【曖昧母音Schwa!しゅわっ】飲み物ではありません。これができると発音が楽になる?!

最終更新日:2019-05-27

外国人男性

こんにちは、mikaです!
前回は「front vowel」と「back vowel」をご紹介しました。

今週は図の真ん中に位置している「middle vowel」について書いてみたいと思います!

発音の図


前回の記事はこちら。
【母音の発音をマスターしよう!】知れば劇的に変わる母音の発音!


Schwa母音

唐突ですが、質問です。
英語の中で最も多く現れる音は何かご存じですか?

正解は、Schwa Sound (シュワサウンド)と呼ばれる音

英語の母音のひとつで、アルファベットのeをひっくり返したような発音記号の /ə/ で表される音です。標準的なアメリカ英語では、母音の後に「r」の音を発音するのが特徴でもあり、IPA 式の記号では「ヒゲ」のようにはねた記号/ɚ/を使います。

この/ə/  (Schwa)の他に、Middle vowelは /ʌ /  /ɑ/があります。
いずれも短母音で短く切る音です。日本語の「あ」の発音に近い音なので、発音記号を見たときに困惑される方も多いはず。
一つずつ違いを確認して発音わけしてみましょう!

/ə/  (Schwa)

日本語の「あ」に近いですが「イ」と「エ」の中間の音と表現する場合もあります。

口をリラックスさせて喉のあたりから出る音です。
顔全体から力を抜き、ぽかんと口を開き一瞬だけ声を弱く漏らす。

特徴として、/ ə / の前後の音によって多少音が変化します。そのために、通称「曖昧母音」とも呼ばれています。

脱力して弱く発音することを心がけて下さい。シュワサウンドはストレスが置かれない音なので、はっきりした音を出す必要がなく、ただ口をリラックスした状態で出す音です。

【/ə/  (Schwa)になる条件まとめ】

アクセントがない音節の母音/ə/  (Schwa)になることが多い

【2音節以上の英単語】

また英語のリズミカルな発音を表現するのに一役買っていますので、そこも意識して発音してみましょう!

・Japan [jә-păn]

パを強く発音します。日本語のパより口をやや横に広く開けます。ンの部分を小さめに発音すると、きれいに発音できます。

【例文】
Japan’s economy is greatly affected by America.
日本経済は大きくアメリカに影響されます。

・breakfast [brĕk-fәst]

レを発音するときは口を小さめに開けましょう。ファストの部分はfst、子音だけ発音するような感じです。

FastのFは下唇を少し噛みます。過去の記事にFの詳しい発音方法が書いてあるので、参考にしてみてください。

nativecamp.net

【例文】
I had breakfast at seven o’clock.
私は7時に朝食をとりました。

・begin [bә-gĭn]

ビはイより少し口を丸めて発音します。ギを強く発音します。

【例文】
The conference will begin at 2 pm tomorrow.
会議は明日の2時に始まります。

・connect [kә-nĕkt]

口を半開きにしてアを発音します。クトと日本語のように言わないで、最後のktはのどの奥から空気を出すように発音します。

【例文】

This road is connected to the main road.
この道路は幹線道路につながっています。

・pilot [pάɪ-lət]

ロは先ほどのconnectのcoのように発音します。最初のパイを強く発音します。

【例文】
His dream is to be a pilot and travel around the world.
彼の夢はパイロットになって、世界中を旅することです。

短母音 / ʌ /

口を半開きにする(日本語の「ア」と同じか少し大きめ)

喉の奥から「ア」と発音です。日本語にはない音で「ア゛」や「ッア」というイメージです。何か思い出したときに思わず「あっ」といいますよね。そんな感じで、短く切るように発音します。

・up [ʌp]

カタカナでは『アップ』といいますが、英語では“っ”を発音しません。プを口に砂がついてペっと出すときのように発音します。

【例文】
She is a very hard worker, and I look up to her.
彼女はとても働き者で、尊敬します。

・luck [lʌk]

Lの発音は舌を上の前歯の裏につけます。

【例文】
I have no luck today because I lost my smartphone and wallet.
スマホと財布を失くしちゃったから、今日は運が悪いな。

・cup [kʌp]

Cupは茶碗、コップ以外に、コップ1杯など数える単位としても使います。A cup of ~はよく使う便利な表現です。

【例文】
Can I have a cup of coffee?
コーヒー1杯いただけますか?

・sun [sʌn]

Sunと同じ発音の単語が『son』です。『son』(息子)も同じ発音なので、合わせて覚えましょう。

【例文】
I like sitting on this bench, and seeing the sunset.
私はこのベンチに座って、夕日を見るのが好きです。

・lunch [lʌnch]

【例文】
Why don’t we have lunch at a Mexican restaurant?
メキシコ料理屋さんでランチしない?

短母音 /ɑ/

・God [gŏd]

ゴッドではなく、『ゴォド』のように発音します。

【例文】
Oh my god! I spilled water on my PC.
あー。パソコンに水をこぼしちゃった。

・lot [lŏt]

Lotはたくさんという意味です。a lot ofという熟語でよく使いますよね。
A lot ofの発音のコツは、つなげて『アロトォブ』とするときれいな発音に聞こえます。

【例文】

I’ve saved a lot of money, so I am going to spend it on the stock investment.
たくさんお金を貯めたから、それを株式投資します。

・shop [shŏp]

Shopは、よく『お店』という意味の名詞で使います。ですが、動詞としても使えるとご存知でしたか?
動詞の意味は『買い物をする』です。買い物の話題になったときに、ぜひ使ってみてください。

【例文】
My aunt always shops at the department store.
私のおばは、いつもデパートで買い物をします。

・not [nŏt]

Notは否定文で使う単語です。結び目という意味のknotも同じ発音です。合わせて覚えましょう。

【例文】
I am not as brave as you think.
私はあなたほどすごくないよ。

・hot [hŏt]

【例文】
This meal is too hot to eat.
この料理は暑すぎて食べられません。

おすすめの発音学習法8選

schwa母音の発音記号を説明しました。では、この発音を習得するにはどうやって勉強すればいいのでしょうか?

