インドの有名な世界遺産一覧!歴史に触れる文化遺産から雄大な自然遺産まで

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みなさんは、「インドの世界遺産」と聞いたときに、何を思い浮かべるでしょうか?

「タージマハルなら知っている!」という方や、まったく知らないという方まで、さまざまだと思います。

実は、インドは多くの世界遺産を持つ国

そこで今回の記事では、そんなインドの世界遺産の中から、特に有名なものを7つピックアップしてご紹介したいと思います。あわせて、マナーや安全対策といった、インドの世界遺産を訪れる際のポイントもわかりやすく解説します。

これからインド旅行を計画している方はもちろん、いろいろな国の世界遺産に興味がある方なども、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

インドの世界遺産はなんと42箇所!

インドは広大な国土と長い歴史を持つ国ですが、なんと42もの世界遺産があるんです......!

外務省のウェブサイトによると、イタリア、中国、ドイツ、フランス、スペインに次ぐ世界第6位の順位となっています。

インドの有名な世界遺産一覧


先ほどご紹介したとおり、インドには42箇所の世界遺産があります。

すべてをご紹介したいところですが、この記事では、特に有名な7つ(タージ・マハル(アーグラ)、フマユーン廟、クトゥブ・ミナール、アンベール城(ラージャスターンの丘陵要塞群)、ジャイプルの歴史都市、カジランガ国立公園、スンダルバンス国立公園)にしぼって詳しくご紹介したいと思います。

文化遺産・自然遺産どちらもご紹介していますので、ぜひ気になるものをチェックしてみてくださいね。

大理石の霊廟が美しい「タージ・マハル(アーグラ)」

まずはじめにご紹介するのが、インドを代表する世界遺産のタージ・マハルです。

名前や、独特の見た目を覚えているという方も多いのではないでしょうか。
1983年に文化遺産に登録されました。

タージ・マハルは、インド北部のアーグラという街にあります。

ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが、妻ムムターズ・マハルを弔うために22年もの歳月、2万人ほどの労働力、莫大な費用をかけて建てた美しい霊廟です。

完璧な左右対称の建築が特徴であり、昼間、夕方、夜と、どの時間帯に見ても圧巻の姿です。

インド・イスラーム建築の傑作「フマユーン廟」

フマユーン廟は、インドの首都、デリーにある世界遺産です。

1993年に文化遺産に登録されました。

ムガル帝国の第2代皇帝フマユーンの霊廟と庭園から構成される遺産で、名前のとおり、フマユーンを悼み、妃のハージ・ベーガムが建てました。
彼女がペルシャ出身だったため、故郷から建築家を呼んだことも特筆すべき点でしょう。

初期ムガール様式の傑作と称されており、100年後に建てられたタージ・マハルなどの多くの建築物に大きな影響を与えたと言われています。

ペルシャ式の四分庭園やイスラム教の墓廟建築の美しさなどが評価されています。

デリーの中心部から、タクシーまたはリキシャ、ローカルバス、地下鉄などで行くことができます。

インドの塔で最も高い「クトゥブ・ミナール」

3つめにご紹介するインドの世界遺産は、クトゥブ・ミナールです。

インドのデリーの南部にあり、1993年に文化遺産に登録されました。

1192年、後に奴隷王朝を打ち立てたクトゥブ・ウッディーン・アイバクが、北インドを制圧した記念に建立した建物で、その後数世紀にわたって増築を繰り返し現在の姿になりました。

クトゥブ・ミナールは、イスラム教のモスクの横に必ず立てられるミナレット(塔)ですが、礼拝の時を知らせるという本来の目的というよりは、インド国内のヒンドゥー教徒たちにイスラームの勢力を誇示するという意味合いが強かったといわれています。

クトゥブ・ミナールの特徴は、なんといっても72.5mというその高さ。これは世界一と言われています。 また、麓の直径は14.32mで上に行くにつれて細くなる形をした尖塔です。

インド最古のイスラーム建築という点で世界史的にも重要な建物であり、周辺にはイスラム建築の美しさが感じられるモスクや彫刻が多く残されています。

クトゥブ・ミナール駅から徒歩約15~20分で行くことができます。

以前は内部の階段を使って上まで昇ることができましたが、事故があったことにより、現在は立ち入り禁止となっています。

建築技術の高さが垣間見える「アンベール城(ラージャスターンの丘陵要塞群)」

続いてご紹介するインドの世界遺産は、アンベール城(ラージャスターンの丘陵要塞群)です。

インド北西部に位置し、パキスタンと国境を接するラージャスターン州にある遺産で、2013年に文化遺産に登録されました。

アンベール城単体で世界遺産に登録されているわけではなく、「ラージャスターンの丘陵要塞群」として、6つの要塞が対象に含まれています。

アンベール城以外には、チットールガル城、クンバルガル城、ジャイサルメール城、ランタンボール城、ガーグロン城が含まれます。

そのなかでも特に有名なのがアンベール城。 ラージャスターン州の州都・ジャイプールの市内から約11kmとアクセスしやすく、ツアーやタクシーなどで行くことができます。

