Should haveの使い方をマスターしよう!

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英語を勉強している人なら、初心者でも“should”単語の意味や用法はわかるし、英会話をしているときにも自然と使えるという人も多いでしょう。

shouldはhave toやmust同様、「〜すべき」や「〜しなければならない」といった義務を表わす助動詞です。

しかし、“should have”という並びを見ると、途端に意味がわからなくなったり、上手に使えなかったりするかもしれませんね。

“should”の応用的な使い方である“should have”は実はネイティブの日常英会話に頻繁に出てくる表現の1つです。

ですからしっかり意味を知り、使いこなせるようになっておきたいですね。

今回は“should have”の使い方をみなさんがマスターできるように、例文などを使いながらご説明していきます。

ShouldとShould haveを比べてみよう

今回ご紹介する“should have”というのは、正確には下記のような並びの文章のことです。

『主語+助動詞should+have+動詞の過去分詞』

上で述べた通り、助動詞である“should”単体の意味を辞典などで検索しておさらいすると「〇〇すべき」という意味ですよね。

それに”have”がつくので、「持つべき」のような解釈の仕方をしてしまう人もいるかもしれませんが、その後に動詞の過去分詞が来ている場合は、全く異なる意味となります。

“should”を使った文章と“should have”を使った英語例文の文章を、試しに見比べてみましょう。

・I should save money.
(私はお金を貯めるべきだ。)
・I should have saved money.
(私はお金を貯めるべきだった。)

どうでしょうか。

日本語にして見比べてみると、“should have”を使った例文は、“should”を使った例文の過去形のような表現をしていますよね。

その意味ですが言ってみれば、自分が過去しなかったことへの後悔の気持ちが表現されています。しかし、主語が自分以外の人になれば「あなた/彼/彼女は○○すべきだった」となり、多少批判をするニュアンスになります。

そして否定形だとこうなります。

・I shouldn’t talk to her.
(私は彼女と話すべきではない。)
・I shouldn’t have talked to her.
(私は彼女と話すべきではなかった。)

続けて、主語を第三者にした英語フレーズをみてみましょう。

・He shouldn’t talk to her.
(彼は彼女と話すべきではない。)
・He shouldn’t have talked to her.
(彼は彼女と話すべきではなかった。)

否定形でも肯定形と同様に、“should have”はまるで“should”の過去形のような意味を持ちます。

さらに、質問の形で疑問形もみていきます。

・Should I save money?
(私はお金を貯めるべきかな?)
・Should I have saved money?
(私はお金を貯めるべきだったかな?)

文法的には、“should”は“shall”の過去形となっていますが、“should”を使った文章は、実際には現在のことを表していますよね。

そのため、それをそのまま過去形にしようとすると、「have+過去分詞」の形を使って表す必要があるのです。

英語ではこの「have+過去分詞」の形が本当によく出てくるのですが、その全てが文章を過去形にするようなはたらきをするというところがポイントです。

また、“should have”は、“should’ve”と略すこともできます。

その場合は、”I should’ve saved money.”
というような文章になります。

またshould’veを音声で再生してみると「シュドゥヴ」といった感じです。

英会話スクールやオンライン英会話などの会話時に口語表現として、「You should’ve ○○」とshould’veが使われると、なかなか聞き取れないこともあるかと思いますので、実際に何度も口に出して練習して慣れていきましょう。また、映画や動画をみる際に字幕に出てくるフレーズでもありますので目でも確認してください。

Should haveをもっと深く見てみよう

“should have”の基本的な意味は前述のとおりです。

後悔・批判するときに使える表現パターンだということがわかりました。

買い物で後悔したり、SNSのコメントなどで批判をするというのを見ることはよくあるでしょう。このようにshould haveは日常生活でよく使われる表現です。

しかしこれだけでは、まだまだ“should have”のニュアンスや表現の仕方がよくわからないでしょう。

そこでここからは、もっと“should have”の意味をしっかり理解するために、会話例文とその翻訳文を使って解説をしていきます。

シチュエーション1:

A: What’s wrong with you? You look sad.
B: I broke up with my girlfriend.
A: Oh, I’m sorry to hear that. I thought she was really in love with you, though.
B: Yes she was, until she found out I was cheating on her. I shouldn’t have done such a thing. She’s never going to forgive me.

