シドニーで英語留学!オーストラリア英語の特徴もご紹介!

シドニー、英語、語学学校

TwitterのようなSNSのおかげで、オーストラリアのシドニー在住の方々による、現地で実際に体験している英語に関する情報を目にする機会も多くなりました。

そのため、英語学習者の方なら一度は、
「オーストラリアではどんな英語を話すんだろう」
「英語を学ぶ環境としてはどうなんだろう」

と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

英語は世界中で話されており、英語をネイティブ言語として話すアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの中でも色々な英語があり、また、それぞれの国の中でも異なる発音や表現があります。

そこで今回は、オーストラリア英語の特徴やシドニーでの英語学習環境、シドニーに関する基礎知識などについてご紹介していきたいと思います!

オーストラリア英語の特徴

オーストラリア英語、イギリス英語、アメリカ英語には、発音や表現においてそれぞれ異なる特徴があります。

オーストラリア英語は、イギリスから渡ってきた人たちの英語をルーツとしていますが、時が経つにつれ、オーストラリア独自の英語となっていきました。

ここでは、オーストラリア英語の基本的な特徴をおさえておきましょう!

オーストラリアの人々の英語発音

まずはオーストラリア発音の基本知識です。

1、a(エイ)の音が「ai「アイ」」

オーストラリア発音の1番の特徴と言ってもよいのが、
a(エイ)の音が「ai「アイ」」
になるところです。

例えば、
today → トゥダイ
face → ファイス
mate → マイト

のように発音されます。

オーストラリアのHelloのような挨拶で、
G'day, mate.
グダイ、マイト
こんにちは。

というフレーズもあるので覚えておきましょう。

2、-r、-er の音が「a(h)(アー)」

こちらはイギリス発音にも共通しますが、
-r、-er の音が「a(h)(アー)」
になります。「R」をアメリカ発音ほど強く発音しないのが特徴です。

そのため、
car → カー
park → パーク
after → アフター

のように、「-r、-er 」の部分は、日本語のカタカナ発音にとても近いです。

アメリカ発音で上手にr発音ができないという方は、オーストラリア発音のrで発音することをオススメします!

