ヨーロッパ弾丸旅行をするならどこの国・都市?移動時間の短縮方法など

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ヨーロッパは一度は訪れたい憧れの旅行先ですが、長期休暇を取るのが難しい人にとってはハードルが高く感じられるものではないでしょうか?

そんな方におすすめなのが、ヨーロッパ弾丸旅行。実は、3〜5日ほどの短期間でも、ルートと移動手段を工夫すれば、ヨーロッパの魅力をしっかり味わうことができるんです。

本記事では、忙しい社会人や学生でも実現できる、ヨーロッパ弾丸旅行のおすすめの都市や効率的な移動方法をご紹介します。

ヨーロッパ弾丸旅行におすすめの国・都市

ヨーロッパには短期間でも雰囲気を満喫できる国や都市がいくつもあります。ここでは、欧州旅行が初めての人でも楽しめて、移動面でも効率的な人気の場所をピックアップしてご紹介します。

イギリス・ロンドン

ヨーロッパ弾丸旅行の行き先として人気が高いのが、イギリスの首都であるロンドンです。日本からの直行便が多く、羽田・成田からロンドン・ヒースロー空港まではおよそ12〜13時間で到着します。時差は−9時間と大きいものの、夜発・早朝着のフライトを利用すれば、到着日からすぐ観光をスタートできるため、短期滞在でも時間を有効に使えます。

ヒースロー空港から市内まではエリザベス線で約30分、アクセスの良さも弾丸旅行向きといえるでしょう。

ロンドンが弾丸旅行におすすめの理由は、見どころが市内中心部に集約されていることです。ビッグ・ベン、国会議事堂、ロンドン・アイ、バッキンガム宮殿といった代表的な観光スポットが徒歩または地下鉄で簡単に回れます。短期間の滞在でも「ロンドンらしい景色をしっかり見た」という満足感を得やすいのが特徴です。

さらに、交通網の発達も大きな魅力です。ロンドンの地下鉄(チューブ)は観光客でも使いやすく、主要エリアが網羅されています。ロンドンの交通系ICカードであるオイスターカード(Oyster Card)や非接触型クレジットカードを使えば、切符を買う手間もなくスムーズに移動可能です。観光バス(Hop-on Hop-off Bus)を利用すれば、効率よく主要スポットを巡ることもできます。

宿泊エリアに関しては、1〜2泊の場合は、地下鉄駅近くのピカデリー・サーカスやコヴェント・ガーデン周辺が便利です。観光・食事・買い物が徒歩圏内で完結し、夜も街歩きが楽しめます。ヒースロー空港から直通のエリザベス線が通るパディントン駅周辺も、移動を重視する人にはおすすめです。

イタリア・ローマ

ヨーロッパ弾丸旅行の行き先として、歴史と芸術が詰まったローマも非常に人気があります。日本からは成田・羽田空港から直行便が運航しており、所要時間はおよそ13時間前後です。時差は−8時間で、夜に出発して現地の朝に到着する便を選べば、着いたその日から観光をスタートできます。ローマ・フィウミチーノ空港から市内中心部(テルミニ駅)まではレオナルド・エクスプレスで約30分と、アクセスもスムーズです。

ローマが弾丸旅行に向いている最大の理由は、ロンドンと同じく見どころがコンパクトにまとまっていることです。コロッセオ、トレヴィの泉、スペイン広場、パンテオンなどの有名観光地が市内中心部に密集しており、徒歩と地下鉄を組み合わせれば1日でも主要スポットを効率よく巡れます。観光エリアが比較的狭いため、短い滞在でも古代ローマの雰囲気をしっかり感じられます。

ホテルを選ぶなら、テルミニ駅周辺がおすすめです。夜の治安が悪いとの声もありますが、個人的な経験としてはあまり気にならなかったです。空港からのアクセスが良く、主要観光地にも地下鉄で10〜15分圏内なので、駅近の3〜4つ星ホテルを選ぶと、より安全かつ移動のストレスを大幅に減らせます。治安がどうしても気になる場合は、ナヴォーナ広場やトラステヴェレ地区など、観光客が多いエリアもおすすめです。

フランス・パリ

ヨーロッパ弾丸旅行で外せない都市のひとつが、フランスの首都・パリです。日本からは成田・羽田・関西空港から直行便が運航しており、所要時間はおよそ12〜13時間です。時差は−8時間ですが、夜出発・早朝到着の便を使えば、到着日から観光をスタートできます。

シャルル・ド・ゴール空港やオルリー空港から市内中心部までは、RER線やバスで30〜45分程度で移動できるため、アクセスの良さも、短期滞在に向くポイントです。

また、ルーブル美術館、ノートルダム大聖堂、エッフェル塔、凱旋門といったパリの有名スポットは、比較的まとまったエリアにあり、1日で回ることが可能です。さらに効率よく回るために、観光バスやセーヌ川クルーズを組み合わせるのもおすすめです。

ホテル選びでは、地下鉄駅に近く主要観光スポットへのアクセスが良いエリアが理想です。オペラ座周辺やサン・ジェルマン、ルーブル周辺は徒歩圏内で観光が完結しやすく、短期滞在でも時間を無駄にしません。空港アクセスを重視する場合は、シャルル・ド・ゴール空港直通RERの駅周辺も便利です。

