
北欧への旅行を検討している方の中には、現地の料理が気になる、どういった食材、どういった味付けなのか知りたいといった方も多いのではないでしょうか。北欧料理は魚介類・じゃがいも・ベリー類などの自然食材を生かしている点が特徴です。
この記事では、北欧各国の名物料理や特徴について解説しています。国ごとの名物料理を取り上げているため、北欧旅行に興味のある方はぜひ参考にしてください。
あらためて確認!「北欧」とは?
北欧は、ヨーロッパに属する国の中でも、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドの5カ国のことを意味します。基本的にはこの5カ国で北欧ですが、近年ではエストニア、ラトビア、リトアニアといった北欧との結びつきを深めているバルト3国も北欧風のニュアンスとして捉えるケースもあります。
北欧の国では基本的に各国が独自の言語を持っていますが、英語を話せる人が多い点が特徴です。また、北欧というと厳しい冬や寒さをイメージする人もいるかもしれませんが、そういった環境によって作られたフィヨルドや豊かな森林、白夜など、他のヨーロッパの国では味わえない魅力もたくさんあります。
北欧料理や食文化の特徴
北欧の国々は、その食文化も特徴的です。
例えば、ノルウェーやフィンランド、スウェーデンのように海に面している国も多いため、魚介類を使用した料理が多い点は特徴の1つだといえます。特にサーモンはノルウェーやデンマークなどでよく食べられており、ハーブやヨーグルトソースと一緒に食べるケースが多く見られます。
もちろん肉類も使用されており、例えば、スウェーデンのミートボールは有名な料理の1つです。そのほかにも、りんごやベリー系など果物をベースにしたソースを食材にかけて食べるケースも見られます。
ちなみに、北欧は寒い冬が長く、物価も高いことから、家で食事を楽しむケースも多くなっています。そのため、家族や友人たちとの時間を楽しむために、調理のためにキッチンに篭り続けなければならないような料理ではなく、オーブン料理のようなある程度は手を空けられるような料理が好まれています。
【国別】名物料理や日本人の口にも合いやすいメニュー

ここでは北欧の国別の名物料理を紹介します。日本人にも食べやすい料理を取り上げているため、ぜひ参考にしてください。
スウェーデン
スウェーデンの名物料理としては以下のようなものが挙げられます。
・クロフトル
・ハッセルバック
・ヤンソンの誘惑
ショットブッラールは、ミートボールのことです。18世紀初頭にトルコから持ち帰られたレシピが起源になったとされています。このショットブッラールはクリーム系のソースやベリー系の甘酸っぱいソースをかけて食べる点が特徴です。マッシュポテトやベイクドポテトを付け合わせに食べるのが定番です。ミートボールは日本でも食べられているものであるため、日本人にとっても食べやすい料理だといえます。
クロフトルはザリガニのことで、スウェーデンでは夏の風物詩となっている食材です。ハーブと一緒にザリガニの身を食べるのが定番です。ザリガニを食べたことのない人は多いかもしれませんが、ぜひ試してみてください。
ハッセルバックとは、じゃがいもを使った料理のことです。細かく切り込みを入れてオーブンで焼いたシンプルな料理ですが、パリパリっとした表面とホクホクの中の食感のコントラストを楽しめます。チーズやベーコンを切り込みに入れて食べるケースもあるため、食べ応えも十分です。
少し変わったネーミングであるヤンソンの誘惑はじゃがいもとアンチョビのグラタンを意味します。スウェーデンの家庭料理の1つであり、クリーミーなソースとアンチョビの塩気の組み合わせが絶妙な美味しさを演出してくれます。
ノルウェー
ノルウェーの名物料理には以下のようなものが挙げられます。
・ラクフィスク
・フォーリコール
ノルウェーといえばサーモンをイメージする人も多いかもしれませんが、実際に料理でもサーモンはよく使われています。北半球の冷たい海に生息するアトランティックサーモンは脂がしっかりとのっており、塩こしょうでソテーするだけで美味しく食べられます。日本でもサーモンはお馴染みであるため、違いを感じながら味わってみてください。また、サーモンはディルやヨーグルトを使ったソースを添えて食べるケースも一般的です。
ラクフィスクはマスの塩漬けにした後に発酵させているノルウェーの伝統食です。独特で強烈な臭いを持っている点が特徴であるため、食べるのには勇気がいるかもしれませんが、意外とクセになるかもしれません。
フォーリコールはヤギ肉とキャベツを煮込んだ料理で、ノルウェーの中でも定番料理とされています。具材はシンプルですが、ヤギ肉を使用していることもあってクセの強さが特徴的です。
なお、ノルウェーではヤギ乳を使ったヤイオストというチーズも有名であるため、ぜひ試してみてください。
デンマーク
デンマークの名物料理には以下のようなものが挙げられます。
・フレスケスタイ
・フリッカデーラ
スモーブローは、ライ麦パンなどを薄切りにしてバターを塗ったうえで野菜やサーモン、ハム、チーズなどをのせて食べるオープンサンドのことです。ちなみにスモーブローのスモーはバターを、ブロはパンを意味しています。パンにのせるのはサーモンやハムだけでなく小エビ、サーディン、ディル、ゆで卵などさまざまです。