敷地内には当時の技術の高さが感じられる美しい宮殿や庭園、寺院が点在しています。

夜にはサウンド&ライトショーも行われ、昼間とはまたひと味違った雰囲気を味わうことができます。

ピンクシティとして有名「ジャイプルの歴史都市」

先ほどご紹介した世界遺産・アンベール城はラージャスターン州の州都・ジャイプールの市内からもアクセスしやすいと述べましたが、

ジャイプール(ジャイプル)も歴史都市として世界遺産(文化遺産)に2019年に登録されています。

ジャイプールは、1727年にワーイー・ジャイ・シング2世という人物によってつくられた、インドのなかでは比較的新しい都市です。

インドで初めて都市計画に従って築かれたという点が大きな特徴です。

また、19世紀後半からは、建築物にピンク色の塗装が施されるようになり、「ピンクシティ」と呼ばれるようになりました。

今では多くの観光客を集めるインド屈指の人気観光地となっています。

「ジャイプルの歴史都市」の主な構成資産は、シティパレス、ハワーマハル(風の宮殿)、ジャイプールのジャンタル・マンタルです。

シティパレスはムガル様式とヨーロッパの建築様式の組み合わせが美しい宮殿です。

ハワーマハル(風の宮殿)はシティパレスの一部で、953もの小窓があるのが特徴です。

ジャンタル・マンタルは天文観測施設群です。

エレファントサファリが人気「カジランガ国立公園」

続いてご紹介するのが、1985年に自然遺産に登録されたカジランガ国立公園です。

インド北東部のアッサム州に位置する国立公園で、世界最大のインドサイの保護区(絶滅危惧種に指定されており、60%以上がここに生息)です。
そのほか、アジアゾウ、アジア水牛、ベンガルトラなども見られます。

ジープ・サファリやエレファント・サファリなどに参加することができます。

多くの絶滅危惧種が生息「スンダルバンス国立公園」

スンダルバンス国立公園は、1987年に自然遺産に登録された世界最大のマングローブの一部です。

特にベンガルトラの保護区として有名ですが、ほかにも300種をこえる植物、ジャングルキャットや鳥類などの野生動物も生息しています。

水路を巡ることができるボートサファリのほか、公園内にある3ヶ所の観察塔から見学することができます。

世界遺産に行く際のポイント|マナー・安全対策

最後に、インドの世界遺産を訪れる際に知っておきたいポイントをご紹介します。

まずは、服装について。

インドでは、足を出すなど肌の露出が多いことは良いとされていません。特に宗教施設へ行く際には、ミニスカート、ショートパンツなどは避けましょう。

胸元が見えそうな服や、身体のラインがはっきりとわかるような服装も避けるのが望ましいです。

また、文化遺産・自然遺産問わず、動きやすい服装や靴を着用するのをおすすめします。

そのほか、急な気温や天候の変化に備え、脱ぎ着しやすい上着を持って行く、雨具を持って行くといった工夫も必要です。

また、価値ある大切な遺産を長く後世に残していくためにも、自然遺産、文化遺産問わず、ゴミはポイ捨てせず指定の場所に捨てるか持ち帰るようにしましょう。

世界遺産を含む観光地では、観光客をねらったスリや置き引き、ぼったくりなども発生しています。

荷物からは目を離さないようにし、何かを売りつけてくるような人にも注意しましょう。

たとえば、タージ・マハルは土足厳禁のため、入口でシューズカバーをもらうことができますが、敷地の外でシューズカバーを売りつけてくる人もいますので、間違って買わないようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、旅行先としても人気がある「インドの世界遺産」について詳しくご紹介しました。

具体的には、インドを代表する7つの世界遺産や、インドの世界遺産に行く際のポイントやマナー、注意点などについてわかりやすく解説していきました。

記事のなかでもご紹介したとおり、インドには魅力あふれる世界遺産がたくさんありますが、トラブルなく、スムーズな旅行・滞在のために知っておいた方がいいことはたくさんあります。

ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

また、ご紹介したインドの世界遺産について、「もっと詳しく知りたい」「ネイティブスピーカーの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話を試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。

特にインド出身の講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。

ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。

 

 

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