複数都市の組み合わせ例

せっかくヨーロッパに行くなら、できるだけ多くの都市を見てみたいですよね。ここでは、距離や交通手段を踏まえた、現実的に可能な周遊都市の組み合わせをご紹介します。

ヨーロッパ弾丸旅行では、1都市だけでなく複数都市を組み合わせることで、短期間でも多彩な体験が可能です。例えば、パリとロンドンは鉄道で結ばれており、パリ中心部からロンドン中心部までユーロスターで約2時間30分で移動できます。空港移動やチェックインの手間を含めても、ほぼ半日で都市間の移動が完了するため、短期旅行者でも両都市の観光を効率よく楽しめます。

また、イタリアではローマとフィレンツェの組み合わせが弾丸旅行に向いています。高速鉄道を使えば約1時間30分で移動できるため、午前にローマのコロッセオやトレビの泉を見て、午後にはフィレンツェでウフィツィ美術館やドゥオーモを巡ることも可能です。

そして、オーストリアのウィーンとチェコのプラハ、スペインのバルセロナとマドリードといった距離の近い都市ペアもおすすめです。ウィーンとプラハは列車で約4時間、バルセロナとマドリードは高速鉄道で約3時間半で移動でき、移動時間を最小限に抑えながら、それぞれの都市の名所や街並みを体験できます。

さらに、都市間の移動ではLCC(格安航空)も大きな味方です。ライアンエアーやイージージェットなどのヨーロッパのLCCを活用すれば、パリからバルセロナやロンドンからマドリードなどの都市を1時間半~2時間程度で移動可能です。航空券の価格も数千円台からと非常にリーズナブルで、短期旅行でも交通費を抑えつつ移動時間を短縮できます。

移動手段を短縮するなら夕方~深夜便の利用がおすすめ

弾丸旅行では、移動時間の節約が旅の満足度を大きく左右します。ここでは、フライトや鉄道の時間帯の工夫方法や旅をより効率的にする移動テクニックをご紹介します。

限られた日数で複数都市を巡る場合、飛行機や鉄道の時間帯を工夫するだけで、観光に充てられる時間を大幅に増やすことができます。特におすすめなのが、夕方や深夜便の活用です。例えば、日本からヨーロッパへ向かう夜便を利用すれば、現地には早朝または午前中に到着します。

到着日から観光を始められるため、1日丸ごと有効活用できます。帰国便も夜発にすると、滞在最終日をほぼフルで使えるため、弾丸旅行でありがちな「初日・最終日がほぼ移動だけで終わる」という悩みを解消できます。

都市間移動でも、夕方~深夜便や夜行列車を使う方法があります。パリからロンドンに移動する場合、午後に観光を終えて夕方のユーロスターに乗れば、夜にはロンドン中心部に到着できます。また、ローマとフィレンツェのようなイタリア国内移動でも、高速鉄道の夕方便を利用すれば、午前中に1都市を観光した後に移動し、翌日の朝から次の都市をフルで回ることが可能です。

もちろん、深夜便や夕方便を選ぶ場合は体調管理も重要です。到着後すぐに観光を楽しめるよう、睡眠時間や機内での過ごし方をしっかりと計画しておくと、短期間でも充実した旅行になります。

弾丸旅行のホテル選び・荷造りのポイント

短期旅行ほど、ホテルの立地や荷物の軽さが快適さを左右します。このセクションでは、ストレスなくヨーロッパ弾丸旅行を楽しむためのコツをチェックしていきましょう。

弾丸旅行では、観光や移動に費やす時間が多くなるため、宿泊先の立地や設備が旅の快適さを左右します。ホテル選びの基本は、主要観光スポットや交通機関へのアクセスの良さを重視することです。

地下鉄や鉄道駅の近くに宿を取ると、朝早く観光をスタートでき、夜も効率的に戻れるため、滞在時間をフルに活用できます。主要観光地から離れすぎた宿を選ぶと、チェックインや移動に時間を取られ、弾丸旅行ではその分観光できなくなってしまいます。

また、荷造りのポイントも大切です。持ち物はできるだけコンパクトにまとめ、小さめのキャリーケース1つに必要最低限の衣類や洗面用具を入れると、移動時の負担が軽くなり、駅や空港でのストレスも減ります。

また、都市間移動や飛行機で荷物を預ける時間を削減できるため、観光に使える時間を増やすことができます。服は重ね着で調整し、洗濯が可能な場合は少なめにまとめるとさらに便利です。旅行前には、持ち物リストを作成して必要なものだけを持って行くことを意識するようにしましょう。

まとめ

ヨーロッパ弾丸旅行は、限られた休暇でも充実した時間を過ごしたい人にぴったりの旅スタイルです。短期間でもヨーロッパの魅力を十分に感じるために大切なのは、都市の組み合わせと移動手段の工夫です。

パリとロンドンやローマとフィレンツェなど、鉄道やLCCを上手く使えば、3〜5日でも無理なく複数都市の観光を楽しめます。次の休暇は、ぜひ弾丸ヨーロッパ旅行に出かけてみませんか?

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