海外旅行での楽しみの一つはショッピングですよね。場所によっては同じ商品でも日本より安く買える場合もあります。
ショッピング中に
「欲しいアイテムを見つけたけど、違う模様やデザインも見たい」
「同じ柄で違うサイズのシャツが欲しい」
など、店員さんに質問しないとわからない状況になることもあるはず。
英語で聞けないからと妥協せず、本当に欲しい理想のアイテムを手に入れたいですよね。
今回はそんなときに使える表現やフレーズを、例文を交えてご紹介します!これで海外でのショッピングもストレスフリー!
柄を表す英単語
まずは柄を表す英単語からチェックしましょう。
pattern [pˈæṭɚn]
模様、柄
例文:She has matched the patterns up very well.
彼女は模様をとても上手に組み合わせた
※match~up:~を調和させる、組み合わせる
design [dɪzάɪn]
デザイン、模様
例文:I like the artistic design of the building.
その建物の芸術的なデザインが気に入っている
print [print]
跡、プリント模様
例文:A printed shirt
柄シャツ
figure [fígjɚ]
模様、人の姿、数、図
※模様や図を表すワードとして使えますが、どちらかというと人の姿・容姿などで使われることのほうが多いです。
例文:I saw a figure in the dark.
暗やみの中に人の姿が見えた
様々な柄・模様を英語で表現
次は様々な柄や模様を表すワードをご紹介します。細かい違いまで説明できるようにしましょう!
まずは実際に使いそうなワードから!
Border [bˈɔɚdɚ]
ボーダー
境界線、国境、縁、縁飾り
A lace border
レースの縁飾り
ボーダーのシャツが欲しい時に”Border t shirt”と言ってしまうと、もしかしたら何かしらの飾りで縁取りされたデザインのシャツが出てくるかもしれません。
Stripe [strάɪp]
しま、筋、ストライプ
A shirt with black and white stripes
白黒しま模様のシャツ
ストライプは単純に線やしま模様を表すので、特に縦と横の指定はありません。
縦と横のこだわりがなければ例文のように伝えても大丈夫です。
Horizontal [h`ɔːrəzάnṭl]
地平線の、水平線上の、水平の、横向きの
この“Horizontal”を使うと、「横向きの」という意味が加わるので日本人がイメージするボーダーを表現することができます。
Horizontal-stripe
A horizontal-striped shirt
縦の線、ストライプを表すためには “vertical” というワードを使います。
Vertical [vˈɚːṭɪk(ə)l]
垂直の、水平面に直角な
A vertical line
垂直線
Polka dots [póʊkə dάt]
(polka-dottedともいう)
水玉
She was wearing a blue dress with white polka dots
彼女のドレスは青地に白の水玉模様だった
水玉といっても様々な種類がありますよね。細かい違いについては後ほど他の柄と一緒にチェックしましょう。
動物系の柄
Leopard pattern
ヒョウ柄
Zebra stripe/pattern
ゼブラ・シマウマ模様
Animal pattern
アニマル柄
特に細かい指定がなく、動物の模様なら何でも!という場合は“Animal pattern”でもOK!
チェック柄
とくに冬はチェック柄の洋服が多くなりますよね。
チェック柄はそのまま
“check”
”checks”
“checkered pattern”
で表します。
Check(チェック)は和製英語だから通じないという説もありますが、オックスフォード現代英英辞典で”check”と引くと、 ”a pattern of squares, usually of two colors ” と定義されているので、チェックだけでも通じそうです。
ただ他に検査やクローク(手荷物預かり所)、伝票などの意味もあるので、シチュエーションによっては勘違いされてしまうこともあるかもしれません。
その場合は”checked~”を使うと良いですね。
Check(s) [ tʃék]
チェック、格子じまの
I prefer checks to stripes
私はストライプよりチェック柄が好きです。
チェック柄の場合、ギンガムチェックやタータンチェックなども知っておきたいですよね。
これはそんなにマニアックなワードではないので、ここで合わせて確認しましょう。
Gingham [gíŋəm]
ギンガムチェック
“gingham”というワードだけで「格子柄」という意味があるので、“check”は加えなくても問題ありません。
ginghamをこちらもオックスフォード現代英英辞典で引くと、 ” a type of cotton cloth with a pattern of white and coloured squares” と定義されています。
白地と他の色で構成されたチェック柄を指します。
Tartan [tάɚtn]
タータンチェック
格子じまの、タータンチェック柄の「タータンチェック」は実は和製英語。
英語では“tartan”のみで使います。
ギンガムチェックとの違いは何なのでしょうか?
タータンチェックは2色以上が使われた四角と線の模様を指します。
その四角のサイズは均一ではなくても良いそう。
スコットランドが発祥といわれ、伊勢丹の紙袋でも有名なあの柄です。
このタータンチェックの定義に近いチェックの別表現に“plaid”というワードがあります。
Plaid [plˈæd]
格子じま、タータンチェック
辞書によっては“plaid”を調べるとタータンチェックを表すと記載されているものもあります。Plaid=tartan という認識で問題なさそうです。
ボーダー、ストライプ、チェックこの3つがわかっていると安心ですね。
柄の表現をご紹介してきましたが、柄物は好きじゃないという方もいるはず。
無地のシンプルなデザインはどう表現するのでしょうか?