フレスケスタイは、豚バラ肉のブロックを表面がカリカリになるまでオーブンで焼いた料理です。肉の表面には塩をすり込むほか、切れ目にローリエやクローブを刺して焼き上げます。シンプルな味付けですが、豚肉のジューシーさも相まって旨みを存分に楽しむことができます。そのままで美味しくいただけますが、グレービーソースやリンゴンベリーソースなどを添えて食べるのもおすすめです。
フリッカデーラは、デンマーク風のミニハンバーグです。材料自体は日本で食べるハンバーグと大きな違いはありませんが、場合によってはにんにくやにんじん、バジルなどを入れて食べることもあります。じゃがいもと一緒に食べるケースが一般的ですが、先述のスモーブローにのせて食べることもできます。
フィンランド
フィンランドの名物料理には以下のようなものが挙げられます。
・グラーヴィロヒ
・ロソッリ
ロヒケイットは、サーモンのミルクスープのことです。じゃがいもやにんじんといった野菜類とサーモンを煮込んだスープは寒い時期におすすめの一品です。脂の乗ったサーモンの旨みとまろやかなクリームスープの組み合わせをぜひ楽しんでください。
また、グラーヴィロヒもサーモンを使った料理です。こちらは、サーモンに塩やディル、香辛料などのスパイスを漬け込んで寝かせたものとなっています。薄くスライスしてライ麦パンと一緒に食べるのが一般的です。
ロソッリは、根菜サラダです。サイコロ状にカットしたじゃがいもやにんじん、フルーツなどを混ぜて作る点が特徴です。見た目にも鮮やかなサラダとなっています。
ちなみに、フィンランドは冬が長く寒い地域ということもあって、長期保存可能な食材、発酵食品などを料理に使うケースが多い点が特徴です。
例えば、全粒穀物やベリー類などはフィンランド料理でよく使用されていますが、これは古くからの伝統の名残とされています。また、輸送技術が発達するまではスパイスの調達が難しかったこともあって、素材の味を楽しむシンプルな料理も多くみられます。そのほかにも、トナカイやシカを食べる習慣がある点もフィンランドならではだといえるでしょう。
アイスランド
アイスランドの名物料理・食材として挙げられるのがアイスランディック・ロブスターです。通常、ロブスターというとオマール海老のことを指しますが、アイスランディック・ロブスターは手長海老のことを指します。身は小ぶりですが、旨みが詰まっており、一噛みするごとにその美味しさを楽しむことができるでしょう。バターやハーブなどと一緒にソテーして食べるケースが多くなっています。
物価の高い北欧で食費をおさえるコツ
日本と比べると北欧各国は物価が高い傾向にあるため、北欧を旅行する際はうまく節約しなければなりません。食費を抑える場合、以下のような点を意識してみてください。
・エコバッグを持っておく
・観光客向けのレストランは避ける
・ホテル飲みを楽しむ
・スーパーを活用する
ちょっと喉が渇いたからといって水やジュース、コーヒーを毎回購入していると費用負担がどんどん大きくなります。そのような事態を避けるためにも、水筒やペットボトルに水やほかの飲み物を入れて持ち運ぶことをおすすめします。ホテルにケトルがあればコーヒーや紅茶などを淹れることも可能です。
次に、日本でも有料レジ袋が一般的なものとなりましたが、ヨーロッパでも同様であるため、エコバッグを常に持つようにしておくこともポイントだといえます。
旅行中の楽しみの1つが外食ですが、エリアによっては観光客がメインターゲットのお店が集まっている場所もあります。そのような場所のレストランは価格帯が高めとなっているため、地元の人たちが利用するようなお店を探して訪れるのも1つの方法です。また、ディナーではなくランチの時間帯だと価格が安くなっているケースもあります。
食事の際はお酒を飲みたいと考える人は多いと思われますが、レストランでお酒を飲むと高額になりがちです。そのため、お酒を買い込んでホテルで飲むのも1つの選択肢となります。レストランで少し飲んで残りはホテルでといった形であれば、食事やお酒を楽しみつつも、節約もできます。
買い物をする際はスーパーを利用するのがおすすめです。スーパーであればプライベートブランドのような低価格帯の商品を購入できるケースもあるため、無駄な出費を抑えることができます。特に飲み物や軽食、菓子類などはスーパーでもしっかりと揃っているため、活用してみてください。
まとめ
今回は北欧の概要や料理の特徴などについて解説しました。北欧はフィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドの5カ国のことを意味しており、それぞれ特徴的な食文化や料理を持っています。
日本で使用されることのある食材でも、国が変われば全く違う料理、異なる味付けとなるため、ぜひ北欧の料理を楽しんでみてください。
◇経歴
・イギリスに半年間留学
・イギリスでサッカーの指導者ライセンスを取得(指導の試験などは全て英語)
◇資格
・特になし
◇留学経験
・イギリス:2013年4月〜9月、The English Studio
・ドイツ:2019年9月〜、大学院留学(英語ではなくドイツ語です)
◇海外渡航経験
イギリスにはサッカーの指導を勉強するために留学しました。半年間現地の日系チームに所属し、指導者として活動しながらイギリスの指導者ライセンス取得に向けてコースにも参加していました。また、平日は語学学校に通い、英語の勉強をしていました。
◇自己紹介
ドイツの大学院に留学中のライターです。イギリスに半年間の留学経験があるほか、ドイツには現在も留学中で6年目を迎えています。現在はドイツ語学習がメインですが、英語も勉強しなおしており、語学力をさらに伸ばすことを目標にしています。