サウナを英語で説明しよう。サウナの効能やマナーもご紹介します!

サウナを英語で説明しよう、お風呂、温泉、旅館

近年は健康ブームも手伝って、日本ではサウナの人気がどんどん高まってきています。

仕事終わりにサウナに入りに行ったり、サウナ部を結成してみんなでサウナに行ったり、はたまたサウナ付きのコワーキングスペースが登場するなど、多くの人にとってサウナがどんどん身近なものになってきました。

また、日本だけでなく海外でもサウナブームが起きています。

サウナの色々な効能も広まってきていて、これからもさらにサウナ人気が高まる可能性があります。

そこで今回は、英語でサウナについて話せるようになるために、サウナに関する基本知識や英語表現、例文などをご紹介したいと思います!

サウナに関する英語表現を学ぼう

まずはサウナについて説明するために必要な英語表現を学びましょう。

サウナは英語でなんて言う?

サウナは英語で「sauna」(発音はカタカナで書くと「ソーナ」)です。

また、「サウナに入る」のように動詞をつける場合は、「お風呂に入る」「シャワーを浴びる」と同様に「take」や「have」が使えます。

・お風呂に入る
take a bath
have a bath

・シャワーを浴びる
take a shower
have a shower

・サウナに入る
take a sauna
have a sauna

※「take」はアメリカ英語、「have」はイギリス英語で使われます。

また、
enter (中に)入る
stay in --- ---に滞在する
get out of --- ---から出る
のような動詞も合わせて使えるので、覚えておきましょう。

サウナの話題でよく出てくる英単語

次にサウナについて英語で話している時によく出てくる英単語を学びましょう。

sweat 汗(名詞)、汗をかく(動詞)

sweaty 汗をかいた(形容詞)

humidity 湿気(名詞)

humid 湿気のある(形容詞)

heat 熱(名詞)、熱する(動詞)

relax くつろぐ

rise 上昇する

increase 増える

health benefits 健康上の利益

cool down 冷める

blood pressure 血圧

blood vessel 血管

heart rate 心拍数

dehydration 脱水症

cold bath 水風呂


合わせて読みたい!

サウナと言ったら温泉!ネイティブキャンプのブログでは「旅館」についての記事があります。

nativecamp.net


サウナの基本知識

ここでは、サウナについて英語で話すための基本知識を学びます。

サウナの効能

サウナに入ることによって得られる代表的な効能として以下の3つが挙げられます。

1, 血流の改善

サウナに入ることで体が温まり、血管が広がり血行が良くなります。

もちろんお風呂でも体は温まりますが、サウナは水圧がないのでより血管が広がるというメリットがあります。

血流が良くなると、体全体に栄養が届き、老廃物が流されます。

また、血流を改善することにより、肩こりなどの体の痛みの軽減にも繋がります。

2, 免疫力の向上

サウナの熱でタンパク質が損傷しますが、同時にHSP(ヒートショックプロテイン)という、タンパク質の損傷を修復する性質をもつ別のタンパク質が生まれます。

HSPは細胞の再生を活性化して免疫力を高めます。

3, 自律神経を整える

自律神経は、交感神経と副交感神経それぞれがバランスを取り合って機能しています。

そのバランスが崩れると様々な体や精神的な不調を引き起こします。

サウナは交感神経と副交感神経を刺激、活性化し、自律神経のバランスを整える効果があります。

また、交感神経の活性化により、体温調整機能が改善が期待できます。

サウナの発祥

サウナ発祥の地はフィンランドと言われています。
フィンランド人口が約540万人なのに対し、サウナの数は300万個以上、一家に1つサウナがあるイメージです。

とあるブログ記事「Here’s why the history of the sauna is deeper than you might think 思ってるよりサウナの歴史が深い理由」では、以下のような記載があります。(以下、引用)

“Despite a population of just over 5 million people, Finland has an impressive 3 million saunas to share between them — far outnumbering their cars —”
たった500万人の人口に対し、みんなで使うサウナが300万個あります。車の数に勝ります。

“No one actually knows where the first saunas were built, but the tradition is thought to originate somewhere in northern Europe around 2,000 BC and has remained an important part of cultural life to this day in countries including Estonia, Latvia, and Russia, as well as Finland.”
どこで一番最初にサウナが作られたかは誰も知りませんが、その慣習は紀元前2000年頃にヨーロッパ北部に起源があると考えられており、フィンランドだけでなく、エストニア、ラトビア、ロシアを含む国々で、今もなお重要な文化の一部として残っています。

海外にサウナはある?