勉強は地道にコツコツ、苦労しながらするイメージがありますよね。どうせ勉強するなら、楽しみながらやりたいです。

習得する一番の近道は、正しい学習法を知ることです。

これから、効果的な発音学習法を8つ紹介します。

1.音声記号と一緒に単語を覚える

うまく英単語を発音する方法の1つ目は音声記号と一緒に単語を覚えることです。
頑張って英語を勉強して語彙力が上がっても、発音が間違っていたら、うまく相手に伝わりません。

新しい単語を辞書で調べるとき、単語の意味だけでなく音声記号にも注目しましょう。

2.口をしっかり動かす

英語は日本よりも口をよく動かします。大きく動かすところは、しっかりと大きく動かしましょう。
しっかりと口を動かすことで、顔面の筋肉がよく動くので表現力が上がります。リアクションが大きい人と話したほうが、楽しいですよね。

ある英会話講師は濃い色のリップを塗っているそうです。

濃い色だと口の動きがしっかりとわかるので、発音指導のときに口の動きを説明しやすいためです。
いつもリップのメイクが濃いなという講師がいたら、ただのオシャレさんなのではなく、それはプロ意識の高い講師ということです。

3.恥ずかしがらない

自分の英語に自信がないときは、英語を話すのが恥ずかしいですよね。
あと学校で発言するときも、発音が良すぎると周りから浮いてしまうので、わざと日本語っぽく発音していませんか?

あと恥ずかしがって、もぞもぞ言っていると聞き取れません。

先日、英語圏出身の方と話す機会がありました。でも、声が小さくて聞き取れませんでした。

反対に英語が得意じゃないけど、はっきりと大きな声で言うと理解できます。

最初のうちは恥ずかしいかもしれませんが、何度もトライすることで自信を持って正しく発音できるようになります。根気よく練習を続けましょう。

4.鏡を見ながら発音する

鏡を見ながら練習する効果は2つあります。

1つ目は、自分の口の動きをチェックできること。
2つ目は鏡の中の自分が見つめていることです。

英会話するとき、緊張して言葉が出てこなくなる経験をしたことがありませんか?

そんな方はぜひ鏡を使って練習しましょう。鏡の中の自分が常に見つめてくるので、人に見られることに慣れます。

5.YouTube

無料で気軽に発音を練習できるのがYouTubeです。

YouTubeには、たくさんの発音練習動画があります。
日本人が解説するものや、ネイティブスピーカーの動画もあります。日本人の動画は日本語で説明しているので、とても分かりやすいです。

ネイティブスピーカーの動画は、とてもきれいな発音を聞きながら練習できます。

6.英語の歌を歌う

みなさんは海外の好きなアーティストはいませんか?

そのアーティストの歌を歌ってみましょう。日本語を話せないのに、日本語の歌をきれいな発音で歌っている外国人の歌手はたくさんいますよね。

歌手の真似をしながら歌うと、自然に楽しみながら発音の練習ができます。

歌詞を見ながら歌うと、いろんな言葉も学べて一石二鳥です。

7.映画のセリフを真似する

映画の音声をそのまま英語で観ましょう。そして、聞き取れた単語を真似しましょう。

NetflixやAmazon primeで動画を観ている人がたくさんいるのではないでしょうか?
ぜひ、それを発音の学習に活用しましょう。

Netflixでは英語字幕で観ることができるので、英語字幕で映画を観ることに挑戦してみてください。

8.オンライン英会話

一人で発音練習するには限界がありますよね。
発音を向上するのに一番効果的な方法は、英会話講師と練習することです。

英会話講師は音声記号を熟知しているので、丁寧に教えてくれます。

今回の記事を書くにあたって、講師に私の発音を直してもらいました。目の前で発音のコツを細かく教えてもらい、講師の正しい発音を聞いてから復唱すると正確に発音できます。

「正しい発音で話したい」というのを、あらかじめ伝えておくと毎回直してもらえるのでいいですよね。

ネイティブキャンプにはネイティブスピーカーの講師から第二言語として英語を習得した講師がいます。

私はフィリピン人の講師に発音を直してもらいました。

ネイティブスピーカーの講師は、英語が母国語なので、ナチュラルな発音を聞くことができます。

ネイティブスピーカーじゃなくても、ネイティブスピーカー並みにきれいな発音で、分かりやすく教えてもらえます。発音を集中的に練習する教材があるので、ぜひ活用してください。

発音記号を覚えて、英会話を楽しもう!

前回に引き続き母音の音をお届けしましたがいかがでしたでしょうか?

発音に興味を持っていただけましたか??
発音記号だけで発音できたり、紛らわしい単語を聞き分けられたり難しいと思っていた発音ができるようになったりと、発音の勉強はメリットが沢山あります!

皆さんも毎日レッスンをとって英語の発音に慣れていきましょう!

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