「どっちが食べたい?」
「映画見るの、土曜と日曜どっちがいい?」
……なんて、英語で聞かれた時、みなさんはどう答えていますか。
私は、よく心の中でこんな問答を繰り返してます。
(正直どっちでもいいけど、なんか意見を言わないとダメかな…?)
(でも変に主張して空気が悪くなったり、意見が違ったら面倒くさいな…。)
(でもでも「どっちでもいい」っていうと、投げやりに聞こえないかな…?)
Well, I can’t decide…
……こういう人、私だけじゃないことを祈ります(笑)
特に日本人はこのような場面では、日本人の謙虚さと外国人の自己主張文化の間で悩んでしまうことも多いはず。
そんなあなたにこそ必要なのが、 「どっちでもいいよ!」 と英語で気持ちよく言う方法!
そこでこの記事では、「どっちでもいいよ」と相手の気分を害さず、気持ちよく言う方法をご紹介します。短めの簡単な単語が使われているものが多いので、初心者の方もぜひそのままそっくり覚えてしまうことをおススメします。
よく使われる「どっちでもいいよ」4選
友達同士の会話などで、質問で2つの選択肢を与えられたとき、両方とも選び難い、また判断がしにくいことはよくあったりします。
一瞬にして、この一言で友達が気を悪くしちゃったらイヤだなぁなどと考え、返答を躊躇してしまうこともあるかもしれません。
そこで、知っておきたい英会話フレーズです。
それが、「どっちでもいいよ」と相手に伝える時の英語のフレーズをみていきましょう。
日本語でも同じですが、いくらフレーズに含むところがなくても、暗い表情、低い声、低いテンションで言うと、相手に誤解を与えかねないので、そこは人同士のこと、気を付けて下さいね。
①Either is fine.
ネイティブスピーカーの中では、一番使用頻度の高いフレーズ。
覚えておくと、日常生活に便利です。友達同士に限らず、ビジネス会話でも使える基本フレーズと言えます。
「肉か魚か?」など、二つの選択肢がある時に「どっちもいいね!」とポジティブにコメントを言いたい時のフレーズです。
もし三つ以上の選択肢があって「どれでも」と言いたい時は、 Anything is fine. にしましょう。
また、例文のように「自分にとっては」ということを強調したい場合は、“with me”をつけ足すと良いでしょう。
他にも、fineをgoodやgreatなどに変えると、さらに印象の良い響きになります。
★その他、似たような形のフレーズ★
・Either way/one is fine with me.
・I am fine/OK with either.
・I am OK either way.
・Either way, It’s OK with me.
②Both sound good (for me).
このフレーズがポロっとでてれば、あなたの印象はかなり高くなること間違いなし。どっちでもいいけれど、そこにしっかりと自分の意思があるというニュアンスですね。
英文をみてわかるように「どっちも素敵だね!」みたいな感じです。
★ その他、似たような形のフレーズ★
・Both (will) look great for me.
・Both (will) do for me.
・Both (will) work for me.
③It’s up to you.
「私はどっちでも構わないから、あなたにお任せするよ」という意味です。
こう言われると、日本人としては急に「最善の選択をしなくては…」とプレッシャーに感じたりするのですが、こう言われたら本当に相手はどっちでもいいと思っているので、素直に自分の好きな方を選びましょう。
特に、プレッシャーに感じる必要はありません(笑)。
また同じような意味のフレーズとして、 I’ll leave it up to you. というものもありますが、個人的によく日常会話で聞くのは”It’s up to you.”の方になります。
日常会話フレーズとしては、”Up to you!”とIt’sを省いた形が頻出表現になります。
④It doesn’t matter.
「問題じゃない→何でも大丈夫!」という意味。
一見、英文をみると、冷めた印象を受けますが、これもネイティブの間では、かなりよく使われるフレーズとなります。
ただカジュアルな言い回しになるので、目上の人やビジネスの場で使うことは避けましょう。
気を付けて欲しいのは、このフレーズを低い声でぶっきらぼうに言ったりすると、
It doesn’t matter.