(和訳)
A: どうしたの?悲しそうだけど。
B: 彼女と別れたんだ。
A: それは残念だったね。でも彼女は君に夢中だと思ってたんだけど。
B: そうだよ。僕が浮気をしているのを見つけるまではね。あんなことするべきじゃなかった。彼女は永遠に許してくれないよ。

これは「浮気をすべきではなかった」という文章が後悔の念を表しているシチュエーションです。

こうした後悔の念を表すときに、“should have”がよく使われます。

シチュエーション2:

C: Did you see Brad Pitt?
D: Brad Pitt? No. Why?
C: He was here just 5 minutes ago! You should have come earlier!

(和訳)
C: ブラッドピット見た?
D: ブラッドピット?見てないよ。なんで?
C: 5分前に彼がここにいたんだよ!もっと早くくればよかったのに!

後悔の念を表しながら使われることの多い
“should have”ですが、人に対して言うときはこのように「〇〇すればよかったのに!」のような言い方で使うこともできます。

ちなみに直訳をすれば「もっと早くくるべきだった」となりますが、それほど強い意味があるかどうかは、言い方やシチュエーションによります。

この会話文の場合は、「もっと早く来てたらブラッドピットを見れてたのに」「あなた、人気のブラッドピット見逃しちゃったよ」という程度のことなので、それほど強く批判するような意味はありません。

シチュエーション3:

E: Is mom angry with John?
F: Seems like it. Apparently, John broke her favourite mug.
E: Oh no, that mug? He should have used another one.

(和訳)
E: ママはジョンにお怒りなの?
F: そうみたいだね。ジョンがママのお気に入りのマグカップを壊しちゃったらしいよ。
E: おっと・・・あのマグカップ?ジョンは他のマグカップを使うべきだったね。

こちらはしたことについて軽い批判的な意味を持つ“should have”です。

“should have”はもちろんこのように、第三者の行動についても使える表現です。

ここで、後悔または批判の後の返事としての例を挙げておきましょう。

後悔したとき:

I know. 分かってる
You’re right. あなたの言う通りだ
I regret that. 後悔しているよ
I won’t do that again. もう二度としないわ

批判されたとき:

I don’t think so. そうは思わないな
Really? そう?
Leave me alone ほっといてよ

実際に“should have”を使って文章を作ってみよう!

では最後に、“should have”を使った英文を作れるかどうか、練習問題で練習してみましょう。

下記のそれぞれの日本語を、“should have”を使った英文にしてみてください。

1)私はもっと英語を勉強するべきだった。
2)彼はパーティーに行くべきではなかった。
3)君はそんなに酔っ払うべきではなかった。
4)私はもっと早く起きるべきだった。
5)彼女はそんなに怒るべきではなかった。

回答:
1)I should have studied English more.
2)He shouldn’t have gone to the party.
3)You shouldn’t have got/gotten/been so drunk.
4)I should have got/gotten/been up much earlier.
5)She shouldn’t have got/gotten/been so angry.

どうでしょうか。

どれもうまく作れたでしょうか。どんどん慣れてきたのではないでしょうか。

ちなみに”get”の過去分詞は、地域によって”got”だったり”gotten”だったりするので、どちらでも構いません。

また、「酔っ払う」「怒る」は”been”というbe動詞の過去分詞にしても問題ありません。

ニュアンスは少々変わりますが、日本語からはなかなか読み取れないので、どちらも正解です。

まとめ

今回は“should have + 過去分詞”の使い方について主に例文を用いてご説明しましたが、うまく理解できたでしょうか。

日常会話で非常によく使うこの表現を覚えておけば、英語の表現力がぐっとアップするでしょう。

例えば英語のレッスンで、旅先や生活で後悔したことをshould haveを使って表現してみることもおすすめです。

無料のオンライン英会話のフリートークであれば、外国人講師とこういった練習ができます。

思いついたときに何度も使って、口に覚えさせてみてくださいね。