海外でよく見る「ユースホステル」とは?ホテルとの違いや利用方法を教えます

ユースホステル、オンライン英会話、ネイティブキャンプ


海外旅行中、手頃な価格で泊まれる宿を探しているとよく目にする
「ユースホステル」

でも、「ホテルと何が違うの?」
「英語でのチェックイン、大丈夫かな…」
と不安に感じる人も多いはずです。

ユースホステルは、世界中の若者や一人旅の旅行者に人気の宿泊施設で、料金が安いだけでなく、旅仲間との交流も楽しめるのが魅力。

ここでは、ユースホステルの特徴や料金、予約方法、安全に泊まるコツまで、初めての人でも安心して利用できる情報をわかりやすく解説します。

ユースホステルとは?

「ユースホステル」という言葉は聞いたことがあっても、実際にどんな場所か知らない方もいるかもしれません。

簡単に言うと、安全かつ低価格で泊まれる宿泊施設です。

ヨーロッパやオーストラリア、アジア各国に多くあり、国際ユースホステル連盟(Hostelling International)が管理する施設は、安全や衛生の基準をクリアしているので、海外旅行初心者や大人数の家族連れ、女性だけの旅行でも安心して利用できます。

多くのホステルでは、二段ベッドなどの相部屋が一般的で、トイレやシャワーは共用です。

また食事を付けるか付けないかは、予約時に選択できるところが多いです。

滞在日数が長い場合、昼食や夕食を共用のキッチンで自炊すれば、毎食レストランで食べるよりも節約できます。

現地のスーパーをのぞくと、その土地の特産品や物価も分かって面白いですよ!

ちなみに日本国内にも200か所以上あり、会員になると1泊3,000円前後で泊まれるところもあるので、旅費を節約したい旅行者にぴったりです。

ホテル・ゲストハウスと比較した際の魅力

ユースホステルの大きな魅力のひとつは、世界中の旅行者と自然に交流できる点です。

共用のリビングや体験プログラム、観光案内がある施設も多く、どこの観光地が良かったかなどの情報交換も可能です。

仲良くなれば、お互いの国を訪れた際に案内しあうこともでき、一期一会で終わらない出会いも生まれやすいです。

年齢や性別、育った環境が異なる人との交流は、新たな気づきや価値観が芽生えるきっかけにもなります。

私の友人は、ユースホステルで知り合ったひとり旅の外国人と翌日一緒に観光地を回ったことがあると話していました。

建物も個性的で、リノベーションしたビルや古民家、廃校、お寺や神社の一部を利用するホステルもあります。

24時間対応のフロントがある施設も多く、安心して滞在できます。

ホテルとの違いは、アメニティやサービスの充実度です。 ホテルは各部屋にトイレやお風呂がつき、快適さや利便性が高いですが、費用は高めです。

一方でホステルは、海外では500〜1,000円前後で泊まれるところもあり、ホテルのようなプライベート空間は確保しづらいものの費用を大幅に抑えられます。

ゲストハウスとホステルは似ていますが、ゲストハウスは個人や家族経営の小規模施設が多く、フロントがないこともあります。

そのため、費用を抑えつつ他の旅行者と交流したい方には、ホステルがぴったりの選択肢です。

ユースホステルの料金目安

アジア圏では物価が安いため、500〜1,000円前後で泊まれるユースホステルもあります。

ヨーロッパ圏では5,000円前後が相場ですが、それでもホテルに泊まるより半額ほどに抑えられます。

日本では、旅館に泊まって温泉を楽しんだり、宿の夜ごはんを味わったりする旅行スタイルが主流ですが、海外では「宿は泊まるだけ」という考えの人も多くいます。

だからこそ、宿泊費を抑えることで、外食やアクティビティにお金をまわせるんですよ!