Plain[pl̩eɪn] , solid-color[sάlɪd]
無地の
・a plain curtain
無地のカーテン
・a solid-color kimono
無地の着物
“plain”は日本語でも使う「プレーン」のことです。「淡白な、飾りのない」という意味になります。
“solid”には「無地の」という意味だけでなく、「(彩色が)同一の」という意味もあるので、 “solid + カラー” でどのカラーの無地が欲しいのか伝えることができます。
ちょっとマニアック?細かい違いまで伝えたい方へ
ベーシックな柄を表す表現は確認できましたね。
そこまでマニアックでもないですが、少し細かい表現も見ていきましょう。
Pin dot
ピンドット(細かい水玉柄)
これはカタカナ読みのまま「ピンドット」と表現します。
大きめの水玉模様は“coin dot”「コインドット」と呼びますが、紹介した3つの水玉表現を大きさで見てみると、pin dotとなります。
Diagonal [dὰɪˈægənl]
斜めのライン
対角線の、斜め(模様)の
ボーダーでもストライプでもなく、斜めにラインが入っている服が欲しい!という方に。
欲しいアイテムの前につけて“diagonal line t shirt”のように言います。
Floral designs(patterns) [ flˈɔːrəl]
花柄
There are two girls wearing floral print dresses in the room
花柄のドレスを着た女の子が2人いる
Nordic pattern [nˈɔɚdɪk]
ノルディック柄
ノルディック柄とは雪の結晶やもみの木、トナカイなどがモチーフになった柄で、よくセーターやニットに用いられます。
アイテムの名前+ with Nordic patternという風に使えます。
下記記事では海外で使える「交渉」フレーズをご紹介しています!いいデザインを見つけたら、次は自分が納得する金額で買えるように「交渉」フレーズもマスターしていきましょう♪♪
あのアイテム・商品って英語でなんて言うの?
ファッションアイテムでは英語っぽい名前のものも多いですよね。
Tシャツ、ワンピース、パーカーなど、普段からよく口にするワードだけどこれって英語だっけ?と不安になることはありませんか?英語だと思っているその単語、実はカタカナ英語かもしれません。
今回はファッション系に絞って、ショッピングで活躍しそうなワードを確認しましょう!
T shirt [ˈtiː ʃɜːrt]
Tシャツ
表記は知っていても発音に戸惑う方もいるのではないでしょうか?アクセントはtにきます。日本語英語のように強弱をつけないまま発音すると伝わりません。
Dress [drés]
婦人服、ワンピース、ドレス
ドレスと聞くとフォーマルな服を思い浮かぶかもしれませんが、単に婦人服という意味もあるので、カジュアルなものにも使えます。
ちなみに“one piece”というと水着だと思われる可能性も!
英語でビキニはそのまま”bikini”ということもあれば、“two pieces”ということもあります。
そのため“one piece”というとよくあるスクール水着のように一つの生地で構成されている水着だと思われてしまうかもしれません。
Hoody,hoodie [ˈhʊdi]
頭にかぶるフードはそのまま”hood”[húːd]というので、フードのついた上着はhoodyまたはhoodieと呼ばれます。
日本人はよく”パーカー”という言葉を使いますが、あれは英語のようですが、実は和製英語です。
その為、海外で”パーカー”を表現したい場合は、hoodyまたはhoodieを使いましょう
Sweatshirt [swɛ́tʃɝ̀t]
日本人はよく”トレーナー”という言葉を使いますが、あまり海外では使われない言葉です。
トレーナーというと運動選手の訓練をする人、調教師を表します。
フードのついたトレーナーが欲しい時は、二つの表現をくっつけてhooded sweatshirtということもできます。
違うサイズが欲しいとき
デザインは気に入ったけどサイズが合わない…。そんな時は店員さんに違うサイズの在庫があるか聞きましょう!
海外のサイズ表記は日本とは異なるので、表記を見ても日本でいうどのサイズなのかわからないかもしれません。
主に使われるサイズ表記は、
US(アメリカ)
UK(イギリス)
EU(ヨーロッパ)
で分かれています。
US基準だと、長さは
“inch”「インチ」
“feet”「フィート」
“yard”「ヤード」
で記載されています。
自分のサイズが外国の表記で何になるのかわかっておけば、だいたいの基準がわかってスムーズにショッピングが楽しめそうです。
今回はUS基準の表記と比べて自分のサイズを確認しましょう。
トップス
トップスはtopというのでそのままですね。
パンツ、ボトムス
英語では”pants”[pˈænts]または”trousers”[trάʊzɚz]と言います。
Pantsは主にアメリカ、
trousersは主にイギリスで使われます。
日本でいうSサイズ(7号)はアメリカ表記だと2、Mサイズ(9号)は4、Lサイズ(11号)は6と表記されます。
ちなみにSML各サイズは
S=small
M=medium
L=large
と表します。
シューズ
Shoe,shoes[ʃúz]
靴は数字、表記がまた変わります。
日本の23センチがアメリカだと6,0-6,5、24センチが7,0 -7,5、25センチが8,5となります。
サイズの表記を知ったところで、次はピッタリの一着を見つけるため、試着してみましょう!試着したいときは、
Can I try it on?
Can I try this one?
と聞いてみましょう。
try~onで試着するという意味になるので、試着したいものをitまたはthisとして文を構成します。
試着したいものが複数あるときはitをtheseにすればOKです。
違うサイズが欲しい時は Do you have this in~(ほしいサイズ)? と聞きましょう。
具体的なサイズがわからないときは Do you have a smaller/bigger one? と聞くこともできます。
デザインももちろんですが、質感の表現方法も頭を悩ませると思います。。下記記事でご紹介しているので、ぜひご覧ください♪♪
まとめ
いかがだったでしょうか?
柄・デザインから始まり、服の種類、サイズ表記、試着の際の例文までご紹介していきました。
これで服のショッピングで困ることはなくなりそうですよね。
店員さんに話しかけられず、欲しいものが手に入らないという状況もなくなるはず!
紹介した表現を覚えて、海外でのショッピングもストレスフリーで楽しみましょう!