英語を話す機会がとても少ないため、英語学習の中でも英語上達のために英会話レッスンを受けている人は多いと思います。
今回はレッスン中の会話を深めるために役立つ表現の中から「可能性」に関する表現を選んで紹介します。
「可能性」を言い表す言葉をいくつか知っていると、先生との会話もより楽しめるようになると思います。
またこの記事の最後には、英語ができたらどんな可能性が広がるかについて考えてみたいと思います。
「可能性」を英語で言うと?
「可能性」は英語でpossibilityと表現することができます。この他にも様々な「可能性」を表す単語があるので、1つずつ見ていきましょう。
●Possibility
Possibilityは「可能な」という意味を持つPossible(形容詞)の名詞形で 「ありうること、可能性、実現性、ありそうなこと」 という意味で、次のように使われます。
There is a possibility that the meeting in Tokyo will be postponed.
(東京での会議が延期される可能性があります。)
●Potential
Potentialは 「可能性のある、見込みのある、潜在的な」 という意味で、潜在的な可能性を表現する状況で用いられます。例えば次のように使われます。
I want to believe that there is a potential to be able to overcome this problem.
(この問題を克服できる可能性があると信じたい。)
●Chance
Chanceは 「機会、好機、(可能な)見込み」 を意味します。日本語で「チャンス(可能性・見込み)があるかもしれない」と言うときに、英語でchanceを使うことができます。
There's still a chance to finish my homework by the end of today.
(今日中に宿題を終える可能性(チャンス)はまだあります。)
●Opportunity
Opportunityは 「機会、好機」 を意味します。
Chanceとほぼ同じ意味で、ほとんどの場合置き換えて使うことができますが、注意点としてchanceはネガティブな場面でも使えるのに対して、opportunityはポジティブな場面にしか使いません。
したがって以下のような文章では置き換えはできないことになります。
〇 According to today's weather forecast, the chance of rain is 50%.
(今日の天気予報によると、雨の可能性は50%です。)
× According to today's weather forecast, the opportunity of rain is 50%.
この場合には、opportunityではなく、chanceが使われます。
●Likelihood
Likelihoodは 「ありそうなこと、見込み、可能性」 を意味します。Likelihoodは「likely」(~しそうだ)に「hood」がついたものです。
「hood」には「状態・性質・集団」などの意味があり、likelyhoodになることで「ありそうな状態」または「見込み、可能性」を意味するのです。
In all likelihood, he is telling a lie.
(おそらく彼は嘘をついています。)
●Probability
Probabilityは 「ありそうなこと、起こりそうなこと、見込み」 を意味します。
Possibilityとprobabilityはともに可能性を表す言葉ですが、前者は私たちが日常的に表現する「可能性」が多く、後者はデータに基づいた確率を表現するときに使われます。Probabilityの例文を見てみましょう。
The probability of pass the exam is high.
(試験に合格する確率は高いです。)
●Prospect
Prospectは 「(良いことが起きる)見込み、可能性」 を意味します。
Is there any prospect of the weather improving?
(天気が良くなる見込みはありますか?)
下記記事もおススメです!少しでも英会話ができる可能性を広げるために、英会話レッスン後に『復習』もしっかり行っていきましょう♪♪おススメの方法をご紹介しています!
「可能性」を使った英語表現
「可能性」を意味する単語をいくつか紹介しましたが、実際に文章の中で使うときにはどのように表現したら良いのでしょうか。例文を紹介しつつ、説明していきたいと思います。
可能性が高いと言いたいときの英語表現
可能性が高いと言う時に使える表現を、上に紹介した単語の中からいくつか選んで例文を使って説明します。
●可能性を示す言葉にlikelyhoodがありましたが、likelyだけで「~しそうだ」という可能性を示す意味があり、会話でよく使われます。
It’s likely to happen that.
(それが起こる可能性は高いです。)
●Possibilityを使って可能性が高いことを表現するときは、strongを使うことができます。
There’s a strong possibility this problem will be solved soon.
(この問題はすぐに解決される可能性が高いです。)
●Chanceを使って可能性が高いことを表現するときは、goodを使います。
There's a good chance that your work will be successful.
(あなたの仕事が成功する可能性は十分あります。)
可能性が低いと言いたいときの英語表現
次に可能性が低いと言いたいときは、どのように表現できるか例文を示しながら紹介します。
●Likelihoodやpossibilityの前にnoをつけると、可能性がほぼゼロであることを言い表すことができます。
There’s no likelihood that I recall my dream I had last night.
