
今回特集していくのは「イタリアの人気・有名キャンプ地」についてです!
イタリアといえばローマやヴェネツィアなどの世界遺産巡りや、ナポリやシチリアなどの美味しいイタリアン料理巡りなど魅力がいっぱいの国ですよね。
実は、イタリアでは近年キャンプやグランピングを楽しむ観光客が増えているんです!
イタリアでキャンプというとあまり馴染みがないかもしれませんが、イタリア各地に自然を目一杯堪能できる素敵なキャンプサイトがたくさんあるんです。
ということで、このコラムではイタリアでおすすめの人気キャンプ・グランピング施設を解説していきます。 また、キャンプやグランピングをする際の注意点、知っておくと便利なイタリア語も紹介していきますよ。
【地域別】イタリアの人気キャンプ地・グランピング施設

イタリアには観光で訪れたい名所が各地に散らばり、毎年世界中から来る観光客を魅了し続けています。
キャンプやグランピング所として有名なのが、①トスカーナ地方、②ヴェネツィア、③エミリアロマーニャ、④コモ湖の四つです。
ここからは、それぞれの地域のキャンプ・グランピングサイトを詳しく解説していきます。
トスカーナ地方
まず最初にご紹介したいのはトスカーナ地方にあるおすすめキャンプ・グランピング施設です。
「世界で最も美しい田舎」とも称されるトスカーナ地方。
スローライフやスローフードといったマインドフルネスなライフスタイルを昔から受け継いできている人々が暮らしているのがこの地域の特徴です。
トスカーナ地方を訪れた際、キャンプを楽しみたい方は
「キャンピングヴィレ ガイア」という施設を訪れてみましょう。
トスカーナ地方の丘陵地帯から地中海の見える海岸部に向かう途中のロケーションに位置しており、静かで子供連れにも嬉しい環境です。
キャンプ場でありながら入浴施設が完備されており、隣接のバンガロー村の施設も利用が可能です。水泳場やテニスコート、運動場でのびのびと体を動かすことができますよ。
ヴェネツィア
水の都と呼ばれるヴェネツィアですが、意外にもキャンプやグランピングの施設が充実しているんです!
「アイデア レイズ キャンピング」という施設は、2019年に開業したばかりの、家族経営の可愛いキャンプ場です。
ガルダ湖という美しく静かな湖の湖畔に位置していて、敷地内では水遊びができます。
室内温水プールには、大きなウォータースライダーやジャグジー、バドリングプールがあります。
近くのビーチへも徒歩数分でアクセスができ、ビーチにはガルダ湖で集めた小石が敷き詰められています。お子さんと一緒に楽しむことのできるキャンプ場です。
そのほかにもヴェネツィアにある「ラ ロッカ キャンプ」という施設は、フィットネスキャンプ場として有名です。
15ものフィットネスセンター、ウォータースプレーパーク、カヤック、スタンドアップパドリング、ガイドつきハイキングコースなどが用意されています。
また、サニタリーやスクーターのレンタル、電気自動車用充電スタンド、長さ約400mのビーチには2つの桟橋と日光浴用芝生が用意されています。
エミリアロマーニャ州
続いて紹介するのは、エミリアロマーニャ州というところにあるキャンプ場です。
あまり日本人には聞き馴染みのない地域名ですが、エミリアロマーニャ州とはイタリアの北部にある州で、アペニン山脈から北のポー川までのびています。
海辺のリゾート地でもあり、中世の美しい街並み、豊かな食文化で有名です。
そんなエミリアロマーニャ州にあるおすすめのキャンプ場は「キャンピングヴィレッジ ルビコン」です。
ここは、1960〜70年代のキャンプ場の雰囲気をそのまま受け継いでいます!
当時のレコードのジャケット写真に載っていそうな景色が広がっています。
キャンプ場敷地内には専用のビーチがあり、サンシェードやサンベッドが並んでいます。
このビーチは温度が比較的暖かく、遠浅なので小さいお子さん連れの家族キャンプにはもってこいだそうです。
大人向けのアクティビティとしては、ゴルフ、テニス、ボートレンタルなどのサービスが用意されています。
コモ湖
イタリアの北に位置するコモ湖をご存知でしょうか?