(どーでもいい、関係ないし~。)
みたいな印象を与えるので、声のトーンや視線など十分に注意しましょうね。
「どっちでもいいよ」と合わせて「悩み」に関する英語表現の記事もぜひ読んでみてください。
使うのは避けたい「どっちでもいいよ」
さて、ここでは使ったら状況によって相手を「カチン」とさせてしまう、可能性のある、「どっちでもいいよ」のフレーズをみてみましょう。
目上の人、ビジネスの場、意図しない時などは、極力使うのを避けた方がいい注意表現と言って良いでしょう。
Whatever.
(どうでもいいし~。)
よく反抗期の子供がお母さんに向かってこの言葉を言って「なによ、その言い方は!」と怒られているイメージです。比較もせず、ただ面倒くさいと考えているととられることがあります。
もちろんWhatever自体は、「どんなものでも」と言う意味ですが、これをこの1語だけで使うと「興味ないし~お好きにどうぞ~」というような意味になりますので、ご注意。
では、ついでなので、文章内でのWhateverの使い方も確認してみましょう。
(例)
・You can do whatever you want.
(あなたは、あなたのやりたいこと何でもできる。)
・Do it, regardless of whatever happens.
(何がおころうとも、それをやりなさい。)
・He is an avid reader, so he reads novels, non-fiction, whatever.
(彼は熱心な読書家なので、小説もノンフィクションでもなんでも読んでいる。)
I don’t care.
(関係ないし~。)
「興味ないし、どうでもいいよ、私には関係ない」という意味になります。
よく映画や海外ドラマ、洋楽の歌詞で使われているので、ついつい使いたくなってしまいますが、キツイ印象のあるフレーズなので、意味をしっかりと把握してから使った方が身のためでしょう。
似たようなフレーズに”I don’t mind.”というものがありますので、混同しないように2つのフレーズの違いをここでみてみましょう。
●I don’t care.
イメージとしては、「相手への気遣い」が、まったく込められていないフレーズになります。親しい人以外に使うと泣きをみるかもしれないので、使う時は細心の注意を払いましょう。
では、どうゆう時に I don’t careを使うのが正しいかと言うと、「自分が本当にどうでも思っていること」に使うことです。
(例)
I don’t care what people think about me.
(他の人が自分のことをどうみようと、関係ない。)
なんて言えたらカッコいいですよね!
●I don’t mind.
「気にしないですよ→なんでもかまいませんよ」という意味。”I don’t care.”との違いは、こちらは「相手への気遣い」が込められていることです。
この2つのフレーズ、パッと見た感じ同じような意味と思われるかもしれませんが、含むところの意味がかなり違うので、マスターするまでは安易に使わない方がいいかもしません。
その他にも英語には言うべきではない失礼な言葉もたくさんありますので合わせて読んでみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「どっちでもいいよ」というための英語表現を学んでみました。ここで簡単にまとめてみましょう。
〇(臆さず使ってOK)
・Either is fine.
・Both sound good.
・It’s up to you.
△(言い方によっては誤解を招くかも?)
・It doesn’t matter.
・I don’t mind.
×(注意が必要)
・Whatever.
・I don’t care.
再三言うようですが、”I don’t care.”や”I don’t mind.”は紛らわしいフレーズとなっているので、ぜひ最初は使い分けを考えずに、
Either is fine.
Either sounds good.
など、明らかにポジティブな表現が使われているフレーズから使用することをお勧めします。
またオンライン英会話の「ネイティブキャンプ」では「スピーキング」というテキストがあり、上記で習ったフレーズなど使うシチュエーションをロールプレイできるので、ぜひ習った表現を講師に披露してみて下さい!

茨城県出身。筑波大学在学時に、JICAにてインターンを経験し国際問題に興味を持つ。日本に拠点を置きながら英会話をマスター。その他、タイ語、ベトナム語等も国際交流の中で学ぶ。 ボランティア活動の為海外へ何度も足を運びました。 そこで触れ会った文化や生活などリアルな声を知ってほしいとブログを開始。 趣味はオーガニック製品を集めること。ダイビング、登山など自然に触れることが大好きです。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.