(昨夜見た夢を思い出す可能性はありません。)
There’s no possibility of being found your purse.
(あなたの財布が見つかる可能性はありません。)
●Chanceを使って可能性が低いことを表現したいときは、slightを前に持ってきます。それよりもさらに低い可能性であることを強調したければ、onlyを加えて表現することもできます。
There’s only a slight chance the cat meeting a good foster parent.
(その猫が良い里親に出会う可能性はわずかです。)
副詞で可能性を表す方法
下記はすべて可能性を表す副詞で、下に行くほど可能性が低くなります。
<ほぼ100%の可能性を言いたいときに使えます。>
Absolutely 絶対に
Evidently 明らかに
Always いつも
I'm absolutely believing in him.
(私は彼を100%信じています。)
<かなり高い可能性であると言いたいときに使えます。>
Definitely 間違いなく
Surely 確かに
You can definitely get through this worse situation.
(あなたは間違いなくこの悪い状況を乗り越えることができます。)
<50%程度の可能性であることを言いたいときに使えます。>
Sometimes ときどき
It sometimes happens to us.
(それは時々、私たちに起こります。)
<かなり可能性が低いと言いたいときに使えます。>
Hardly ほとんどない
Scarcely ほとんどない
There's scarcely a chance to win this game.
(このゲームに勝つチャンスはほとんどありません。)
<可能性がゼロのときに使えます。>
Never 1度もない
You'll be never forgiven.
(あなたは決して許されることはないでしょう。)
こちらの記事もぜひご覧ください!実際にどのように英会話レッスンを活用したらいいのかをご紹介しています♪♪
英会話ができるとどんな可能性が広がる?
英会話ができたらどのように生活、あるいは世界が変わるでしょうか。
英語で困ったことをまず思い出してみると、発音が悪くてなかなか通じなかったことや語彙不足で言いたいことが伝えられなかったことがあるかもしれません。
私の経験で言うと、英語の授業が苦痛で仕方がありませんでした。英語を使う仕事からも逃げてばかりいました。
英語力があったら英会話のレッスンは楽しいでしょうし、情報収集するときにも英語のサイトや本などから集めることができます。
どこの国に行っても生活するのにはさほど困らないかもしれません。英語で電話がかかってきても、冷や汗をかくこともなくなりそうです。
進学も就職も、国内だけではなく世界中の学校や会社を視野に入れることが可能になります。
そんなことを考えていると、やはり英語ができたらいいなと思います。でも今からそんなこと不可能じゃないだろうかなんて考えていませんか?
いいえ、大丈夫です。可能性は大いにあります。ではどうすれば英語ができるようになるのでしょう。
それを実現させる可能性を高めるためには何をすれば良いのか、次にまとめました。
可能性を実現するために今からできること
思い立ったが吉日という言葉がありますが、行動は早いに越したことはありません。初めから無理をする必要は全くなく、今からできることを考えれば良いのです。
いきなり英会話はハードルが高すぎる人は、英語の絵本から読み始めるのも良いでしょう。
絵本は子どもが読むものだと思い込んでいませんか?
確かに対象年齢を見ると、大人になって読むのもどうかと思うかもしれませんが、中には大人も感動する絵本がありますし、何よりも気楽に楽しく英語に親しむことが一番大切です。
英会話を始めたいけれど、どこで学ぶか迷って決められない人は体験レッスンを受けてみると良いと思います。
いざスタートしたのはいいけれど、ついサボリがちになってしまう人は決まった時間に予約を入れるようにすると、習慣化でき、うまく行くことが多いです。
また日本では生活していく上で英語を使わなくても困ることがないため、なかなか英語上達が感じられません。そこでスマホやパソコンを英語環境に変えてみるのも一案です。
毎日目にするものを英語に変えるだけでも、かなり変わってくると思います。
その他可能性実現のためには、目標を持つことや気力と体力を維持すること、あきらめないことも大切ですね。

純日本人、留学経験なし。学生時代は英語恐怖症だったのに、外資系企業で英語環境の中、化粧品の研究開発業務を約7年経験。苦手意識の裏には英語への強い憧れが潜んでいて、40歳で英語に目覚める。英語の多読が趣味。その趣味が高じて英語学習本も出版。英検準1級。現在はフリーライター。専門家として美容系の記事執筆・校正、英語学習系の記事を書くことも多い。日々ネイティブキャンプでスピーキング力を磨いている。