コモ湖は、ミラノから電車で1時間ほどの距離にある湖で、アルプスの辺りに位置します。
ガルダ湖に続いて北イタリアでは二番目に大きな湖です。
そんなコモ湖の湖畔でキャンプはいかがでしょうか?
「Bangalow Lido Eve」は、コモ湖の目の前にあり、全ての部屋に湖を望めるテラスがついています。
コーヒーメーカーや紅茶、ベッドとテレビ、ソファが備えられています。
また、キャンプ場にはバスルームと個室トイレ、シャワーがついています。
お食事には、施設から約600mほど離れたところに位置する Ella’s cafe e loungeで美味しいイタリア料理を楽しむことができます。
盗難・車上荒らしに要注意
キャンプ場やグランピングまで自家用車やレンタカーでアクセスする場合は、駐車場に車を留めると思います。
その際、車の中にある物の盗難や、車上荒らしには最新の注意を払いましょう。
特に、見た目が現地の人ではないような格好をした人を見つけると標的にされることがあります。
高価な装飾品やカバンなどを持つのは避け、現地の人のようなキャンプにふさわしい格好でいくことをお勧めします。
イタリアでは特に車上荒らしが多いと言います。しかも、イタリアでは車上荒らしにあっても警察は出向いてくれません。
被害にあった側の人が警察のところへ行くのがルール。
日本の常識とは異なるため注意しましょう。
おまけ:キャンプ・アウトドアアクティビティに関するイタリア語
イタリアでもローマなどの都会・中心地のレストランやカフェ、観光案内所では英語が通じることが多いですが、田舎に行けば行くほど英語を話す人の数は少なくなります。
そのため、田舎でのキャンプを計画している方は、キャンプやアウトドアに関するイタリア語を覚えてから訪れると安心でしょう。
旅先で何かあった時に電波がなく、身振り手振りに頼るよりも、単語だけでも伝えられることが大事です。
■ キャンプ:Campeggio (カンペッジオ)
ラテン語の「Campus (平らな場所)」という単語に由来する言葉です。
■ バーベキュー:Barbecue (バルベキュー)
スペル自体は英語のBBQと一緒ですが、発音が異なります。
■ テント:Tenda de campeggio (テンダ デ カンペッジオ)
「張る」という意味のラテン語に由来する言葉です。ちなみに「カーテン」はTenda (テンダ)と言います。
■ 軍手:Guanti (グアンティ)
基本的には「手袋」という意味のイタリア語なため、おしゃれ用の手袋にも同じ単語を用います。
■ ペグ:Picchetto (ピッケット)
テントを固定するための杭のことをペグと言いますが、イタリア語ではピッケットと言います。
■ ランタン:Lampada (ランパーダ)
懐中電灯の役割をするランタンはイタリア語でランパーダです。
■ 寝袋:Sacco a pelo (サッコ ア ペーロ)
何か困ったことがあった時には、これらの単語を使って現地のイタリア人に助けを求めることも可能です。
そのほかにも知っておくべき単語を見つけたら、渡航する前にメモをとっておいたり、使えるようにしておくと安心ですね。
まとめ
このコラムではここまで、イタリアの各地域・地方にあるおすすめのキャンプ場・グランピングサイトを紹介してきました。いかがでしたでしょうか?
世界遺産や歴史ある建築物、美術館や美食巡りを求めて世界中から観光客が訪れるイタリアですが、実はキャンプやグランピングも人気があるアクティビティだとわかりましたね。
特に、北イタリアから地中海にかけてに位置するトスカーナ地方、水の都と称されるヴェネツィア、そしてエミリアロマーニャ州、コモ湖の周辺に美しいキャンプサイトが点在しています。
今後、イタリアを訪れる際には市街地の散策に加えて、自然豊かな田舎を訪れキャンプやグランピングに挑戦してみてはいかがでしょうか?
ぜひこのコラムの内容を参考にしてみてくださいね。
◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!