【旅行前必見】イタリアと日本の時差は?時差ボケ対策・サマータイムなど

イタリア、日本、時差、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

海外旅行で人気の旅行先のひとつであるイタリア。日本からの距離は約9,800kmと、地球のおよそ4分の1周も隔てた位置にある国です。

「イタリアと日本の時差は何時間?」

「現地時間はどう計算したらいい?」

「イタリアにはサマータイムはあるの?」

「イタリアへのフライト時間はどれくらい?」

「イタリア到着後に時差ボケを防ぐにはどうしたらいい?」

このような質問にお答えすべく、本記事ではイタリアと日本の時差について徹底解説します。イタリア・日本間の時差はもちろん、時差の計算方法やサマータイムの現状、フライトの所要時間や時差ボケ対策など、幅広い情報を紹介します。

イタリア旅行や留学を控えている方は、ぜひ最後までお読みください。

イタリアと日本の時差は通常8時間

イタリア・日本間の時差は通常8時間。以下では、イタリアと日本の時差が8時間である理由や、日本・イタリアそれぞれの現地時間を計算する方法を紹介します。

日本の方がイタリアよりも8時間早い

日本・イタリア間の時差は8時間で、日本の方が時間が進んでいます。例えば、イタリアが11月1日の午前0時のときに、日本は11月1日の午前8時となります。8時間の時差があることを把握しておくと、旅行中や留学中も日本とイタリアで連絡が取りやすいです。

なお、次の章で詳しく紹介しますが、イタリアはサマータイムを導入しているため、期間中の時差は7時間と、通常よりも1時間時差が狭まります。

イタリアと日本の間で8時間時差がある理由

学生時代に社会の授業で出題されがちな時差の計算問題。地球は24時間かけて西から東へ1周自転しますが、太陽の当たる場所は地域によって常に異なります。結果的に、場所によって太陽が真上に来る時間が違うので、時差が生じるのです。

世界中の時刻の基準となっているのは、イギリスのロンドンにあるグリニッジ天文台。天文台を通過する本初子午線を基準として、経度15度ごとに1時間の時差が生じます。なお、協定世界時(UTC:Universal time coordinated)では、イギリス時間をUTC0、イタリア時間をUTC+1、日本時間をUTC+9と表示します。

イギリスを基準にすると、イタリアはイギリスよりも1時間、日本は9時間進んでいることを意味します。

日本・イタリアでの現地時間の計算方法

日本とイタリアそれぞれの現地時間は、以下の方法で計算しましょう。

・イタリアの現地時間を知りたい場合:日本の時刻から8時間引く

例①:日本が11月1日の午前10時の時点でのイタリア現地時間

10時ー8時間=2時 

イタリア時間:11月1日の午前2時

ただし、以下のように日本時間から8時間を引くとマイナスになる場合は、計算した数値を24から引いてください。ちなみに、日付は1日繰り下がります。

例②:日本が11月1日の午前2時の時点でのイタリア現地時間

2時ー8時間=ー6時間

24時ー6時間=18時

イタリア時間:10月31日の午後6時

・日本の現地時間を知りたい場合:イタリアの時刻に8時間足す

例①:イタリアが11月1日の午前10時の時点での日本の現地時間

10時+8時間=18時

日本時間:11月1日の午後6時

ただし、以下のようにイタリア時刻に8時間を足すと24時間を超える場合は、計算した数値から24を引きます。なお、日付は1日繰り上がります。

例②:イタリアが11月1日の午後10時の時点での日本の現地時間

22時+8時間=30時

30時ー24時=6時

日本時間:11月2日の午前6時

サマータイムを採用しているイタリア

サマータイム(夏時間制度)を採用しているイタリア。期間中は昼間の明るい時間を標準時間よりも1時間進めているため、1時間時差が狭まります。サマータイムによって起床や就寝時間、就労時間は通常と同じでありながらも時計を1時間進めることで日没が1時間遅くなり、夕方の明るい時間を有効活用できます。

以下では、サマータイム中のイタリアの時差や期間、時差の計算方法などを解説します。

サマータイム中の時差は7時間

毎年3月最終週の日曜日から10月の最終日曜日までが、イタリアのサマータイムです。期間中は時差が1時間縮まるため、イタリアと日本の時差は7時間となります。

例えば、日本が4月10日の午後14時のときには、イタリアは同日の午前7時。ちなみに、フライトもサマータイムに合わせて1時間早まるので、期間中にイタリアへ渡航する際は時差に注意しましょう。

サマータイム中のイタリア・日本の現地時間の計算方法

サマータイム中のイタリア・日本それぞれの現地時間の求め方は、基本的には通常時と同じです。ただし、時差が8時間ではなく7時間となるので、足し引きする時差を間違えないようにしましょう。

・サマータイム中のイタリアの現地時間を知りたい場合:日本の時刻から7時間引く

例①:日本が4月10日の午前10時の時点でのイタリア現地時間

10時ー7時間=3時 

イタリア時間:4月10日の午前3時

・イタリアのサマータイム期間中に日本の現地時間を知りたい場合:イタリアの時刻に7時間足す

例①:イタリアが4月10日の午前10時の時点での日本の現地時間

10時+7時間=17時

日本時間:4月10日の午後5時

イタリア国内に時差はある?