さらに、国際ユースホステル協会(Hostelling International)の会員になると、宿泊料金の割引が受けられ、海外でも10〜15%ほどお得になります。(別途年会費が必要)

長期旅行や複数都市を回る旅行では、とっても助かりますね。

番外編:日本国内の料金目安は?

日本国内のユースホステルは、1泊の相場が約3,000円前後です。

会員になると1泊600円ほど割引になることもあります。
夕食・朝食を付ける場合は追加料金がかかりますが、ホテルより費用を抑えられる点は同じです。

ユースホステル予約から利用までの流れ

公式サイトや旅行予約サイトから、ユースホステルの検索・予約が可能です。

電話での予約を受け付けている施設もありますが、その場合は予約確定の連絡をメールでもらうと安心です。

予約時には、食事の有無や気になる点をしっかり確認しておきましょう。

柔軟に旅程を組みたい方は、当日予約なしで宿泊できる場合もあります。

ただし、現地のハイシーズンや観光の拠点となる地域では満室の可能性が高いので、当日の不安を減らしたい方は早めの予約がおすすめです。

また、宿泊料金の割引が受けられるユースホステル会員への登録は、日本ユースホステル協会のサイトから手続きできます。

年会費の支払いが完了すると、会員証が郵送されてきます。

参照:日本ユースホステル協会

ユースホステルを安全に利用するために


ユースホステルは比較的安全に利用できる宿泊施設ですが、他人と同じ部屋で過ごす共同生活である点は忘れてはいけません。

ここでは、トラブルを防ぎ、安心して滞在するための3つのポイントを紹介します。

貴重品は肌身離さず

監視カメラや管理体制が整っている施設でも、貴重品は常に「狙われる可能性がある」という意識を持って管理しましょう。

外出時は肌身離さず持ち歩き、寝るときや置いていかなければならない場合は、鍵付きのスーツケースに入れるか、施設のセーフティボックスを利用するのがおすすめです。

口コミをチェックする

予約時には必ず口コミを確認し、評判の良い施設を選びましょう。

実際に宿泊した人の感想はとても参考になります。
評価が低い施設を選ぶと、思わぬトラブルに遭うこともあり、せっかくの旅行が台無しになってしまうこともあります。

女性のひとり旅は、女性専用のユースホステルを利用する

中には女性専用のユースホステルもあります。

海外旅行に慣れていても、どこでどんなトラブルに巻き込まれるかはわかりません。
特に女性のひとり旅では、安心感を優先して女性専用の施設を選ぶのがおすすめです。

ユースホステル滞在であると便利な物

ユースホステルでは、ホテルのようにアメニティが充実していない場合がほとんど。

「ベッドとシーツだけ」ということも珍しくありません。

特に初めて利用する人は、現地で「えっ、これもないの!?」と驚くことも。

ここでは、ユースホステル滞在を快適に過ごすために「あってよかった」と感じる持ち物を詳しく紹介します。

1. 洗面用具一式

ホステルの部屋には、基本的にベッドしかないと思っておきましょう。

歯ブラシやクレンジング、洗顔料、シャンプー、リンス、ボディソープなど、普段使っているものはすべて自分で用意する必要があります。

共用のシャワールームに備え付けのボディソープやシャンプーがあることもありますが、香りが強かったり、肌に合わなかったりすることも多いです。

特に肌が敏感な人は、旅行用サイズに詰め替えて持っていくのがおすすめ。
また、綿棒やヘアゴムなどの細かいケア用品も忘れがちなので、ポーチにまとめておくと安心です。

2. ドライヤー

海外のホステルでは、ドライヤーの貸出がない場合も少なくありません。

長い髪の人はもちろん、短髪でも濡れたまま寝ると風邪の原因になることもあります。
また旅行中は写真を撮る機会も多いので、身だしなみを整えておくためにも持参したいアイテムです。