3、イントネーションが語尾に向かって上昇

発音ではないですが、オーストラリア人の英語のイントネーションは、疑問文でも肯定文でも、語尾に向かって上昇していきます。

そのため、そのことを知らないと、もしかすると肯定文でも疑問文に聞こえるかもしれません。

ちなみに、オーストラリア英語のイントネーションが上昇調なのを「Australian Question Intonation(AQI)」と呼ばれることもあります。

4、3つの異なるアクセント

オーストラリア英語には、
・Broad accent
・General accent
・Cultivated accent

3種類のアクセントがあります。

「Broad accent」は、世界中のイングリッシュスピーカーにとっておなじみで、それだとすぐわかる訛りです。

全国的に知られているものですが、特に田舎の地域で一般的なものです。

「General accent」は、最も一般的なオーストラリア英語のアクセントです。

特に都心では顕著で、オーストラリアの映画やテレビ番組、広告で使われるスタンダードな英語とされています。

「Cultivated accent」は、高い社会階級や教育を示すものとして認知されています。

イギリス英語の「Received pronunciation(容認発音。イギリスの公共放送BBCのアナウンサーの発音)」といくらか共通したものがあります。

しかし、最近ではこのアクセントで話す人たちは少なくなってきていると言われています。

オーストラリア特有の英語表現

ここでは、オーストラリア特有の表現をいくつか厳選してご紹介します。

Arvo 発音:アーヴォ
Afternoonの略。

Biccy 発音:ビッキー
Biscuitの略。

Barbie 発音:バービー
Barbecueの略。

Bottle-O
Bottle Shopの略。意味は酒屋。

Brekky
Breakfastの略。

Heaps
A lotの意味。heaps of 〜 で「たくさんの〜」。

Maccas
オーストラリアでのMcDonald's。店の看板もMaccasとなっている。

Sunnies
Sunglassesの略。

Servo
Service stationの略。ガソリンスタンドの意味。

Thongs
ビーチサンダル。アメリカ英語ではflip-flops。

これらは数多くあるオーストラリア英語特有の表現のほんの一部です。

傾向としては、単語の省略形がとても多いということです。

「〜ヴォ」や「〜イー」という形で略されることが多いので、気になる方はぜひ調べてみてくださいね。


英語の正しい発音を身に付けたい!という方にはこちらのブログもおすすめ。

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シドニーの英語学習環境

シドニーは英語学習者にとって良い環境なのでしょうか。シドニーの大学や語学学校などについて調べてみました。

シドニーの大学

大学で学びたい場合は、オーストラリア人の学生と一緒に大学に入学して専門の学位を取得するケースと、大学付属の語学学校に通うケースがあります。

日本の大学に在学中であれば、学校によっては提携校への一時留学を考えてみるのも良いでしょう。

大学に入学する場合はネイティブスピーカーの学生と一緒に学ぶので、ある程度の語学力が必要ですが、英語で専門知識を学ぶことで大きな自信に繋がることでしょう。

大学付属の語学学校に通う場合は、同じく英語を学びに来ている様々な国の留学生と交流することができます。

留学生は英語が母国語ではないので、話すスピードもゆっくりなことが多く、ネイティブに比べてコミュニケーションが取りやすいと感じるでしょう。

語学に自信がない場合は、まずは語学学校に通うのがオススメです。

大学付属の語学学校は私立の語学学校に比べて学費が高めなのと、都心から離れた郊外にあることが多いのがデメリットです。

それでも、キャンパス内の図書館やジム、カフェなどの施設を利用することができたり、経験豊富な講師からアカデミックな英語を学ぶことができるといったメリットもあります。

留学生の多くは大学進学を目指して通っているケースが多いので、モチベーションの高い仲間と触れ合うことができます。

シドニーの語学学校

期間やレベル、目的をカスタマイズして学びたい場合は、私立の語学学校から探すのが良いでしょう。

シドニーは語学学校の数がオーストラリアの中で最も多く、各国の留学生もたくさん住んでいます。

それぞれの語学学校がケンブリッジやIELTSなどの試験対策コースや、リーディング・ライティング・スピーキング・リスニングなど技術ごとの強化コースなど多様なコースを用意しているので、希望に合わせて選ぶことができます。

また、1日数時間程度の短時間コースや、サーフィンやスキューバダイビングとセットになったコースもあるので、生活スタイルや予算に合わせて授業が選択できるのもメリットです。

ただ、大学付属の語学学校に比べて講師や学生の質が幅広いので、評判をリサーチした上で学校やコースを選ぶことが大切です。

大学で学ぶよりもカジュアルに実践的な英語を学びたい場合は、私立の語学学校が最適です。


オーストラリアと並ぶ留学の定番!「イギリス」について知りたい方はこちらから。

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シドニーに関する基本知識

最後に、シドニーに関する基本的なことを、いくつか簡単におさえておきましょう。

シドニーってどんなところ?

人口500万人以上のシドニーは、オーストラリア最大の都市です。2000年にはシドニーオリンピックが開催され、世界中から注目を集めました。

また、イギリスからの囚人の流刑場所だった世界三大美港の1つとして知られる「シドニーハーバー」と、歴史ある古い建造物、モダンな新しめのビルの調和の美しさが魅力的です。

この辺りは「サーキュラー・キー」というエリアで、ハーバーブリッジや、オペラハウスなどの象徴的建造物があり、多くの人でにぎわう地域です。

金融・経済においてもオーストラリアの中心地であり、大都市ならではのショッピングやグルメ、トレンドなどの先端をいっています。

公共交通機関も発達しているため、世界中から訪れる旅行者たちも、大変観光しやすい街です。

さらに、中心地から少し離れれば、ビーチや森林など、大都市とは思えないほど自然溢れる光景が広がっているのもシドニーの魅力の1つです。

シドニーの歴史

シドニーには、少なくとも4万年前から、オーストラリアの先住民族であるアボリジニが住んでいたと言われています。

18世紀になると、イギリスはオーストラリアを植民地支配し、虐殺やヨーロッパからの伝染病などにより、アボリジニの人口は激減しました。

また、前述したように、イギリスの罪人が送られる流刑地にもなりました。

イギリスでは当時、産業革命により貧富の差が広がり、結果的に犯罪件数が急増しました。

そのため、刑罰を重くし、多くの犯罪が死刑とされました。

しかし、このことが残酷であるということで議論を巻き起こし、死刑の代わりに流刑にするようになった、という背景があります。

なお、1868年に流刑は廃止となりました。

その後、シドニーでは商業が発展し、経済の中心地として成長していきました。

そして、1901年に、オーストラリアにあった6つの州が連邦として自治権を獲得し、国連加盟などを経て独立国として認められています。

また、人口もそれまでトップだったメルボルンを追い越し、オーストラリア国内最大都市となりました。

まとめ

では今回の記事のまとめです!

・オーストラリア発音の特徴は「a(エイ)が アイ」「-r/-er が アー」「語尾に向かってイントネーションが上昇」

・オーストラリア英語では「〜ヴォ」「〜イー」のように省略される単語が多い

・シドニーの大学で場合、オーストラリア人の学生と一緒に大学に入学して専門の学位を取得するケースと、大学付属の語学学校に通うケースがある

いかがでしたか?

シドニーの街並みはとても綺麗で、異国情緒あふれる景色が広がっています。

そんな環境で英語を学び、友達と英語を話す生活ができたらとても楽しいでしょう。

また、旅行のような短期滞在であっても、普段オーストラリア英語に触れる機会が少ない人にとって、生のオーストラリア英語に触れることはとても新鮮で良い経験になるでしょう。

もし今回の記事でオーストラリア英語に興味が湧いた方は、ぜひYouTubeなどで色々と見てみてくださいね!