日本と同じく、イタリア国内には時差はありません。アメリカやロシアのように国土が東西に跨っていないため、国土内に経度差がほぼないからです。そのため、イタリアの首都ローマや、ベネチアやミラノ、フィレンツェなどといった人気の旅行先で時差を心配する必要もありません。

サマータイム中もイタリア全土で制度を導入しているので、地域によって時刻が異なることはないので安心してください。

日本からイタリアまでのフライト時間

以下では、日本からイタリアまでのフライト時刻を見ていきます。直行便・経由便によって所要時間が異なるので、空港選びの参考にしてください。

直行便で約15時間

日本からイタリアの首都であるローマへの距離は約9,800kmで、フライトはおよそ15時間です。

2025年10月27日現在、日本からローマ・フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港)までの直行便が出ているのは、羽田空港のみ。2020年11月に就航を開始したイタリアの国営航空会社、Italia Trasporto Aereo(ITAエアウェイズ)が唯一直行便を就航しています。かつては、アリタリア航空が成田空港からローマへ直行便を運行していましたが、現在は廃止されています。

ちなみに、ITAエアウェイズはローマだけでなく、ミラノ・マルペンサ空港への直行便も就航中です。また、ミラノへはANAからも直行便が出ています。

日本各地の主要空港からイタリア・ローマへのフライト時間目安

羽田空港以外の日本各地の主要空港からイタリア・ローマへのフライト時間の目安は以下の通りです。

空港名

フライト時間

成田空港

およそ15〜18時間

中部国際空港

およそ15〜18時間

関西国際空港

およそ15〜17時間

上記はいずれも経由便で、かつ乗り継ぎ時間を含まないため、乗り継ぎまでの待ち時間を考慮すると実際にはさらに長い時間がかかる可能性が高いです。中には、待ち時間が10時間以上に及ぶフライトもあるので、安さだけでなく全体の所要時間も考慮して適切なフライトを選んでくださいね!

時差ボケ対策

海外旅行でしばしば問題になるのが、時差ボケ。日本・イタリア間の時差は8時間あるため体内時計が狂いやすく、やや強めの時差ボケが生じる可能性があります。時差ボケがひどいと、眠気がひどいのはもちろん、体調悪化の原因にもなりかねないため、出発前から時差ボケ対策が欠かせません。

以下では、出発前や飛行機での移動中、到着後それぞれにできる時差ボケ対策を紹介します。

出発前:生活時間を早めて現地時間に慣れる

出発する1週間ほど前から、起床・就寝などの生活時間を遅くして、できるだけイタリア現地時間に近づけて生活しましょう。現地時間に近づけて過ごすことで、体内時間をより現地で調整しやすくなります。

フライト中:睡眠を現地時間に近づける

飛行機での移動中は、イタリアに到着する時間を考慮して睡眠をとることが重要です。例えば、昼間に到着するフライトであれば、フライト中は寝過ぎないようにし軽い仮眠に留めましょう。一方で、夜間に到着する場合は、機内でしっかりと睡眠をとっておくと良いです。

また、機内は意外と乾燥しやすいので、こまめに水やお茶など水分補給をして体調を整えましょう。アルコール類やコーヒーなどのカフェイン類は控えめにしてくださいね!

さらに、適度なストレッチもおすすめです。長時間に及ぶフライトでは血行が悪化しやすいので、トイレに行くついでに伸びをしたり、足踏みしたりすると良いです。

到着後:しっかりと太陽の光を浴びる

体内時計は太陽の光を浴びることで調整されるので、到着後は太陽の光をできるだけ浴びるようにしましょう。昼間に到着するのであれば、到着後にホテルの周りを散策するのもおすすめです。ただし、夏の間は紫外線がとても強いので、日焼け止めやサングラスなど日焼け対策は欠かさないようにしてくださいね!

フライト到着時刻・スマホの表示時間について

最後に、フライトスケジュールに記載されているフライト到着時刻や、スマホの時間がいつイタリア時間に切り替わるのかを解説します。

フライト到着時刻はイタリアの時刻で表示

フライトスケジュールの到着時刻は目的地の現地時間で表示されます。そのため、日本からイタリアへのフライトではイタリアの現地時間が到着時刻として表示されています。日本時間からイタリア時間に換算する必要はないので、安心してくださいね!イタリアへの到着時刻を確認した上で、到着当日の旅程を考えましょう。

なお、イタリアから日本への帰国便に表示されている到着時刻は日本での現地時刻となります。イタリアよりも8時間あるいは7時間進んでいるので、仕事や学校の予定などを考慮しつつ支障がでないフライトを選んでくださいね!

スマホが現地時間に切り替わるのはインターネット接続後

スマホがイタリア現地時間に切り替わるのは、現地到着後にインターネットに接続してからです。現地到着後にフライトモードを解除するとインターネットに繋がり、自動的に時刻がイタリア時間に切り替わります。ちなみに、スマホの設定によっては自動で時刻が切り替わらないこともあるので、注意してください。例えばiPhoneであれば以下のように設定しておくと、自動的に時刻が切り替わります。

自動的に時刻を切り替えるためのiPhone設定

  1. 「設定」→「一般」→「日付と設定」に進む

  2. 「自動設定」をオンにする

※初期設定ではオンになっている

腕時計の場合は、自分で時間を調整する必要があるので、現地に着いたら忘れずに時刻を切り替えてくださいね!

まとめ

イタリアと日本の間の時差は8時間。サマータイム中は時差が1時間小さくなるため、7時間の時差が生じます。イタリア国内での時差はありませんが、現地到着後にできるだけ時差ボケで体調を崩さないようにするためには、フライト中だけでなく、出発前や到着後の過ごし方も重要です。出発1週間前ほどから生活時間を1〜2時間遅らせて過ごすなど、体内時計を現地時間に調整できるように心がけましょう。

本記事を通じて、あなたのイタリア旅行がより快適になることを願っております!

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