最近は軽量・折りたたみ式のトラベルドライヤーも豊富にありますし、変圧器対応のタイプなら海外でも安心。

現地で買うこともできますが、品質や電圧の違いからうまく使えないこともあるため、日本で準備しておきましょう。

3. ルームサンダルやスリッパ

ホステル内は土足OKのところが多く、床が思ったより汚れていることも。

共有キッチンやシャワールームを行き来する際に、スニーカーを履いたり脱いだりするのは面倒なので、ルームサンダルやスリッパがあるととても便利です。

また、ビーチサンダルタイプであれば、濡れた足でも履けてシャワー後にも使えるので一石二鳥。
軽くてかさばらないので、バックパックのすき間にも入ります。

4. タオル類

タオルもホステルでは基本的に置いてありません。

レンタルができるところもありますが、有料であることが多いです。

荷物を増やしたくない人は、フェイスタオル1枚と速乾性のバスタオル1枚の組み合わせがおすすめ。

最近は軽くてすぐ乾くマイクロファイバータオルも人気です。
旅行中は洗濯する機会も限られるので、使った後はすぐに干せるよう、S字フックや洗濯ばさみを持参すると便利ですよ。

5. 気温にあった服装

ユースホステルには部屋ごとの空調がないところもあり、夏は蒸し暑く、冬は想像以上に冷えることもあります。

現地の気温や季節を事前にチェックして、気候に合わせた服装を用意しましょう。

たとえば暑い地域では通気性の良いTシャツやショートパンツ、寒い場所では軽くて暖かいパーカーやカーディガンなど。
寝るときもそのまま着られるような、リラックスできる服装を選ぶのがポイントです。

女性の場合、共有スペースでも安心して過ごせるよう、露出の少ない服を持っておくと安心です。

6. スキンケアグッズ

旅行中は、食生活や気候、睡眠リズムの変化で肌が荒れやすくなります。

特に海外では水の硬度や空気の乾燥なども影響するため、普段よりも念入りなスキンケアが必要になることも。

私は以前セブ島のホステルに滞在した際、慣れない気候のせいでニキビが増えてしまい、写真を撮るたびに少し落ち込んだ経験があります…。

現地で化粧水や乳液を買うと成分が強すぎて肌に合わないこともあるので、使い慣れたスキンケアグッズを小分けボトルに入れて持って行くのが安心です。
旅先でもしっかり保湿して、翌日も気持ちよく観光を楽しみましょう。

まとめ

ユースホステルは、宿泊費を抑えながら世界中の旅人と交流できる魅力的な宿泊スタイルです。

ホテルのようなサービスは少ないものの、自分で準備を整えれば快適に過ごせます。

歯ブラシやタオル、洗面用具、スリッパ、スキンケアグッズなど、必要最低限の持ち物をそろえておくことが大切。

シンプルな分だけ自由度が高く、旅慣れするほど楽しみ方が広がります。

準備をしっかり整えて、安心・快適なホステル滞在を満喫しましょう。

 

 

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Yumiranian

◇経歴
31歳のときに「be動詞って何だっけ?」というところから勉強を始めました。年齢を重ねてからの学習に、難しさや焦りを感じている方の背中を押せたらと思っています。

◇英語に関する資格
TOEIC830点

◇留学経験
セブ島3か月、マルタ共和国2か月

◇海外渡航経験
マルタ共和国滞在中にイタリア人と仲良くなり、お家に招待いただきました。英語学習を始めたころ、海外とは無縁だった私にとって想像もしていなかった経験です。イタリア国内を案内してもらうだけでなく一人でベネチアやヴェローナなどを巡り、度胸もつきました!

◇自己紹介
元々勉強が好きではなかったので、英語も全くと言ってよいほどのレベルでした。でも「英語を勉強する!」と決めてからは、時には泣きながら時には貴重な経験を得ながら、毎日少しずつ努力をしてきました。 今では、英語学習の大切さを日々実感するとともに、一念発起した過去の自分に感謝しています。 これまでの努力を無駄にしないよう、今後も楽しく英語を勉強していきます。