サウナは日本やフィンランドだけでなく、色々な国にあります。

39 Most Beautiful Saunas In The World (Photos) 世界の39の最も美しいサウナ(写真)
にも掲載されているように、色々なスタイルのサウナが世界中にあります。

また、「世界のサウナ事情「日本とドイツだけ異様」二極化するスタイルとは?
という記事での、サウナ大使ことマンガ家・タナカカツキさんによると、海外のサウナ事情は以下とのことです。

・ドイツやニューヨーク、ロンドンのサウナは若者のカルチャーとして捉えられている

・フィンランド以外でもデンマークやスウェーデン、バルト三国などのサウナは基本的に静かにするところである

・一方ドイツでは、世界アウフグース大会などを開催して盛り上がっているように、エンターテイメントとしてのサウナという方向性

※アウフグースとは、サウナでスタッフがタオルなどで利用者を煽いで熱風を送るサービス

サウナで守るべきマナー

サウナ施設を利用する上で守るべきマナーとして以下の4つが挙げられます。

1, 体を洗ってからサウナに入る

サウナでは汗をたくさんかきます。

体にデオドランド、香水などを付けていたり、髪の毛にワックスやジェルなどの整髪料をつけている人は特に、しっかり不純物を洗い流してからサウナに入るようにするのがマナーです。

2, サウナに入る前には汗を拭く

サウナに入る前に体の水滴を拭いてから入らないと、室内がビショビショになってしまい、それを不快に思う人もたくさんいます。

また、体が濡れたままサウナに入ると発汗しにくくなるため、サウナの効果を最大限得られません。

3, サウナ室でタオルを絞らない

室内が濡れるのはもちろんのこと、体を拭いたタオルといった部分で不快に感じる人もいます。

タオルを絞ってからサウナに入るのが一般的なエチケットです。

4, 汗を流さずに水風呂に入る

サウナから出て、汗を流さずそのまま水風呂に入ると、汗と一緒に出た汚れなども一緒に水風呂に混入してしまいます。

他の人と使う場所なので、シャワーで一度体を流してから水風呂に入るのがマナーです。


ここでちょっと寄り道!

サウナのマナーはしっかり理解していただけたかと思いますが、「銭湯のマナー」英語で説明できますか?
分からない方はこちらのブログをご覧ください!

nativecamp.net


サウナに関する英語例文

最後に、上記で学んだサウナに関する知識を元に、実際に会話で使える英語例文をご紹介します。

初級編

I like taking a sauna.
私はサウナに入るのが好きです。

I take a sauna everyday.
私は毎日サウナに入ります。

I often go to the sauna after work.
私は仕事後によくサウナに行きます。

Saunas are good for the health.
サウナは健康に良いです。

I have a sauna in my house.
私は自宅にサウナを持っています。

I usually stay in a sauna for 15 minutes.
私は普段15分サウナに入ります。

Saunas are getting popular in Japan.
サウナは日本で人気になってきています。

Saunas are everywhere in Japan.
サウナは日本のそこら中にあります。

“Sauna” is a Finnish word.
「サウナ」はフィンランドの言葉です。

There are several different types of saunas.
いくつか異なるタイプのサウナがあります。

中級編

Your body loses a lot of water through sweating.
あなたの体は発汗によって水分をたくさん失います。

Drink about 4 glasses of water before taking a sauna to avoid heat stroke caused by dehydration.
脱水症状による熱中症を避けるために、サウナに入る前にはグラス4杯ほどの水を飲みましょう。

Avoid drinking alcohol before getting into the sauna.
サウナに入る前の飲酒は避けましょう。

You should take a shower and wipe your body before you get into the sauna.
サウナに入る前に、シャワーを浴びて体を拭いたほうが良いです。

Don’t wring your towel out in the sauna.
サウナの中でタオルを絞らないでください。

上級編

A sauna is typically a room heated to between 70° to 100° Celsius. There are several types of sauna, based on how the room is heated, such as wood burning, electrical burning, and infrared room.
サウナは70〜100℃の間で熱された部屋です。サウナは、薪焼き、電気燃焼、赤外線など、そのように部屋が熱されるかに基づいた種類がいくつかあります。

In a sauna, your heart rate increases and blood vessels widen. This increases circulation and that may help promote relaxation and improve feelings of well-being.
サウナでは、心拍数が上がり、血管が広がります。これにより血行がよくなり、くつろぎを促進し、幸福感を向上させるのに役立ちます。

まとめ

・「サウナに入る」は英語で「take a sauna」

・「sauna」はサウナ発祥の地であるフィンランドの言葉

・日本だけでなく、海外でもサウナの人気は高まってきている

・サウナや水風呂は、一緒に使う他の人たちのことも考えて使うべき

サウナは健康に良いと言われている一方で、利用方法を間違えるとかえって健康状態を悪化させてしまう可能性もあるので、心配な方はぜひお医者さんに相談してから利用するようにしましょう。